■朝7時頃、裏磯へ向かう途中
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この3連休の初日と2日目は生憎の雨だったが、最終日の今日は快晴となった。
海の状態は、波もなく穏やかで、昨日まで雨が降っていたのに、潮色も悪くはない。
釣りをするにはベストコンディションといえる状況だ。
ただ、最近の裏磯の釣況はあまり芳しくないようだが、果たして今日はどうだろうか。
釣り場に着いてみると、異様な光景が目に飛び込んできた。
磯際から数十メートル先で、漁船が真っ黒い煙を吐きながら急回転し、次々に網を投入していく。網を引き上げると、入れ替わりに別の船がやって来て、同じように網を投入していく。 |
8時過ぎまで、3隻の漁船が入れ替わるようにして磯際ギリギリを往復し、網を入れていた。
そのため、8時過ぎまでは誰も竿を出すことができなかった。
江ノ島の生シラスは、最近テレビで取り上げられることが多いせいか、それを目当ての観光客も多いため、土日祭日は漁師にとっては書き入れ時なのだろう。
週末の釣りを楽しみにしている釣り人にとっては、ちょっと残念なことだが...
8時を過ぎた頃から皆さん竿を出し始めたが、暫くの間は沈黙が続き、9時近くになって漸く1人の方にソーダが掛かった。
それまで、20人程が竿を出していたが、殆ど期待していなかったところへ釣れた1匹だったため、皆さん、俄然やる気が出てきたようだった。
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■磯際で漁をするシラス漁船
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それからは、忘れた頃に小さな群れが回ってきて、平均すると30分に1、2本上がったが、この時期にしては非常に渋い状況だった。
■マルソーダ---33cm
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今日はソーダ位しか釣れないだろうと予測していたが、その通りとなってしまった。
しかも、私にはマルが1匹しか釣れなかった。
ただ、釣り人20〜30人程いた中で、釣れた人はその半分位。多い人で、4匹程釣っていたが、1匹でも釣れたのは運が良い方だった。
今日は、バクダンで試してみたいことがあった。
前回、裏磯に釣行した際に、周りではカブラ針で好調に釣れているのに、私の何時も使っている手作りのハゲ皮サビキにはアタリが少なく、その対策品の効果を確認することだった。
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その対策品は、擬似カブラ針を手作りし何時ものハゲ皮付きの針とミックスしたもの。
擬似カブラ針の作り方は、針へのハリスの結び方と、チモトに糸錘を巻いて重くした点に特徴がある。
また、ハゲ皮を付ける際に糸錘の上からフラッシャーを多めに巻いて金属的な光沢を出している点も有効と考えている。
そして、今日釣れたマルソーダが喰ってきた針は、嬉しいことに自作した擬似カブラ針だった。右写真の左の針。
写真でも分かるとおり、チモト部分に巻いたフラッシャーは巻き方によって、光の反射で金色(右)に見えたり、青く(左)見えたりするのも、魚の喰い気を誘う要素になっているかもしれない。
因みに、私の隣に荷物を置かれていた方は市販のカブラ針のサビキを使用していたが、私が帰るまでに1匹も釣られていなかった。
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■手作りの擬似カブラ針
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さて、今年も残すところ1月となってしまったが、この調子では裏磯での青物は、ちょっと期待できない。
昨年の今頃は、イナダやソーダが順調に釣れていたが、今年は何だか様子が違うような気がする。
その年によって異なるが、例年、暮れ頃から年明けに掛けて鯖が釣れるときがあるが、今回はどうだろうか。
次回は、メジナを狙ってみたいが、最近やっていないから、無難なところでキス釣りかな。 |