11月
10月31日〜1日【皿ヶ嶺】
関西方面に出掛ける時によくお邪魔してお世話になっているひよこさん夫妻が、1月・6月に続き来訪。皿ヶ嶺には去年の9月と3回来ているので、秋の皿ヶ嶺を案内すべく計画した。
10月31日
ブナの黄葉が待っていてくれるかと心配だ。今回は愛大小屋で一泊させて頂く事にした。
朝早く出発され、我が家におっちゃんが朝の用事を済ませて帰るまでに到着。風穴で昼食を済ませて13時に出発。登山道は前日の雨で色とりどりの落ち葉が綺麗だ。早速ご主人が手持ちで撮影しつつ登る。
14時16分に竜神平への分岐を通過。散ってしまっているブナもあるが、まだ黄葉が残っているのもあり日が当たると綺麗だ。ご主人がお気に入りのベンチを写している。
15時前に竜神平に出る。私はまだカメラを出してない。お二人は、森の中の残り葉の透過光を写しているのかなかなか出て来ない。
私は、愛大小屋の裏のブナ等を写した。17時18分、おっちゃんがいないと思ったら石鎚山系が見える所まで登って夕景を撮っていたみたいだ。私は、竜神平辺りでウロチョロしていた。暗くなったので夕食に買った弁当を食べる。その後、外に出て見ると満天の星が出ていたので長時間露光をする。ひよこさん達のデジタルカメラと私のフイルムカメラとではバルブ撮影の時間が違う。ああでもない、こうでもないと失敗を重ねながらも3枚撮った。20時25分に少し焼酎を飲んで21時30分頃には就寝となった。
11月1日
朝、5時に外を見るとまだ星が出ている。昨夜は北斗七星が出てなかったが、朝は出ていたので少し明るすぎたが1枚バルブ撮影した。3時に起きていれば、何枚も撮れたのにと思うが後の祭りだ。6時過ぎには東の空が明るくなってきて、朝靄が流れているのがわかってきた。
おっちゃんがススキの穂がまだ綺麗な場所を見つけて「こっちこっち」と呼ぶので、3人並んで撮影した。刻々と変わる朝焼け、朝靄の流れ。
朝陽が出てからは逆光に光るススキの露となかなかのシャッターチャンス。そんな中、昨夜の長時間露光で電池が切れたりして・・・。カメラは2台持っていたので良かったけれど。その間に、おっちゃんに電池交換して貰う。<(_
_)>
見上げれば良い雲も出ていた。7時10分頃に撮影を切り上げ、小屋でシュラフ等を片付けて、朝食とする。小屋の掃除をして、小屋利用のお礼を4人分2000円入れて8時10分に出発。
頂上はパスして、直登コースを下りる事にする。途中で何枚か撮って、ずんずん下りる。大木の所の紅葉を期待していたが、赤くはならないみたいだ。単独の女性とすれ違う。
10時35分には風穴に下りてきた。直登コースでは1人にしか会わなかったが、数台車が停まっていた。いったん家に戻り、台風で通行出来なくなっていたが開通したばかりの道を通って、井内の御来光の滝に撮影に行く。ひよこさん達4度目の皿ヶ嶺だったが、ご主人に「皿ヶ嶺はいつ来ても裏切らないな〜」と喜んで貰えて良かった。
11月13日【三ヶ森】
一昨年(まだ大阪在住の時)、2004年以来登っていない三ヶ森へ行ってみようかと出掛けたのだが、林道のガタガタ道がこんなに続くとは忘れていたので、道を間違えたのかもと引き返した事があった(普通乗用車だったので)。頂上からの石鎚山を冬期に撮影したいが、以前の記憶では登山口手前のカーブが雪が深いと曲がれるのかと思うし・・・。おっちゃんが保井野からなら行けるかもと冬になる前に行ってみる事にした。
1999年2月14日に初めて三ヶ森に登った時には、登山口が分かりにくかったがなんとかこちらから登った記憶がある。保井野の三ヶ森登山口と標識がある所から入り、余野集落で楠窪林道余野線に入る。集落の住人に昔の登山道の事を尋ねると、家の横の畑の間の道がそうだとの事。最近はあまり登ってないので今でも道があるかどうか分からないとの事だった。林道は大崩落しているし、まだ修復のめどはたってないし人が歩けるかどうかも分からないとの事だが、車を回す場所もあるので手前まで行ってみたらと言って下さったので行ってみる事にした。
ヘアピンカーブを縫うように杉林の中に道みたいなのがあるので、私が歩きおっちゃんが車でといった具合で偵察をすすめる。その道も道路から離れたので車で林道を走る。通行止めの所からは崩落場所まで歩く事にした。
直ぐに崩落の跡があったが、工事用車両は通ったみたいだ。
そして、28分で大崩落の場所に着いた。これじゃ〜歩いて横切るのも怖いな〜。それにしても、この時期なのになぜブヨがいるの〜! こめかみを刺されてしまった。いつも持っている軟膏も、もういらないだろうと持ってきてない・・・。(>_<) 車の中で弁当を食べて林道を引き返す事にした。
余野集落の少し上のちょっとした空き地に車が停まっていて、登山者のような方が中でいた。そこを少し通り過ぎた所で下からジムニーと狩猟犬が上がってきた。対向出来ないので、空き地のところまでおっちゃんがバックしようとして・・・、山側の車輪が側溝に落ちてしまった。万事窮す、車輪は空回りするばかりだ。ガタガタの砂利道、大雨が流れた跡が深く削られ、タイヤが思うように真っすぐにバック出来なかったみたいだ。相手の方が、「ロープを取ってくる」と、引き返した間に空き地に停まっていた車の方が見に来て、なんの手伝いもせずに登山口の事や、山の名前等を聞いて「歩いて先に行ってきます」と道路を歩いて行った。(温厚なおっちゃんでさえ、あの人はなんや! と怒っていた。)そのうちにロープを持って戻ってきた地元の方とジャッキで車体を上げ、側溝に岩を詰めて、車をひっぱり、私は押して、なんとか脱出する事が出来た。
【教訓】林道で鉢合わせた時は、あわてず、まず道をよく知っている地元の人に任せよう。(近くに空き地があったので、すぐバックする気になったんだけどね)
まぁ、車は痛んでなかったし、道端に冬イチゴがいっぱいなっていたので摘んで帰り、ジャムにしたら美味しかったんで良かった。♪ って事にしょう。
11月16日【石鎚山】
2週間くらい山に登ってないので、体力が落ちるといけないと石鎚山に決めた。
朝冷え込んで昼は快晴の天気予報だ。10時10分に土小屋の登山口を出発。既に木々は葉を落としてしまっている。
第二ベンチに10時48分着。飛蚊症になってしまったので、サングラスをかけて歩く。
平日のこの時期、さすがにあまり登山者はいない。水が流れて湿っている所は凍っている。
11時48分、二の鎖元に着き休憩。成就社の方から登山者が登ってきた。久し振りの登山、身体が重い。それでも、12時10分、2時間で頂上に着く。
小春日和の一日、さすがに頂上には登山者がまあまあいる。天狗岳にも4、5人。ザックをデポして、天狗岳に行く人が多い。稜線をおっかなびっくりで天狗岳へ行ったり帰ったりしている登山者を見ながらお昼にする。コーヒーも飲んで12時43分に下山開始。影になる所には霧氷が落ちている。
おっちゃんが、定点の白骨樹を写して、14時14分に下山。レンズ一本を装着して持って来たのだが、カメラを出す事がなかった。こんな雲ひとつない天気にこのまま帰るのは惜しい。瓶が森から夕景を撮る事にした。
15時15分に撮影場所でスタンバイ。16時50分まで待つ事1時間30分、石鎚山に日が落ちてきた。夕景を撮るつもりで来てないから、レンズ一本で同じような写真ばかりを撮って、フイルムがなくなったので帰った。どんな時でも対応出来るようにしないといけないのだけど・・・。
石鎚スカイラインが閉まる時間が迫っているので、寒風山トンネルの方に帰る事にした。真っ暗な瓶が森林道、すれ違ったのは白い乗用車のみ、ところが途中で山側の側溝に落ち込み、大破している車に出合う。見た感じ私達が手伝ってもどうにもならない感じだが、手伝おうと車を停めて外に出ると、ヘッドランプをつけた男性が「ありがとうございます。牽引車を呼んでいますから」と言われたのでそのまま帰る。車の中でもヘッドランプの明りがあったので、登山の帰りなんだろうな〜。そこから、寒風山トンネルを越えても牽引車はおろか車にはあわなかった。JAFを呼ぶにしてもどこから救援にくるのだろうか・・・。