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久喜市議会の新しい会派構成が決まりました
『声と眼』472号 2014/4/30

 4月30日までに4つの会派が結成されました

◎代表 ○副代表
市民の政治
を進める会 
2人 久喜地区/◎猪股和雄 ○川辺美信(元) 
新政久喜 18人 久喜地区/◎岸輝美、○鈴木松蔵(自民党)、井上忠昭、宮崎利造、○石川忠義
        春山千明、園部茂雄、貴志信智(みんなの党・新)、成田ルミ子(新)
菖蒲地区/青木信男、富澤孝至、平沢健一郎(新)
栗橋地区/山田達雄、柿沼繁男、並木隆一
鷲宮地区/梅田修一、大谷和子、新井兼(新)
公明党 5人 久喜地区/◎岡崎克巳、○戸ヶ崎博、斉藤広子
栗橋地区/矢崎康
鷲宮地区/丹野郁夫(新)
共産党 4人 久喜地区/渡辺昌代、平間益美(新)
栗橋地区/○石田利春
鷲宮地区/◎杉野 修
 無会派 1人 菖蒲地区/田中勝(元)  

 改選前の久喜市議会は、公明党や共産党の他、13名の飛翔と6名の政策会議、市民の政治を進める会と、全部で5会派に分かれていました。
今回の市議選後に旧・飛翔と旧・政策会議が“合併”し、さらにほとんどの新人議員も加わって18名の大会派が結成されることになりました。
実は選挙前から準備が進んでいたようです。
自民党、旧民主党、みんなの党公認の新人までもが同じ会派に所属することに、市民からは『なぜ?』という素朴な疑問の声もあがっています。
やっぱり議会は“数は力”だと考える議員が多いようです。
この一強巨大会派が、久喜市議会の中でどのような行動を取っていくのでしょうか。

 以前は複数の保守系会派が競い合うことで、議会運営に一定の緊張関係も生まれていました。
今後、大会派内部の都合でものごとが決められてしまうのではなく、何よりも市民の目に見えるところで、透明性の確保を大切にしていかなければなりません。

 私たち市民の政治を進める会はスジを通して緊張感を持った議会運営を進めていきます。 

新会派「市民の政治を進める会」を結成しました
『声と眼』457号 2013/7/1

7月1日、私はこれまでの会派・政策会議を退会し、「市民の政治を進める会」を結成しました。
会員は猪股と田村議員の2人、代表は猪股です。

 政策会議は合併前の大地を基盤に石川、富澤、新井議員など7人で構成し、市政への政策提案と議会改革をめざしてきました。
政治的立場や意見の相違を認め合い、議案の賛否でも会派拘束をしないので、たびたび賛否が分かれていました。

 それでも最近の政治の流動状況の中で、次第に政治的・政策的見解の違いが大きくなってきていたのも事実です。
そこで私は、さらに自由な立場で政治的見解を表明し活動を展開していくために、政策会議を退会することにしました。

 今後、新らな基盤に立って久喜市政と市議会の改革に向けて行動していこうと考えています。

 新会派「市民の政治を進める会」は、所属する議員がそれぞれの問題意識に基づいて自由な調査研究活動を進め、みずからの責任において行動します。
議案賛否では“会派拘束”をしません。

市民の政治を進める会 規約

(理念)
 私達は、一人ひとり自立した議員として、各自の問題意識に基づいて自由な調査、研究、論議を通じて自己を高め、そのすべての責任を自分自身で負い、協働して久喜市政の発展と議会の活性化に向けて行動する。

第1条 (名称及び事務所)
 この会派の名称は、市民の政治を進める会(以下「本会」と表記する)と称し、事務所は代表者宅とする。

第2条(事業)
 本会は次の事業を行う。
 1.定例会議
 2.勉強会
 3.その他、必要な事業

第3条 (会計)
 1.本会の会計年度は、4月1日から3月31日までとする。
 2.本会の会費は、月額1000円とする。

第4条 (役員)
 本会に、次の役員をおく。
 1.代表(1名)
 2.副代表(1名)
 3.会計(1名)

第5条 (委任)
 その他、本会を運営する上で必要な事項は、協議して決定する。

附則
第1条 (施行)
 この規約は、平成25年7月1日に施行する。

政策会議の公開勉強会を開きます
2011/5/6

 久喜市議会は各会派に議員1人あたり年間24万円の政務調査費を交付しています。
 政策会議はそれぞれの議員の調査活動や議会報告の発行などに当てるほか、会派で実施する視察などに支出しています。

 さらに、この政務調査費を使って研修会を開いて、これを“市民のみなさんと議員がともに学ぶ公開勉強会”として、市民のみなさんといっしょに勉強する場として活用することにしました。
 今回はその第1回目で、久喜市の子育て政策について、市の説明を受けて議論します。
 少子化対策や子育て政策に関心のあるみなさん、久喜市政について勉強してみたいと思う市民のみなさん、どうぞご自由にご参加ください。

市民と議員の公開勉強会

市政の課題について、市民と議員がいっしょに学ぶ公開勉強会です。

テーマ》

子供を産み、育てることが楽しい社会にするには
〜地域の子育て支援やワークライフバランスの推進を学ぶ〜

久喜市の子育て支援政策の説明、『子育てガイドブック』の説明を受けて話し合います。

◆日時  5月28日(土)午後2時〜4時
◇会場  久喜総合文化会館視聴覚ラブラリー
◆主催  政策会議
(問い合わせ  猪股 090−3547−1240)

これが私たちの新会派「政策会議」の規約です
2010/5/7

 新・久喜市議会の新しい会派「政策会議」の規約です。
 必要最低限の事項を規定し、会員にも市民にもわかりやすいシンプルな構成にしました。
 最も大切な会派の性格を規定する「理念」を前文において、会員が自立した議員としてまずみずから行動し、その行動には自分で責任を負う、人事などの目的のために会員を拘束しようとする会派ではないことを明確にしています。
 大2条「目的」、大3条「事業」で、会員相互および市民との協働によって、政策形成を進める会派であることを明確にしました。

政策会議 規約

(理念)
 私達は、市勢の発展と市議会の活性化を進めるために、一人ひとり自立した議員として認め合い、各自の問題意識に基づいて自由な調査、研究、論議を通じて自己を高めようとする議員の集合体として、そのすべての責任を自分自身で負い、協力、協働して目的達成のため行動する。

第1条 (名称及び事務所)
 この会派の名称は、政策会議(以下「本会」と表記する)と称し、事務所は代表者宅とする。

第2条 (目的)
 本会は、理念を実現するために、会員議員が政策研究及び熟議を行い、政策提案することにより市民福祉の増進に寄与することを目的とする。

第3条 (事業)
 本会は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。
 1.定例会議
 2.定例勉強会
 3.市民との意見交換会
 4.広報公聴活動
 5.先進地等の視察研修会
 6.その他、本会の目的を達成するために必要な事業

第4条 (会計)
 1.本会の会計年度は、4月1日から3月31日までとする。
 2.本会の会費は、月額1000円とする。

第5条 (役員)
 本会に、次の役員をおく。
 1.代表(1名)
 2.副代表(1名)
 3.会計(1名)

第6条 (委任)
 その他、本会を運営する上で必要なものは別に定める。

附則

第1条 (施行)
 この規約は、平成22年5月5日に施行する。


新会派「政策会議」発足の経過については、⇒こちらを見てください。


新しい会派構成が決まりました
『声と眼』397号 2010/5/6

 選挙翌日の26日に「当選証書附与」、27日には議員全員の初顔合わせが行われ、6日までに4つの会派が結成されました。

各会派の議員・地区
◎代表 ○副代表 ◆幹事長
政策会議 7名 久喜地区/◎石川忠義、猪股和雄、春山千明、新井勝行、内田正、園部茂雄
菖蒲地区/○富澤孝至
飛翔 17名 久喜地区/松村茂夫、鈴木松蔵(自民党)、◎岸輝美、鈴木精一(みんなの党)、井上忠昭(民主党)、宮崎利造
菖蒲地区/○盛永圭子、青木信男、鎌田忠保
栗橋地区/○並木隆一、大鹿良夫、山田達雄、柿沼繁男
鷲宮地区/○上條哲弘、梅田修一、田島行雄、大谷和子
公明党 5名 久喜地区/◎戸ヶ崎博、○岡崎克巳,斉藤広子
栗橋地区/矢崎康
鷲宮地区/◇足立清
共産党 4名 久喜地区/◎木村奉献、渡辺昌代
栗橋地区/○石田利春
鷲宮地区/◇杉野 修
無会派 1名 栗橋地区/田村栄子

 選挙直後から(実は選挙前からだったのですが)、少しでも有利な役職や議会の主導権確保のための熾烈な多数派工作が繰り広げられました。
事前の予想よりも旧町議会からの当選者数が少なかったこともあって、旧町ごとにまとまっていく動きや“町連合”の動きもあったようですが、そこに旧久喜市議会の2会派(市政と改進)なども加わって、最終的に議員全体の半数に達する17名の大会派が作られました。
公明党や共産党を除く25名の内の7割近くの議員がなだれを打ったことになります。
“数は力”とばかりに集まったこの巨大会派が、新久喜市議会の中でどのような役割を果たしていくのか、注目されます。

 合併前の旧“大地”は、5人の内2人が落選しましたが、菖蒲地区の富澤議員が加わり、旧新政議員団の3人も合流して新会派「政策会議」を結成しました。
これからも議会からの政策づくりと議会活性化の取り組みを進めていきます。

★最大会派「飛翔」の多くが自民党員だから党公認の鈴木(松)は当然として、そこにみんなの党の鈴木(精)や民主党の井上もいっしょに加わっているのは、これはもう私の理解を超えている。★


久喜市議会に新会派「市政」が参入
『声と眼』369号 2008/12/15

 久喜市議会で無会派だった3名が11月25日に新会派「市政」を結成し、6会派となりました。

大地 5名 石川忠義、猪股和雄、春山千明、
矢野裕美、川辺美信
新政議員団 7名 新井勝行、内田正、岡崎健夫、荒井良和
宮崎利造、清水隆、園部茂雄
公明党 3名 角田礼子、戸ヶ崎博、岡崎克己
共産党 2名 木村奉献、渡辺昌代
改進 2名 岸輝美、井上忠昭
市政 3名. 松村茂夫、鈴木精一、鈴木松蔵

 会派が増えたため議会運営委員会の委員を増員することになりました。
現在の議運は新政3名、大地2名、他の3会派が1名ずつですが、12月19日の最終日に委員会条例を改正して定数を変更した上で、市政から1名を追加します。

 昨年の選挙後ずっと無会派で活動してきた3議員が、今頃になって新会派を結成してきた政治的意図は何なのか憶測を呼んでいます。
無会派がそのまま新会派になっただけですから現実の議会内勢力関係に変化はありません。代表者会議や議運での発言権を確保するのが狙いでしょうか。


選挙後の議会の会派構成、大地は5名になりました
2007/5/7

 市議会の会派構成がほぼ固まりました。
 大地は、新たに当選した、矢野、社民党の川辺が加わり、5名でスタートすることになりました。これまでの「大地」の活動が新人議員たちから評価され選ばれたわけで、光栄です。これにより、大地は“第2会派”となりました。審議会の中で力を発揮していきたいと思います。
 新政議員団は保守系無所属の3名が加わり、7名です。
 これまでの市民力21は解散し、岸と民主党の井上の2名が「改進」を作りました。
 松村、鈴木精一の2名が“無会派”となっています。

 7日の朝、鈴木松蔵議員が新政議員団から脱会して、無会派は3名となりました。

大地 5名 石川忠義、猪股和雄、春山千明、
矢野裕美、川辺美信
新政議員団 7名 新井勝行、内田正、岡崎健夫、荒井良和
宮崎利造、清水隆、園部茂雄
公明党 3名 角田礼子、戸ヶ崎博、岡崎克己
共産党 2名 木村奉献、渡辺昌代
改進 2名 岸輝美、井上忠昭
.無会派 3名. 松村茂夫、鈴木精一、鈴木松蔵

5月7日には市議会全員協議会が開かれ、議会構成などについて話し合います。
5月14日に、臨時議会=初議会が開かれ、議長選挙、委員会委員の選任などが行われます。


選挙後の新しい議会、会派構成はどうなる?
2007/5/1

市議選後の新たな会派結集が進みつつあります。
◆新政議員団の、現職議員の当選者は5名…鈴木、新井、内田、岡崎、荒井
 新人の宮崎、清水、園部の3人は、さっそく新政議員団入りを決め、8名になりました。
 団長は内田、副団長は岡崎、事務長・宮崎議員です。
  新人3人に関しては、有権者の中には新政議員団とは違った動きや清新な活動を期待していた人も多かったと思いますが、選挙前から“当選後は新政議員団”と決まっていたようです。
◆公明党は3人
◆共産党は2人
◇市民力21は、原が引退、須藤が落選で現職議員は4名になって、解散となったようです。
 その内、岸、井上の2人で新会派「改進」の結成届けがありました。
 松村、鈴木の2人は?
◆大地は今のところ、現職3名。
◇新人の矢野、川辺は?


久喜市議会の各会派の規約はどうなっているか、比較してみました
2006/1/29

新政議員団規約
第1条 (目的) この会は、住民の意志を議会を通して市政に反映し、以て住みよい久喜市の発展に寄与することを目的とする。
第2条 (名称及び事務所) この会は、新政議員団と称し事務所を代表宅に置く。
第3条 (事業) この会は、第1条の目的達成のため、次の各号の事業を行う。
     1.勉強会、研究会の開催
     2.視察研修会の開催
     3.広報紙の発行
     4.その他、会の目的達成に必要な事業
第4条 (会員) この会の会員は、久喜市議会議員で、会の主旨に賛同したものとし、入会は会員の過半数の同意で承認する。
第5条 (役員) この会に、次の各号の役員を置く。
     1.代  表 1名
     2.副代表  2名
     3.会  計 1名
     4.監  事  2名
   A 役員は、総会において会員の中から選任する。
第6条 (役員の任務) 代表は、会務を総理し、この会を代表する。
   A 副代表は、代表を補佐し代表事故ある時はこれを代行する。
   B 会計は、この会の会計を処理する。
   C 監事は、ごの会の会計を監査し、総会に報告する。
第7条 (役員の任期) 役員の任期は2年とする。ただし再任を妨げない。
   A 役員に欠員を生じた場合はこれを補填する。ただし、欠員により補填された役員の任期は、前任者の残任期問とする。
第8条 (会議)この会の会議は、総会、代表・副代表・会計で構成する役員会及び団会議とし、いずれも代表が召集し代表が議長となる。
   A 総会は年1回の通常総会と必要に応じ臨時総会を召集する。
   B 役員会及び団会議は必要の都度召集する。
第9条 (総会の付議事項) 次の各号に掲げる事項は、総会の議決を要する。
    1.会則の改廃 、
    2.事業計画の設定
    3.事業報告及び収支決算の承認
    4.役員の選任
    5.会費の額及び徴収方法等
第10条 (決議要件)  総会、役員会及び団会議は、3分の2以上の出席で成立し、出席者の過半数で議決するものとする。
第11条 (脱退) 会員の脱退は自由とし、書面をもって届け出るものとする。
   A 脱退に際しては、脱退の日の属する月分までの会費を納入するものとする。
   B この会を円満に脱退する者については、会のその月の末日現在に於ける財産から、諸事業等に関わる未経過経費等を除いた後のそのものの持ち分を算出し、その80%を返戻するものとする。
第12条 (経費) この会の経費は、会費、寄付金及びその他の収入をもって充てるものとする。
第13条 (会計年度) この会の会計年度は5月1日に始まり翌年4月30日に終わるものとする。
第14条 (特約事項) この会は、予め次の各号に掲げる事項を、特約する。
   1.議会、委員会等における採決は、会派の過半数による統一見解で一本化したものによるものとする。
   2.議会及び審議会等の役員人事は、会員の3分の2以上の賛同にて推薦するものとする。
   3.会の方針に従わず個人行動をなした場合は、会員の過半数の同意で除名する。
第15条 (その他) この会則に定めのない事項は、その都度団会議の議を経て定めるものとする。
第16条 (付則) この会則は、平成13年6月22日より施行する。
公明党久喜市議会議員団規約
第1条 (名称及び事務所) 本会は公明党久喜市議会議員団と称し事務所を団長宅に置く。
第2条 (組織) 公明党議員で組織する。
第3条 (役員) 団に役員を置く。
    団 長 1名
    副団長 1名
    会 計 1名
第4条 (任期) 役員の任期は1年とする。ただし、再任を紡げない。
第5条 (役員の任務) 団長は団を代表し、且つ、団の運営全般を総括する。副団長は団長を補佐し、団長に事故あるときはこれを代行する。
第6条 (会議) 団の意思決定機関として団会議を以って行う。団会議は、定期的に開催し、団長が召集し主催する。必要に応じて臨時団会義を開催する。
第7条 (財政) 団の財政は団費他であてる。団費については別に定める。
(附則)
この規約は、1998年11月23日から施行する。
【参考・公明党規約】

第三節 地方議員  
第九十六条  地方議員の議会活動・日常活動の活発、かつ、円滑な推進に資するため、全国地方議員団会議を置く。
 2  全国地方議員団会議に、議長一名及び副議長若干名を置く。
 3  議長及び副議長は、代表が、中央幹事会に諮って、任命する。
 4  全国地方議員団会議に、事務局を置くことができる。
第九十七条  党所属の地方議会議員は、それぞれの所属する議会で議員団を組織し、各議員団に団長または幹事長一名を置き、副団長または副幹事長若干名を置くことができる。
 2  党所属の地方議会議員が多数の議会では、団長及び幹事長一名を置き、副団長及び副幹事長若干名を置くことができる。
 3  団長及び幹事長並びに副団長及び副幹事長は、都道府県本部幹事会の議を経て、都道府県代表が任命する。
大地 規約

(理 念)
 私達は市民本位の市政の推進と市議会の活性化を進めるために、一人一人自立した議員として認め合い、各自の問題意識に基づき、自由な調査、研究、論議を通じて自己を高めようとする議員の集合体として、そのすべての責任を自分自身で負い、協力、協働して目的達成のため行動する。
 本会は政策形成能力を持ち、地方分権時代の久喜市にふさわしい意思決定機関、チェック機関として、充実した活力ある議会を実現させるものである。
第1条 (名称及び事務所) 本会は、大地と称し、事務所は代表者宅に置く。
第2条 (目 的) 理念を実現する。
第3条 (事 業) 目的を達成するために、必要とする可能な限りの事業を行う。
第4条 (会 議) 会議は、定例全体会議を月1回開催する。その他、必要に応じて随時開催する。
第5条 (会 員) 会員は久喜市議会議員であり、本会の理念、規約に賛同する者で構成する。
第6条 (会 費) 会員の会費は月額2000円とする。
第7条 (入退会) 入会は全体会議において承認する。退会については自由とする。
第8条 (役 員) 本会に次の役員を置く。
 (1) 代 表 1名
 (2) 副代表 1名
 (3) 会 計 1名
第9条 (役員の任期) 役員の任期は2年とする。ただし再任は妨げない。
(付 則)
第1条 この規約は平成13年(2001年)5月7日から施行する。

市民カ21会則
第1条 (名称・事務局) 本会は市民カ21と称し、事務所を代表宅に置く。
第2条 (目的) 本会は議会活動を通じ、市民の声を市政に反映し、もって久喜市政並びに久喜市議会の発展充実に寄与することを目的とする。
第3条 (事業) 本金は目的建成のため、次の事業を行う。
    1.調査・研究活動
    2.広報活動
    3.勉強会・視察研修等の実施
    4.その他本会の目的達成に必要な事業
第4条 (組織) 本会は久喜市議会議員で、本会の目的に賛同する者をもって組織する。
第5条 (役員) 本会に次の役員を置く。
    1.代表    1名
    2.副代表   1名
    3.事務局員  若干名
  A本会に顧問を置くことが出来る。
第6条 (役員の任期) 役員の任期は2年とする。ただし再任を妨げない。
  A補欠による役負の任期は、前任者の残任期間とする。
第7条 (役員の任務) 代表は本会を代表し、会務を総理する。
  A副代表は代表を補佐し、代表事故ある時はこれを代行する。
  B事務局員は会計その他会務を処理する。
第8条 (会議) 本会の会議は総会および役員会とし、代表が招集し議長となる。
  A総会は年1回開催する。また必要に応じ臨時総会を開催する。
  B役員会は必要に応じこれを開催する。
  C総会は次の事項を審議決定する。
    1.役員の選任
    2.会則の改廃
    3.事業計画および報告、予算および決算
    4.その他必要な事項
第9条 (経費) 本会の経費は会費、寄付金、その他の収入をもって充てるものとする。
  A本金の会費は月額3,000円とする。
第10条 (会計年度) 本会の会計年度は、5月1日より翌年4月30日までとする。
第11条 (その他) この会則に定めない事項は、その都度会議で決定する。
第12条 (付則) この会則は平成17年11月11日より施行する。
日本共産党久喜市議会議員団
【久喜市議会議員団の規約はない。】
【参考・日本共産党規約】

第9章 被選出公職機関の党組織
第四十四条 各級地方自治体の議会に選挙された党の議員は、適切な単位で必ず党議員団を構成する。
すべての議員は、原則として議員団で日常の党生活をおこなう。党議員団は、対応する指導機関の指導のもとに活動する。
党の地方議員および地方議員団は、第四十三条の国会議員団の活動に準じて、地方住民の利益と福祉のために活動する。
都道府県委員会および地区委員会は、地方議員および地方議員団を責任をもって指導する。

 久喜市議会には、現在、5つの会派があります。
 3つは、久喜市議会の独自の会派であり、2つは政党そのものの会派で、おのずから、その性格を異にしています。

 政党の会派は、公明党と共産党ですが、党の規約に基づいて結成されます。
当然のことですが、党の活動の一環として行動し、党の目的を達成するために、議員団を組織しています。
 従って、会派の規約には、「目的」は記されていません。
 公明党規約によると、団長をはじめ議員団の役員は、議員団で決めるのではなく、「都道府県本部幹事会の議を経て、都道府県代表が任命する」となっています。
 共産党には、久喜市議団としての規約すら存在しません。そして、これもあたりまえのことながら、「党議員団は、対応する指導機関の指導のもとに活動する」「都道府県委員会および地区委員会は、地方議員および地方議員団を責任をもって指導する」となっていて、党の指導のもとにのみ活動することになっています。

 こうした政党の会派に対して、新政議員団、大地、市民力21は、政党など、他の組織から独立した組織であり、独自の「目的」を持ち、行動規範を定めています。
 その中でも、久喜市議会の、これらの会派にはそれぞれの特徴があります。
 新政議員団は、第14条で、議会等での審議、採決行動は会派の決定に必ず従うことと、従わない場合は「除名」という規定を設けています。これは、どちらかといえば、政党に近い会派といえそうです。
 もっとも、議会での議案に対する賛否を拘束することが「政党に近い」といっても、国会ですら、完全に賛否を拘束し、所属議員が党の決定に従っているのは、公明党と共産党くらいのものでしょう。
 自民党にしろ、民主党にしろ、昔の社会党にしろ(今の社民党はよくわかりません)、党で賛否を決定しても、所属議員が完全に従っているわけではありません。先の郵政民営化法案に対する賛否で、自民党が、賛成、反対、退席、欠席などと大きく別れ、党の決定に従わない議院がたくさん出ました。衆議院では反対した議員は除名などの処分になりましたが、退席や欠席の議員は処分なしという人もいます。参議院では反対した人でも「お咎めなし」という議員もたくさんいます。これまでの他の議案でも、自民党や民主党は、党の決定に従わない、議員個人の判断を優先する議員がたくさんいるのが実態です。
 その意味では、新政議員団が規約で「団の決定に従う。従わない場合は除名」と決めているのは、彼らの本家である自民党よりもしばりがきついということになります。

 大地は、その「理念」において、「一人一人自立した議員」として、「そのすべての責任を自分自身で負い」と、議会等における行動の自由を定めています。第7条で、「退会は自由」としています。
 市民力21は、構成議員の行動に関わる規定は、特に設けていません。


市政会と無会派3議員がいっしょに新会派を作って、第2勢力に
『声と眼』303号 2005/11/28

 11月11日、久喜市議会に「市民力21」という新会派ができました。メンバーはこれまでの市政会に無会派の3議員が合同しました。
 −−市議補欠選挙で復活当選した松村氏(前新政議員団団長・前議長)、市長選挙前まで後上氏とともに「みらい」を作っていた鈴木氏、民主党の井上氏、この3人がなぜ市政会と合同するのか、ここ数年間の議会内部のいきさつを知る人にとっては、政治の世界は本当に奇々怪々です。この新会派はいったいどんな理念で集まったのでしょうか。最大会派の新政議員団に対抗する第2会派になったわけで、「数は力」ということでしょうか。

久喜市議会会派構成
大地 3名 ◎石川、猪股、春山
新政議員団 9名 ◎鈴木、新井、川瀬、木村、内田、星野、福垣、岡崎、荒井
公明党 4名 ◎戸ヶ崎、柿沼、角田、岡崎
共産党 3名 ◎木村、砂川、稲木
「市民力21」 6名 ◎須藤、原、岸(旧・市政会)
松村、鈴木、井上(旧・無会派)

久喜市議会の会派「大地」は新人議員の春山氏が入会し、3名に増
2005/8/31

 8月28日の市議会議員補欠選挙で、前議員の松村茂夫氏と、新人の春山千明氏の2人が当選しました。
 31日、市議会全体会が開かれ、田中市長のあいさつの後、2人が紹介されました。

 春山千明さんは、選挙前から、与党・野党を超えて、市民の立場に立って活動する、市議会の改革・活性化を進める立場を明確にしていましたが、そのために、会派は「大地」に入会することになりました。
 これにより、「大地」は、石川忠義(代表)、猪股和雄(副代表・会計)に春山さんが加わって、3名となりました。
2名から3名になった最大の利点は、単独で議員提出議案の提案権を獲得したことです。
(議案の提案権は、議会定数の12分の1以上、3名であり、これまでは「大地」単独では提出できませんでした)。

【左の写真】 本会議場で、「大地」の3人。左から、猪股、春山、石川。

後上議員の辞職で、会派構成に変化…議会人事も少し変わった
2005/6/30

 6月30日、6月議会最終日、後上議員が、」8月の市長選挙立候補のため、議員を辞職しました。
久喜市議会は、会派の要件は「2名以上」となっているため、「みらい」は自然消滅し、そのため、議会人事が若干変わりました。

 

久喜市議会会派構成(欠員2名)
大地 新政議員団 公明党 市政会 共産党 無会派
◎石川、猪股 ◎鈴木、新井、川瀬、木村、
内田、星野、福垣、岡崎、荒井
◎戸ヶ崎、柿沼
角田、岡崎
◎須藤、原、岸 ◎木村、砂川、稲木 鈴木、井上 “欠員”2名

市議会会派構成が少し変わりました…みらいから井上氏が脱退
2005/4/1

 2005年4月1日、みらいから井上氏が脱退したことが明らかになりました。これにより、会派構成、みらいの役員が変更になりました。
 この時期に、井上氏が“独立”した理由は不明ですが、みらいが分裂するのではないか、というウワサは、最近、議員の間でささやかれていました。
 議会での議案の採決で、みらいの中で賛否が分かれることがよくあったこと(2004年9月議会、11月議会、2005年2月議会)、2月議会最終日の新井議長の「辞職願い」に対する対応も違ったこと、井上氏に対する新政議員団からの接触もあったようです。
 また井上氏が久喜市議会で唯一の民主党所属議員であることから、意見書に対する賛否などでは、井上氏が1人だけ民主党の方針で動くという光景もよく見られました。

大地 2名 【代表】石川、猪股
新政議員団 9名 【代表】鈴木、内田、新井、岡崎、川瀬、木村、福垣、荒井、星野
公明党 4名 【代表】戸ヶ崎、角田、岡崎、柿沼
共産党 3名 【代表】木村、稲木、砂川
市政会 3名 【代表】須藤、岸、原
みらい 2名 【代表】後上、鈴木
無会派 1名 井上(政務調査費を受けるための「会派」名は、“民主党”)

 久喜市議会では、会派による賛否の拘束は比較的ゆるく、会派内で賛否が分かれることはよくあります。
 もともと、猪股と石川で作っている大地も、十分議論をした上で、「賛否や政治的立場は議員個々人の責任で行う」ことを会派の大前提にしており、見解の違いはお互いに認め合っています。市政会もときどき賛否が分かれます。他の会派は、その大前提がどうなっているのでしょうか。
 本来、政党政治である国政(国会)と違って、地方政治(地方議会)では、政治活動も議員個人個人でやっていて、政治的判断において、個人の考えが優先されるのがあたりまえなのですが…。


一部訂正 2003/5/10

 下の記事で最初、「第3のびっくりは、…」の中で、「孤高の後上氏が新人2人を引き入れて会派を組んだという驚きと…」、と書きましたが、
10日(土)午後5時過ぎに、後上氏から、電話がありました。
内容は
「『引き入れた』と書かれると自分から誘ったように思われるが、自分から誘ったわけではない。若い人たちからいっしょにやってほしいと頼まれたから、悩んだ末に引き受けたのであって、訂正してほしい。『引き連れて』とかならわかるけれども…」という申し入れでした。
 私としては最初の文章の意図は、『後上氏は一人で4年間やってきて、そのことが評価された。これからも一人で活動していく』と言っていたので、それが突然、『若い人から頼まれて』会派を組んだ(5月6日の市議会全員協議会直前の2日くらいで決まったらしい)ことの驚き、そして、どちらから誘ったかどうかはともかく、「若い人」らと相談協議していっしょにやっていくことになった、それを「引き入れて」と表現したのでしたが、
後上氏本人としては、「自分から誘ったのではない」ことが問題らしいので、後上氏の言うとおり、『引き連れて』に訂正しました。

5月6日、初議会の準備の全員協議会
びっくり、びっくりの会派構成

2003/5/6

 5月6日、選挙後の初顔合わせとなる市議会全員協議会が開かれました。
 この日、明らかになった会派構成は

新政議員団 10名 ◎松村、○鈴木、内田、新井、岡崎、川瀬、木村、福垣、荒井、星野
公明党 4名 ◎角田、戸ヶ崎、岡崎、柿沼
共産党 3名 ◎木村、稲木、砂川
市政会 3名 ◎須藤、岸、原 市政会が、旧新政会の原氏を吸収
みらい 3名 ◎後上、鈴木、井上 新しい会派
大地 2名 ◎石川、猪股

 第1のびっくりは、今まで原氏とともに新政会を構成していた、岡崎氏が新政議員団に移ったこと。反「新政議員団」の急先鋒だったはずだが、そろそろ役職が気にかかる?
 第2のびっくりは、一人で新政会に取り残された原氏が、須藤・岸グループの市政会に入れてもらったこと。社会党⇒社民党⇒新社会党⇒無所属⇒保守系と移ってきた原氏だが、最近はいよいよ「保守化」への傾斜著しい。“無会派”で孤高を守るのかと“期待?”していたのだが…。
 第3のびっくりは、新会派「みらい」の結成。後上氏は4年間無会派を貫いてきた。新人の井上氏は自由党公認であり、一時は我々の「大地」に加わるという話も進んでいたのだが、自由党の武山代議士とも相談して「しばらくは会派を組まずに一人でやってみたい」という話を、つい最近したばかりだった。それが、今日の朝、突然、後上氏らと会派を組むことになったという。我々の方を断ったのと話が違うじゃないの?というわけで、これは、孤高の後上氏が新人2人を引き連れて会派を組んだという驚きと、当分は会派に所属しないと言っていた自由党の井上氏が後上氏といっしょに会派をくんだという驚きと、2重のびっくり。

 第2幕は、5月12日の臨時議会。
 議長選挙、副議長選挙、監査委員の選任。
 各常任委員会や議会運営委員会の正副委員長の選任。
 農業委員会委員の選任など、役職争奪戦はいよいよ本番を迎えることになる。
と、あえて週刊誌的な書き方をしたが、我々も知らんぷりはできず、否応なしに、その渦中に巻き込まれざるを得ない。
さて、…。


近隣市の行政視察で勉強してます
『声と眼』235号 2002/9/9

8月23日、《大地》で、会派に支給されている政務調査費を活用して、越谷市の“屋上緑化事業”を視察(費用は交通費2人分、1400円だけ)。
 越谷市立中央中学校の屋上に花壇を設置し、生徒たち自身がヒートアイランド現象と屋上緑化の効果を検証しています。また老人福祉センターの屋上には“超薄型緑化システム”…防水シートの上に5pの土をかぶせてマツバギクを植える計画。既存の建物屋上にも容易に設置できるそうです。
 7月には、熊谷市立桜木小学校の校庭の芝生化(児童の安全、緑化、砂塵対策で20年前から校庭に芝生を植えている)、8月に、古河市(広報や封筒に市内事業者の広告を掲載し収入増を図る)や蓮田市(NPOプラザを設置し、NPO団体と“協約”を結んで運営をまかせている)などの視察にも行ってきました。


会派の構成がまたまた変わりました
『声と眼』212号 2001/7/6

 6月22日、旧政友会と旧新政会主流が合同し、4年前まで絶対多数を誇った“新政議員団”を復活…♪昔の名前で出ています〜最大会派となったものの、監査委員のたらい回しは他会派の反発であえなく否決に。

6月末現在の会派構成
新政議員団 10人 ◎町田、●木村、●金沢、新井、松村、鈴木、福垣、内田、川瀬、小河原、岡崎
公明党 4人 ◎角田、戸ヶ崎、岡崎、柿沼
共産党 3人 ◎砂川、木下、木村
市政会 2人 ◎須藤、岸
新政会 2人 ◎原、岡崎
大地 2人 ◎石川、猪股
無会派 2人 渋谷、後上

またまた市議会会派が分裂・再編成
『声と眼』211号 2001/6/25

 18日に、新政会(6名)が分解−。町田、小河原氏らは政友会と保守合同か、独自会派か? 原、岡崎氏は2名で新政会に残留。渋谷氏は無会派となっています。議長監査委員などの人事争いを軸に、理念なき離合集散、まだ続く? 続編次号。乞御期待。


市議会《会派》とは何か
『声と眼』209号 2001/5/28

 会派は、@国政とつながって政策や方針・行動が一枚岩の政党(的)会派、A人事や要求などでの「数の力」を目的にまとまった会派、B政策の勉強や提言などをしていくために集まった会派の3タイプがあります。
 Aは考え方が近い議員が会派を組んで、基本的な(あるいは部分的に)思想の違いがあっても、人事争いや議会での採決などでは「数の力」を発揮するために一致団結して行動します。それに対して、Bは政策的傾向の同じ議員同士が、一定の共同目標で会派を組んで一致する政策で協力し合う会派。当然、個々の政策で意見が違う場合には、採決などで1人1人の自主性を認め合うことになります。また互いの目標が異なってきたときには再編成ということになります。(Aでも人事がうまくいかなかったり内部対立で分裂することが多い)。
 私は自治体議会では、Bの会派が望ましいと考えています(旧・大地や大樹のめざした姿)。現在の久喜市議会、それぞれの会派の性格は? また何を主たる目的に会派を組んでいるのでしょうか。


「大樹」解散。会派の再編成へ  −「大地」から「大樹」の総括−
『声と眼』208号 2001/5/14

 5月1日、市議会会派「大樹の会」は解散しました。
 改選前の99年、私たちは6名で「政策集団・大地」を結成(改選後8名)。数の力で行政に影響力を及ぼしたり、役職の獲得のための旧来型の会派でなく、議員1人1人の自己決定・自己責任を原則とし、自由な議論と行動を保障した上で、議会での発言や政策提言を説得的に行っていくことによって議会を変えていこう−地方議会での新しい会派の姿を追求し、昨年には10名の「大樹の会」に発展しました。
 現に、改選直後の議会役職選任では、以前のような多数会派優先ではなく、少数会派や無会派議員も平等な扱いとするよう主張して一部について実現。その後、「久喜市議会活性化への提言」を発表し、活性化委員会を発足させていくつかの議会運営の改善策も実現しました。昨年12月議会で「議員の兼務報酬を禁止する条例改正」「久喜市議会の情報化を進める決議」を議員提案して可決。今年度中には市議会のホームページや会議録検索システム、委員会の会議録整備なども実現する見通しです。これらは大地…大樹の議会改革への行動と 、共産党や無会派議員の一部など、市民の立場に立って考えようとする人たちとの協力連携を作れたからでもありました。
 しかし3月議会では、私たちが提案した「市議会のいっそうの活性化を進める決議」は否決。公明・柿沼議長の居座り、大樹から3名が脱退(その後、『市政会』を結成)するなど、議会内“守旧派”によって議会改革の取り組みは減速を余儀なくされてきました。こうした状況変化の中で、議会活性化という基本的な目標にそって活動してきた「大樹」は、その役割を終えました。
 旧・大樹の多数派は、あらためて保守系議員の糾合をめざす考えのようです(そのためには「猪股や石川がいてはやりにくい」ということらしい)。こうした流れの中で、久喜市議会がまたまた、“保守・革新”“与党・野党”の色分け構図に戻って主導権争いが復活してしまうとしたら、市民にとっても不幸なことです。

5月10日現在の会派構成
新政会 6人 ◎町田、川瀬、小河原、岡崎 … 自民党
渋谷(新社会党)、原 … 旧・社会党
公明党 4人 ◎角田、戸ヶ崎、岡崎、柿沼
共産党 3人 ◎砂川、木下、木村
市政会 3人 ◎須藤、岸、金沢
大地 2人 ◎石川、猪股
無会派 12人 後上 … 「確信的」無会派(「革新」ではない)
新井、松村、鈴木、福垣、内田、… 大樹解散、再編成へ
木村 … 自民党久喜支部長


新《大地》を結成…猪股・石川市議

 私と石川市議は、あるべき議会と会派の姿を追求しようと、『大地』の名前を復活させて新会派を作りました。役職争いや“数の力”にとらわれることなく、真に市民のための政策を研究し、提言していく活動を踏み出していきたいと考えています。

大地 規約

(理 念)

 私達は市民本位の市政の推進と市議会の活性化を進めるために、一人一人自立した議員として認め合い、各自の問題意識に基づき、自由な調査、研究、論議を通じて自己を高めようとする議員の集合体として、そのすべての責任を自分自身で負い、協力、協働して目的達成のため行動する。
 本会は政策形成能力を持ち、地方分権時代の久喜市にふさわしい意思決定機関、チェック機関として、充実した活力ある議会を実現させるものである。

(名称及び事務所)
第1条 本会は、大地と称し、事務所は代表者宅に置く。

(目 的)
第2条 理念を実現する。

(事 業)
第3条 目的を達成するために、必要とする可能な限りの事業を行う。

(会 議)
第4条 会議は、定例全体会議を月1回開催する。その他、必要に応じて随時開催する。

(会 員)
第5条 会員は久喜市議会議員であり、本会の理念、規約に賛同する者で構成する。

(会 費)
第6条 会員の会費は月額2000円とする。

(入退会)
第7条 入会は全体会議において承認する。退会については自由とする。

(役 員)
第8条 本会に次の役員を置く。
(1) 代 表 1名
(2) 副代表 1名
(3) 会 計 1名

(役員の任期)
第9条 役員の任期は2年とする。ただし再任は妨げない。

(付 則)
第1条 この規約は平成13年(2001年)5月7日から施行する。


市議会「大樹の会」が解散。新会派へ再編。
「大地」から「大樹」、2年半の総括。
《T》

2001/5/1

@ 5月1日、市議会会派「大樹の会」は解散した。
A 前回の市議会議員選挙前(99年)に、6名で「政策集団・大地」を作り、改選後に新・元議員を加えて8名、昨年にはいったん解散して新たに3名を加えて10名の「大樹の会」に発展。この間、「自己決定・自己責任」を原則として市議会での賛否や行動、発言を規制せず、会派での拘束をしないという規約を作り、実践してきた。
 本来的に議員(政党の議員は別だろうが)は、それぞれで市民から選挙されたのであって、その行動を会派で制限すること自体がおかしい。「会派の団結・統一」という場合、それは、数の力で行政に影響力を及ぼしたり、人事(役職争い)で数の力を発揮するための「統一・団結」ではなかったか。
B 私たちはそうした数の力ではなくして、議会内での発言や討論、さらには政策提言を説得的に行っていくことによって、議会を変え、市政のあり方を変えていくことをめざしたのだった。
 現に、改選直後の議会役職選任では、以前のような多数会派優先ではなくて「ドント式比例代表制」によって少数会派や無会派議員にもほぼ平等に役職を割り振ることができた(最大会派であった「大地」からこれを言い出したからこそ実現した)。
 また、初議会で「久喜市議会活性化への提言」を発表し、活性化委員会を発足させていくつかの議会運営の改善策を実現もさせた。
 昨年12月議会では、活性化委員会で積み残した「議員の兼務報酬を禁止する条例改正」、「久喜市議会の情報化を進める決議」を議員提案して可決。今年度中には市議会のホームページや会議録検索システム、委員会の会議録整備なども実現する予定である。
 これらは大地、そして大樹がめざした「市民のための議会のあるべき姿を見通しての議会改革」を進めてきた、その結実であった。もちろん、共産党や無会派議員の一部など、本当に市民の立場に立ってものを考える人たちとの協力・連携を作れたからでもある。
C 大地、そして大樹は、もともと「革新」側に身を置いてきた私や、環境派・市民派の石川市議、自民党員や右翼議員までの、いわばごたまぜ会派ではあったが、議会の活性化を進めよう、という一点で合意し、全速力で走ってきた。そうした限定的な目標を持った会派として、今、その役割を終えたということだろう。

D いまだに久喜市議会には、「議会の本来的なあり方」を追求するのでなくて、旧来の慣行を守っていればいいという人々、会派の利害を優先して「改革」を公然と妨害したりする人々さえいる。彼らの関心は政策よりも、役職にばかり向いているようにさえ見える。
 このような時に大樹が解散してしまうことについて、いくらかの未練がないわけではないが、久喜市議会の程度がまだこんなものだということで割り切るしかない。

E 「解散」の直接のきっかけは、3月議会最終日に、柿沼議長の居座りが成功して、我々のめざした“松村議長”が失敗したこと。
 そして、新政会(6人)や公明党(4人)、大樹脱会グループの3名が結託して、今後の議会の役職などを牛耳っていく体制ができてしまったこと。つまり、大樹(7人)は徹底的に排除されるだろうということだ。

F そうした構図に対して、旧・大樹の多数派は、あらためて保守系議員の糾合をめざすらしい。
 そのためには「猪股や石川がいてはやりにくい」ということが、「解散」の動機になったことは確かだ。
 私自身の本音は「役職争いに加わらなくてもいい。私たちは政策で勝負する」ということであって、長い目で見ればその方が市民の理解も得られ、必ず市議会と市政のあり方を変えていけるという確信がある。
 私はその確信に基づいて、信じる道を行くだけだ。
 連休明けの7日には再編後の新しい会派の形ができあがる見通し。
 新たな会派で、私たちの政策、市民の政策作りを本気で進めてみようと考えている。


元社民党、新社会党の議員が自民党といっしょの会派!?
2000/11/22

 久喜市議会もいよいよわけがわからなくなってきた。
 11月21日、12月議会へ向けた議会運営委員会終了後、自民党員5名で構成する新政会が2人増えて7名になったという届け出がされた。
 新たに新政会に入会したのは、市民ネットという元社民党の議員で作っていた会派の2人。
原進一氏は社民党を離党して新社会党の久喜支部長をつとめた後、新社会党をも離党して今は無所属。
もう1人の渋谷晃次氏は原氏といっしょに新社会党を作って、原氏が抜けた後、新社会党の旗を守ってきた。
2人で一応「革新」系の議員として、市民ネットという会派を作っていた。
 それが、9月議会前から、2人して新政会に入れてくれと申し入れていたらしい。
 市民ネットと新政会とでは来歴も違うし、肌合いも異なる。さすがに新政会では難色を示していて、その話はなくなったかと思われていたのだが、9月議会後も、原、渋谷両氏が、どうしても入れてくれと、頼み込んだらしい。

 新政会側では保守本流会派を自認しながら、数が少ない(昨年の改選後の最大会派は私たち8名の「大地」。最近さらに2人を加えて10名で「大樹の会」を発足した)ので、何とか数を増やして対抗したいという思惑があったのだろう。
 しかし、市民ネットの2人は何のために、わざわざ自前の会派を解消して、頼み込んでまで保守系会派に入ったのか。しかも新政会の方針に従うと約束したらしい。
 いろいろと憶測は駆けめぐっているが、どうしてもわからない。

 「大樹の会」も自民党員もいるし、右翼、環境派、私のような革新系の議員もいていろいろだが、議会改革を目標に結集して、議員1人1人の判断を尊重しあい、会派拘束をしない。議案賛否で態度が違ってもお互いに認め合うという、新しい会派の姿を作ってきた。
 しかし新政会は違う。「大地」のように会派内で賛否が分かれるのはけしからん、と非難してきた人たちだ。そこに入った2人は、今後、新政会の方針にしたがって、保守系議員として歩んでいくことになるのだろうか。

久喜市議会の新しい会派構成
大樹の会 10名 新井、金沢、岸、福垣、須藤、内田 【以上、自民党員】
松村【自他共に認める右翼】、石川【生態系保護協会】、鈴木【青年自由党】
猪股【元社会党、虹と緑の500人リスト】
新政会 7名 町田、小河原、木村、川瀬、岡崎 【全員、自民党】
渋谷【新社会党】、原【元社民党、新社会党久喜支部長、その後、新社会党も離党】
公明党 4名 柿沼、角田、戸ヶ崎、岡崎
共産党 3名 砂川、木下、木村
無会派 1名 後上

「大樹の会」にマスコミも注目
しかし、間違いだらけの記事は困りもの

2000/12/7

12月5日の朝日新聞東埼玉版に、大樹の会の記事が掲載された。
新しい会派のスタイルに、マスコミも注目したということだろう。
しかし、記事内容は間違いだらけ。きちんと取材してから、書いてくれないと、私たち「大樹の会」の信用にも関わります。

新会派「討議拘束」しない結束
久喜市議会に誕生

 久喜市議会(定数25)に「党議拘束」しない会派が初めて【*1】誕生した。10人で構成し、市議会では最大会派。保守系の市長の与党を名乗る【*2】一方、「一人ひとり自立した議員と認め合い、自由な調査、研究、論議をし、責任は自身が負う」との理念を掲げる。予算委員会【*3】では議員が市側の情報公開のミスを鋭く追及する場面もあった。
 9月末に結成されたこの会派は大樹(たいじゅ)。2期目【*4】から7期日までの10人が所属、代表は2期日の新井勝行市議(56)。大樹以外の会派は新政会五【*5】、公明党四、共産党三、市民ネット21二【*6】、無会派一。
 昨年4月の改選まで、議会は清風会十七人【*7】の影響力が大きかった。その後、落選者や世代交代の影響で政策集団への改組などがあり、いまの会派構成に。大樹には旧清風会、新政会【*8】、旧社会党の流れをくむ議員が集まった。
 新井代表は「何でもかんでも市側の案を通したりせず、議論を深めて議会を活性化する」。
 他会派からは「数で押し切られる場面もありそうでうかうかできない」(新政会)【*9】、「目的や前提があってこその会派のはず」(公明党)と厳しい見方が多いが、「派利派略でない議論に期待する」(無会派)という声もある。

【*】は間違い個所。

【間違い個所の解説】
初めて【*1】 大樹の会以前に、昨年の改選前にできた「政策集団・大地」、その前には「自由連合」、「新政クラブ」、さらに6年前に「グループ・前進と改革」など、いくつもの「会派拘束しない会派」の積み重ねがあった。
与党を名乗る【*2】 これは間違いとは言えないかもしれない。「与党」という意識で行動し、みずから「自分たちは与党だ」といっている会員が多いのは確かだが、会派として、「与党」と規定したことはない。私自身は「与党」という意識をもったことがない。そもそも、「与党」「野党」という色分けが意味を持つとも思えない。
予算委員会【*3】 決算委員会の誤り
2期目【*4】 1期目のメンバーもいる。
新政会五【*5】 11月、この記事の出る数日前に、「市民ネット」2名が加入して7名となっている。
市民ネット21二【*6】 したがって、市民ネットは解消して今はない。
十七人【*7】 10人の誤り
新政会【*8】 新政会は改選後にできた会派で、新政会から「大樹」に入った人はいない。
「数で押し切られる場面もありそうでうかうかできない」(新政会)【*9】 これは「新政会」のどなたかがしゃべったことだから、記事の間違いとは言えないかもしれないが、今の議会構成の中で、「大樹の会」10名の数で押し切るなんてできないということは、誰が見ても明らか。かえって、新政会7名と公明党4名が固く結束しているから、あわせて11名の数で押し切る場面がしばしば見られる。(共産党が独自路線を取ると、私たちは11対10で負ける)。実際、正副議長や委員会人事などで、ほとんど新政会+公明党ブロックが押さえたことから見ても明らかなのだが、記者氏は新政会の人の言葉の自己矛盾に気が付かなかったのだろうか。


元社民党の2議員が新政会入り
『声と眼』2000/12/4 No.199

 11月21日、新政会(これまで自民党員5名で構成)が2人増えて7名になったという届け出がありました。新たに新政会に入ったのは、渋谷、原議員。2人とも元社民党で、これまで市民ネットという自前の会派を作っていましたが、これを解消しての新政会参加。原氏は新社会党の支部長をつとめた後、これも離党してしまいましたが、渋谷氏は現在も新社会党。自民党主体の保守本流を自認する新政会に、頼み込んで入れてもらったというのですが、なぜ?

久喜市議会の新しい会派構成
大樹の会 10名 新井、金沢、岸、福垣、須藤、内田 【以上、自民党員】
松村【自他共に認める右翼】、石川【生態系保護協会】、鈴木【青年自由党】
猪股【元社会党、虹と緑の500人リスト】
新政会 7名 町田、小河原、木村、川瀬、岡崎 【全員、自民党】
渋谷【新社会党】、原【元社民党、新社会党久喜支部長、その後、新社会党も離党】
公明党 4名 柿沼、角田、戸ヶ崎、岡崎
共産党 3名 砂川、木下、木村
無会派 1名 後上

「大地」が解散、新会派「大樹」へ
『声と眼』196号 2000/10/16

 9月27日、市議会会派「政策集団・大地」を解散。新会派「大樹の会」が発足しました。メンバーは、大地から、新井(代表)、猪股(副代表)、金沢、福垣、松村、鈴木、石川、内田、無会派から岸(副代表)、須藤の10名。
 「大地」は各々の政治的立場や見解の違いを認め合い個人の意志で行動する(会派内で議案の賛否が分かれることもあった)という新しい会派の姿を追求しながら、政策の勉強と議会の活性化に取り組んできました。「大樹」もこうした作風を引き継ぎ、当局と緊張関係を持った本来の議会へと協力共同していくことを確認しました。
 私以外のほとんどは保守系の議員ですが、私自身の思想と政治認識をしっかりと築きながら活動していきたいと思います。


久喜市議会の実験的新会派
1人1人自由な立場、
自分の行動は自分で責任を持つ、
会派拘束をしない

実験会派第二弾

「政策集団・大地」を解散、新会派「大樹の会」を結成
2000/9/30

 「政策集団・大地」は昨年の1月に発足。8名で活動してきましたが、9月議会最終日、新たに2名が加わって新会派「大樹の会」が発足しました。
 メンバーは、旧・大地から、新井(代表)、猪股(副代表)、金沢(顧問)、福垣(会計)、松村、鈴木、石川、内田、無会派から、岸(副代表)、須藤の10名。

 旧・大地は、それぞれの政治的立場や見解の違いを認めながら、個人の意志で行動し、責任をみずから負うという大変ユニークな作風を作ってきました。議案の賛否についても、会派内で徹底的に議論はしますが、会派で拘束はせず、見解の異なるものについては会派内で賛否が分かれることもままありました。
 会派としてまとまってきた最大の課題は、行政と緊張関係を持った議会を作る、政策を勉強し提言していく、議会の旧弊を打破し、議会の活性化を進めるという点でした。実際、昨年の改選後、議会改革でいくつかの実績もあげてきました。
 今回、10名で再出発することになりましたが、これまでの大地の性格をどう引き継いでいくかが問題です。特に、私は引き続いて副代表の1人になりましたが、私以外は全員(いわゆる)「保守系」議員さんたちです。過去に決定的に対立関係にあった人たちもいます(旧・大地でもそうでしたが)。
 さあ、どうなるか。私自身の思想、政治的立場、自己をしっかり保持しながら、いかないと…。

 それにしても、久喜市議会では、保守本流を自認する「新政会」(5人)と公明党(4人)、それに市民ネットという旧社会党の会派(1人は新社会党、もう1人はいったん新社会党に入ったが選挙前に離党)がぴったりと息を合わせて比較多数を占めて、人事を思いのままにしてきました。こうした役職で結びついた野合をうち破っていかないと、久喜市議会の改革はできません。


大樹の会規約

<理念>

 理想都市久喜市実現のため、一人一人自立した議員として認め合い、各自の問題意識に基づき、自由な調査、研究、論議を通じて自己を高めようとする議員の集合体であり、そのすべての責任を自分自身で負い、協力、協働して目的達成のため行動する。
 本会は政策形成能力を持ち、地方分権時代の久喜市にふさわしい意思決定機関、チェック機関として、充実した活力ある議会を実現させるものである。 

(名称および事務所)
第1条 本会は、大樹の会と称し、事務所は代表者宅に置く。
(目的)
第2条 理念を実現する。
(事業)
第3条 目的を達成するために、必要とする可能な限りの事業を行う。
(会議)
第4条 会議は、定例全体会議を月1回開催する。その他、必要に応じて随時開催する。
(会員)
第5条 会員は久喜市議会議員であり、本会の理念、規約に賛同する者で構成する。
(会費)
第6条 会員の会費は月額2000円とする。
(入退会)
第7条 入会は全体会議において承認する。退会については自由とする。
(役員)
第8条 本会に次の役員を置く。
  (1)代 表 1名
  (2)副代表 2名
  (3)会 計 1名
    (4) 本会に顧問をおくことができる。
(役員の任期)
第9条 役員の任期は2年とする。ただし、再任を妨げない。

(付則)
 1.この規約は平成12年(2000年)10月2日から施行する。
  2.第9条の規定にかかわらず、発足時の役員の任期は平成13年3月31日までとする。


久喜市議会の新しい会派構成
大樹の会 10名 新井、金沢、岸、福垣、須藤、内田 【以上、自民党員】
松村【自他共に認める右翼】、石川【生態系保護協会】、鈴木【青年自由党】
猪股【元社会党、虹と緑の500人リスト】
新政会 7名 町田、小河原、木村、川瀬、岡崎 【全員、自民党】
渋谷【新社会党】、原【元社民党、新社会党久喜支部長、その後、新社会党も離党】
公明党 4名 柿沼、角田、戸ヶ崎、岡崎
共産党 3名 砂川、木下、木村
無会派 1名 後上

政策集団・大地
メンバーは8名。(99年4月)
自民党の党員、右翼、青年自由党、自然保護活動家(生態系保護協会支部長)、
そして、私。
私自身は、元社会党総支部書記長・6年前に離党(その後、除名)。右翼や青年自由党、自民党の議員とは、政治的に思想的には対極にある。

しかし我々は、1人1人の思想や行動を認め合い、尊重しつつ、久喜市議会における新しいスタイルの会派を構成した。
別の目的のための“団結”の論理や会派拘束を排除して、討論と学習のための会派。とらわれない自由な立場からの議論を保障し合おうと。
私はここに、久喜における、地方議会の改革の実験としての意義を見いだして参加した。
当然のことながら、本会議においては、しばしば議案賛否が分かれている。
大地のメンバーがそれぞれ、賛成討論と反対討論を行うことさえある。
これが実験で終わるのか、新しい姿を生み出せるのか。
すべてはこれから。

政策集団・大地 規約

  《理  念》
 理想都市久喜市実現のため、一人一人自立した議員として認め合い、各自の問題意識に基づき、自由な調査・研究・論議を通じて自己を高めようとする議員の集合体であり、そのすべての責任を自分自身で負う。
 本会は、政策形成能力を持ち、自立をめざす久喜市の意志決定機関・チェック機関として恥じない、充実した活力ある議会を実現させるものである。

(名称および事務所)
第1条 本会は、政策集団・大地と称し、事務所は代表者宅に置く。
(目的)
第2条 理念を実現する。
(事業)
第3条 目的を達成するために、必要とする可能な限りの事業を行う。
(会議)
第4条 会議は、定例全体会議を月1回開催する。その他、必要に応じて随時開催する。
(会員)
第5条 会員は久喜市議会議員であり、本会の理念、規約に賛同する者で構成するものとする。
(会費)
第6条 会員の会費は月額2000円とする。
(入退会)
第7条 入会は全体会議において承認する。退会については自由とする。
(役員)
第8条 本会に次の役員を置く。
  (1)代 表 1名
  (2)副代表 1名
  (3)会 計 1名
(役員の任期)
第9条 役員の任期は2年とする。ただし、再任を妨げない。

(付則)
 この規約は平成10年(1998年)12月25日から施行する。




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新会派《政策集団・大地》を発足
『声と眼』1999/1/25 No.160

 市議会で、私の所属していた市政ク、民政ク、自由連合の3会派で、市議会の活性化と会派のあり方などについて協議してきた結果、『★利権や役職等の利害で結びついた会派でなく、政策についての調査研究能力を持って、条例等の政策を提言できる会派が必要。★旧来の会派はメンバーの行動の一致、意見拘束を当然としてきたが、議員は自己の行動に自分で責任を持つべきであって、行動や意見表明を規制しない、自由な会派を作る必要がある』という認識で一致。3会派を解散し、新会派《政策集団・大地》を発足しました。
◆メンバーは、新井(代表)、猪股(副代表)、戸ヶ崎、松村、福垣、石川の6議員です。
さっそく、“議会活性化への提言”、“市行政の監査機能の充実のための制度”などの政策研究に着手。議会へ出す予定です。

《政策集団・大地 規約からの抜粋》
★一人一人自立した議員として認め合い、各自の問題意識に基づき、自由な調査・研究・論議を通じて自己を高めようとする議員の集合体であり、そのすべての責任を自分自身で負う。
★政策形成能力を持ち、自立をめざす久喜市の意志決定機関・チェック機関として恥じない充実した活力ある議会を実現させる。

◆町田、小河原の両氏は新会派への参加を見送り、無会派に。
◆新しい会派構成【清風10、大地6、公明3、社会3、共産3、無会派2】

議員個々人の意思を尊重するのがあたりまえ

 これまでの市政クなども会派拘束をせず、会派内で議案の賛否が異なることがありました。他会派の議員から『自分の会派の代表の方針に従わないのはおかしい』という疑問が出されたこともあります(政党と同じ一枚岩であるべきだと信じている?)。しかし逆に、市議会は“会派のまとまり”よりも議員1人1人の意思を優先すべきです。【参議院の新緑風会や二院クラブなども原則は同じ】