ある日の事です。
うっかり、ウィッチレディのぱふぱふにウットリしてしまったククールさんは、ゼシカ嬢に散々なじられてしまいました。
同じ事をしても、エイト君なら仕方ないと許すのに、自分にばかりキツく当たってくるゼシカ嬢に、ククールさんも少しムッとしてしまい、禁断の一言を口にしました。
「オレたちが魔物なんかのぱふぱふに引っ掛かるのは、ゼシカに色気が無いからだ!」
と。そして更に追い打ちまでかけました。
「胸がデカいってだけなら、ヤンガスだって寄せて上げれば、その位はあるぜ」
それまでの人生、リーザス村の名家で生まれ育ち『お嬢様』と慕われ、港町ポルトリンクでも船乗りたちのアイドルとして崇められてきたゼシカ嬢にとって、こんな屈辱的な言葉をぶつけられるのは初めての体験でした。
これはもう、ブチ切れない訳にはいきません。
「あんな魔物なんかより、もっとすごいぱふぱふをマスターして、ククールに『参りました』って言わせてみせるわ!」
そう宣言して、この先のスキルポイントの全てを、おいろけスキルにつぎ込むことを堅く誓ってしまったのでした。
しかし、それが不運の始まりだったのです。


いきなりぱふぱふは難易度が高いというククールさんのアドバイスに従って、ゼシカ嬢は最初のお色気特技として、投げキッスを習得しました。
通常攻撃と同等の威力のダメージを敵一体に与え、更に行動を封じる事もあり、消費MPはゼロというお得な特技ですが、ククールさんはお色気技とは認めませんでした。
「だからさ。何でトドメさす時にばっかり使う訳? 意味無くねえ? それじゃあ『悩殺』じゃなくて、ただの『殺』だろ」

隣で聞いていたエイト君も、思わず深く頷いてしまいそうになりました。
追加効果のある技をトドメに使う仲間の心理が理解出来ないと、常日頃から頭を悩ませていましたから。
ヤンガス氏のかぶとわりも、ククールさんの妖精の矢も、どうしてなのかトドメをさす時にしか使ってくれない傾向にあるからです。
敵の防御力を下げたり、行動を封じたりする技というのは、戦闘の初めの方に使ってこそ意味のあるものですし、残りHPの少なくなった敵を攻撃して回復したMPは少ない場合が多いのです。
でも仲間を信頼してAI(貴方の意志)に任せているエイト君には、それをどうする事も出来ませんでした。

話が横に逸れてしまいました。戻します。

投げキッス程度のおいろけ技ではククールさんに認めてもらえないとなった以上、ゼシカ嬢に残された道は、更においろけを磨いていく事だけです。
幸いにも、投げキッスを習得する過程で、おいろけを磨く為に大切なものを手に入れることが出来ました。
それは『自覚』です。
そう。信じられない事に彼女は、これまでの人生、自分のおいろけに全く気づかずに生きていたのです。
無自覚のお色気も、それはそれで良いものですが、自覚して磨かれていくお色気は、さすがに一味違います。
魔物すら見とれて行動するのを忘れる程のお色気を身につけたゼシカ嬢は、遂に完璧なぱふぱふを習得したのです。
ぱふぱふは敵にダメージを与える事は出来ませんが、敵の行動を封じる技としては、投げキッスとは格が違います。
何と、効く相手には必ず効くという強力さです。
ゼシカ嬢は今度こそと勢い込んで、ククールさんの元へリベンジに行きます。

「ククール! 遂にぱふぱふをマスターしたわ! 勝負よ、受けてみなさい!」
そうゼシカ嬢に宣戦布告され、ククールさんはでっかい溜め息を吐き、首を横に振ります。
「いい、遠慮しとく。勝つとわかってる勝負は、つまらない」
ゼシカ嬢からぱふぱふしてもらえるという、世の男性の大半が望んでも得られない夢のような権利を、ククールさんはアッサリ放棄しました。
予想外の答えにゼシカ嬢、言葉が出ません。
「やっぱりゼシカは、色気ってものがわかってない。もうちょっとこう、恥じらいっていうの? 伴ってくれよ。そんな腕相撲でも挑むみたいな調子で来られて、ぱふぱふなんてしてもらう気分になれる訳ないだろ。雰囲気ブチ壊しでシラケる……」
そこまで言ってしまって、ようやくククールさんは、ゼシカ嬢の瞳に涙が一杯溜まっているのに気が付きました。
「あっ……でもほら。魔物を行動不能にするのは凄いよな。ゼシカの色気は、種族の壁を越えたって事なんだから、大したもんだ」
ククールさんは慌ててフォローしようとしましたが、その言葉を聞いてゼシカ嬢は逆に、瞳に溜めていた涙をポロポロと零してしまいました。
「おい、ちょっ…泣くなよ。わかったよ、オレが悪かったよ。ちょっと言い過ぎた。ごめんなさい」
ククールさんは、すっかり劣勢に立たされてしまいました。
そんなククールさんの姿にゼシカ嬢、子供の頃の事を思い出しました。
今は亡き敬愛するサーベルト兄さんも、幼い頃から人間が出来ていた訳ではなく、時には妹と本気でケンカしてしまう事もありました。
だけどそんな時でも、ゼシカ嬢が泣いてしまえば、必ずサーベルト兄さんが謝っていたのです。
ゼシカ嬢の女の本能が、『色気』だけではなく『涙』も立派な女の武器だと気づきかけた時でした。
「ほら。頼むから、もう泣くなよ」
ククールさんが子供をあやすように、ゼシカ嬢の頭を撫でてきたのです。
「っ……。だから! それ、やめてって言ってるでしょー!!!!!!!!」
そう叫ぶとゼシカ嬢はククールさんの手を振り切り、パーディー最速を誇る素早さで立ち去ってしまいました。
『泣けば勝てる』という、禁断の必勝法の事を、怒りで頭から吹き飛ばしてしまったままで……。


おもむろにエイト君が口を開きました。
「あのさ、ククール。この際、ゼシカを泣かした事は責めないよ。ここでいきなりぱふぱふされるよりは、よっぽど気まずくなかったような気はするから」
映像を一緒にお送りしていないので、お気づきでなかった方が圧倒的多数でしょうが、ゼシカ嬢が勝負を挑んで来た場に、エイト君もヤンガス氏も、おまけにトロデ王様も、ミーティア姫様までいたのです。
こんな人の多い場所で、『ぱふぱふで勝負!』なんて挑んでくる辺り、ゼシカ嬢は『色気がわかってない』とククールさんに言われてしまっても、仕方ないのかもしれません。
「でももう、いい加減に、頭撫でるのはやめたら? ゼシカも本気で嫌がってるみたいだし」
「あ〜、まあ、わかってんだけど……」
ククールさんは、照れたような、ちょっと困ったような顔で答えました。
伏し目がちのその表情は、今まで何人もの女性を陥落させてきただけあって、大変美麗なものでした。
ですが、続く言葉を聞けば、その内の半数以上がヒいてしまった事でしょう。
「あの頭の形、ツボなんだよな。特に頭頂部からデコにかけてのラインが、ど真ん中ストライク。側頭部も見た目いい感じなんだけど、ツインテールが邪魔で触って確かめられないからなぁ。何度、髪を解いて、頭全体撫で回したいのを我慢してきたことか……」
更に後頭部の角度や、つむじの形についてなどを熱く語るククールさんを残して、皆はその場から立ち去りました。
心の中に『マニア』という単語を思い浮かべながら。


そんな事があっても、一度決めた事は絶対にやり遂げるゼシカ嬢は、更なる努力でおいろけスキルを磨いていったのですが、敢えて多くは語りません。
ゼシカ嬢がどんなに頑張っても、その色気がククールさんに通用する日は来なかったからです。
ヒップアタックに対しては、『やっぱり悩殺じゃなくて、ただの殺』と一蹴し。
セクシービームは、『オレ、あんまりメダパニ系って効かないし』と、自分が色々と耐性が高いのを鼻にかけ。
じゃあククールさんに全く耐性の無い呪文なら、とラリホーマを覚えれば、『夜這い用? いつでもどうぞ』とゼシカ嬢に出来る訳が無いのに挑発し。
ピンクタイフーンに至っては、『攻撃呪文がバギ系とザキ系しか無いオレに対する当てつけか』と被害妄想に走る始末。
もう残るは、スキルポイントを100まで上げて、究極のおいろけ特技を試すしかないのですが……。
ここで問題が発生しました。
何と、いざ暗黒神ラプソーンとの最終決戦という時に、ゼシカ嬢のレベルはまだ37までしか上がっていなかったのです。
それぞれのスキルを極める事が出来るのは、最低でもレベルが38になってからです。
ゼシカ嬢は元々レベルアップが遅い上に、短期間とはいえパーティーを離脱していた時期もあり、その一方で男性陣はライドンの塔で迷いまくって無駄に経験値を積み、全員がレベル40を越えているという不公平な事態になっていたのです。
その為にゼシカ嬢はラプソーンとの決戦の中、ギガブレイクとか、ビッグバンとか、ジゴスパークとか、燃費の面では問題があるけど見た目は派手な技を連発している仲間たちを横目で羨ましげに見つめながら、ピオリム、フバーハ、賢者の石と、地道に且つ堅実にサポート役に徹するしかなかったのでした。


暗黒神ラプソーンを倒し、世界に平和をもたらしてから数カ月後、ミーティア姫様を結婚式の会場であるサヴェッラまで送り届けるという名目で、仲間たちは久しぶり集まりました。
そしてその数日後、結婚式をブチ壊して、エイト君とミーティア姫様の間を取り持つという本当の目的を無事に果たした一行は、サヴェッラから馬車で去っていくエイト君たちを見送っていました。
サヴェッラで乱闘したほとぼりが冷めるまで、それぞれ地元でおとなしくしていようという事になり、三人は解散する事にしました。
ルーラが使えるククールさんが他の二人を故郷に送り届ける事になり、まずはパルミドでヤンガス氏と別れました。
そして次はリーザス村へとルーラの呪文を唱えようとしたククールさんですが、袖をゼシカ嬢につままれ、動きが止まります。
やや緊張した面持ちで、ゼシカ嬢は控えめに言いました。
「見せたいものがあるの。ちょっと付き合ってもらっていい?」

ゼシカ嬢の要望に応じ、二人はパルミド周辺の森の中を、黙々と歩いていました。
「なあ、見せたいもんって何だよ?」
「もうちょっと待ってよ。見ればわかるから」
ククールさんが何度訊ねても、ゼシカ嬢は決して具体的な事を話そうとはせず、ただひたすら歩き回っていました。
「もうちょっとって、こんなとこウロウロしてたら、魔物が出るだろ」
その言葉を待っていたかのように、茂みから魔物たちが飛び出してきました。
「チッ。だから言わんこっちゃない」
出現したのが可愛らしいミニデーモンの群れだったので、文句を言いながらも剣を抜き放つククールさんには、余裕がありました。
ですが、すぐ隣でゼシカ嬢が、戦いの場には全くそぐわない間抜けな顔をしたスライム型のマラカスを握りしめ、それを頭の上で激しく降りながら、くるくると踊っているのを見て、度肝を抜かれてしまいました。
「あっそ〜れ! ハッスルハッスル〜!」
あまりに緊張感の無い掛け声まで加わり、ククールさんはただポカ〜ンとするばかりですが、ゼシカ嬢がウインクと共にポーズを決めると、聖堂騎士団との戦闘で3%程度消耗していた体力が完全に回復するのを感じました。
「……何やってんのよ。早く倒しちゃってよ」
マラカスを振り回していた時とは別人のように冷めた声に従い、とりあえずククールさんはMP無駄遣いのジゴスパークで、その場の魔物を全て倒しました。

「……で、さっきのアレは何?」
剣を鞘に収め、ククールさんは冷静に問います。
「……あれ、戦闘中じゃないと回復効果が出ないの」
ゼシカ嬢は微妙にズラして答えます。
「見せたいものって、アレだったわけ?」
ククールさんは構わず質問を続けます。
「極めたのよ…一応、おいろけスキル。それで、さっきのハッスルダンス覚えて……」
ゼシカ嬢は泣きたい気分でした。
おいろけスキルを極めた暁には、素晴らしく色っぽい特技を覚えられるだろうと期待していたのに、覚えた特技は、可愛くて回りの人間を元気に出来るダンスではあるけれど、悩殺とかセクシーというフレーズとは微妙にズレたものだったからです。
引っ込みがつかなくてククールさんに披露しましたが、どうせまたバカにされるのかと思うと、やめておけば良かったという後悔の気持ちで一杯になってしまいました。
ところがククールさん、ゼシカ嬢の予想とは裏腹に、静かな声で次の問いを発しました。
「確か、次のレベルアップまでの経験値、二万くらいあったろ。エイトかヤンガスに手伝ってもらったのか?」
「……ううん。個人的な理由だから一人で頑張った」
「そっか…」
今まで聞いた事もないような優しい声と共に、そっと頬を撫でられ、うつむき加減だったゼシカ嬢は思わず顔を上げました。
するとククールさんは、これまた今まで見たことも無いような優しい顔で微笑んでいました。
「大変だったろ? よく頑張ったな」
頬だけでなく、髪や額も撫でられていきますが、ゼシカ嬢は以前までのように怒る気持ちになれませんでした。
その手は子供をあやしているという感じではなく……何というかこう、妙に艶があるというか、色気さえ漂わせるような動きだったからです。
そういう事に慣れていないゼシカ嬢は、どう反応していいのか、完全にドギマギしてしまっています。
ククールさんは、ものすごくニコニコしながら言います。
「ごめんな〜。オレ、全っ然気づかなかったよ。まさかゼシカにこんなに愛されてたなんてなぁ」
「ちょっと待ったー!!」
爆弾発言に、ゼシカ嬢は慌ててククールさんの手を振り払って反論します。
「何でそんなに話が飛ぶのよ!?」
「え? だってゼシカ、暗黒神は倒したのに、おいろけスキルを磨き続けたのって、オレの為だけになんだろ?」
「それはただ見返したかっただけで、そういう意味じゃない!」
「……ふ〜ん」
ククールさんの顔から表情が消えました。
それきり何も言わずに、ゼシカ嬢に向かって歩を進めます。
無言の圧力を受け、ゼシカ嬢は思わず後ずさります。
ですが、すぐに大きな木の幹に阻まれてしまいました。
逃げ場を失ったゼシカ嬢に、触れるか触れないかの距離まで顔を近づけたククールさんは、低い声で囁きます。
「どう言い繕ったところでさ? 女が男の為に色気を磨く理由って、ホレてる以外に何かあるの?」
ゼシカ嬢には返す言葉がありませんでした。
何故なら、ククールさんの言った言葉は全部本当の事だったからです。
何とも思っていない相手からなら、いくら『色気が無い』と言われようと、子供扱いされようと、どうでもいいとしか思わなかったでしょう。
ですがその気持ちを、天使のような美しい顔から、悪魔のように冷酷な言い方で突き付けられては、素直に頷けるはずもありません。

「何よ……。ククールなんて……」
ククールさんの完全勝利かと思われた時、ゼシカ嬢の真の必殺技が炸裂しました。
「そうやって……自分ばっかり、全部お見通しって顔してぇ……」
しばらく封印されていた、女の武器の涙が、ここで復活しました。
それまで余裕たっぷりだったククールさん、一気に狼狽し始めました。
「どうせ私は子供よ…。色気も無いわよ…。それが、あんたみたいな百戦錬磨に勝てるわけないじゃない! 悪かったわね! いい歳して初恋なのよ! しょうがないじゃない、初めてだったんだもの。『君を守る』なんて言ってくれた人も、本当に守ってくれる人も! 舞い上がりもするわよ!! どうせバカよ! ククールのバカーーーー!!!!!!」
なりふり構わずに泣き喚くゼシカ嬢を前に困り果てながらも、ククールさんはそっとゼシカ嬢を抱き寄せました。
「さわらないでよ、バカー!!」
ゼシカ嬢はもちろん抵抗しますが、力は一応ククールさんの方が強いので、振りほどけません。
「ごめん。悪かったよ。ちょっと言い方、意地悪だったな。オレもさ、ゼシカに好かれてるってわかって舞い上がっちまったんだ。ごめんな」
「う〜〜!」
腕の中で唸って暴れようとするゼシカ嬢を、痛みを伴わせないギリギリで押さえ込みながら、ククールさんは続けます。
「まだわかんない? 本当に嬉しかったんだぜ。オレもゼシカが好きだから」
ゼシカ嬢の唸りと抵抗が、ピタリと止みました。
「…うそ」
「オレがそんなウソ吐くように見えるのか?」
「うん。見える」
ためらい無く頷くゼシカ嬢に、ククールさんはガックリ肩を落としました。
「だって……あれだけ散々、『色気が無い』って言ってたくせに……」
「それとこれとは別だろ。いいんだよ、そんなもん無くても。オレがゼシカに求めてるのは色気じゃないし」
「じゃあククールは……私のどこが、その…好きなの?」
ゼシカ嬢は期待に満ちた目で訊ねました。
その瞳からは、涙は完全に消えて無くなってました。
女の涙は、やっぱり信用出来ないと思いつつも、ククールさんは答えを考えました。
頭の形を筆頭とする女の子らしい外見とか、子供みたいな純真さとか、意地っ張りで素直じゃないところとか、好きなところは一杯あるのですが、そのどれを言っても何となく怒られそうな気がしたので、もっと良い答えを探します。
そして見つけました。
今まで他の女性から得る事の出来なかった、ゼシカ嬢だけがククールさんに与えることが出来たもの。
それは……。

「ゼシカといると笑える」

基本的に気配りと奉仕の人のククールさんにとって、男同士といるのと変わらないように、気を遣い過ぎずに、リラックスして冗談を言いながら笑いあえる女性は、ゼシカ嬢が初めてだったのです。
ですが、そういう言い方で、女性が喜ぶはずはありません。
「信じられない……」
素早くバイキルトを唱え、ククールさんの腕を振りほどいたゼシカ嬢は、怒りに震えていました。
「笑えるって何よ!? やっぱりククールは、私のことバカにしてるんでしょう!?」
「ええっ? 何でそこで怒るんだよ!?」
ククールさんは、本気でゼシカ嬢が何故怒っているのか、わからないようです。
せめて『ゼシカといると明るい気持ちになる』とか言えば良かったのに、この辺りで、ゼシカ嬢に気を許し過ぎてしまってるのが裏目に出たのでしょう。
ですがまあ、この程度の誤解はすぐに解けるでしょうし、これに懲りればククールさんも、もう少しゼシカ嬢に対して丁寧な態度をとるように心掛けるようになるでしょう。
つまりはこの話はハッピーエンドどいうことで……メデタシメデダシ。

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