2004年
           




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 15日【皿ケ嶺】
 去年は4月に世界第3位のカンチェンジュンガを見に行った。今年も4月にトレッキング仲間の昔乙女さん達からペルーに誘われたが、彼女はその後でK2も見に行くとの事だった。年に2回もはいくらなんでも・・、という訳でおっちゃんに「1回にするから25日間なんだけど行ってもいい?」と聞くと「ええよ」と返事を貰ったので、8月20日から9月13日までパキスタンからバルトロ氷河を歩いて見に行く事になった。
 何か怪我でもしたらいけないと早々と夏のアルプスも終えて、先週は山に行かなかったので今週は少し歩いておかないと・・。久しぶりの阿波踊りの後、慌しく愛媛に帰った。業者に留守の間の剪定を頼んでいるので綺麗になっていた。おっちゃんが早速BS放送でオリンピックを見ようとするが受信出来ない・・、なんてこったい、この間の台風で線が外れたのかな〜。帰る度に何か不都合が起きている。 (ーー;)
 家の換気をしたり掃除をし、実家で過ごした後でいつものようにU氏宅にお邪魔した。U氏は腰を痛めているとかで今回はパスするとの事だった。

   
 朝6時に目覚めると雨が降っていたので、もう一眠りしているとドンドンと戸を叩く音で目が覚めた。なんと! 行かないと言っていたU氏が仕度をして来ているではありませんか。山道具を持って帰らなかったのでカッパが無いと言ったので、奥さんの“もも”が送り出してくれたらしい。慌てて仕度をした。
 「お盆だから“そうめん流し”はしてないかな〜」と話しながら水の元へ着くとちゃんと準備をしていた。水の元からの登り始めは朝の雨もあがって青空も見えていたのに、風穴で一服しているとパラパラと降って来たと思ったら雷も鳴り出してドーッと降って来た。仕方なく展望所でゆったりと待った。観光地みたいになった風穴の登山口に数台の車が駐車している。

 少し小降りになったので龍神平まで登る事にして、私は内股でカッパの裾が汚れるのでおっちゃんの渓流釣り用のを着て、立派なガニ股のおっちゃんは汚れないのでU氏のカッパを借用した。雨は強まったり弱まったりだったが、登山道の脇の大木を見上げると枝が濃淡になって綺麗、また雨の日に撮影に来よう。ちょうど大岩の所で大降りになったので岩陰で休んだ。

  愛大小屋までの道はすごい水溜りになっているがこうなったら仕方がない。小屋では5,6人が休んでいてこれから下山するとの事だった。風穴から登った事がなかったので来たとの高知の方達だった。小屋の中は綺麗に片付けられて、入り口の割れたガラスもアクリル板が張られている。誰かが修理をするのだろう、砂やセメント、木材、網、道具等が運び込まれていた。「よかったね〜」「誰がしてくれるんだろう」等と話しながら弁当を食べた。下山する頃には雨も上がり、登山道の水も引いていて高知の方達の足跡も消えていた。

 上林林道から畑の川の方へ降りて、こんな所にほんとうに温泉があるの〜? と思うような田圃の畦道みたいな所を奥へ奥へと走って直瀬の“ふもと友愛館”で入湯した。3人入ればいっぱいというような温泉だが、いい湯だった♪


 20日【K2・バルトロトレッキング】
8月20日〜9月13日 ツアートレッキング(千代)