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  8月


 5日【御来光の滝】
    
 何年か前に、TVで“御来光の滝”からの生中継があったのを偶然観た。そして、その中継の後日談が流された。女性アナが、“二度と嫌だ!”と半ベソの映像の記憶がある。
 最後に、スカイラインに戻る映像には、ガードレールを跨ぐシーンが映し出されていた。
山登りを始めて、スカイラインを通る度に、その“ガードレール”の特定をし始め、藪の涸れた時期に、踏み跡を発見していたのだ。そして、やっとその路を辿るチャンスがやって来た・・・

 “この路”は、番匠谷に降りているという「先入感」があり、谷に出合ってからひたすら降った為に、何度地図を見ても、「いつまで下るの?」と言う千代の問いにも出発点が違っていては・・ そして、その間違いに金山谷の出合いまで気付かなかった・・

 12日【リベンジ御来光の滝】

藪日記
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 15日【大永山トンネル〜ちち山の別れ】
      
 通行止めにしてあるのが気になって、大永山トンネルからちち山の別れへ出掛けた。
 自分の責任で行けばよいだろうと行ってみた。この前の尾根道とは違い、沢沿いの道なのでやはりちょっと危ない所もあり、慎重に歩いた。ノダケ、・・、が咲いていた。キャンプ場の標識がある所から直登すると尾根道と出会った。ノリウツギ、ホツツジ、リョウブ等今の季節は木の花がよく咲いている。
 ちち山の別れから中七番に下りる途中はソバナ、・・、等が咲き、沢の危ない所も4月に来た時より整備されていると思ったら、源流の碑が設置されていた。


 19日【台ケ森〜瓶ケ森
        
 もう一箇所、瓶が森で・・が咲く所といったらここしかない、とお花畑を見る目的でついでに台ケ森へ行った。
 ところが、お花畑にはオタカラコウ、ピンクのノリウツギ、ノダケ、レイジンソウ、イヨフウロがある位だった。台ケ森では、道にはミヤマママコナ、木にはアケボノツツジの実を見ることが出来た。瓶ケ森ヒュッテにはオオマルバノテンニンソウ、アケボノソウ、シオガマギクが咲き、女山への道にはバイケイソウ、ホソバシュロソウ等が実をつけていた。
 吉野川源流の碑まで下り、瓶ケ森林道を歩いていると、クサボタンを見つけた。子持ち権現の取り付きにも行ってみたが目的の物はなかった。崖にタカネマツムシソウが風に揺れていた。

 25日【黒笠山】
       
 また里帰りのついでに徳島の山に登る事になり、以前寒峰に登った翌日予定していたのに雨で流れた黒笠山に決めた。
 白井集落で通りかかったおじさんに駐車の許可を得て、登山開始。上のほうの民家にサクラソウを鉢植えにしていたので園芸種かと思ったがかわいかったので写真を撮った。帰って花の本を見ていると、クリンソウだった。
 鳥居に着くまでに標識があり行けない様にしてある所があった。たぶん冬に遭難した方が行った道なのだろう。鳥居の所で休憩しミヤマウズラを撮影、フシグロセンノウがあちこちに咲く沢沿いの道を行き、お地蔵さんやお堂のある黒笠神社に着いた。
 頂上までの道の分岐にはあちこちに縦走が出来るのを示す立派な標識が立っている。ちょっとした鎖場などを慎重に登り頂上で昼食をとっていると、一人登って来た。徳島の方でよく来られるとの事で、あそこからも、ここからも縦走した事があると話してくれた。

 下山し、車の所で帰り支度をしていると、朝のおじさんが又通りかかり、「花がたくさんあったじゃろう。国のものやから、採ってもええよ」などと訳の分からない事を言うので、「私は、写真に撮るだけで採りません。どうせ植えても枯れますし」と言っておいた。
 登山口であんな事を言うおじさん(特定出来ますがこれ以上は書けない)がいるんじゃ〜、ますます花がなくなってしまう・・・。