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情報公開・個人情報保護 2017〜



【一般質問】 情報公開制度の形骸化を許さない
2017年9月市議会 『声と眼』538号 2017/9/25

 6月に学校給食の食器更新についての公文書を公開請求しましたが、実際には保存されている文書が「存在しない」とされていたことがわかりました。
これは情報公開条例に違反する情報隠蔽に他なりません。
職員が『内部で使用するために作成した文書は公開しないでよい』『保存年限を過ぎた文書は(廃棄したことになっているから)公開しないでよい』という間違った認識でいたこともわかっています。
公文書は保存年限を過ぎても自動的に消滅するわけではなく、公文書館で保管されている場合もあります。
職員が職務上作成した情報は公開請求されればその情報を探してでも公開する義務があります。
職員に対してすべての市の情報は市民のものであり原則公開であるという大原則を徹底させなければなりません。

 情報の公開・非公開はもともとは公文書館情報公開係で決定していましたが、制度が定着してくる中で、担当課が公開や非公開の決定を行う仕組みに変更されていました。
その弊害で、情報公開制度を十分に理解していない職員が間違った判断で「非公開」としてしまうことになったようです。
そこで、公開の審査や決定の仕組みを見直すように求めました。

 当局は、情報公開の基本的理念や公文書のとらえ方について、職員の理解が不十分であったことを認め、職員への周知徹底をはかることを約束しました。
さらに今後は公開・非公開の判断を担当課だけで行うのでなく、公文書館との事前協議を義務付け、情報公開請求に対する統一的な判断と決定ができるように事務の見直しも行っていく方針を表明しました。


教育委員会の情報隠しは許されない
『声と眼』536号 2017/8/16

 教育委員会は学校給食の食器にプラスチック製を選定する理由として、強化磁器食器は割れやすいのでコストがかかると説明しています。
しかしそれが本当かどうかを調べるために、私は6月にそれぞれの食器の過去の破損・購入枚数の資料の情報公開請求を行いました。
これに対して7月14日、教育委員会は平成24年度以降の購入枚数の文書だけを公開してきました。
23年度以前の購入枚数は文書が「存在しない」、破損枚数の資料も「存在しない」という回答でした。

 しかし6月市議会の一般質問で私が過去の食器の破損状況を問題にした際に、教育部長が『手元にある統計ですと、平成23年度(大震災の年)には2146枚、破損率で8.22%』と答弁していたのです。
議会では答弁していたのに、「資料がない」というのは明らかにおかしい…、私は8月8日、教育委員会学務課に出向いて、この矛盾について説明を求めました。

「ない」と言っていた資料が出てきた

 その結果、職員は資料が存在することを認め、「久喜地区強化磁器食器破損状況調査」と題された表を出してきました。
そこには22〜28年度の各食器別の詳細な破損枚数が記されていました。

 この間の私の情報公開請求、それに対する「非公開決定」とその後の経過で明らかになったことは、久喜市行政の情報公開に対する後ろ向きの姿勢です。
教育委員会は22年度以降の強化磁器食器の破損状況の資料を持っていたのに、「ない」「廃棄した」とウソをついていたことになります。
これは久喜市情報公開条例違反であって、許されない行為です。

行政の隠蔽体質こそが問題

 教育委員会が、本当はある資料をなぜ『文書不存在』としたのか、その理由は『職員が内部で作成した書類だから、公開する必要はないと思っていた』というのです。
また、その内部資料を作成する元になった公文書は『保存年限5年を過ぎたので廃棄した』とも言っているのですが、保存年限を過ぎた文書がすべて自動的に消えていくわけではありません。
実際、職員は最初は『廃棄したので存在しない』と言っていましたが、私が何度も『本当に廃棄したのか』と問い詰めると、『ないと思う』とあいまいな答えになってきました。
つまり、「5年を過ぎたから廃棄してよい」というルールから、「廃棄したはずだから存在しない」と結論づけ、本当は残っているかも知れないのに、ないことにして済ましてしまうということです。
あるいは、「保存年限を過ぎた文書は廃棄してよいことになっているのだから、公開する必要はない」と考えていたフシもあります。

 私は、21年度以前(合併前)の資料も残っている可能性があると考え、あらためて過去の食器の破損・購入状況の情報公開を請求しました。
場合によっては公開審査会にも申し立てて調べてみようと考えています。
行政による情報隠しと、お役所の都合と論理で結論を誘導しようとする、久喜市行政の体質をこそ問題にしていかなければなりません。

★最初は『資料はない』『廃棄した』と言っていて、後になって『隠したわけではない』って…。国会での情報隠蔽問題とまったく同じ構図ではないか。
久喜市行政への信頼が揺らいでいる。★