2004年
           




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 18日【経ケ岳・三国岳】
11月末から12月第一週は義母の膝の手術の付き添いに行き帰ってみれば、おっちゃんはまた風邪(?)で調子が悪かったそうで・・。続いて私も風邪をひいてしまいなかなか山へ行けなかった。
 やっと、少し体調が戻ったので足慣らしに“夏は暑くて行く気にならない、冬は雪が深くて初めてでは難しい”京都北山へ行くことにした。

お堂の裏手のヒノキ林 経ケ岳 丹波越の茶屋跡画像にマウスポインタを置くと説明がでます。
 約一ヶ月ぶりの山だと言うのに、おっちゃんは又前日に用意をしてないので「冬用のタイツは?」等と朝になって言い出だすので「下の階に迷惑よ」と言いながら仕度をして6:0に出発!
 名神高速を京都東で降りて湖西道路に入ると東の空の雲が焼けてきた。天気予報では昼から下り坂となっていたので、朝焼けは下り坂の印なのね。「これは、いい所で撮ったら金庫やねぇ」と言いながら367号線の梅ノ木から登山口の桑原橋バス停に8:0前に着いた。
 山と高原地図に入っている冊子の説明では“橋を渡り、お堂の裏手のヒノキ林から登山道が始まる”となっているのでお堂探しから始める。すぐに見つかりお堂の横の空き地に車を停めた。真っ直ぐにつけられた尾根道になる前に堰堤に続く広い道が出来ている。植林の道を進んでいると、道がなくなったので戻ると枯れ木を二本置いてあった。朽ちているので気がつかなかった。^_^;
 “稜線手前で道が右手の小沢に吸収される所”の丹波越えの茶屋跡に9:10に着いた。

お茶屋跡を過ぎて縦走路へ 縦走路との出合 経ケ岳
 真っ直ぐに稜線まで登ると三国岳への縦走路に出た。ここから経ケ岳の方向には落ち葉が積もっている為か踏み後があまりなかった。少し登って下ると、<桑原橋へ2、4キロ>の標識がある場所へ来た。冊子では茶屋跡が稜線手前となっていたので稜線に出る為に真っ直ぐ進んだが左手にここへ来る道があったのね。9:40に1時間40分で経ケ岳(780m)に着いた。山と高原地図のコースタイムでは桑原バス停から経ケ岳まで2時間50分となっていたので、久しぶりの山だし三国岳は無理かな〜と思っていたが、コースタイムが間違って(?)いるみたいで案外早く行けるみたいなので三国岳にも行く事にした。

三国岳 岩谷峠と下壺口の分岐 百里ケ岳方面 下壺口
 「今日は誰にも遇わんね〜」と言いながら下りていると、稜線の手前で単独の男性に出会った。「どちらまで?」「下の車の方ですか?」「三国岳は行かれますか?」「同じですね」「お気をつけて」と二言三言かわしただけだが、無言の登山者に比べて爽やかな気持ちになった。
 コースタイムでは1時間50分となっているが、1時間くらいで三国岳(959m)に着いた。展望がないので引き返しブナの大木のある三叉路で昼食とした。
 下山路の標識で桑原橋と岩谷峠に分かれていたが、冊子のとおり岩谷峠方面に進んだが、途中で地図を見てみると裏に<芦生・由里ケ岳>の拡大地図があって、このまま行くと道路を歩くのが長いので引き返して桑原橋方面に下りた。6月20日に登った由里ケ岳方面もよく見え、途中の日溜りで「12月も半ばを過ぎているのに、まるで小春日和やね」とコーヒーを飲んだ。そしてお決まりのてんくう温泉に入湯して帰った。

 それにしても、この山と高原地図のコースタイムはおかしい。



 30日【皿ケ嶺】
 今年は暖冬でお正月に帰省しても雪がないかも・・と思っていたら、年末になって寒波がやって来た。29日にごっそり山道具を積んで吹田を出発。中国道はいつもより混んでいるものの、それ程の渋滞もなく入院中の義母が待つ徳島へ着いた。義母はリハビリ中で長時間の車の移動は無理なのでお正月も帰宅出来ないので日曜に来たばかりだが寄った。思ったより元気そうだった。

 年末の山は、おっちゃんは石墨神社から石墨山へ行く予定で今回は忘れず地図も持って帰ったのに、「ところで、上林トンネルは冬季封鎖なのに、どこから直瀬に行くの〜?」と言うと、「あ、いた〜」と思わぬ事態に言葉もない。ニュースでは久万方面は雪がたくさん降っているし・・、皿ケ嶺は樹氷が出来てるみたいだし・・と言う事で、皿ケ嶺で撮影会になった。

登山道のベンチ 愛大小屋 愛大小屋のガラス戸の氷紋画像にマウスポインタを置くと説明がでます。

 上林集落のはずれあたりに差し掛かると、雪が林道に残っていた。1・2台の轍に添って水場を通過した。よい雰囲気なので、わくわくする。風穴の駐車場には1台駐車していて登山道には1人の足跡がずっと続いていた。カメラとレンズ2本と三脚だけ持って、後はおっちゃんのザックに詰め込んでいるが、結構重い。大きな木に樹氷が出来ていて、ああでもない、こうでもないと撮っているとおっちゃんは先へ行ってしまった。途中にあるベンチでタバコを吸ったり、紅茶を飲んだりしていたおっちゃんをモデルに写したが、自然体でないのよね〜。
 愛大小屋までにある“グニャグニャ”のブナの木は私の手には負えない。^_^; 次回の課題にした。愛大小屋は綺麗に改修されていて、ビニール袋をガムテープで貼っていた窓もちゃんとガラスが入れられて、氷紋が出来ていた。

竜神平で撮影中の千代 竜神平を振り返る 上林峠への登山道
 竜神平で撮影しようとしていると、デジカメを持った男性もやってきて写している。犬連れの男女5人パーティが頂上へ向かった。waiwai隊は今日は撮影会なので頂上はやめにした。青空も出てたのに、にわかに靄って来たので‘チャンス’っと撮影した。単独の男性の足跡が着いていたので、私は道を撮るのを止めた。林の中はいろいろ撮りたいものばかりだったが、お正月の撮影を思ってフィルムの数が気になり控えてしまった。ざんね〜ん!! 一度もカメラを出さない事になるとは・・夢にも思わなかったわ〜 (>_<)

おっちゃんも購入したデジカメで一生懸命に撮影しているが、まだ研究が足りないみたい・・ (^_-)-☆ 
ボイラーが壊れているので、さくらの湯に入湯して帰った。

千代の皿ケ嶺の写真を見る。