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 1日 白猪の滝
  撮影中の千代 
 おいわさんのレポを見て、そろそろ白猪の滝が凍っているらしいので、元旦早々に早起きして行く。駐車場からの道も凍っていたのでアイゼンを付けて行く。予想どおり、誰も来ていない。全面凍結ではないがそこそこの凍り具合だ。滝の中央が融けた氷が落ちて高くなっている。水しぶきと氷が落ちて来るので中央には行けなかった。

 予定通りの撮影が済み、昼から義弟と義妹が来るので早めに帰った。途中で、犬を抱いた男性と連れの女性とすれ違っただけだった。



 3日【皿ヶ嶺】
 去年の年末、12月27日、28日と皿ヶ嶺に行こうとしたのだが、第一カーブまでと、そこから風穴までとなったので、155鉄塔から歩こうと決めた。

155号鉄塔 7:42  瞽女石の手前に出た 8:2
 車を停めた所から155号鉄塔に向かう手前に足跡があり、おっちゃんが「ここや」と言うのだが、私は「違う」と鉄塔の所へ行ったのだが、おっちゃんは来ないし、156号鉄塔からの道に続く道は赤柴峠へ向かう道かもと思い引き返した。

 足跡がある道は、雪の下はコンクリートのようで、私は半信半疑なのだが、ちゃんと道路に出た。少し道路を歩くと、標識があり登山道へ続く道がある。
林道を歩き登山道に入る 道路横切り登山道に入る 8:23 道路に出る 8:34
 そこから登山道にはいり、道路に突き当たると向こう側に登山道が続いている。ガードレールの所が先日男性の登山者が出て来た所だ。この前は車のタイヤ痕はなかったのに、今日はあるので車で風穴まで行けるんだ〜。

水の元到着 8:40 水の元で休憩後 8:52発 道路に出る 9:4
 約1時間で水の元に到着。一服して風穴に向かう。この前waiwai隊が歩いた所とは違う所にトレースが続いている。昨日、何人が歩いた跡だろうか。

風穴出発 9:16 トラバース道 
 風穴にタイヤ痕があるが、ここまで来るには車高の高い4WDでないと無理だ。上林森林公園の駐車場には、一台も車は無い。で男性が一人下りてきて「トレースはあるが、斜面にさらさらと雪が落ちて来ているので、無理をすることはないと下りてきた」との事。今日は山で会う人に私の写真展「白き神々の山」(1月15日〜23日・画夢舎)の案内状を渡そうと用意してきたので、渡した。

直登コースへの分岐 9:34 
 直登コースへの分岐からは、トラバース道は落ちて来た雪でトレースが消えかかっていた。上を見ると木が良い感じだったので、カメラを出した。おっちゃんが直登コースへ偵察に行くと言って上へ登って行った。

 撮影に熱中していると、男性が一人登って来て、スノーシューを付けてトラバース道を行った。おっちゃんは、上の方へ上がって何かしている。

うずもれた十字峠への標識 先行してくれた二人 
 
【上の一枚目の画像にマウスを置くと、拡大図が見れます】夏道の確認に行った“waiwai”です。
 しばらくすると、おっちゃんが上がって来いと言うので登っていると、下から「そっちは危ないよ」と男性に声をかけられた。その人が、「昨日、小屋までトレースを付けておいたので大丈夫」との事だし、その人の後に男性が続いて登っていった。waiwai隊も後に続く。

霧氷 撮影中 女性3人のパーティ
 霧氷が出来てはいるが、今ひとつキラキラ感がない。それでも所々でカメラを出す。沢部分のトラバースは、トレースの上に落ちて来た雪が覆っていて慎重に歩く。女性3人が登ってきた。ここはほんとに 皿ヶ嶺?? みたいな感じだ。

白蛇のような枯れ木 ベンチの所の木 11:32 
 あちらこちらで、カメラを出す。waiwai隊の前には8人くらいが先行した。おっちゃんの写真をお楽しみ下さい。ベンチで撮影していると、女性と青年が来た。その方にも案内状を渡すと「インターネットしていますか?」と尋ねられた。私たちのサイト名を言うと、知っていた。その方は“さくら山行会”の方で、「息子と一緒に来た」と言っていた。

  上林峠への分岐12:12
 森のフラダンサーを過ぎて、上林峠方面へは、一人のトレースがある。トレースがなければ、少し行って撮影してもいいのだが、足跡があってはね〜と、竜神平に向かう。

竜神平・愛大小屋 12:18  畑野川分岐 12:32
 竜神平につくと、竜神平を横切って上林峠に行く方から男性が雪の中で泳いでいる。男性によると「途中で登山道がわからなくなり、林の中に入ってしまった。腰まで雪があって難儀した」との事。waiwai隊が頂上に行って来ますと言うと、「今日はやめとく」と言っていた。

 竜神平の愛大小屋で休んでいた人や、頂上への道ですれ違った人に案内状を渡す。

頂上 13:15 石鎚方面 下山 15:46
 ここからも、途中で写真を撮りつつ登る。最初にスノーシュで行った人や、先行していった人とすれ違う。13:15頂上到着、家族で来られている方3人は、軽自動車なので水の元の下に車を停めて登ってきたとの事。冬の皿ヶ嶺で、今までで最高の雪の量だった。下山も同じ道を降りる。ロープがかかっている木の根の所も、全然根や岩が露出してない。竜神平の愛大小屋の前には、ピッケルとストックが置いてあった。そこからの下り道は、行きとは違って立派なトレースが出来ていたが、風で木の枝に付いている霧氷がパラパラと落ちて、トレースが消えている箇所もある。

 下りにも、所々で三脚を出しながら・・。ベンチの所では、直ぐ後に女性の二人連れが降りてきていた。沢部の所では、舞い落ちた霧氷や、転がり落ちた新雪でトレースは消えていた。風穴の手前の箇所では、女性が尻シェードを楽しみながら降りて来ていた。風穴では、家族連れが“かまくら”やソリ遊びに熱中している。広場には4WDが3台駐車していた。先程の女性連れは三名になって降りてきた。楽しそうに遊ぶ家族連れを脇目に、登山道へと行くが、乗用車が2台続けて上がってきた。
 道路を離れて、登山道を歩くのは気持ち良いもんだ。雪道は、水の元から瞽女石まで続いていて、土が露出してなかった。

 瞽女石を過ぎ、155鉄塔の近くになっておっちゃんが「あれ! 行きと道が違うな〜」と言っている。「ほら〜! 違うって言ったやろ」、これが今日の結末だ。(^^ゞ
 なお、頂上からの画像は、コンデジの電池が無くなったので、おっちゃんの携帯画像で花モードのままなのでおおぼけ、何時まで経っても上手く写せないものだ。


 10日【皿ヶ嶺】
 土曜日は徳島で法事があり、日曜日は町内会のゴミ当番の用事が昼まであった。月曜日に天気が良ければ石鎚山に行きたいな〜と思っていたが、どうも悪そう・・・。皿ヶ嶺の霧氷はまだ付いている様子なので決めた。

 年末には大雪で第1カーブまでしか車で行けなかったが、3日に下から登った時には風穴まで車で来ている人があったので、今回は行けるだろうと車を走らせる。水の元を過ぎて少しの所で、車を停めてチェーンを付けている。横を通ってくれと言うのだが、道路幅が狭いし我が車が脱出出来なくなる恐れがある。後ろにもう一台車がきた。チェーンを付け終えた車もひとたび轍を外すと発進出来難い。後ろから3人で押してあげてやっと脱出出来た。

 風穴には既に3台駐車していてその隣に車を無理やり突っ込んだものの、底がつかえた感じ。そのあと、後ろに来ていた車が斜め横に突っ込んできた(4WDの大型車なのだが)それからにっちもさっちもいかなくなった。慣れた方なのでスコップでタイヤの前後の雪を掘って布を差し込み、なんとか脱出した。その時に我車も動かしておいたら良かったのだけど・・・。その事は、あ〜と〜で。

登山口 10:0  いつもの枯れ木
 その車の方に私の「白き神々の山」写真展の案内状を渡そうとしたら、その方は「くもの会」のSさんで(名前は存じ上げてましたが、初対面でした)、同時期に「くもの会写真展」があるそうで案内状の交換となった。

 登山道は、連休の3日目ともなると良く踏みこまれ、3日の登山道からすると高速道路並みの登りやすい道になっていた。落ちて来た雪や霧氷が溜まり締まってない所も立派に踏み固められ歩き易い。あっと言う間にベンチの所へ着いた。

森のフラダンサー 竜神平の愛大小屋 11:35 
林間も綺麗
 今日もおっちゃんがあれも忘れた、これも忘れたと言っている。コンデジも携帯も忘れたそうで、私の携帯で写す事になった。竜神平から十字峠へ向かう方へトレースがあったのでそちらへ行く。おっちゃんが「カメラマンがおる、知っとる人やないか〜」と言う。近づいてみると“のんびり山歩”さんだった。挨拶をし、暫くの立ち話。

 時々、日も射したり雲が飛んで青空になったりするのだが、カメラをセットしているうちに真っ白の空になる。うまくいかないものだ・・・。


12:25 分岐 12:30 十字路の分岐 三角点 12:45
 引地山からの分岐を十字峠の分岐へ、十字峠の分岐を頂上へ。いつもは掘割の道を登るようになるが、雪で埋め尽くされて真っ白のアップダウンのない林間コースになっている。三角点を過ぎると頂上付近は明るく日が射しているようだ。

12:50 頂上  撮影中
 頂上では記念撮影だけにして、“のんびり山歩”さんお勧めの石鎚山が展望出来る大きなブナのある所へ向かう。石鎚山は雲の中で見えなかったが、青空になっている。“のんびり山歩”さんが付けておいてくれた(笑)トレースを少し下りて、青空の霧氷を写す事が出来た。

霧氷 
 おっちゃんの携帯写真をお楽しみ下さい。今回はちゃんと花モードは解除しました。

14:5 愛大小屋を出る  14:35
 ちゃんとした冬装備の登山者のグループもあれば、ちょっと来てみたといった感じのグループも登っている。今日のように踏み固められたトレースのある日なら、夏山より快適だが、ひとたび天候が崩れたら皿ヶ嶺と言えども危険は潜んでいる。

 風穴の駐車場で、車を出そうとしたおっちゃんだったが、雪に車の底が乗りあげてしまい前輪の右側と、後輪の左側が空回りしてにっちもさっちもいかなくなってしまった。新雪ならそのまま真っすぐ戻ればいいんだろうけど、何度も切り返して残った深い轍の間の雪が固まっているから大変だ。朝一抹の不安を覚えたのが的中したのよね。遊びに来ていたスノーボーダーの若者二人が車の底の雪をかき出すのを手伝ってくれ、車を押してくれてなんとか無事に脱出出来た。こういう時、知らないおじさんおばさんの事でも気軽に手を貸してくれる今どきの若者も捨てたもんじゃないよねぇ〜、二人だけだったらどうなっていたやら・・・。チェーンを付けて無事帰れた。

重信川河原より 石鎚方面
 帰路、重信川から石鎚方面が見え雲も山の向こう側のようだし、良く晴れているのでカメラだけ取りに家に帰り、重信河原に撮影に行った。山の上より寒かったな〜。waiwai隊より右側の公園にカメラを持った人が来ていて、おっちゃんが「熱心に写しとるから、おいわさんやないか」と言っていたのだが、帰りにすれ違ったらやっぱり“おいわさん”だった。さくら山行会で私の写真展の案内状を渡して下さったとの事、ありがとうございました。


 25日【皿ヶ嶺】
 「白き神々の山」写真展(1月15日〜23日)の最終日に京都から来て下さったひよこさんご夫婦と、昨日は“白猪の滝”と“滑川渓谷”に撮影に行った。写真展の初めのうち(一・二日目)は最大級の寒波が来ていたので滝は良く凍っていたようだが、その時よりは寒波も少し緩んでいるのでどうかな〜と心配だったが、まあまあの凍り具合で安心した。
 2日目は、皿ヶ嶺に登る事にしていたが、こちらも霧氷が出来ているかが心配だ。それまで皿ヶ嶺は黒いままだったので・・・。

8:15 出発 瞽女石 8:55 林道に入る
 さて、下から歩く事にして、8:15出発。瞽女石でアイゼン等の身支度を整え、林道を横切り登山道に入る。

水の元 9:20 発 堰堤 霧氷は大丈夫
 水の元で小休止。おお〜霧氷が出来ている♪

10:20 風穴出発 つづらおれの登山道 大木の所
 風穴でトイレ等を済ませて、10:20出発。トレースもしっかりついて、霧氷もしっかりついている。

慎重に  ベンチのところ
 やっぱり、谷筋のトラバースは少し怖い。後ろについてくれたひよこさんのご主人が、「慌てず、足を二度置いて確かめて行くといいよ」と教えてくれた。上を見上げると霧氷が綺麗なのだが、ここで何度もカメラを出すと、9月に一緒に来た時には時間切れで森のフラダンサーまでしか行けなかったので、一回だけとした。

いつもの枯れ木 森のフラダンサー 12:5 竜神平
 ベンチの枯れ木は、パス。ひよこさん達は森のフラダンサーを撮影。私は今日は35ミリのカメラだし、この前と同じような感じだったのでパス。

愛大小屋 竜神さん
 竜神平の愛大小屋に12:5に到着。お昼を食べながら、先客の男性と改装の経緯など歓談する。こんな良い小屋があるなんてと、ひよこさん達は感心しきり。ほんとうに有り難いわ〜。

撮影会  13:50 頂上
 頂上までの山側斜面に少し出ている木の枝に霧氷がついて、時々陽が射して綺麗なのでゆっくり写したいのだが、おっちゃん一人がコンデジなので待っているのが寒そう。早く写したつもりだが、時間が押して頂上に13:50になってしまった。

 見上げれば 石墨山方面 冬期限定の白蛇
 頂上直下の石鎚山が見える所の霧氷が綺麗だ。石鎚山は見えてないが、石墨山方面は見えている。ひよこさん達はいちいち三脚を立てていたら時間がかかるので手持ちになっている。下山後に京都に帰るので、あまり遅くなってもと急いで下山する。
 今まで、撮影で皿ヶ嶺に来た時は竜神平までが関の山だったが、冬は何故か頂上まで来てしまう。ロープの架かっている木の根の所も普通の道になっていたりして登りやすいしね〜。火曜日という事で、風穴に車が一台、愛大小屋で一人、風穴から車までで二人に会ったのみだ。車に戻ったのは、16:45だった。

 まだまだ案内していないルートがあるので、又来て下さいね〜。

 
29日【白糸の滝】 おまけ
 写真展に来て下さったFalkonさんが、掲示板に“白糸の滝”の写真を投稿して下さった。灯台もと暗し・・・、近くに白糸の滝もあったわね〜と行ってみる事になった。

一番奥の滝 撮影中
 滝の駐車場まで車で行けるが、対向車が来たらややこしいので手前の広い所に車を停めて歩く事にする。駐車場には一台停まっていた。途中で熱心に写している方がいて「わいわいさんですか?」と話しかけられ、彼がFalkonさんだった。

シャンデリア 何に見える?
 写真教室や、バスで行く撮影旅行だったら、良い被写体の所は、後ろに順番待ちの人がいたりしてゆっくり撮れないが、やっぱり愛媛はいいわ〜。渓流の氷を撮るのなら、白猪の滝や滑川渓谷より撮りやすい所だ。