1月
27日【明神平】
今年の年明けは剣山・一の森ヒュッテで迎え、帰郷中の3日は皿ヶ嶺に登れて幸先の良いスタートとなった。2週目の連休は所属する写真クラブの撮影旅行で、3週目の週末はおっちゃんが風邪気味で山へ行けなかった。このところの冷え込みで山は雪が降り霧氷が出来ている筈なのに、土曜日はおっちゃんは用事があって行けないとの事。なんとか日曜日に行ける事になり、この時期行く所と言えば去年も同時期の28日に行った明神平でしょと決定。
日曜日なので、霧氷を求めて大勢の登山者が来るだろうと、5時に家を出発。大又林道の駐車場に7時40分に到着。タクシーで来た4人組、犬連れのご夫婦と前後して8時に出発した。何時もだと例の木の靄が〜とか、霧氷が融けてしまう〜とか気になって途中の氷などを撮らずに一目散に登るのだが、今日は例の木は2年にわたり撮ったし評価も受けた、今から行っても時間的にあれ以上のものは撮れないだろう。青空になるのなら急がないといけないが期待出来ないし〜、今年は去年より冷え込んでいるから凍っている筈と、今日は沢の氷も撮るつもりで来たので、登山口までの林道歩きの途中にあるつららも撮った。(この事が、あとで後悔する事になろうとはつゆ知らず・・)
久しぶりの山歩きだし、登山口までの林道も結構きつい。山道になる所で6本爪アイゼンをつける。8時55分、沢を渡り、直ぐに渡り返すとハシゴのかかった岩が現れる。そして、次に渡る所にあったつららが綺麗だったので写す事にした。2、30分写している間にも続々と三脚を担いだカメラマンや登山者のグループが通り過ぎた。
9時55分に明神滝の所に着く。そこから少し滝の方へ行くと、カメラマン(若い男性)が前の方で三脚を立てて撮影をしていた。全面凍結もしてないし、雪も積もっているので写すのはやめた。おっちゃんが登山道から明神滝を写し、10時14分に『危険』の標識がある場所を通過。雪がある方が歩きやすく危険を感じないのが不思議だ。
ビデオを写している人が、滝の所でも登山道でも私を写したと言うので「こんなおばさんを写さなくても〜」と言う。登山道は霧氷のトンネルだ。
つづら折れの道は自然林と杉の植林とが交互に現れる。杉に吹き付けた雪が綺麗なので写す事にしてザックを降ろすが、なかなかうまくフレーミング出来ない。そこの場所で三脚の足のキャップを無くしてしまった。(-"-) 去年は、ススキに少々霧氷が出来て綺麗だったので、『帰りに写そう』とやり過ごしたのに融けてしまっていた場所も、今年は雪が多すぎて埋まってしまっている。11時35分に天理大学山小屋につき、風を避けておにぎりを味噌汁で食べた。
それから、例の木に、「美しい風景写真100人展」に展示された御礼を言おうと前山の方に登る。そして・・、その木の周りで撮影しているカメラマンを目撃してしまった。((+_+)) その木は、登山道からは形が悪いので、誰も注目しないだろうと思っていたのに・・。そのカメラマンが離れてから行ってみると、waiwai隊は登山道の方から行くのに、そのカメラマンは夏は通らない所を一直線にその木に向かって来ている。カエデの木の枝が雪の重さで垂れていた。いろんな風に写せたのに・・、足跡がその中にまでついている・・・ザンネ〜ン。。(*_*;
一通り写して尾根道に出ると、休憩中の登山者が「風景写真に載っていた・・」と言っているのが聞こえた。明神平は、以前からカメラマンに注目されていたのだけれど、写真が二点も採用されたこともあって“一躍注目”という事になったのだろうか。例の木を写していたカメラマンは多分、前から明神平を写していて私の「ドレスアップ」を見て、あの木だと思い当たり一目散に来たのだろう。
尾根道の方へ行った例のカメラマンがまた戻って来て挨拶を交わした。waiwai隊は前山の方へ行くも・・、いいな〜と思うと足跡が一杯あって撮れない。例の木の方では、又例のカメラマンが戻って写している。1、2度太陽が出たので、その場所を離れたのを見届けてもう一度行って待っていた。でも、ますます暗くなるし〜帰って府知事選挙に行かないといけないし〜で、2時になったので下山する事にした。もう1人カメラマンがやって来たが、例の木は一瞥しただけで、「やっぱり霧氷は青空でないと、何度も来ているが2度だけしか青空にあった事がない」等と話してきた。 この二人とも口髭をはやしていたのでおっちゃんが「プロやろか」と言うが、助手がいる訳でなく奥さん連れなので違うと思う。
つづら折れの道を下りていると、明神滝を写していた若者のカメラマンが登ってきたので「今から行くのですか?」と聞くと、「昼から晴れる筈だったのですが・・・、ちょこっとそこら辺まで行ってきます」と登って行った。雪の時期の撮影は、雪に足跡がつくので気をつけないといけない、この若者の足跡から何処に入って撮ったか分った。3時25分に駐車場に到着。waiwai隊が下りる時間には、明神平にはあまり登山者はいなかったのに、今日は、まだ車が10台以上停まっていた。