議会改革・市議会の活性化のページ
その4
【11月市議会】 市長と議員の期末手当引き上げに反対 補正予算は、職員給与引き上げの財源として約5000万円が計上されました。 市長と議員の期末手当引き上げの議案に、反対討論を行いました。 以下はその全文です。 【参照⇒全議案に対する各会派の賛否へのリンク】
市長、副市長、教育長の給与、議員報酬は第三者機関である報酬等審議会に諮問してその答申を踏まえて決定されることになっていて、久喜市では市長の給与、議員報酬は2016年4月に引き上げられました。 |
【11月市議会】 市長と議員の期末手当月数を引き上げへ 期末手当は年間4.3か月分(夏2.075か月、冬2.225か月)で、さらに調整率1.2をかけた額が支給されています。 職員の給与は国の人事委員会の勧告に準じて改定されることになっていますが、今年は一般職平均で0.14%(月額400〜1000円)の引き上げの給与改定案が、20日の議会最終日に追加提案されて可決される見込みです。 また期末手当は年間2.6か月分で変わらず、勤勉手当は4.3か月分から4.4か月分へ、0.1か月分の引き上げになります。 一方、市長ら市3役の給与や議員の報酬は報酬審議会の意見を聞いて決めなければならないことになっていますから、職員の給与引き上げとは連動しません。 しかし実際にはおかしなことに、期末手当の支給月数だけは職員に合わせるのが長い間の慣例になっています。 今年も、職員の勤勉手当の0.1か月分引き上げをそのまま市長や議員にも適用して、4.4か月分(夏2.075か月、冬2.235か月)の支給に改める条例改正が、職員給与条例改正案といっしょに追加で提案されることになりました。(実際には調整率1.2をかけるので、5.28か月分です。)
職員の期末勤勉手当の引き上げを市長や議員にも連動させる規定はどこにもありません。 しかも職員の勤勉手当は勤務評定が反映されますが、市長や議員の期末手当は一律支給です。 本来なら、月額は変わらなくても、年間支給金額の引き上げになるのですから、当然、報酬審議会の意見を聞くべきなのですが、市長は職員の勤勉手当に連動させる条例改正を率先して提案し、議員の大多数もそれに何の疑問も持たずに、自分たちの年間支給額を引き上げる提案を賛成して、自分たちで可決してしまう、これはおかしくないですか。 自分たちの報酬額を自分たちで決めてしまうというのは、お手盛り以外の何ものでもありません。 お手盛りを避けるために報酬審議会があるのですが、その手続きも省略して決めてしまうのは、報酬審議会の趣旨を無視していると言わざるを得ません。 職員の給与引き上げに便乗して、20日の最終日に追加議案で上程して、その日のうちに決めてしまおうというのも、姑息なやり方です。 昨年、私は期末手当の支給月数も報酬審議会に諮問しなければならないという条例顕成案を提出したのですが、新政と公明党などが反対して否決されてしまいました。 |
【政務活動費】 全会派の領収書をホームページで公開へ さらに今後、市民がいつでも見られるようにインターネットで公開します。 公開方法などについて、政務活動費公開検討委員会で協議していますが、今年度(4月以降)分から支出したすべての領収書などの証拠書類を市議会のホームページに掲載することで合意しました。 公開時期は、第1期分の報告書の監査が終了する9月以降になる見込みです。 |
【2月市議会】 議会の議決対象を拡大するべき 2月定例市議会に「議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例」の改正案を提案しました。 リース契約を報告するという提案も 一方、行政側から、「一定額以上のリース契約を締結したときは事後に議会に報告する」という条例案を作って議会側に提示してきました。 |
【2月市議会】 報酬等審議会条例の改正案を提出 市民の政治を進める会は2月市議会に、「特別職報酬等審議会条例」の改正案を提出しました。 |
政務活動費の領収書等の公開で合意 久喜市議会では、議員1人月3万円の政務活動費が会派ごとに交付されています。 市議会全会派の使途報告の公開を提案 これを久喜市議会の全体に広げるために、昨年9月に、市議会として全会派の領収書等を公開していこうと提案しました。 |
【2月市議会】 議員定数削減の定数条例改正案を提出 2月7日に定例市議会が告示され、議会運営委員会が開かれました。
|
久喜市議会の議員定数「3名減の27名」で3会派が合意 12月議会最終日に開かれた代表者会議で、久喜市議会の定数削減について話し合った結果、削減に賛成の新政久喜、公明党、市民の政治を進める会の3会派で協議を継続することになりました。 |
【11月市議会】 議員定数削減の議論が一歩進んだ 久喜市議会の定数30名は県内の人口20万人以下の市では最多です。 |
【11月市議会】 議員の期末手当増額はスジが通らない 議員と市長等の期末手当の2年連続の引き上げが、新政と公明党の賛成多数で可決されました。 |
久喜市議会の政務活動費に係る規定はどうなっているか 久喜市議会では、政務活動費の使途について、細かく規定されています。
|
【11月市議会】 市長・議員の期末手当の支給割合を2年連続で引上げ 今議会の市職員の給与条例の改正で、職員の勤勉手当が人事院勧告に沿って0.1か月分が引き上げられることになりました。 これに便乗して、市長や議員の期末手当も同じ割合で、現在の4.2か月分から4.3か月分に引き上げるという条例改正が提案されていました。 しかし職員の勤勉手当であれば勤務評価にもとづいて支給されますが、市長や議員には勤勉手当はなく一律支給の期末手当です。 職員の勤勉手当を、市長や議員の期末手当に連動させるのはスジが通りません。 しかも報酬額を引き上げる際には、報酬等審議会への諮問が義務づけられていますが、期末手当の割合の引き上げは審議会にかけていません。 これでは市民の理解は得られないと考え、反対しました。 |
|
|
【6月市議会】 議員定数削減の陳情を審査 『声と眼』513号 2016/6/24 6月市議会に『議員報酬引き上げに伴い、早急に議員定数削減を検討することを求める陳情』が提出されています。
|
【6月市議会】 議員定数削減の陳情が提出された 2016/5/30 6月定例市議会は6日に開会されます。
|
議員にタブレット貸与を決定 これによって、ペーパーレス化や議員への情報提供の効率化も進めることを目的にしています。 昨年から議会内にタブレット検討委員会(委員10名)を設置して、導入機種や使用のルールなどについて話し合いを進めてきました。 これまでに合意した内容は、 (1)タブレット【iPad Pro】を議員全員に貸与し、事務局にも配置する (2)運用開始は10月以降 (3)今年度半年分の費用見込みは、iPad 31台のリース料約38万円、情報システム使用料約48万円、通信費約165万円 (4)市議会の会議では会議の目的以外に使用してはならない (5)タブレットを通じて得た個人情報を漏えいさせないなどの禁止事項、遵守事項を設ける (6)議員は議会外でもできる限りタブレットを携帯する (7)議員の故意や過失による故障や紛失の際は議員の負担とする、などです。 使用範囲は、 (1)議会事務局や執行部からの会議開催通知や情報提供、議会スケジュールの管理、会議等で必要な資料等の提供と閲覧は、すべて原則としてタブレットを通じて行います。 (2)議員間および市との情報伝達(たとえば道路破損の通報)、災害時の緊急情報の伝達 (3)さらに、議員による市民への広報広聴活動(フェイスブック、ツイッター、ブログなど)、インターネットを通じた情報や資料の収集、調査活動にも活用することが想定されています。 その場合、議会活動や議員活動での使用と、それ以外の使用との線引きがむずかしいため、通信費の2分の1は議員の自己負担とする(政務活動費から支出)ことでも合意しました。 これまで逗子市議会など、タブレット導入の先進市議会を視察してきて、議案書や膨大な議会資料等の印刷製本費、職員の作業量を大幅に削減できること、また情報伝達のスピードアップや情報共有にも有効なことがわかっています。 久喜でも…。 |
【2月市議会】 市長・議員の期末手当の支給割合を引上げ (1)議員T市長等の期末手当の引き上げ、 (2)議員報酬・市長等の給与の引き上げの議案が提案されました。 (1)の期末手当の引き上げは、2015年度分に遡及適用して3月中に支給するために、他の議案に先行して8日の本会議で採決が行われました。 市民の政治・共産・無会派の田中の7人が反対、新政・公明の19人全員の賛成で可決されました。 市長・議員の期末手当は、現在の4.1か月分から0.1か月分を引き上げて、年間で4.2か月分となります。
これは職員の勤勉手当を人事院勧告に沿って0.1か月分を引き上げるのに合わせて、市長や議員の期末手当も同じ割合で引き上げるというものです。 しかし職員の勤勉手当であれば勤務評価にもとづいて支給されますが、市長や議員には勤勉手当はなく一律支給の期末手当です。 職員の勤勉手当を、市長や議員の期末手当に連動させるのはスジが通りません。 しかも報酬額を引き上げる際には、報酬等審議会への諮問が義務づけられていますが、期末手当の割合の引き上げは審議会にかけていません。 これでは市民の理解は得られないと考え、反対しました。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
【2月市議会】 議員報酬引き上げ → 定数減らすべき
現在の議員の報酬額は県内同規模の13市の中で最低額ですが、今回の引き上げで6番目となります。 議員全員の年間報酬支給総額は現在は約1億8500万円(県内同規模13市中2位)で、改定後は大幅に増えて13市中トップの2億1000万円になってしまいます。 これは13市の議員定数の平均は24人なのに、久喜市は30人といちばん多いためです。 昨年10月に出された報酬等審議会の答申書では、報酬引き上げは認めたものの、「今後、議員報酬の額を改定する場合は、議員報酬総額を考慮して検討を行うことが適当である」と明記されました。 現在の条例では定数は30名ですが、県議選への転出などで現員数は27名です。 議会審議にはそれで十分間に合っているのですから、2年後の市議会議員選挙時までには議員定数を削減していくべきです。 |
【11月市議会】 市長専決の拡大は議会の責任放棄だ 専決処分には2種類があって、地方自治法179条では「緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がない」ときは市長が専決処分することができ、次の議会で事後審査すると規定されています。 それに対し、今回の議案は180条2項に基づいて専決処分の対象を拡大するもので、議会の権限を放棄して市長に委任し、議会には報告だけで審査も行われません。 提案理由で「迅速な対応が必要な時、その都度、臨時議会を開かなければならない」「議会の効率的な運営と円滑な事務処理を図るため」と説明されていました。 しかし緊急の対応が必要であれば179条を適用して専決処分して、後で議会で審査し承認を得るべきです。 最初から“決定は市長の判断に任せる。議会には報告だけでいい”というのでは、市長に対するチェック機関としての議会の責任放棄です。 |
【11月市議会】 市長の専決事項の追加に反対しました 定例市議会は12月24日に議案の討論・採決を行って閉会しました。
|
議員の欠席理由に、出産・育児も認める 全国の自治体議会で同様の条文になっていますが、女性議員の活動を保障するために、会議規則を改正して「出産」による欠席を明記する動きが広がっています。 久喜市議会では、市民の政治を進める会が公明党、共産党とも協議して、現行の規定を「傷病その他の事故」に改めるとともに、新たに「出産」の他、「育児、介護、看護」も明記するするよう代表者会議に提案しました。 少子高齢化社会が進む中で、育児休業や介護・看護のための休業は民間企業でも広がってきていて、社会的にも認められています。 代表者会議で6月議会から何度も会派間の話し合いを続けてきましたが、新政久喜が「出産と育児までは認めるが、介護と看護は必要ない」と主張して反対したため、合意することができませんでした。 やむをえず今回の改正は、現時点で全会派が一致している「出産・育児」の明記にとどめることになりました。それにしても今どき、育児はいいが介護や看護の欠席理由を認めないというのはあまりにも時代錯誤ではないでしょうか。 公明党から『今後、現実に(介護や看護などの)必要が生じた場合には改めて協議する』よう求める発言もありました。
★埼玉県内では、川越と狭山の市議会が会議規則の欠席届の理由に「育児、介護、看護」を明記している。自治体議会がそれぞれの判断で先進的な規定を取り入れていく姿勢が求められている。★ |
議員用タブレットの導入を検討 議員用にiPadなどのタブレットを導入する議会が増えてきており、これまでに逗子市議会、岐阜県関市議会などでの先進的な実践を視察してきました。 これらの議会では、議会関係の通知や議案書などは印刷製本しての配布や郵送をやめて、タブレットにメールで送信し、紙の使用量を減らすとともに、職員の事務作業や経費の削減に成功しています。 分厚い予算書や計画書などすべての資料をデータ化してタブレットで読めるようにして完全ペーパーレス化をめざしている市議会もあります。 問題は議員のスキルに差があって、人によっては資料を印刷して読んでいるなど全員が使いこなせていないことですが、必要な資料をいつでもどこでも確認できるのは大きなメリットです。 長期的にはこの方向に進んでいくことは間違いありません。 検討委員会では今後、機種の選定(iPadか従来のモバイルパソコンか)、インターネット接続をどうするか、費用負担の問題などの検討を進めていく予定です。 先進市では議員全員分の導入経費は200万円前後ですが、通信費を個人負担としている議会もあります。 |
市長給与、議員報酬の大幅引き上げを答申 10月23日、第2回特別職報酬等審議会が開かれ、市長ら市3役の給与額と議員報酬の大幅引き上げを答申しました。
久喜市では前回の引き上げは1995年でしたから、20年間据え置かれてきました。 |
議員1人 現在の報酬額 の順位 |
人口 (人) |
議員報酬 月額 (円) |
議員報酬 年額 (円) |
議員 定数 (人) |
議員全員の 総支給額 (円) |
総支給額 現在の 順位 |
久喜市 改定後 の順位 |
|
1 | 戸田市 | 133,319 | 450,000 | 7,668,000 | 26 | 201,924,000 | 1 | 2 |
2 | 狭山市 | 154,126 | 440,000 | 7,444,800 | 22 | 165,985,200 | 6 | 6 |
3 | 三郷市 | 136,840 | 430,000 | 7,353,000 | 24 | 178,695,000 | 4 | 4 |
4 | 入間市 | 149,591 | 414,000 | 7,029,720 | 22 | 157,115,940 | 9 | 9 |
5 | 深谷市 | 154,406 | 403,000 | 6,818,760 | 24 | 166,594,320 | 5 | 5 |
6 | 坂戸市 | 101,031 | 390,000 | 6,598,800 | 22 | 147,863,880 | 11 | 11 |
7 | ふじみ野市 | 112,352 | 382,000 | 6,463,440 | 21 | 138,777,840 | 12 | 12 |
8 | 加須市 | 114,748 | 378,000 | 6,395,760 | 28 | 181,450,080 | 3 | 3 |
9 | 新座市 | 160,615 | 400,000 | 6,288,600 | 26 | 164,792,760 | 7 | 7 |
10 | 朝霞市 | 134,709 | 379,000 | 6,253,500 | 24 | 152,592,000 | 10 | 10 |
11 | 富士見市 | 109,395 | 369,000 | 6,221,340 | 21 | 132,199,260 | 13 | 13 |
12 | 鴻巣市 | 119,194 | 365,000 | 6,175,800 | 26 | 162,668,880 | 8 | 8 |
13 | 久喜市 | 154,396 | 360,000 | 6,091,200 | 30 | 185,612,400 | 2 | |
現在の平均 | 396,923 | 6,677,086 | 24 | 164,328,582 | ||||
5 | 久喜市改定後(年額は概算) |
410,000 | 6,930,000 | 30 | 210,000,000 | 1 |
議員の現在の報酬額は県内同規模の13市の中では最低額でしたが、今回の答申通りに引き上げられれば、13市中で、月額で6番目、年額で5番目(期末手当の割合が市によって異なります)となります。 |
久特報第 号 平成27年 月 日 久喜市長 会長 大豆生田 章 久喜市特別職の報酬等の額について(答申) 平成27年10月6日付け、久人第1334号にて諮問のありました標記の件につきまして、別添のとおり答申します。 答申書 平成27年10月6日,当久喜市特別職報酬等審議会(以下「審議会」という。)が諮問を受けた久喜市議会議員の報酬並びに市長,副市長及び教育長の給料の額等について,次のとおり改定することを適当と詰める。
2 実施時期 [別紙] 1 はじめに |
議員の欠席理由に、出産などを追加へ 病気などもすべて「事故」に含まれると解釈されてきましたが、あまりにも限定的な規定で、時代に合っていません。 そこで今年、全国市議会議長会では「出産」も欠席理由として認めるように指針を出し、全国の市議会で会議規則の改正が進んできています。 市民の政治を進める会は共産党や公明党とも話し合って、「事故」を「傷病その他の事故」と改めるとともに、「出産」に加えて、「育児、看護、介護」も欠席理由として、会議規則の中に明記するよう、久喜市議会代表者会議に提案しました。 新政久喜だけが「出産と育児までは認めるが、看護や介護は必要ない」と主張して合意に至っていません。 公務員や民間企業でも「看護休暇」や「介護休暇」も広がっており、社会通念上もあたりまえになってきています。 また、育児は認めるが看護や介護は認めないというのも理屈が通りません。 新政は「会議の出席は議員の義務だ」「家庭や病院で看護する方法もある。介護保険もある。他に頼むこともできる」「改正の目的は女性の政治参加の推進で、ほとんどの市議会では改正は出産だけに限っている」などと反論していて話がかみ合いません。 もちろん議員は議会への出席が最優先ですから、実際には各々の議員の判断ですが、子どもや家族の看護や介護は欠席の理由として認めないというのはあまりにも時代遅れではないでしょうか。 それとも議員は特別な人間でないと務まらないということでしょうか。
★人間ならばいろいろな理由で休まざるを得ないこともある。普通の市民が普通の市民生活を送りながら、普通の市民感覚を持って議会に参画していくことが大切なのではないか。★ |
議員報酬・市長給与を引き上げか 2015/10/7 10月6日、市役所会議室で「久喜市特別職報酬等審議会が開かれました。
現在の報酬・給与額は、合併前の旧久喜市の時(1995年/平成7年)に改定され、合併時にもそのままの額で引き継がれ、合併後の2011年に報酬審議会に改定が諮問されましたが、その時には「現行額に据え置くことが適当である」という答申で、引き上げはされませんでした。 当日に配られた資料によると、県内40市中で、
人口10〜20万人の県内同規模団体(県内13市)の比較では、
久喜市の議員報酬の月額支給額は同規模市13市中ではいちばん低いのですが、議員定数が30人でいちばん多いので、全員の年額報酬支給額ではトップクラスになっています。 |
議員への連絡はメールを基本に 9日の代表者会議で、今後はメールによる連絡を基本とし、ペーパーレス化を進めていくことで確認しました。 問題は市役所各課から議員への行事等の案内です。 いまだに郵送が中心ですが、郵送料や手間、紙の無駄では? これもできるだけメール通知に移行するよう、各課に要請していくことになりました。 |
他市では子連れ傍聴禁止の議会もある? そこで、近隣の市議会を調べてみたところ、春日部市議会、蓮田市議会、幸手市議会などの傍聴規則でも「児童及び乳幼児は傍聴席に入ることができない」となっていました。 傍聴希望者は氏名・住所を記載しなければならない上に、傍聴を制限する多くの規定がありました。 たとえば「人に危害を加えるおそれのあるものを所持し」ている場合というのはしかたがないとしても、「異様な服装をしている者」、「会議を妨害し又は人に迷惑を及ぼすと認められる者」「議事を妨害することを疑うに足りる顕著な事情が認められる者」は傍聴を禁止するというのですが、いったい誰がどうやって判断するのでしょう。 またほとんどの市議会では、常任委員会の傍聴は委員長の「許可制」になっていて、傍聴の申込があったら委員長がいちいち委員会に諮って認めるかどうかを決めている議会もあります。 代表者会議や全員協議会は最初から「非公開」とされていて、かんじんなことは市民の目に触れないところで決定してしまっている議会もまだ多くあるようです。 議会の傍聴は市民の権利です 久喜市議会の傍聴規則は、市民の権利としての傍聴を保障する全国的にも先進的な規定になっています。第3条では「何人も会議を傍聴するために傍聴席に入場することができる」としていますから、子どもでも(子連れでも)傍聴席に入れます。 傍聴は市民の権利なのですから氏名などを書く必要もなく、入場券をもらってそのまま傍聴席に入れます。 久喜市議会で傍聴を制限するのは、人に危害を加えたり迷惑を及ぼすおそれのある物を所持している場合と、「酒気を帯びている者」「飲食をしようとする者」などに限定されています。 当然ながら「異様な服装」などの規定はありません。 ただし携帯電話やパソコンは電源を切らないと入れません。 久喜市議会の傍聴規則の最大の特徴は、「傍聴者の権利」を明文で保障していることです。 第8条「議長は、傍聴者の権利を十分尊重しなければならない」「議長は、会議において配布する文書及び傍聴者が会議の内容を知る上で必要と思われる文書及び資料等を傍聴者の閲覧に供するよう努めなければならない」「議長は、傍聴者の利便性を図るため、常にこの規則を見直し、その改善に努めなければならない」という規定は、全国の議会に先駆けて久喜市議会が定めているものです。 久喜市議会の本会議では、休憩に入る際に議長が「傍聴者の皆さまに申し上げます。この休憩は○○のために議会運営委員会を開くための休憩です」などと傍聴者に説明しています。 これもわかりやすい議会運営を進める工夫です。 さらに久喜市議会のすべての会議は“原則公開”です。各常任委員会、議会運営委員会、各会派代表者会議、議員全員協議会などの傍聴も許可制ではなく、本会議と同様に誰でも自由に傍聴できるようになっています。 したがって久喜市議会では“密室審議”はありません。 (法律や条例では必要があれば「秘密会」にすることができる規定もありますが、これまでにそうした例はありませんでした)。 久喜市議会では毎議会、本会議と委員会を合わせて100〜150人くらいの方が傍聴に来ています。 市役所まで来られない人のために、本会議はインターネット中継も行っていますが、画面には発言者しか映りません。 やはりできるだけ実際の議場に来て、議場全体のようすをご覧になるようお薦めします。 ★傍聴席で子どもがぐずって議事に支障が生じたら、保護者が自然に廊下へ出ていますから問題は出ていません。 協力が得られなければ議長が議場整理権を行使することになりますが…。★
【参照】 幸手市議会傍聴規則へのリンク 【参照】 蓮田市議会傍聴規則へのリンク |
議会基本条例の議員アンケートが送られてきました 合併前の旧久喜市議会で『議会基本条例』を制定していましたが、合併で失効し、現在は制定されていません。 アンケートは久喜市議会で議会基本条例を制定するよう求め、その取り組みについて議員の考えを聞くものです。 残念ながらこのアンケートに対して回答したのは、議員30名の中でわずか5名(市民の政治を進める会の猪股・川辺、共産党の杉野・石田・平間)だけでした。 新政久喜の16名と公明党の5名からは1人も回答しなかったというのは、まさか会派内で申し合わせたわけでもないでしょうが、なぜでしょう。
7月24日に、回答した5名の議員とハッピー久喜の皆さんとで意見交換会を行い、今後も話し合いを行っていくことで一致しました。 なおその後、ハッピー久喜から、最大会派の新政に対しても話し合いを申し入れたものの、こちらは拒否されたそうです。 ★昨年9月議会に議会基本条例の制定を求める陳情が提出された際には、議会運営委員会の審議で、新政の山田が消極的、石川、市民の政治の猪股、共産の渡辺が積極的な考えを述べた。★ |
|
新政との話し合いは拒否されたらしい 6月末に、ハッピー久喜より、5名の議員の回答全文が回答した議員のもとに送付されてきました。また、7月24日の意見交換会の経過について、8月に発行された「ハッピー久喜だより」に掲載されていました。 その中に、新政久喜との話し合いが実現できなかった経緯が報告されていますので、その全文を引用します。
これが事実なら、議員が市民団体との話し合いの席にも着かないというのは驚きですが、まあ、それでいいと思っているのであれば仕方ないかもしれません。 |
|
ご意見や情報はこちらへ tomoni@kjd.biglobe.ne.jp |
トップ |