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市議会の動き
1999年


12月定例市議会の日程
声と眼』177号 1999/11/15

 月   日     
11 17   代表者会議
24   議会運営委員会
12 本会議 開会・議案の提案・説明
本会議 市政に対する一般質問 1日目
本会議 一般質問 2日目
本会議 一般質問 3日目
本会議 議案に対する質疑
本会議終了後、議会活性化検討委員会
10   総務委員会
  市民経済委員会
13   建設委員会
  文教福祉委員会
 21 本会議 委員会審議の報告、
議員提出議案の上程・説明・質疑、
討論・採決

 4月の改選後、一般質問をする議員が増えて、9月議会ではほとんど休憩なしで夜7時くらいまでかかったため、今回から3日間になりました。12月議会で一般質問を通告した議員は18名(3日間とも6人くらいずつ)で、私は7番目、6日の午前中になる見込みです。

★市議会は本会議、委員会のすべてが公開です。みなさんの都合のよいときに、市役所5階・議会事務局へいけば傍聴できます。★


9月定例市議会はじまる
『声と眼』173号 1999年9月6日

 市長から提案された議案は13件。昨年度の一般会計・特別会計の決算認定、補正予算などが提案されます。

9月定例市議会の日程
 月   日     
23   代表者会議
30   議会運営委員会
本会議 開会・議案の提案・説明
  本会議 市政に対する一般質問
  本会議 一般質問
  13 本会議 議案に対する質疑
  14   総務委員会
市民経済委員会
  16   建設委員会
文教福祉委員会
  24 本会議 委員会審議の報告、
議員提出議案の上程・説明・質疑、
討論・採決

一般質問の通告をしたのは次の17人(私は11番目で9日の午前中の見込み)。

大地 猪股・新井・鈴木・石川
新政 小河原・岡崎
公明 角田・戸ヶ崎・岡崎
共産 砂川・木下・木村
市民 渋谷・原
無会派 岸・後上・須藤

 6月定例会で過去最高の17人となり(市議選前は10〜15人)、今回も同じ人数。6月は2日間ともほとんど休憩もとれずに午後6時頃までかかりました。そこで一般質問の日程を1日増やすよう求めましたが、結局これまで通りの2日間に。
 議会運営委員会で議長が「市長と調整したが日程がとれなかった」と説明したのに対し、市長は「調整してはいない。調整できないというわけではないが慎重に検討してほしい」と発言してくいちがい(議長が当局に気を使って、日程の追加を強くは求めなかった?)。しかし発言者が増えて活発化するのは、市民から見ても望ましいこと。おざなり答弁ですまさせないためにも、十分な審議時間を確保すべきです。(県内他市でも一般質問は3〜4日がほとんど)


一般会計補正予算6億円
財政調整基金は11億に膨張
『声と眼』173号 1999年9月6日

 当初予算は199億8900万円、今回6億3300万の追加で 206億を超えました。国からの地方交付税が約7億、繰越金が5億円増などと大きくふくらんだのが主な理由です。
 支出では、◆保育園の全室にクーラーを設置、◆ふれあいセンターの西側・北側入口に雨よけを設置、◆市道新設改良費8782万、◆交通安全施設整備費4323万、◆青毛エンゼル公園トイレの設計費など。
 また余った財源超過分は、財政調整基金取り崩しを取りやめ(当初約6億を予定)、さらに約3億円を基金に積み立てます。


監査委員の選任は一転、可決
『声と眼』1999/7/12 169

 臨時議会で否決されていた監査委員の選任問題。市長が松村氏の選任を再提案して、大地と公明が賛成、無会派3名が退席。新政・共産・市民(旧社会)は前回同様に反対。その結果、賛否同数となり、議長裁定で可決されました。前回反対した公明と無会派の岸・須藤氏は、議会選出監査委員の不在=異常事態を終わらせるという政治判断で態度を変更。なお、前回賛成した後上氏は“会派間のごたごたに関わりたくない”と退席に回りました。


6月定例市議会始まる
『声と眼』1999/6/7 167

 市長から提案された議案は4件。来年4月からの介護保険制度の実施に向けて、介護認定審査会が設置されます。また「安心できる介護保障の実現を求める請願」が提出されています。

日    程
2日(水) 議案の説明
4日(金) 市政に対する一般質問
7日(月) 一般質問(続き)
8日(火) 議案に対する質疑
10日(木) 総務委員会
11日(金) 文教福祉委員会
18日(金) 委員会の審査報告、議員提 出議案の審議、討論、採決

一般質問は17人で、これまでで最多。新人議員も全員が質問通告を出しました。
 大地/猪股・新井・鈴木・石川・内田、新政/小河原・岡崎、公明/角田・戸ヶ崎・岡崎、共産/砂川・木下・木村、市民/渋谷・原、無会派/岸・後上


新市議会がスタート
『声と眼』1999/5/24 No.166

選挙の結果、市議会の会派構成が大幅に変動しました。
【◎代表、○副代表】
政策集団・大地
(8人)
◎新井 ○猪股 金沢 松村 
鈴木  福垣 石川 内田
新政会(5人) ◎町田 ○木村 川瀬 小河原 岡崎
公明党(4人) ◎角田 ○戸ヶ崎 岡崎 柿沼
共産党(3人) ◎砂川 ○木下 木村
市民ネット21
(旧社会党・2人)
◎渋谷 原
無会派(3人) 須藤 岸 後上

審議会の配分は話し合いだったが

 6日に全員協議会が開かれ、審議会等の委員選任について協議。大地は、以前のような多数会派優先のぶんどり合戦でなく、少数派や無会派議員にも平等に割り当てる新方式を提案し、実現させました。
 しかし12日の初議会の舞台裏では、議会の役職をめぐって、またもどろどろした駆け引きと取り引きが展開されました。

 【議長選挙】 柿沼氏が当選
柿沼(公) 13票 新政+公明+市民+須藤+岸
金沢(大) 8票 大地
砂川(共) 3票 共産
白票 1票 後上

【副議長選挙】 川瀬氏が当選
川瀬(新) 13票 新政+公明+市民+須藤+岸
木下(共) 3票 共産
白票 9票 大地・後上

これほどにポストに弱い議員たち

 新政・公明・市民ネット(旧社会党)の3会派は正副議長と常任委員会委員長ポストの山分けを画策。議長選挙では、新政会が議長を公明に渡してまでも“大地を封じ込め”に走り(新政から閉め出した須藤・岸氏も引き込んで)、旧社会党の渋谷・原氏まで公明支持に回ったのは驚き。ポストの誘惑に弱い議員たちの姿があからさまになりました。しかし建設委員会では、共産がこうした野合に反発して鈴木氏を推し、抽選の結果、渋谷氏がはずれくじを引いて、1人だけ文字通りの“びんぼうくじ”。
 議会運営委員会は、委員3人を出している大地から猪股が委員長になりました。

【常任委員会】 ◎ 委員長 ○ 副委員長
  総 務 市民経済 建 設 文教福祉
大 地 新井 金沢 ○石川 内田 ◎鈴木 福垣 猪股 松村
新 政 川瀬 ◎小河原 岡崎 木村 町田
公 明 柿沼 角田 岡崎 ◎戸ヶ崎
共 産 ○砂川 木下 木村  
市 民   ○渋谷  
無会派 ◎岸 須藤     ○後上

議会運営委員会
大 地 ◎猪股 新井 松村
新 政 町田 小河原
公 明 角田 戸ヶ崎
共 産 砂川
市 民 ○渋谷
無会派  

議会だより編集委員会
大 地 ○石川       
新 政 岡崎 川瀬
公 明 岡崎 柿沼
共 産 木村
市 民 ◎渋谷
無会派  

【一部事務組合議会の議員】
  久喜宮代衛生組合 久喜地区消防組合 広域利根斎場組合
大 地 猪股 石川 内田 新井 福垣 鈴木
新 政 小河原 岡崎 木村 川瀬 町田
公 明 角田 岡崎 柿沼 戸ヶ崎
共 産 木下 砂川 木村
市 民 渋谷  
無会派 後上 須藤  

 議会から選任する46の審議会等の委員は ◆大地19、◆新政9、◆公明7、◆共産5、◆市民4、◆無会派3人に2つずつの割り振り。
 猪股市議は、同和対策審議会、都市計画マスタープラン策定委員会に入ります。


久喜中体育館の工事契約を可決
『声と眼』1999/5/24 No.166

 臨時議会に、市税条例、久喜中学校体育館の工事契約などが提案されました。
 税条例の改正 国の税制改正にともない、市民税の最高税率の引き下げや所得割額の定率減税、扶養控除額の引き上げなどで、市民の負担を軽減する内容です。
 しかし今年の政府の税制改正全体としては、高所得者層には大幅な減税、中低所得階層にはかえって増税となってしまいます。(市民税でも高所得者の約100人が100万円以上もの減税。低所得層の減税額は…)。国の税制自体のあり方が問われています。
 久喜中体育館の改築 全体の建設費は5億4075万円で、来年2月完成の予定。本体工事は4億8195万円(内、消費税 2295万円)。体育室の他、武道場(278u)、サブアリーナ(畳40畳分、多目的に使用)、さらに外便所やスロープも設置されます。
 私は、談合の情報があったにもかかわらず、日にちをずらしただけでそのまま入札させた理由と、参加業者の入れ替えなどの措置をとるべきでなかったかと質問。当局は「各社から事情聴取したが談合の確証がなかった。今後の入札では、事情聴取の内容などによって対応していく」と答弁。
 また、バリアフリーを進めるため、外便所へのスロープの接続などを要求。当局も設計変更を検討すると約束しました。


監査委員選任を否決
空白は許されない。責任は?
『声と眼』1999/5/24 No.166

 市長から監査委員選任が提案されましたが、新政、公明などが反対に回って否決。6日の代表者会議と全員協議会で大地から出すことで合意し、松村氏に決定。議会側から市長に推薦して提案されたのに否決というのは、少数会派の野合によるゴリオシか嫌がらせ? 監査の空白は許されません。
柿沼議長は「今は何も考えられない。私が否決したわけじゃない。(公明の反対は)知らなかった」などといいわけと責任逃れに終始。新議長の責任問題にもなりそう。


3月定例市議会
1999/3/29 No.164

 市長提出議案は、新年度予算、個人情報保護条例(3月1日、119号に掲載)などを可決。
 集会所設置条例の改正は、使用料をこれまでの半日単位から1時間単位に変更するもの(営利目的でないものはこれまで通り無料)



定例市議会は19日まで
『声と眼』1999/3/1 No.162

2月22日(月) 市長の施政方針、 議案の提案理由の説明
3月2日(火) 各会派の代表質問
3日(水) 市政に対する一般質問
4日(木) 一般質問(続き)
8日(月) 議案に対する質疑
9日(火) 総務委員会
10日(水) 総務・市民経済委員会
11日(木) 建設・文教福祉委員会
19日(金) 委員会の審査報告、議員提出議案の審議、討論・採決

 一般質問は10人【清風/岸、公明/角田・戸ヶ崎、社会/原・渋谷、共産/砂川・原・木下、大地/猪股・石川】。


2月22日から3月19日まで定例市議会
『声と眼』1999/2/15 No.161

 今年は4月に市議選が行われるため、3月市議会の開会日程が早まります。
 今回は新年度の予算の審議が中心で、22日の開会日には市長の施政方針演説、2日目には各会派の代表質問が行われます。
 細かい日程は15日の議会運営委員会で決まり、公民館などに掲示されます。傍聴は自由にできますので、都合のよい時間に市役所5階の議会事務局へ申し込めばすぐに傍聴席に(途中でも)入れます。【予約は不要】


12月定例市議会
“国体誘致決議”の不思議
『声と眼』1999/2/15 No.161

 2004年(平成16)に埼玉国体が開かれることになっていますが、12月議会で「第59回国民体育大会開催に関する決議」が提案、可決されました。「久喜市議会は、第59回国民体育大会の開催に当たっては、本市においてバドミントン競技を開催されるよう強く要望する」という内容。初め、全会派の共同提案となりましたが、その後、一部から『久喜市の総合体育館がバドミントン会場になることは2年前から決まっていて、選手強化も取り組まれている。すでに市の国体準備委員会も発足しているのに、今さら誘致決議はおかしい』と疑問の声が出て、水面下で修正の話し合いが行われました。
 その中で、この決議は議員提案とはいいながら、実際には教育委員会から提示された文章のまま、形だけ議員提案で出されたこと。また県内で会場となる各自治体(事実上、決定済み)が“我が市で開催してほしい”という形式的な書類をあげ、国が要望を受けて会場を決定する形を整えるために出すこともわかりました。原案提出者となった岸議員は「どこも同じ文章で出しているので、久喜も原案のまま通してほしい」と、修正を拒否。
 しかし私たちは、そのような形式的な誘致決議をただ通せばいいという姿勢そのものに疑問を持ちます。また久喜市において国体を行うとすれば、市の活性化につなげていくものでなければなりません。そこで、自由連合、市政クラブ、民政クラブの3会派で『本市においてバドミントン競技を開催し、街の活性化が図れるよう強く要望する』という修正案を提出。採決の結果、修正案は賛成少数で否決。原案通り賛成多数で可決されました。

 この決議の提出から可決までの経過は、市議会の独立性が問われるもの。チェック機関であるはずの議会が、当局の作った文案そのままを何の疑問ももたずに、“議会の意思”として出すとすれば、議会が当局のコントロール下にあるということをみずから認めたことになってしまいます。本来、議員や議会は執行部の下請け機関であってはなりません。


★前号で報告した政策集団・大地(6名)の発足に続き、町田・小河原市議が新政議員クラブという新会派を結成。市議会は全部で6会派に。★


何のための“子ども議会”か
『声と眼』1999/2/15 No.161

2月2日、初めての“子ども議会”が市議会本会議場を使って開かれました。小学校から各1名、中学校から2名ずつの子ども議員18人が市政に対する質問を行い、市長と教育長が答弁する形で進められました。
 しかし、質問は1人1問だけ、2分以内と制限して、再質問はなし。すべて事前に通告させた質問に、市長らが用意した答弁原稿を読むだけ。たとえば、鉄道の騒音に悩む東小で防音壁の設置を求めた質問に『緩衝帯の木を増やす対策を考えていきたい』、子ども向けの広報紙発行を求めた質問に『広報くきはやさしい言葉で小中学生にも読みやすく作っている。わからない言葉は聞いたり自分で調べて』などあたりさわりのない答弁に終始。単なる施策の説明や子どもたちに教えてあげるという態度の答弁も目立ちました。
 本来は、子供たちが自由な発想で市政への疑問や要求を出し、当局の真剣な答弁を直接聞くことが目的のはず。子供たちがメモをとる姿も見られず、主役の子供よりも市長と教育長だけが目立ったセレモニー(宣伝の場)? 口コミで知って傍聴した市民の『劇みたい』という感想が心にひっかかりました。

【子ども議会の開催を、事前に市民に全く知らせなかったのも問題。当日も市役所玄関の掲示板にも書かれず、私が指摘して職員があわてて書きにいくというありさまでした。】


“議員定数を25に削減”可決
『声と眼』1999/1/11 No.159

 紆余曲折を重ねた定数問題。12月議会最終日に、清風会・自由連合・公明党・民政クラブの4会派が「5減案」を共同提案。質疑で、説明に立った新井氏(自連)は「“25”の根拠はない。当面一致した数字である」、議会活性化については「これまで議会運営懇話会で重ねてきた議論を実現していくことが重要」と答弁。記名投票の結果、賛成19、反対7(共産・社会・猪股)で可決されました。
 ある市民から私に、“問題は数ではなく質。いかに質の高い議員の割合を高めることができるか…。議員数削減が先行して今よりも質が落ちた場合、経費のプラス効果よりもレベルの低下によるマイナスが、市民生活にはるかに大きな影響を及ぼすことが心配”というEメールが届きました。まったくその通りで、選挙での市民の眼【名誉職として議員になりたい人はいらない】と、議会の活性化を本気で取り組む議員の姿勢が問われてきます。

 松村氏の議案質疑中に、高橋市議が「フザケルナ」とヤジ。他議員の質疑に対しこれは暴言。議長に注意され大あわてで壇上へ上がって「先ほどのオコトバ…、すみません」と謝罪。この人は前にも「クダラネエ」とやって問題にされた。本心で反省しない人はこういう品のないヤジを繰り返すものらしい。