2012年      


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  7月の2


 31日【皿ヶ嶺】


 明日から8月、おっちゃんは相変わらず夕方から用事があるとの事で今日も皿ヶ嶺だ。

10:0 出発 登山口 ヤマジノホトトギス 陣が森をのぞむ
 10時過ぎに上林トンネル南口を出発。上林峠を経由して頂上へ行く事に。登山口から峠まで笹が刈られている。いろいろな方が登山道の整備をやって下さっているので楽に山歩きが出来るのでありがたい。ところが・・・、春先から通る度に見ていたササユリの芽が出て、こばえも出来、蕾が出来、花が咲き、実がなり・・・、来年も大丈夫だな♪ と思っていたのに実が付いたまま刈られていた。今の時期では球根も育ってないだろう・・・。刈って下さった方がここのササユリを見た事がなかったのだな。(*_*; 階段の途中の岩の展望台で一休み。

竜神平への分岐 タチカモメヅル オトギリソウ 
 階段を登り切り、涼しい尾根道を少しで竜神平への分岐。青空に満開のハンカイソウが迎えてくれた。2、3枚写していると、三脚を持ったカメラマンの集団が来て、湿原に入って行った。何かの花を探している人もいる。こうなると、私は撮る意欲がなくなる。ベンチで昼食とした。さすが夏休みだ平日なのに子供の声がする。

頂上 12:0  13:18 畑野川登山口に下山
 頂上手前の日陰の登山道で団体さんが休憩している。25日にあれほどいた頂上の蝶々は、少ししか飛んでいなかった。竜神平で休んでいる時に声が聞こえた子供達は、じじばば(失礼)に連れられて十字峠の方から頂上に走ってやってきた。下山は畑野川コースにして、もう少し涼しい所で休憩しようと写真だけ撮る。自然林をしばらく下りて植林になる手前で休憩とした。暑さでバテ気味の身体に風が気持ち良かった。

 重い腰をあげ植林の急坂を下りていて何かに左足がひっかかり倒けてしまった。枯枝が横切っている所に左腕を打ちつけて擦りむいてしまった。どうしたものかと思ったが、真水を持っていたのを思い出して、木の皮や土で汚れた傷を洗い流した。(お陰で、帰って消毒をしただけで膿む事もなかった) 13時18分に登山口に下山、上林トンネル南口の車までコンクリート道を歩くが影になる所はひんやりとしていた。


 25日【皿ヶ嶺】

 昨日、頂上には行かずに急登コースののっこしでゆったりしていたら、下りてきたご夫婦から「頂上のオカトラノオの上でたくさんの蝶がこんなに舞っていましたよ」と身振り手振りで教えてくれたので、それじゃ〜見に行かない訳にはいくまいと決めた。

畑野川登山口 12:11 実が出来ている 種を飛ばして増えてね 白いきのこ
 頂上まで一番近いコースと言えば、畑野川コースだ。今日は生協の宅配日、受け取ってから出掛けたので登山口を12時11分になってしまった。途中で、白いきのこを写したり、ジッとしている蛙を写す。水の元のそうめん流しで“炊き込みごはん”と“柏餅”を買っていたのでそれを食べる。家にいると暑いが、やっぱり森の中は涼しい。このコースは沢があるのでなおさらだ。

分岐 13:4 笹枯れ? 
 13時4分に竜神平との分岐を通過する。沢を渡った所の植林帯に生えていた笹が枯れている。そして、急登にさしかかるあたりで犬が下りてきた。登山口までの上林林道の記念碑がある所に停まっていた車を見て「ひょっとしたら元気印のK女史じゃないの? 北海道から帰ってきたのかな〜」と言っていたのだが、ピッタシカンカンだった。「北海道へ登山ツアーで行ってるんじゃなかったの?」と聞くと、身体の調子が悪くてキャンセルしたとのことだ。

もうすぐ頂上だ 13:40 蝶々  
 彼女と別れ、急登を登りきり、自然林の向こうに頂上が見えてきたら少しで頂上だ。13時40分に到着。早速、オカトラノオに舞っている蝶を撮る。が、これが難しいのよねぇ。いままでいなかったブヨがいるし〜 (>_<) 小指を刺され、今までで一番痛かった。

羽がボロボロになった蝶もいる アサギマダラ  ズボンにとまった蝶
 蝶もよ〜く見ると羽がボロボロになっていたりする。アサギマダラは2頭しかいなかった。おっちゃんにまとわりつく黒い蝶を写している。単独男性が登ってきたが、私達を見なかった事にしようという感じの態度なので、こちらも挨拶をしそびれる。世間話はしなくても良いけど会釈くらいはしても良いのでは・・・。

竜神平 14:43  畑野川への分岐 14:58
 14時43分、誰もいない竜神平。ハンカイソウにも蝶が蜜を吸っている。10分くらい休んで下山する。車に戻ったのは15時21分だった。おっちゃんは今日も夕方所用がある。


 24日【皿ヶ嶺】

 下界では連日の猛暑、今日もおっちゃんは16時から用事で出掛ける。そうなると行ける所は皿ヶ嶺しかない。今月7回目の皿ヶ嶺だ。

9:40 出発  
 9時40分に風穴の駐車場を出発。いつもは、風穴の井戸に向かって中央の階段を登っていくのだが、上林森林公園の紫陽花を見て行こうとコンクリートの道を歩く。ふと見ると、ヒヨドリバナに蝶が群がっている。

  
暫し撮影タイム。何枚写してもきりがない。これだけ写しても良いのは無いのよねぇ〜。アジサイは丁度見頃を迎えている。花に見えるがくに赤い点々がついている。もともとこういう種類の花なのかなぁ。

ヤマホトトギス  純白のギンバイソウ
 風穴の井戸には行かず、登山道の途中まで紫陽花の横につけられた道を行く。19日に行った時に刈られてしまったと思ったヤマホトトギスだが、何株か残してくれていてそのうちの一株の蕾が大きくなっている。(一安心) 今の時期の登山道はギンバイソウの小道だ。その他に小さな花も咲いているのだが、おっちゃんの撮影力ではね。(^^ゞ

ずれている石  転がっている登山道の石
 登山道の石が所々でずれたり、転がったりしている。石の下の虫の観察をしたのか(水中のカワゲラじゃあるまいし)、それとも危ないから浮石を調査したのか、熊でも走ったのか・・・。猪が斜面を駆け下りたのでもないしな〜。

  名残りのササユリ
 水切りの場所でも真ん中にずれている。直せるのは元に戻しておいたんだけどね。誰かが走って下りたのか、マウンテンバイクなら石は避けるよね。謎だ。

コバノギボウシ ミズチドリ 12:57 愛大小屋出発
 ベンチで休んでいた高知のご夫婦に竜神平の分岐で、周回路で行きませんかと声をかける。周回路で行ったから今季最後のササユリを見る事が出来た。上林から見た皿ヶ嶺は上の方が雲だったが、やっぱり青空がない。ベンチでたくさんの登山者が食事をしていた。誰も愛大小屋に入ってなかったが、外のベンチが空いてなかったので中で弁当を食べる。

12:15 分岐  ハガクレツリフネ ヌマトラノオ と アサギマダラ
 頂上はパスして急登コースで下りる事にする。それまでは調子良かったのだが、急に足が重くなってきた。35mmのカメラのレンズが重い。意外だが67判の方が軽いのだ。厳選して持って来るしね。のっこしでゆっくりしている間におっちゃんがアサギマダラを撮ってきた。それじゃ〜私もと行ってみたが、気力がなかったわ〜。

  風穴 13:52
 早くも夏バテしたのか・・・、「太りすぎじゃ〜」と声が聞こえる。やっと、家のまわりで蝉が鳴き出したばかりなのに。


 19日【皿ヶ嶺】


18日【五段高原】

 梅雨も明けたし、Falconさんの情報で五段高原のハンカイソウがそろそろだと出掛けた。
五段高原  ササユリ
 おっちゃんの掲示板書き込み

“falconさんの情報で、天狗高原へ行って来ました。今朝は松山地方は上天気なのでしたが、久万高原町の旧柳谷村あたりから、雲行きが怪しくなって来ました。先日の大雨の後片づけなどもあって(?)雨具などの準備は一切無しで、出掛けてきましたので、一瞬、不安が過ったんですが、その不安は的中。

 雲が次々と流れる中、ハンカイソウとササユリの咲く場所を探しました。高知のTVクルー(女性アナらしき方も居た)も、車二台でカメラを回していた様子に出会った。我々は土砂降りになると、直ぐに切り上げて帰宅でした。”


19日【皿ヶ嶺】

 梅雨が明けた割にはスッキリしない天気だ。皿ヶ嶺の上には雲がかかっている。おいわさんの情報では竜神平の花がそろそろ咲いて来ているとの事だし、登山道のギンバイソウも咲いてきているかと出掛ける。

9:40 刈られた下草 ギンバイソウ 
 風穴では、下草刈りの真っ最中だ。数日前に刈った草が枯れている。平日でも登山者のグループが多い。ピンクと白のギンバイソウの花が所々で開いてきている。

  雨の泡?
 登山道から見上げたり、見下ろしたりする場所のギンバイソウの群落はもう少しと言ったところだ。いつまで立っていられるか、枯れ木の定点写真をおっちゃんが撮っている。竜神平への分岐手前のブナの木に雨が流れて根元で泡になって溜まっていたが、何故だろう?

 コバノギボウシ ハンカイソウ と ミズチドリ
 竜神平への角にあるササユリは終わっていたが、株がある筈なのに咲き残りが見当たらない、よ〜く見ると折れていた。来年も咲くかな〜。竜神平では踏み跡を辿って行くと、コバノギボウシやハンカイソウ、ミズチドリの咲いている場所に行ける。都会の湿原だと、木道が作られると思うけど・・・。足を踏み入れるのが後ろめたい気持ちだが、みんなが行っているからな〜と、一度だけ・・と行ってみる。

 愛大小屋で弁当を食べようと思い覗いてみると、たくさんの人だったので外で食べる事にするが、おびただしい虫にたかられる。蚊取り線香で少しは逃げるかと準備をしていると、女性に「空いてますよ〜」と声をかけて頂いたので中に入る事になった。その方は、私の写真展に二度とも来て頂いたとかで、いろいろお話する。食事が済んだ方と入れ替わりに来られた方が、「ブヨにはこれが一番」と塩を出された。水で少し溶かしてすりこむと薬より良く効くとの事だ。私もこめかみを刺されたので使わせて貰う。病院で貰った薬と塩とどちらが効くかは分からないな〜。でも、塩を持っているのは何かと良いと思う。(関西の山だと山ヒルには一番だ)

 下草が刈られる上林森林公園 
 下山の途中で、登る時も写した場所がガスで良い雰囲気になっていたので再度撮る。その時にホシガラスだろうか、つがいの大きな鳥がきたので大急ぎでカメラを替えたのだが、結局、撮れる場所には止まらなかった。

 風穴が近づき上林森林公園では、草刈りが進んでいて、9日に香川の登山者から聞かれて教えてあげた「ヤマホトトギス」も蕾が出来ていたのに刈られてしまっていた。花の事も気にして作業をしているようで、ギンバイソウの大株や、ウバユリ、ヒヨドリバナ等は残されているようだが・・・。(*_*;

 こんな事なら、踏み跡を気にしたり、柵を乗り越えたらいけないと思ったりするのも、どうでもいい事なのか・・・と思ってしまう。風穴の登り口にある『草花は手で採らずに写真で撮りましょう。』と立てられている看板が白々しいな〜。