3・11 原発震災 《3》
2015/6/9〜
【9月市議会】 9月定例市議会に、市民の政治を進める会で意見書を提出しました。
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【2月市議会】 2月定例市議会に、「福島第1原発放射能汚染処理水の周辺環境への放出に反対する意見書」を提出しました。
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【2月市議会】 福島第1 原発におけるトリチウム等汚染水の 2月定例市議会に、「福島第1 原発におけるトリチウム等汚染水の海洋放出に慎重な対応を求める意見書」を提出しました。 なお、私は最初は「海洋放出に反対する意見書」として提出しましたが、他の会派と話し合って、「海洋放出に慎重な対応を求める意見書」に変更しました。 これは汚染水からの放射性物質の除去技術を探ることや、地元の理解を求めることを優先すべきであって、海洋放出そのものを全否定するのであれば賛成できないという、一部議員の声に配慮したものです。 私個人としては、海洋放出は絶対に認められないと考えていますが、とりあえず海洋放出にストップをかけられるのであれば、「慎重な対応」という柔軟な表現でよいと考えました。
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東海第2原発事故の避難者受入れ協定 『声と眼』564号 2019/1/17 東海第2原発(茨城県東海村)は稼働から40年を超えた老朽原発で、2011年の東日本大震災で被災して停止しました。 |
原発事故で、水戸市から広域避難者を受け入れの協定書 2018/12/26 12月25日、久喜市など埼玉県内11市町は、茨城県東海村の東海第2原発で原発事故が発生した際に、水戸市民の避難を受け入れる「広域避難協定」を締結した。
久喜市は3114人を受け入れる計画で、施設は市内にある5つの県立高校の体育館を予定している。
協定書には、久喜市が被災した際には、水戸市が支援するという「相互応援」の規定もあるのだが、これはこの協定書に盛り込むのは大いに違和感がある。 東海第2原発は再稼働すべきでない 茨城県東海村にある東海第2原発は今年11月に稼働から40年になる。 |
【9月市議会】 東海第2原発の廃炉を求める意見書が可決されました 2018/9/29 私は9月定例市議会に、「東海第二原子力発電所の運転期間を延長しないことを求める意見書」を提出し、14日の本会議で提案しました。
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【9月市議会】 東海第2原発の廃炉を求める陳情が提出された 2018/8/23 8月20日、市議会に「東海第二原子力発電所の運転期間を延長しないことを求める意見書を提出するよう求める陳情」が提出されました。
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【2月市議会】 県議会の「原発再稼働意見書」撤回を求める決議は否決された 『声と眼』547号 2018/3/10 私は、埼玉県議会が12月に可決して政府に送付した「原発再稼働を求める意見書」の撤回を求める決議を提案し、市民の政治・公明・共産が賛成しましたが、新政の全員が反対して否決されました。 |
埼玉県議会の原発再稼働を求める意見書の撤回を求める決議 2018/2/2 久喜市議会が1月31日に開会されました。 決議案の提出者は猪股(市民の政治を進める会)です。
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県議会が「原発再稼働を求める」って!? 『声と眼』545号 2018/1/30 昨年12月22日、埼玉県議会は『原発再稼働を求める意見書』を賛成多数で可決して国に送りました。 原発再稼働の意見書 撤回すべき 1月31日から開会される久喜市議会に、私は「埼玉県議会の『原発再稼働を求める意見書』の撤回を求める意見書」を提出する予定です。 |
【11月市議会】 総合振興計画に、原発事故の防災対策を明記すべき 『声と眼』543号 2017/12/15 11月市議会に久喜市総合振興計画の後期基本計画(2018〜22年度)案が提案されました。 |
放射能対策費用など東電の賠償を 『声と眼』542号 2017/12/3 2011年3月11日の福島第1原発事故以降、久喜市では学校給食の食材や水道の放射性物質検査、学校や公園などの公共施設での放射線測定を続けています。 |
【9月市議会】 原発再稼働に反対の意見書に賛成 2015/10/1 9月市議会最終日の9月29日、原発再稼働に反対する意見書に賛成討論をしました。
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“震災復興資金の流用”は許されない 被災地や被災者、避難者の支援のための復興資金が、全国の市町村の清掃工場のごみ焼却炉の建設の補助金として「流用」されていることが明らかになっています。 震災復興資金は、そもそも被災地の復興を目的として、民主党政権下で予定されていた高速道路無料化や子ども手当の棚上げし、国民全部に増税(所得税25年間2.1%、住民税1人1000円・10年間。法人税も3年間10%増の予定だったが2年間で終了した)して、25兆円を確保したとされています。 しかし実際には、被災地の復興の遅れが指摘され、最近では被災者や避難者への支援の切り捨てが打ち出されてきている一方で、復興資金が、大震災とは関係ない公共事業に使われているというのは、いったいどういうことでしょう。 たとえば、2012年には東京都ふじみ野衛生組合の焼却炉建設に51億円、西秋川衛生組合に19億円、大阪府堺市のごみ焼却炉建設に86億円、富山県高岡地区広域事業組合の焼却炉建設に18億円(13年度にも36億円)、埼玉県川口市の焼却炉建設に36億円、等々です(講演会での環境ジャーナリスト青木泰氏の資料による)。 久喜の八甫清掃センターにも復興資金が流れた こうした復興資金の流用は、久喜市でも行われていました。久喜宮代衛生組合では、2014〜2015年度の2か年継続事業として、八甫清掃センターの焼却炉長寿命化工事を実施しました。 八甫清掃センターの焼却炉は、震災で被害をこうむったわけでも何でもなく、老朽化対策の焼却炉使用期間の延命が目的でした。 工事の総事業費10億9106万円で、2014年の当初予算編成時には、環境省の循環型社会形成推進交付金3分の1、残りの9割(約6億円)を地方債を発行し、1割を久喜市の一般財源で負担する計画でした。 ところが、2014年度末になって、急に国から「復興資金の対象になった」という連絡が来て、久喜宮代衛生組合と久喜市が申請した形で、結局、工事費のほぼ全額が復興資金からの交付金でまかなわれることになりました。 最終的に2年間で、環境省の循環型社会形成交付金(補助金)が3億3310万円、総務省の地方交付税復興特別交付金6億6620万円が復興資金から交付され、久喜市の負担は9175万円(内、地方債が6870万円)ですんだ計算になります。 衛生組合議会および久喜市議会で、総務省からの地方交付税復興特別交付金から交付されるという補正予算が審議された際に、私は、「震災被害を受けていないのに、復興資金を流用することは許されない」として反対しました。 その時には、復興資金の流用額は地方交付税復興特別交付金の2年間の合計で6億円と理解していたのですが、今回改めて調べてみて、環境省からの補助金も含めて、国からの交付金の全部(約10億円)が復興資金だったことがわかりました。 参照記事⇒復興予算の流用に反対 2015/4/5 衛生組合の財政担当職員も、当時急に環境省から「震災の復旧・復興枠」に該当することになったという連絡が来て、なぜそうなるのか理由がわからなかったそうです。 国が言ってきたことを断るわけにはいかなかったとしても、結果的に、久喜市が震災被害とは関係ない事業に、「震災復興」を目的とした財源の流用に荷担してしまったことになるわけで、『財政モラルの破綻』と言わざるを得ません。 久喜宮代衛生組合に限らず、国が、全国自治体の焼却炉建設や改良工事に復興資金をばらまいている理由は何でしょうか。 復興事業の遅れで復興資金が使い切れないでいる事実をごまかそうとしているのではないか、中身はないのに復興事業の支出金額だけ膨らませて見せかけの実績を上げようとする官僚の思惑、さらには焼却炉メーカーとの癒着などが指摘されています。 福島の被災者、避難者、子どもの支援を 東日本大震災の後、私たちは「絆」ということばを掲げて、被災地の復興と、被災者、避難者支援に取り組んできました。宮城県や岩手県などの津波による被害に対しては、復興が進んできたと言われています。 しかし福島県、特に福島第1原発の爆発・放射能の拡散で汚染された地域では、いまだ復興どころか除染さえ進まず、多くの避難者たちがふるさとへ帰れる見通しもまったく立たないでいます。 しかし政府と福島県は、「除染」が進んでいるとされる地域で、年間20ミリシーベルト以下の区域は「避難指示解除準備区域」とされて、生活インフラの整備を進めて、自治体と住民の理解を得て避難指示を解除するとしています。 放射線管理区域の線量が年間5ミリシーベルトですから、20ミリシーベルトというのは途方もない数値であって、人が生活していてはいけない汚染地域と言わざるを得ません。 そこに住民を帰還させる(帰還を許可する)ことなどは、本来許されることではありません。 にもかかわらず、政府と東電は避難者への住宅手当の支給打ち切りの方針を打ち出し、避難者の帰還を促進させようとしています。 ましてや、復興財源の流用を大々的に進めておいて、一方では被災者や避難者への支援を打ち切るような政府のやり方に反対します。 福島県内ではすでに126人にもおよぶ小児甲状腺がんの子どもたちが出ているにもかかわらず、政府も福島県も被ばくとの関係を否定しています。 通常、小児甲状腺がんは100万人に1人の発生率と言われているのに、福島県におけるこの異常発生が、被ばくの影響でなければ何だと言うのでしょうか。 被災者、避難者、特に子どもたちへの支援を強めるべきです。 |
福島原発震災情報連絡センターの総会に参加(5月30・31日) 2015/6/10 5月30日、全国各地の自治体議員で作っている「福島原発震災情報連絡センター」の総会が福島県いわき市で開かれて、参加してきました。 「被災地の現状を知る」スタディバスツアー 31日には被災地の現状を知ろうと、現地スタディ・バスツアーを実施しました。 |
朝8時、バスツアー出発 |
0.09マイクロシーベルト、久喜と変わらない |
国道6号線を北上、海に出た |
0.12マイクロシーベルト、少し上がってきた |
広野町の火力発電所の煙突が見える |
もうすぐ楢葉町、国道は車の通行量が多い |
0.22マイクロシーベルト |
突然、除染土の仮置き場があった |
「特定廃棄物保管場所」っていうんだ |
久喜市は、校庭などで毎時0.23マイクロシーベルト以上となった場合に、面的な除染をするとしています。 | ||
楢葉町 仮置き場があちこちにある |
楢葉町、人も車もまったく見えない |
除染作業員の宿舎には車がいっぱい |
楢葉町天神崎から眼下に広がる仮置き場 |
楢葉町上繁岡の公式測定ポスト 0.416マイクロシーベルト |
その周辺で、0.56マイクロシーベルト |
とうとう、1マイクロシーベルト |
白鳥の集まる池、今は人はだれも来ない |
富岡町の市街地 金網で仕切られて立ち入り禁止 |
町で設置した測定ポスト 1.264マイクロシーベルト |
富岡町の住宅地、まだ除染できていない |
バスの窓から、3.12マイクロシーベルト とうていバスからは降りられない |
バスの中でも1マイクロシーベルトを超えた |
津波で破壊されたそのままの商店 高放射線量の中で、復興は手つかず |
「子どもたちの未来のために 東北電力」 電柱にはこんな宣伝文句が残っていた |
富岡駅は津波で流された ここは駅前広場だったところ |
駅前商店街は4年前のまま 無人で、時間が止まったようだ |
宮城県や岩手県、福島でもいわき市などでは復興が進んでいるとされている。 しかし放射能汚染地域が津波だけの被災地と違うところは、除染作業が済まない限り、人は立ち入れない、「復興」へと進むことすらできないということだ。 今回、除染作業がわずかずつでも進んでいる帰還困難区域の外側をまわってきたが、人もいない、車も通らない町並みにやりきれない思いがした。 |