藪漕ぎの楽しみ
御来光の滝(面河) 石鎚スカイライン〜御来光の滝
【アクセス】 石鎚スカイラインの、金山谷に懸かる橋を渡ると、やがて大きなヘアピンにさしかかる。丸滝の尾根である。そこに、御来光の滝が臨める展望所がある。滝へは、展望所から少し歩いた先の、カーブにあるガードレールを跨いで、面河本谷に降りる。
【御来光の滝への道】(2001年8月5日・12日) 何年か前に、TVで“御来光の滝”からの生中継があったのを偶然観た。そして、その中継の後日談が流された。女性アナが、“二度と嫌だ!”と半ベソの映像の記憶がある。
最後に、スカイラインに戻る映像には、ガードレールを跨ぐシーンが映し出されていた。
山登りを始めて、スカイラインを通る度に、その“ガードレール”の特定をし始め、藪の涸れた時期に、踏み跡を発見していたのだ。そして、やっとその路を辿るチャンスがやって来た・・・
展望所に着くと、先着の沢支度のグループが準備していた。聞くと“犬吠谷”遡行との事。「土小屋へ降りますか?」「1台別のグループの、車を回します」「キレンゲショウマのグループですか?」 など等、話すが「面河本谷へ降りる路が判らない」とのことで、先週も来ましたからと、案内する。
困ったものだ。(私達は、シロートなのだが・・)
さて、先週の間違いは、“この路”は、番匠谷に降りているという「先入感」があり、谷に出合ってからひたすら降った事だ。
そして、その間違いに金山谷の出合いまで気付かなかった・・・。 この下降路は、この堰堤の作業道だったのか?
先日見つけておいたB地点まで、堰堤の上の河原を“アブ”を払いながら歩く。路は、所々消えかかり、大きく右岸を巻いている。やがて、C地点で川を渡って暫らく進むと、後続の“沢登り御一行様”に追いつかれた。中年沢登り隊を写真に収め、私達は、右岸へ渡る。直ぐに向かい側に谷が落ちてきている。中年沢登り隊は、ここにとりついた。・・・犬吠である。
さて、我々は一路、滝を目指す。路は、踏み跡を見つけながらの前進だ。所々にある、古ぼけたテープを拾いながらの前進も、太古から残っているかのような、圧倒的な大自然が我々を包んでいる。小鳥の囀りも、せせらぎの音も、行く手を遮る横たわる大木も、そのすべてが、面河本谷である。
やがて、路は左岸に渡り、直ぐに右岸へと続く。が南沢(たぶん、そうだろう?)を過ぎたあたりから、踏み跡が怪しくなってきた。 水量も少なくなり、大きな岩が川を埋めている。前方には、大きな断崖が立ち塞がっている。「御来光の滝はモウ直ぐのはずだ!川通しでいこう・・・」やがて、大きな音が聞こえ始めた。その音は、岩を乗り越える度に、大きくなってきた。そして、“あの断崖”から流れ落ちる滝が、現れた・・・・「御来光の滝だ!」 御来光の滝へは、右岸に踏み跡がありその踏み跡は、滝の左手を高巻いているようだ。滝の前に陣取り“コーヒタイム”として、展望所を観ながらのひと時は・・・言葉では、いいあらわせない 次の機会は、愛大小屋から辿ろうか・・・
中年沢登り隊を見て、沢登りもせないかんなぁと言われるが、私は(-_-)zzz、、、。
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