4月 その2                 その1へ


 20日・27日【皿ケ嶺】
(20日)
    
 次々と花々が咲いてるっちゅうのに、おっちゃんは日曜日は一日中、土曜日も朝10時から用事があるって言うので、皿ケ嶺なら家から20分で水の元まで行けるので朝6時に出れば、十分時間があると説得し、行く事が出来た。
 シコクカッコウソウも見つける事もできたし、ヤマブキソウ、ルイヨウボタンはちらほら、エイザンスミレは群落をなし、ユキザサ、エンレイソウ、シコクスミレ等が咲いていた。

 上林峠に上がらず、トンネルの入り口から道路を歩き、キャンプ場への登山口を行ってみることにして歩いているうちに、赤いテープを見つけ、かすかな踏み跡もあったので登ってみた。林の中はまだ蕾のイチリンソウだらけだった。沢筋を上がって行くうち、このまま上がろうという事になり、落ち葉の腐葉土で滑りながらなんとか笹の繁る稜線に出る事が出来た。すぐに上林峠からの登山道に出た、そこは竜神平との分岐のすぐそばだった。
 時間がないので、そのまま風穴に降りる事にした。シコクカッコウソウの葉っぱを見つけたが蕾は無かった。水の元までの登山道に、イチリンソウが一輪咲いていた。

(27日)

   
 松山のとおさんから、シコクカッコウソウが咲いていたとの情報があったので、朝早く出掛けた。
 水の元から、風穴経由で登山道を上がった。ヤマウツボ、イチリンソウ、ワチガイソウ等が咲き、一週間たつとこんなに緑が濃くなるものかと感心した。シコクカッコウソウは2箇所で咲き、蕾がついている所もあった。盗られなければいいがと思いつつ、シコクスミレの咲く道を上林峠経由で降りた。ヤマブキソウ、コンロンソウは満開で、ヤマネコノメソウはその名のように猫の目のような種が出来ていた。水の元でヤマシャクヤク、イチリンソウを撮り帰路についた。


 28日【ふたつの山】
    
 一昨年登った時、下山時迷った道でクマガイソウの葉を見つけ、花が咲く頃に行こうと思っていたので、またまたおっちゃんを説得して行く事になった。
 うつぎょうから登ると、前は廃屋だった家は新しく建築中だった。林道に出て少し行くと猿楽の看板があり、そちらに行くと立派な大師堂がある。休憩後、大師堂横から稜線を頂上まで歩く、その後クマガイソウを探したが見つからずがっかりしたが、その代わりたった一株の珍しい花を見る事が出来た。>^_^<

 登山口までの集落の庭に、ヤマシャクヤクが植えてあるのを見つけておいたので、あそこにクマガイソウも植えてあるかも・・と寄って見たら、丁度見ごろで咲いていた。家人に声を掛け、写真を撮らせて貰った。おまけに、クリンソウも咲いていた。“昔はたくさん咲いていたのに、植林してから花も少なくなった”と言っていた。


 29日【つなくり山〜西山】
     
 “もも”夫婦といっしょにアケボノツツジを見に行く事になった。去年、西山からみた綱繰山方面のアケボノの最盛期を見ようと出掛けた。
 降水確率は10%だったのに、山は雲の中で、風もきつかった。アケボノツツジは咲いている木もあったが、ほとんどはあまり蕾もなく、1本の木に花一輪というものもあった。やっぱり、今年は休憩なのかな?
 銅山越えで休んでいると、筏津から東赤石に登り、縦走して来たと言う群馬の人に合った。2泊3日で石鎚山まで行くと言っていた。