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8月
9日【石鎚山】
おっちゃんが私の元同僚のHさんから、東稜コースを行きたいので一緒に行ってくれないかと頼まれた。私は左腕の骨折で、東稜コースの最後の岩を上るのがまだ今ひとつ自信がないので、東稜分岐からは別行動をとる事にした。砥部町の待ち合わせ場所には予定より早く着いたが、既にHさんは来ていた。
土小屋には中学生が集合していたので、先に登らないと大変だ。駐車場所に車をデポし、登山口へ歩いて行くと女の子の団体がロータリーの方へ歩いて行った。8時5分に登山口を出発。Hさんとは、私が退職してからお会いしてないので11年振りにお会いした事になる。そんなに長い月日が経ったとは思えないが、お互いに元気だったのが良かった。第二ベンチに8時45分に到着し休憩をとる。シコクフウロが咲いている。
9時12分に東稜分岐に着く。二人は休まず登って行った。私は、退職後に登山を始めたと言われる方と前後しながら一般コースを登る。所々に現れるお花畑にはトクガワソウ、コオニユリ等が咲いている。
9時56分、工事中の二の鎖元の少し上の岩に腰掛けて休む。巻き道にはシモツケソウが綺麗に咲いていた。10時29分に弥山に到着。山頂社にお参りして、二人が来ないうちにビールを一人で飲む事にした。(^^ゞ あ〜、美味しかった♪
10時42分、おっちゃん達が天狗岳に着いたのが見えた。嬉しそうに弥山に来る二人。
【waiwai記】
東稜へは、相棒と別れて二人で行く事となった。同行のHさんは初めてのコースなのだが、私にとっても、久し振りの東稜である。さて、すぐ先で“通行禁止”の立札がある。もちろん、無視。見なかった事にして先を急ぐ。やはり、路には笹が覆い被さり歩き難い。そして、笹薮上りの場所では、暑さが背中を押すような感じ〜。息が切れる。汗が目に染みる〜。ここのコースを選んだ時期が間違ったようだ。しかし、そんな事を言っても仕方無い。立ち止ると、アブが纏わり付く。
兎に角、上るのみである。土小屋からのトラバース道が真下に覗ける場所でも、登山者の声は聞こえて来ない。そして、この東稜コ^スを辿る登山者も誰も居ない。我々、二人だけ。
“カニの横這い”の取り付きの岩へ着くと、後ろから「ゥワッー」と云うような声がした。自称「高所恐怖症」だという、Hさんの声だった。ここは、慎重に歩けばどぉって事は無く通過。南尖峰直下の岩をなんとかよじ登って、岩の上へ立つ。Hさんの歓声が響く。兎に角、東稜と南尖峰は私達二人だけだった。お互いに、記念写真を取り合って、天狗岳を目指す。Hさんは登頂の様子を、子供さんにメールを打つ事にしているらしい。「以前来た時は天狗岳の記念写真時、標識を持ってよう立たんかったが、今日はどうって事ない」と、写真に納まった。
二人が弥山に着くのと同時頃に中学生(160人)が到着。さすが中学生、二の鎖を登って来たそうだ。先生が、「みんながここにいるだけで、迷惑なんだから、静かにするように」と告げている。そこまで言うのは・・・、ちょっと可愛そうな気がする。Hさんの喜びようは半端じゃなかった。そんなに喜んで貰えて良かった良かった。Hさんにビールをおごって貰ったが、おっちゃんの分はお土産。
11時32分、下山開始。西稜にも寄ってゆったりし、あとはただひたすら下りるのみだが、暑っい!!
東稜分岐に縦長のテントが設置されている。あの中学生たちが使うテントなのかな〜。13時に第二ベンチに着いて休憩。登山道がやけて暑い事この上ない。それに、こんな時間に登ってくる人もいる。13時40分、下山。またもHさんのおごりのアイスクリームを食べて帰った。
5日【皿ヶ嶺】
今日も朝の所用から帰ってきたおっちゃん、皿ヶ嶺へは夏の間の土・日は避けないと、慣れないドライバーとの林道の離合がややこしい。今日は月曜日だし、今の時間ならまだ帰ってくる車は少ないだろうと半月ぶりの皿ヶ嶺に決める。
風穴の駐車場に車を停めて、お握りを一個食べて出発。上林森林公園はウバユリが最盛期だ。湿度が高いせいか、風穴の井戸からの冷気で靄が発生している。月曜日でも夏休みなので家族連れが多い。
1日の石墨山が運動不足でバテ気味だったので、少しは訓練しないとと、12時10分に直登コースから上る。林間は、ギンバイソウに埋めつくされ、ウバユリも咲いている。白い花が多い中にポツンとフシグロセンノウが一輪咲いている。
直登コースの登山道脇の花の葉っぱに白いものが落ちている。最初は鳥の糞かな〜と思っていたのだが、等間隔に着いているので糞ではないな〜。のっこしを過ぎるまで着いているので、誰かが迷わない為にマーキングしているのかもしれない。それにしても、ここはそんなに迷う場所でもないのに・・・。
自宅から上林を車で走っていると、皿ヶ嶺の上の方は雲の中だったが、その為か辺りはしっとりとしてグリーンがみずみずしい。クサアジサイのピンクが彩りを添えている。12時48分、のっこしに着いて休憩する。濃い霧に覆われているが良い感じだ。早くも小指をブヨに刺されて腫れてきたので薬を付ける。そう言えば蚊取り線香がある筈と、ザックから取り出して点火する。
赤いキノコを見つけたので撮る。13時14分、三叉路の分岐を頂上方面に辿る。単独男性とすれ違う。
13時29分、誰もいない頂上に到着。木で作られた机がグシャと崩れている、雷のゴロゴロという音が聞こえたので竜神平に下りる事にする。野生梨の実が重くなったのでトンネルになっている。竜神平は霧に沈んでいた。
ベンチで弁当を食べる。愛大小屋のドアに「山はみんなの宝」憲章 という貼り紙がしてあった。なかなかいい事が書いてある。
竜神平の湿原は、コオニユリはまだ蕾、ヒオウギは咲き始め、コバギボウシ、ヌマトラノオが満開だ。風穴コースを下山途中にブナの木が倒れている。
いつ倒れたのだろう。この木は弱っていて倒れる事が分かっていたのか、次世代を残そうとするかのように枝に実がびっしりとついている。14時54分、風穴に戻り、少し涼んで帰った。
3日【岩屋寺】
2日の夕方、少し雨が降ったので浄瑠璃寺のハスが撮影に良いかもと出掛けたのだが、9時に来たのではダメだ。(^_^;) せっかく出掛けて来たのだからと、岩屋寺に行く事にした。
岩屋寺は本堂、大師堂がある所まで坂道をわりと登らないといけない。コンクリートの道は意外と歩きにくいものだ。大師堂の向こうに石畳の階段があり、奥へ道が続いている。お遍路で何度か来た事があるが、奥には行った事がなかった。奥から下りてきた若いお遍路さんにどんな様子か おっちゃんが聞いている。遍路道を歩いて来て、こちらに下りてきたそうで、「車で来た方も、ぜひ行かれた方がいいですよ」との事なので今回は行ってみる事にした。
山門の所に、受付でお札と鍵を貰って下さいと書いてあるが、何の事かわからないのでそのまま山に入っていく。所々に三十六童子が祀られている。かなえる不動にもお参りし、尚も上ると逼割禅定(せりわりぜんじょう)・鎖禅定がある。
手前の柵に鍵がかかっていたので、山門の鍵を貰ってというのはこれを開けるのだとわかった。尚も奥へ行くと真っ赤の不動明王がある。おっちゃんが峠まで行こうというので上っていたのだが、なかなか辿りつかないので、待つ事にする。そのうちおっちゃんも戻ってきたのだが、その間に虫にたくさん刺されたのよね〜。(*_*; この道は、いつか心の準備をして歩くのだ。
1日【石墨山】
おっちゃんが朝の所用から帰って、山へ行く事になった。何処へ行く〜?、今から行けるとなると・皿・、となるのだが夏休みは上林林道が‘そうめん流し’と、風穴の観光で通行量が多いので避けて、石墨山に決まった。
唐岬の滝駐車場に車を停めるが、アブが何匹も車の周りをブンブン飛び、突進してくるのでなかなか車から外に出られない。車の中から見ると、スズメバチに見えたのよね。コンビニで買った冷やし中華を食べて、12時31分に登山口を出発。植林地の間伐の為に付けられた道も、道端に草も生え、歩き易くなっている。
クサアジサイやギンバイソウの群生が綺麗だ。トチバニンジンの実の赤が可愛い。駐車場に車はなかったのに、犬2匹を連れた登山者が下りてきてwaiwai隊が通るのを待っていてくれた。犬は暑いのか息があがっている。「どちらから?」とおっちゃんが聞くと、「白猪の滝から」との事。犬に「もう少しで水浴び出来るよ」と声をかける。13時に東温高校の横の分岐に着く。普通ならここで休憩するのだが、草が生い茂り、風もないので先へ進む。2001年9月2日には、伐採後で見晴らしが良くなっていたこの辺りも12年もたつとこうなるのか・・・、その時に植林されたヒノキも随分と成長している。少し歩き、伐採で開けた辺りで休憩する。
風はすずしくて気持ちいいのだが、日頃の運動不足がひびいて、急登は苦しかった。14時4分に“石墨のわかれ”に到着するも、日差しがきつすぎるので少し先の木陰で休憩。ここで私はおっちゃんを待つ事にする。(^_^;)
14時30分に行ったから往復1時間くらいはかかると思っていたのだが、おっちゃんは14時49分に頂上に到着し意外と早く帰ってきた。石鎚山は雲の中だったらしい。15時15分、靄が上がってきた法師山方面を見ながら“石墨のわかれ”から下りる。
ヤマジノホトトギスが咲いている。分岐から下にはキツリフネも咲いていた。
何やら動物が駆け下りる凄い音がして、おっちゃんが異常にビックリしている。こんな所にいるのは猪だろうと話していると、足元に瓜坊が一頭うずくまっていた。(左端の写真、隠し絵のようだけど瓜坊が左を見ているの見えますか?) 親と瓜坊があと数頭いたみたいだが、親だけが逃げたみたいだ。たんたんと下りて16時25分に登山口に着いた。