親鸞さんのあしあと 

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常陸の国
2005年 NHKの大河ドラマ『義経』 義経と同時代に生きた親鸞を思い、親鸞さんのあしあと『常陸の国』のページをつくりました。


報恩寺の錦鯉
報恩寺の錦鯉
「まないた開き」に使われる鯉ではもちろんこれらの鯉ではない。
 
※「俎開き」の由来について
 
 親鸞上人の第一の弟子だった性信は上人の信頼が厚く、関東方面の布教をまかされていました。ある日、性信のお寺に白髪の老人がやってきて「あなたの教えで長年の迷いがとけた。ぜひとも弟子にしてもらいたい」といいました。性信は老人の願いを聞き入れて弟子にし、性海という名を贈りました。老人は大変喜び、師弟の礼は一生、忘れられないと言って北の方角へ立ち去りました。しかし、その姿は大生郷(おおのごう)の天満宮(現・茨城県水海道市の菅原天神)のある飯沼のほとりで見えなくなってしまいます。その後の夜、大生郷の天満宮の神主の夢枕に天神様が現れ、「わが師、性信上人に感謝するため毎年一度、境内の池の鯉を二匹贈りなさい。これは必ず守るように」とお告げがありました。これは天福元年(1233)の頃と伝えられています。今日まで700年以上の間、絶えることなく連綿と続いています。
 
毎年1月11日には水海道市の菅原天神から鯉二匹が同市の下総坂東報恩寺に贈られ、翌12日には東上野の本坊へと届けられて「俎開き」の儀式が行われます。
 

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解説文は一部、東本願寺「しんらんさんめぐり」から引用しています。