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猪股市議の一般質問


久喜市議会2010年 11月定例市議会
いのまた和雄 一般質問

1 障害者および高齢者等の駐車場優先確保対策を積極的に進めるべきである

(1)身障者用駐車場利用証交付制度(川口市での“おもいやり駐車場制度”)を実現すべきである。
ア.これまでの検討過程、来年度導入に向けて、方針を明らかにされたい。
イ.市内民間施設駐車場管理者の調査および協議をどのように進めていくか。

(2)高齢運転者等専用駐車区間制度の専用駐車区間を市内に設置する見通しを明らかにされたい。
ア.調査・検討、警察との協議の経過と見通しはどうか。
イ.障害者や高齢者、妊娠している方などの、「高齢運転者等標章」の周知、啓発、申請、交付の状況を明らかにされたい。

2 学校給食を、できることからの改善を求める。

(1)久喜地区以外の学校給食食器の強化磁器製への変更を、段階的、計画的に進めるべきである。 ア.学校給食審議会に諮問して進めていただきたいが、見解を問う。
イ.まず、栗橋南小学校の調理室の改築に合わせ、強化磁器製の食器への変更を進めるべきである。設計に盛り込むべきと考えるが、方針を伺う。

(2)鷲宮給食センターを、当面の有効活用をはかるべきである。
ア.栗橋南小校舎改築工事中の給食を提供すべきである。
 @南小学校校舎改築中の給食調理をどのように実施する方針か、明らかにされたい。
 A鷲宮の給食センターで調理する方法はいかに検討したか。
 鷲宮第1給食センター、第2給食センターとも、老朽化しているとはいえ施設能力になお十分の能力があり、工事期間中の当面の調理は可能である。給食費は同額であり、食器は鷲宮センター仕様でよいはずで、最も経費を節減できる方法である。
イ.それと並行して、あるいはその後、栗橋の中学校給食(800食)の調理も行っていくよう検討すべきである。
 鷲宮の中学校給食費4300円は栗橋の中学校給食費(4700円)に比しても安価に提供できるから、市施設の有効活用と同時に保護者負担の軽減にもなる。

(3)センター給食の調理時間、配送時間の見直しを進め、調理終了から食べるまでの時間をできる限り短くするべきと考えるが、いかがか。
 久喜地区で米飯提供を飯缶方式に変更した後に、「ご飯が冷たい」という声を聞くが、教育委員会の認識はいかがか。配送時間の他に、学校での保管方法、盛りつけ時間等、考えられる理由は何か。

(4)給食食材の地産地消・久喜産野菜の供給をどのように進めていくか、教育行政と農業行政の両面から見解を問う。。
 久喜地区と、それ以外の地区とに分けて、考え方と方針を明らかにされたい。

3.市立図書館の活動をさらに充実させるべきであるが、方針を問う。

(1)決算委員会で明らかになった、市民1人あたり貸出し冊数の低さの原因をどのように分析しているか、改めて認識を問う。
 事務事業評価の指標と評価方法を見直すべきと考えるが、見解を問う。

(2)久喜市立図書館の活動を充実向上させるためには何が必要と考えるか。これまでの取り組みの総括と今後の課題を明らかにされたい。

(3)1人あたり図書購入費の低さ、図書館司書の配置について、教育委員会の見解と、財政当局の見解を問う。

4.総合支所の空きスペース(余裕スペース?)の有効活用の検討方針を明らかにされたい。

(1)市民の財産である総合支所を十分に活用しないでおくことは、市行政の怠慢であるといって過言でない。総合支所の空きスペースをどのように活用しようとしているか、市のこれまでの検討経過と考え方を明らかにされたい。
ア.基本的に、現在の総合支所としての活用を続けていく方針か、分庁舎としての活用も検討するのか。
イ.現在の空きスペースを、当分の間はそのままにしていく考えか。
 積極的に活用をはかる方針を打ち出すべきである。

(2)具体的な活用方法を、どのように検討しているか。
ア.鷲宮総合支所内の余裕スペースを、障害者施設に活用してもらうことをどのように検討しているか。
イ.各地区における「市民団体活動支援室」(ふれあいセンターの福祉団体、ボランティア団体、青少年団体、女性団体活動支援室のイメージ)を設置し、または市民活動スペースとして、市民活動の場に活用すべきである。
ウ.そうした活用方法を検討した上で、市民活動団体等の利用希望の意向を把握するべきである。

5.一部事務組合や広域連合など、久喜市の加入する広域行政の「広報」の充実を進めるべきである。

(1)久喜市が加入している一部事務組合などの広域行政における、「広報紙」発行、ホームページの有無を明らかにされたい。

(2)それぞれの広域行政の規約や例規は、現在はどこで閲覧できるか。

(3)もしも広報紙やホームページがない場合には、それらの行政の現状と議会などの経過について、市民に知らせる義務があるはずで、それぞれの管理者や事務局に要請(提案)し、実現すべきである。
 それぞれの広域行政の例規について、ホームページへの掲載、または久喜市の例規集への掲載によって、市民がいつでも閲覧できるようにしていくべきである。

6.エイム問題と久喜児童クラブ問題の経過を明らかにされたい。

(1)障害者自立支援給付費不正請求事件に対する、エイム代表者たる荒井伸男刑事告訴以降の状況について、どう把握しているか。

(2)エイム代表・荒井伸男に対する破産申し立て後の債権(損害金)回収の見通しを明らかにされたい。

(3)学童保育久喜児童クラブの不透明経理による春洋会・大熊氏に対する返還請求はどのよ
うに進んでいるか。

(4)特に進展がなければ議会にも市民にも知らせる必要はないと考えているか。


久喜市議会2010年 9月定例市議会
いのまた和雄 一般質問

1  久喜駅東口、西口広場を禁煙とし、「喫煙スペース」を設置すべきである。

(1)東口、西口広場に特大吸い殻入れを設置したが、歩行喫煙者は減らないばかりか、逆に駅広場での喫煙者は増えている感さえある。また吸い殻入れ周辺がごみ置き場と化してしまっている。
 これらの現状をどう把握しているか。

(2)現在は「広場のどこででも歩行中でも喫煙していい。吸い殻だけはここに捨ててください」という状態であって、実際には吸い殻入れのない場所で喫煙するのも吸い殻を捨てるのも放置されている。
 吸い殻入れ周辺を「喫煙場所」として指定し、「それ以外の場所は禁煙」とするべきである。
 当面、東口、西口広場において、喫煙場所以外の区域については、「禁煙」に協力を求めるべきである。

(3)久喜市においても路上喫煙防止条例を制定すべきである。
 すでに県内17市(以上)で路上喫煙を防止する条例が制定され、禁煙区域が定められているが、久喜市の取り組み方針を伺う。

2  青葉けやき通りのけやき並木街路樹の適正な管理を求める。

(1)6月議会議案質疑でも触れたが、けやき並木の管理はこれまで、横に伸びる枝の住宅への支障を除去する他は、上方の剪定はほとんど行われてこなかった。その結果、周辺住宅に対して落ち葉による迷惑の他、最近では老木化による倒木や枝の落下の危険も増えている。改めて現状認識を問う。

(2)剪定には財政がかかるから、あるいは景観100選に入る並木だから、迷惑を受容すべき、損害が出たら補償すればよいという考え方か。
 これまで適正な管理を行ってこなかったことが問題だったと思われるが、今後の取り組み方針を伺う。

3  市内4か所の障害者デイケア施設の運営と入所者選考の一本化を進めるべきである。

(1)けやきの木が社協への指定管理、くりの木が社協への委託、ゆう・あいと趣味の家は市直営と、管理運営の体制が異なっている。入所希望者はけやきの木が社協へ申請して選考する他は、くりの木、ゆう・あい、趣味の家の申請先は市となっている。くりの木は委託であるが市の職員が配置されている。
入所者にとっては同じデイケア施設であり、入所申請、選考方法の統一、専門的職員(指導員)の配置、人事交流などの観点からも、管理運営を一本化すべきである。
 その際、けやきの木、くりの木、ゆう・あい、趣味の家をそれぞれ、あるいは一本化しての指定管理が考えられるが、見解を伺う。

(2)現状では条例を見ても、入所申請の方法、選考、決定の過程が不透明である。入所者選考委員会の設置など、選考の透明化を図るべきではないか。

(3)特に、趣味の家の施設はきわめて狭隘(148uに入所者と職員20名)かつバリアだらけであり、老朽化も著しいが、改築あるいは鷲宮総合支所の空きスペースの利用を検討すべきである。

4  学童保育の一本化への道筋と、施設改善の取り組み方針を伺う。

(1)公設公営の、菖蒲地区の3学童、鷲宮地区の4学童を、久喜地区の9学童といっしょに学童保育運営協議会への委託という形で一本化していくという方向性が示されているが、今後、どのように進めるか。来年度からと考えられるが、関係する当事者である保護者や運営協議会との協議と準備のスケジュールを示されたい。

(2)菖蒲、鷲宮地区の7か所の公設公営の学童保育において、指導員は非常勤特別職の位置付けであるが、実態としては常勤に近いと思われ、勤務形態からしても非常勤特別職には適合しないのではないか。
 旧菖蒲町時代には非常勤特別職で通勤手当が出ていたというが、現在はそれもない。諸休暇や手当てについても実態に合わないのではないか。
 指導員の位置付けを早急に見直すべきである。

(3)久喜、栗橋地区の学童保育の条例上の位置付けを明確にすべきではないか。
ア.久喜市放課後児童クラブ条例には菖蒲と鷲宮地区の8か所の学童保育だけが規定されているが、久喜地区の9か所の公設学童保育も条例で位置付けを明確にすべきではないか。
イ.栗橋地区4か所はいずれも公共施設に常設されていて、実態として「公設委託」に近いと思われるが、条例に明確に位置づけるべきではないか。
 その場合に委託契約の締結か、指定管理への移行が必要と考えるが、見解を伺う。
 あるいは施設の無償貸与ということであれば、それも明確にすべきでないか。

(4)保護者や指導員の意見を聞きながら、各施設の改善を進めるべきである。
ア.鷲宮地区の児童館学童保育クラブは約50名の児童と指導員5名が1部屋(50uくらい?)だけで過ごしていて、庭もなく、学校の校庭も使えず、外にも出られないという劣悪な環境である。独立の施設を確保すべきである。
 応急的にでも別施設の利用、あるいは屋外での活動をできるようにすべきではないか。
イ.鷲宮地区の東コミュニティセンター学童クラブも40人が60uの1部屋で過ごしている。
施設内のトイレにも1人では行かせられない。保護者が迎えに来てもわからないなど、施設面の問題と不備が多いので、早急に改善すべきである。独立の施設を検討すべきである。
ウ.栗橋地区のほほえみ児童クラブは、狭い部屋3部屋(?)を使用許可しているが、いちばん広い遊戯室には網戸もクーラーもない、子どもたちのカバンを置くロッカーもないなど、利用実態に合っていないと思われる。早急に改善すべきである。
エ.学童保育は、久喜市の子どもたちに基本的に同等な保育条件と同等な保育サービスを提供しなければならないはずだから、特に施設面やサービスの確保については、総合支所だけで対応するのではなく、久喜市保育課としての統一的な対応が必要である。
 そのような視点で統一的に問題点を改善していくために、保育課と総合支所福祉課とでいっしょに、保護者や指導員、施設責任者と話し合っていくべきである。そのような場を設ける考えがあるか。

5  市からの発送文書に点字を必要とする視覚障害者の把握はどうなっているか。

(1)合併後、新久喜市内において点字を必要とする視覚障害者の調査をどのように行ったか。

(2)各地区ごとに、点字を必要とする視覚障害者の人数を明らかにされたい。

(3)合併後、視覚障害者に点字文書を発送した件数と人数、または封筒に点字シールを添付して発送した件数と人数を示されたい。

(4)点字以外の方法(朗読テープなど)で対応している視覚障害者があれば、その実態を明らかにされたい。

(5)『広報くき』『議会だより』の音声版を利用している視覚障害者数は何人か。

6  市民の健康を守るために

(1)健康診査(ガン検診など)で、旧久喜市では実施していた個別通知を、合併と同時に廃止した理由を説明されたい。

(2)目前の財政節約と引き替えに、受診率の低下が予想されるが、保健行政の後退についての見解を明らかにされたい。

(3)個別通知を復活させるべきであるが、方針を伺う。

7  エイム問題と久喜児童クラブ問題の経過を明らかにされたい。

(1)障害者自立支援給付費不正請求事件に対する、エイム代表者たる荒井伸男刑事告訴以降の状況について、どう把握しているか。

(2)エイム代表・荒井伸男に対する破産申し立て後の債権(損害金)回収の見通しを明らかにされたい。

(3)学童保育久喜児童クラブの不透明経理による春洋会・大熊氏に対する返還請求はどのように進んでいるか。

(4)その現状について市民に報告すべきである。


久喜市議会2010年 6月定例市議会
いのまた和雄 一般質問

1.2件の“不祥事件”による市の損害は、合併前から引き継いで新久喜市において解決しなければならないが、その現状について市民に報告すべきである。

(1)障害者自立支援給付費不正請求事件に対する、エイム代表者たる荒井伸男刑事告訴以降の状況について、どう把握しているか。

(2)エイム代表・荒井伸男に対する破産申し立て後の債権(損害金)回収の見通しを明らかにされたい。
ア.全体の債権額はいくらで、その内、新久喜市の債権額はいくらか。
イ.自宅などの財産整理によって、その一部しか回収できないと見込まれているが、債権額との差額は放棄することになるか。
破産手続きによれば、債権の大部分を放棄せざるを得ない可能性が大きいが、市長が損害賠償請求訴訟でなくて、破産手続きを進めさせた判断の理由を明らかにされたい。
ウ.あくまでも民事訴訟によって、詐取された金がどのように使われたのかを解明し、関係者を含めて荒井伸男からの返還を求めていくべきではないか。

(3)学童保育久喜児童クラブの不透明経理による春洋会・大熊氏に対する返還はどのように進んでいるか。

(4)2件の不詳事件について、これまで市民には新聞報道と、議会では全協と一般質問に答える形でしか知らされていないが、田中市長はみずから市民に説明の場を設けるべきではないか。

2.2011年度の予算編成過程の公開をどのように進めるか。

(1)予算編成方針とスケジュールはいつ頃、どのような形で公表するか。

(2)先進市では、各課からの要求と、部長、財政課、市長の各段階における査定状況の公表、また、新規要求事業を中心に「採用」「減額」「不採択」などのランク付けをして、不採択事業についてはその理由を公表するなどの取り組みがあるが、どのような形での公表をしていくか、考え方を明らかにされたい。

(3)いずれにしても先進市での公表の開始や公表方法は、市長の決断によるところが大きい。田中市長の決断は。

3.市役所庁舎のごみ減量計画について明らかにされたい。

(1)昨年1年間の市役所庁舎から排出されたごみの分析(排出量・ごみ質・分別状況など)を明らかにされたい。

(2)多量排出事業所としてのごみ減量計画を明らかにされたい。

(3)特に、昼食ごみの減量のために、弁当配達業者や出前業者、職員のごみ減量対策はどのように進めたか。
ア.ワリバシの廃止とマイハシ運動
イ、包装紙やビニル袋の廃止
ウ.容器回収の取り組み
エ.残飯の分別の取り組み

4.市内小中学校の学校給食の食器の改善方針を明らかにされたい。

(1)久喜地区の学校給食食器の改善(弁当箱廃止、食缶盛りつけ方式)は夏休み明けに実現できるか。

(2)菖蒲、栗橋、鷲宮地区の学校給食食器を、早急に強化磁器製に切り替えるべきであるが、方針を明らかにされたい。お椀については、日本伝統の木製・漆器のお椀を導入してはいかがか。

5.障害者、高齢者等の駐車場所優先確保のために

(1)高齢運転者等専用駐車区間制度を積極的に活用していくべきである。
ア.市内公共施設等の周辺道路に「専用駐車区間」の設置を進めるべきである。
これまでのところ、市内には1か所も指定されていないが、警察と具体的に協議していく考えがあるか。
イ.東口大通り、西口大通り、青葉中央通り、中央公民館付近などなど、候補地として考えられる場所を示されたい。
ウ.市として、この制度について市民に積極的に広報し、障害者や高齢者、妊娠している方などに「高齢運転者等標章」の申請を奨めるべきである。

(2)身障者用駐車場利用証交付制度(川口市では“おもいやり駐車場制度”としてスタートした)の導入をどのように進めていくか。
ア.これまでの検討過程、早期導入に向けて、今後の見通しを明らかにされたい。
イ.障害者等にとっては、類似の制度が並立して別々に申請しなければならないのはわかりにくく煩雑でもある。そこで、高齢運転者等専用駐車区間制度とタイアップして、「高齢運転者等標章」を「身障者用駐車場利用証」としても活用できるようにするなどの工夫も考えられるが、どうか。

6.5月に開催された学童保育の会総会で、市長は「学童保育の一元化を進める」と表明されたが、どのように進めるか。

(1)これまでの各地域の学童保育の歴史的経過によって、公設公営、公設民営、民設民営など、経営(運営)形態はさまざまであるが、市長がめざすべきと考える「一元化」の形を明らかにされたい。

(2)公営のメリット、民営のメリットもあり、保護者らの思いもさまざまであると考えられるが、どのような道筋で「一元化」を追求していこうと考えるか。

(3)保護者を含めて、早期に検討協議の場を作っていくか。


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