2006年    




  年始


 1日【実家】
 家族全員が揃ってお正月を迎えた。


 2日【ドライブ】

川内の藁 河之内の滝 石碑
 毎年、テント泊で瓶ケ森界隈をウロウロするのだが、去年も今年もよさこい峠まで車で行けないのでどうしょうもない。年末の上兜山への登りも雪に阻まれて撤退となったし、どうしたものかと思いあぐねて、朝起きてからと寝たら・・、起きれる訳ないわよね〜。

というわけで、宇和(今は町名が変わっているかも・・)に“わらぐろ”があるとネットで見たことがあったので、ドライブする事になった。下調べなしで出掛けたので、少しウロウロしたが見つかった。でも、平地にあるので電信柱や家があって写せなかった。時雨れるほど雪が降っていたらと思ったんだけど・・そうそう上手くはいかない。

 川内インターを下りると、おっちゃんが“おいわさん”のhpで仕入れた『雨滝』を見に行こうと言うので行ってみたが、たいした滝ではない。そこから谷を横切って道路を走るが行き止まりとなった。ふと谷を見ると立派な滝があるのを見つけた。私は滝の横の一枚岩に穴をあけて用水路に流れるようにしているのが興味深かったのに、おっちゃんは滝ばかり写している。用水路の所には巌石切記念碑があって、明治37年に93園ニテ受渡し・・と刻んである。横の小さい方には火薬使用許可・・等と刻んであるから、あの穴は火薬で開けたんだわ。これで、農業にはすごく役にたったのね〜。(後日、おいわさんが滝の名前を窪野淵と教えてくれた。)


 さて帰路に着く・・な〜んだ、宇和まで行かなくてもここにあるじゃん! 行きに見かけた藁(ここは、秋に干した稲と彼岸花を写させて貰った所だった。)を写して帰った。

 帰省中はさくらの湯(石鹸・シャンプーはなしで400円)と、利楽(石鹸・シャンプー・洗顔・化粧水乳液ありでカラスの行水40分で400円)に交互に入湯していた。年末始31日〜3日までは「カラスの行水(?)」はなくて、一般入浴の850円のみだった。高いがレストランがあるので利楽に入湯したが、芋の子を洗うように混んでいた。



 3日【皿ケ嶺】
雪の登山道 整備された愛大小屋 龍神社
 1日に妹のパソコンで掲示板に書き込んだ“ANちゃん”の掲示板で、3〜4日堂が森へ行きませんかとレスがあったのも、帰省中はネット環境にないのでつゆ知らず・・残念!! waiwai隊でも堂ケ森は候補に上がっていたのだが・・、天気も体調も(風邪気味)悪いので皿ケ嶺しかないねと出掛けた。

 戦後一番の12月の大雪の後、ここしばらく雪は降ってないのに、なんと雪の深い事! でも、トレースはちゃんとあるので楽々、竜神平の愛大小屋に着いた。冬は木々の葉っぱが落ちているし、笹も雪で押しつぶされているので遠くから小屋が見えて不思議な感じだ。真新しい『龍神社』と綺麗に整備された愛大小屋だった。あまり疲れてないので休まず頂上へ行った。

皿ケ嶺頂上より畑の川方面 頂上にて 撮影中
 途中の冬季のみ石鎚山が見えるポイントでも今日は曇っていて見えない。頂上から久万方面の畑も真っ白だ。男性が一人上がって来て、記念のシャッターを押してくれた。笹ヶ峰の登山口までの道路も雪が多くて・・、明日は旧寒風山トンネルへの途中の林道からの直登コースで登ろうと思っているとか、いろいろ情報交換をして別れた。
 十字路の方へ降りて、愛大小屋の方へ下りる途中で日が射してきて、いい影が出来たのでやっと撮影タイムとなった。愛大小屋には先客がいて賑やかだった。風もないので外で昼食としたが、やっぱり身体が冷え込んでしまった。

おっちゃんのベストショット 我が家の前から今年初めての石鎚山
 家に帰る頃にはすっかり晴れて、石鎚山方面が帰省後初めて綺麗に見えた。温泉はさくらの湯にしたが、昨日に続きこちらも満員だった。

 4日【自宅】
 天気が悪いし・・、風邪を引いてしまったので家でぶらぶらして過ごした。温泉はさくらの湯。
明後日は実家に行く予定なのでテント泊は出来ない。夜の天気予報では夜中に雪が降るというので、明日は皿ケ嶺に撮影と決まった。

 
5日【皿ケ嶺】
風穴登山口の車 木の根元から動物の足跡 撮影中
 朝起きて皿ケ嶺を見ると真っ白だ! ヤッター、霧氷が出来てる〜! と車を走らせた。3日より雪が積もっている(あたりまえ〜)。一番乗りで風穴に着いた。駐車場の上の風穴登山口に乗用車が停まっている。「3日には無かったから、昨日来たのね」「乗用車でここまで来るなんて勇気あるな〜」「上で泊まっているのかな〜」「雪で脱出出来なくなったんじゃないか」と言いながら足跡のない登山道を登る。

 そこは、ウサギの足跡や鳥の足跡等の自然そのものの世界だった。


壺足で抜け出せない千代 葉っぱについた霧氷
 龍神平の去年撮った木のリベンジをと、今年は私だけカンジキを持って来たので、装着して歩き出したが直ぐに壺足にはまってしまって・・・、どうにもこうにも起き上がれない。「起こして〜」と見物を決め込むおっちゃんに言うも写真を撮ってるのよね〜。
起き上がれない筈よ、写真の機材を背負ったままだもの・・。 ^_^;

自然では、去年綺麗だった木も、周囲の木が大きくなったりして・・、やっぱり一期一会ね〜。

 森のフラダンサー(おいわさん命名) 神様の贈り物、此処でだけ青空と日があたった♪
 おいわさん命名の『森のフラダンサー』は今年も思うように撮れませんでしたわ〜。(^^ゞ   温泉は利楽。
愛大小屋と、行きはよいよい、帰りは怖い〜の出来事はおっちゃんに任せましょう。

【waiwai記】
 さて、竜神平での撮影タイムに、愛大小屋へ一人入ってきた。友人のU氏と風貌がそっくりなので、近づくが・・・全くの他人だった。その彼と小屋で雑談をするうちに「3日に私の仲間が雪だるまを作っていませんでしたか?」「ああ、そのグループなら会いましたが・・」と、会話が弾んだのでした。その“お仲間”が、3日に直登コースを辿ったので、トレースを辿って来たとの事。「えっ、あのルンゼを直登したのはあなたですか?」「えぇ、ここからも直登しました」との事。
 昼食を取りながらの会話は、彼らが「風の会」のグループで愛大小屋の修復や「竜神社」の事にも話が及び、春の花目当てや夏にやってくる人たちとは違って、この時期に歩く人たちの好ましさを改めて歓心したのだった。

 ここでスムーズに下山。だったら、私の出番は少なかったのですが・・
 愛車(ジムニーワイド)での3日の降りは問題なかったのですが、この日は凍った雪の上に新雪が積もった状態だったので、慎重に降りた。4WDのローシフトで・・3段カーブに差し掛かった時、前方に車を停めて雪遊びをしている家族を発見!ハンドルを切り、愛車は尻を振りながらも難を逃れたのでした。「あんな所で遊んでたら危ないのにねぇ!」の相棒の言葉は当然だった。
 そして水の元を過ぎても、同じ様な雪の状態が続いていた。そして、とうとう・・雪が少ない凍った雪面の場所で、運転手の思惑と違って車体が滑る・・スベル・・・すべる〜〜。車の向きが90度近くのまま・・ようやく立て直す。二度目の横向き滑り・・で、道路の端へ停まった。
 後続の運転手に「チェーンを着けますので、端を通って・・」と、怖〜〜い出来事の顛末でした。



 6日【実家】
 私は寝込んでましたので、おっちゃんだけ行きました。


 
日【白猪の滝・滑川渓谷】
文字通り 白猪 撮影中の千代
 今日は土曜日なのでU氏も家にいるだろうと、「白猪の滝に行くんだけど行かない?」と電話すると“もも”も行きたいと言う事で一緒に出掛けた。今日は三脚をおっちゃんが持ってくれているので楽だわ〜。滝に着いてからアイゼンをつけた。滝の直下で撮影後、ドーンと音がして氷が落ちたのよ〜、そう言えば『滝の真下には行かないように』と立看板があったわね。^_^;


  一緒に行ったU夫妻
 久しぶりに桜三里のうどん屋でうどんを食べて、滑川渓谷へ。あちこちにツララが出来ていて面白い風景だわ。

岩から垂れるツララ 遊歩道 奥の滝
 さくらの湯に入湯後、U氏宅でご馳走になりました。

 
8日【白猪の滝】
 夜から降ったみぞれ交じりの雨も、川内に来ると雪だったらしくて、例の藁も雪が積もっている。しばらく撮影して、8時30分に駐車場に着いた。駐車場には一台も車がないのでトップかなと思ったのに、道路には一人の往復の足跡と、車の往復のタイヤ跡があった。早い人がいるのね〜。今日は最初からアイゼンを着けて行った。
 滝で一通り写し終えた頃に岡山から来たと言う3人が上がってきた。フィルムを終わりまで写しておこうと、もう一度滝下に行って写し終えた頃には、人も増えてきた。そして、駐車場に下りた頃には満杯になっていた。

 その足でおっちゃんの実家に行き、昼食を食べてから帰る準備をして夜には大阪に着いた。長かった年末始だったのに、風邪をひくわ、テント泊で山へも行けないわで残念だったわ〜。

千代のお正月の写真