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 5日【皿ヶ嶺】

 おっちゃんは“毎日が日曜日”になっても、なにかと忙しい。一日中用事がない日でないと遠くの山には行けないのだ。皿ヶ嶺なら朝用事を済ませてから、早朝に登れば夕方からの用事にも間に合う。そんな訳で今年に入って5回目の皿ヶ嶺だ。

駐車場 8:30 出発 風穴 8:33 出発 
 今年はことのほか雪が多かったので、風穴まで車で来る事が出来にくかったが、今回は簡単に来れた。昨日降った雪が薄っすらと積もりいい具合だ。waiwai隊車の後ろを来ていた車の主はなんと“のんびり山歩”さんだった。

直登コースからトラバース道ののんびり山歩さん 乗っこした場所 9:5 
 8時30分に駐車場を出発。waiwai隊が先行し、いつもの登山道から直登コースを登っていると、“のんびり山歩”さんがトラバース道を行くのが見えた。昨日からの冷え込みで雪が締り歩きやすい。19日のような≪だましうち≫の壺足になる事もなく快適に歩ける。

 木の陰の縞模様 10:15 愛大小屋
 林間の尾根道も新雪なので真っ白なキャンパスに縞模様が出来て綺麗だった。1、2枚写真を撮る。十字峠方面には行かず、手前から竜神平方面に下りる。10時15分愛大小屋前を通過し、ここから頂上へ向かう。

ロープが見えている 石鎚山がくっきり見える 10:40 10:53 頂上
 ロープがかかる岩の所も雪が融けてロープが露出していた。頂上直下の石鎚山展望所で“のんびり山歩”さんがカメラを出している。霧氷はないものの青空に白い石鎚山が展望出来る事は滅多にないと私もカメラを出した。10時50分過ぎに頂上到着。この前まで雪に埋まっていたベンチ等が出ていて、今年の雪の深さが解る。

頂上から畑野川方面へ下りる 11:25 11:36
 ここまでで、4人の登山者と会った。おにぎりを食べ終わっても“のんびり山歩”さんは上がってこない。前回(2月19日)、男性が下りて行った畑野川方面に下りる事にした。所々に赤テープがあるので慎重に確認していけば迷う事はない。

一つ目の沢 11:43 二つ目の沢 11:50 三つ目の沢 11:52
 次々と、3か所沢を渡る。
 竜神平、頂上との分岐に到着 11:59 水温む 12:36
 35分くらいで竜神平と頂上方面の分岐の所に出た。竜神平で小屋の前にあるベンチに腰を掛け、コーヒーを飲み下山。登山道の陽が当たる所は雪が融けて靴がドロドロになる。途中の沢は水温み、春の訪れを感じさせる。ベンチの所で家族連れが休んでいる。

いつもの木 13:3 池のカエル 13:30 池
 新雪の時は怖かった沢をまわり込む場所は、踏み固められているし日陰なのでまだ締まっていて歩きやすかった。風穴に下りるとなにかが鳴いている。お母さんと一緒に遊びに来ている女の子に聞くと、「池にカエルがたくさんいたよ」と教えてくれた。池の氷が融けた所にはカエルの卵がたくさん産みつけられていた。春近しの皿ヶ嶺だった。



 27日【皿ヶ嶺】

24日 白猪の滝
白猪の滝 雪割りいちげ 
  おっちゃんが禁煙外来から帰って、白猪の滝に雪割りいちげが咲いているかどうか見に行った。蕾はあるもののまだ咲いてない。カメラマンが一人撮影中、帰りに二人がロケハン(?)に向かっているのにあった。


27日 皿ヶ嶺
風穴 登山口 10:0 
 昨日、おっちゃんと渓流釣りに行く予定で寝たのだが、最近の体調の悪さで早起きが出来ない。結局10時過ぎに家を出発となり、車から見上げた皿ヶ嶺になんと! 霧氷が出来てるじゃ〜ないの〜、今から行ったんじゃ時既に遅し・・・、予定通りに渓流釣りに出掛けたのだが、餌を忘れていた。(^_^;) で、あちこちドライブしたが、去年24日には満開だった桜も全然咲いてなかった。

  そろそろスプリングエフェメラルが咲いていてもいい季節なのに、今年は寒いからか山はまだ冬の装いだ。10時に風穴を出発。一昨日の雪が登山道に積もって、昨日の登山者の足跡の所が融けてそこが凍って滑りやすくなっている。

木の杖を持って登る 小休止 10:33
 今日はアイゼンもピッケルもストックも我が家で“お留守番”なので、トラバース道は避けて直登コースを登る。途中で枯れ木の杖を使って慎重に登る。30分程でのっこしを過ぎ、一服する。

頂上への分岐 10:55 まだ残雪が残っている 竜神平 11:10
 頂上と竜神平の分岐の所で、男性2人、女性2人のグループとあう。「お二人は夫婦ですか?愛人ですか?」と聞かれたので「夫婦です」と答える。この4人はそれぞれ他人で、お互いの相方は登山に興味がなく「愛人グループ」だそうだ。(笑) 「夫婦が同じ趣味でいいわねぇ」と言われる。竜神平から引地山の方面に少し行き、お弁当を食べて、リーダーの方は風穴に下りると言っているが、「頂上へ行かないの? 今日は石鎚山も見える筈よ」と言うと、皿ヶ嶺は初めてらしい女性陣は頂上へ行きたいと言っていたがどうなった事やら。

 竜神平までの急な所は、まだ古い雪が残っている。竜神平の案内板を作り直すのか掘り出していた。愛大小屋に入ると単独の男性のおうどんがちょうど出来たところだった。waiwai隊もおにぎりで昼食、しばし歓談した。
すっかり雪が消えた竜神平 11:33発 上林への分岐 11:44 11:54 上林峠への階段
 今日は頂上はパスして、トラバース道を避けようと上林峠コースを提案したのだが・・・。


長い階段を下りる 上林峠 12:0 
 上林峠への階段は難なく通過。峠に12時に着く。私の予定では、トンネルを帰るとばかり思っていたのだが、そこからの峠道の事をすっかり忘れていた。そう言えば、水が落ちている場所があったわねぇ。

閉じ込められた葉っぱ お地蔵さん
 11年も前になるんだわ〜2000年2月27日に“もも夫婦”と登った時に通っていた。あの時は簡易アイゼンを付けていたから良かったものの・・・。閉じ込められた落ち葉が綺麗だったのでカメラを出したが、うんともすんとも言わない、久しぶりだったもので電池が切れてしまっていた。(^_^;)


まだこんなに雪が・・・ 水の元への分岐に下りてきまいた 12:25 12:42 古い登山口のある堰堤
  もうすぐ4月とは思えない残雪、春遠しの皿ヶ嶺だった。