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猪股市議の一般質問


久喜市議会2006年 11月定例市議会
いのまた和雄 一般質問

1.循環バスの障害者無料の対象を、最も狭い意味での“市民”である市内在住者だけから、市内在勤、在学者、市内の病院や施設利用者にも拡大すべきである。障害者の社会参加の“人権”を普遍的に保証するという視点からも、まず久喜市の行政の姿勢を示すべきである。

(1)市長は福祉サービスの提供という観点から、3市6町の「互恵主義」を掲げたが、広域行政圏の各市町との協議はどのように進んでいるか。
(2)実施の方向性と方法、時期、等々について、どのように検討しているか。

2.障害者、高齢者等、いわゆる「災害弱者」の登録、リスト化、安否確認のシステムを早急に整備すべきである。


(1)システムをどのように作っていくか。現状はどうなっているか。
(2)当事者の確認を得てのリスト化は、どのように進んでいるか。現状と今後の見通しを明らかにされたい。

3.障害者雇用の拡大のために、当面、市の臨時職員への登録と就労の促進について、どのように検討していくか。決算委員会の答弁を踏まえて、今後の進め方について、明らかにされたい。

4.久喜新病院の実現について、現在までの諸手続の進行状況、JA厚生連とどのように協議しているか。
(1)農地除外申請の進捗状況と今後の手続き、見通しを明らかにされたい。
(2)これまで、構想がどのように検討されているかについては、市民にはまったく明らかにされていないが、今後も、決定されるまでは市民には明らかにせずに進める考えか。
(3)「基本構想」「基本計画」の策定状況、およびJA側の考え方と久喜市の見解について明らかにされたい。
 ア.病院規模の展望…12科・200床、または300床で構想するのか。
  幸手総合病院の“老人病棟”のベッドを引き継ぐことになるか。
 イ.診療科目の重点化については検討しているか。
 ウ.医師数は30人で構想するのか。
 エ.3本柱の基本方針は揺るぎないと考えていいか。
オ.「事業計画書」(5月)の位置付けと、基本構想、基本計画の関連について、当局の見解を伺う。
(4)医師会と、具体的に協議しているか。正式に協議の場を持っていく考えはあるか。

5.久喜市ではこれまで行ってきた例規集のCD化をやめる方針だが、例規集は議員活動にとって必須のものであり、市民にとっても簡易な方法で入手できるようにしておく責任がある

そのために、市のホームページから、例規集データおよび検索システム(これまでCDで配布してきたもの、あるいはホームページから検索できる例規集システム)をダウンロードできるようにしておくべきである。

6.公民館などの公共施設の会議室等使用料の「有料化」、減免規定の対象の限定またはその運用の見直しを、どのように進めようとしているのか。

(1)現在は基本的に市民活動団体が営利活動以外に使う場合は「免除」としているが、一律に免除措置を一律に廃止とする方針か。あるいは免除対象を限定するとすれば、どのように基準を設けようとしているのか。減免の対象と手続きについて、どう考えているのか。
(2)市民活動団体、利用団体、市民に対して、どのように説明し、理解を得る努力をするのか。あるいは決定してから説明すれば足りると考えているか。

7.職務に関しての公職者や市民、団体などからの働きかけを記録し、職員で共有化し、公開対象とするシステムについて、どのように検討しているか。

(1)9月議会以降の検討状況と制度化の方針について明らかにされたい。
(2)「特定要求行為」に限らないで、あらゆる働きかけの記録、対処マニュアルとして定めていくか。あるいは、「不当要求行為」の防止、公益目的通報保護制度等をも包括した、いわゆる「コンプライアンス条例」として制定していくか。考え方を明らかにされたい。


久喜市議会2006年 9月定例市議会
いのまた和雄 一般質問

1.住民基本台帳の大量閲覧の規制、個人情報を守るために

(1)住基台帳の大量閲覧を規制するため、住民基本台帳の閲覧に関する事務取扱要綱第3条を改正したが、閲覧を拒否する項目を挙げて規制している。
 積極的に規制を実施した自治体では、法改正と同様に、『閲覧を国や自治体の公用、統計調査や世論調査などに制限』し、閲覧できる目的を限定列挙する方法での規制が多いが、久喜市の要綱改正でそのような方法による規制をしなかったのはなぜか。判断の理由を明らかにされたい。
(2)要綱改正以降の大量閲覧の実態を、昨年度比で明らかにされたい。
 ア.請求があったものの件数とその内訳(業種、目的、閲覧の範囲)
 イ.閲覧を認めた件数と内容、拒否した件数とその内容
 ウ.閲覧を認めたものに対する実態把握、目的の確認、報告

2.循環バスの障害者無料制度を、市内在住者だけから、市内在勤、在学者、市内の病院や施設利用者にも拡大すべきである。

 障害者の社会参加の促進という観点、および行政の公的責任からすれば、市内在住者だけに限定する理由はない。見解を伺う。

3.福祉タクシー利用料金補助、自動車燃料費助成事業について、精神障害者も対象とすべきである。

(1)これまで身体障害者、知的障害者だけを対象にしてきたが、精神障害者を対象にしていない理由を明らかにされたい。
(2)この間、精神障害者に対する差別解消、社会参加の促進のために、いくつかの改善がなされたが、福祉タクシー利用助成事業についてはどのように検討されたか。
(3)直ちに要綱を改正し、精神障害者を対象にするべきである。

4.基本健康診査の受診方法を変更した理由と影響を明らかにされたい。より受診しやすいやり方に改善すべきと考えるが、見解を伺う。

(1)昨年度までは誕生月を基準にして、対象者に「お知らせ」を送付し、受診期間も定めていた。今年度から、「お知らせ(受診券)」を年1回まとめて発送し、5月から2月の間で予約制になったが、変更した理由を明らかにされたい。
(2)今年度の受診者(予約)の状況を、昨年度と比較して明らかにされたい。

5.小学校の体育やプールの時に、男女いっしょの着替えをやめるべきである。どのように改善するか。

(1)体育の着替えを男女いっしょの部屋で行わせていたのは1、2年生9校、3年生8校、4年生7校。プールの着替えでも、1、2年生7校、3年生5校、4年生3校であった。教育長は「3年生あたりから男女分けて行っている」かのように答弁していたが、実態と違っていた。
 なぜ男女いっしょの教室での着替えがこれほど多かったのか。理由と、子どもたちの人権・感情に対する配慮をどのように考えていたか。認識を明らかにされたい。
(2)7月10日になって、教育長名で各学校長あてに改善するよう通知を出したが、各学校ではどのように改善されたか。

6.いわゆる「口きき防止条例」の制定について、見解を伺う。

(1)「口きき防止条例」の制定、または、公職者や外部団体等からの要望等をすべて文書にして記録し、職員で共有化し、公開対象とするシステムを作るべきである。検討する考えがあるか。
(2)久喜市の行政において、いわゆる「口きき」または公職者や外部団体等からの要望等の実態をどのように把握しているか。
(3)「口きき」や要望等があった場合、記録、共有化はしているか。
(4)まず、記録、共有化、公開のシステム(マニュアル)を作っておくべきではないか。
 その上で、条例化の方向を打ち出すべきと考えるが、見解を伺う。
 (他市では、職員や議員の倫理問題や事件が発生してから、倫理条例や「口きき防止条例」を策定する例が多いが、そうなる前に条例化やシステムを作っておくべきである)。

7.吉羽土地区画整理組合に関わる損害賠償請求住民訴訟の控訴審において、久喜市が提出した準備書面によれば、市議会の「権利放棄の議決」をもって原告の請求を棄却するよう求めている。
 訴訟の中心は《市の損害の有無、過失の有無、派遣条例の規定の適否》にあると、市は主張してきたはずだが、これらの争点の判断でなく、「権利放棄の議決」によって棄却するよう求める方針に変更したと理解してよいか。


久喜市議会2006年 6月定例市議会
いのまた和雄 一般質問

1.久喜市では2002年に「久喜の昔のことば」を発行したが、地域の文化としての久喜ことばを“生きたことば”として保存していくため、音声によるCD−R版を作成してはいかがか。
 その場合、単語だけでなく、日常の会話、地域の言い伝えや伝承などを久喜ことばで記録することに意味があると考えるがどうか。


2.障害者の社会参加を促進するために、すべての障害者に対して、公共施設、サービス等を利用する際の障害者割引または無料化の方針を徹底すべきである。

(1)現在、障害者割引または無料利用を定めている公共施設、サービスは何か。
 総合体育館、市民プール、都市公園の体育施設については本人および介助者半額となっているが、それ以外の施設、サービスについてはどうか。
(2)いずれの施設、サービスも、現行条例では精神障害者を対象にしていないが、身体障害者・知的障害者と同様に割引または無料とすべきである。どう考えるか。
ア.直ちに条例改正すべきである。
イ.現行条例のもとでも、身体障害者や知的障害者の規定を準用すべきである。
(3)循環バスについて、精神障害者に対しても無料化し、「乗車証」を発行すべきである。
(4)総合体育館、都市公園の体育施設について、障害者団体または施設で利用する場合、半額になると理解してよいか。
(5)プラネタリウムについて、障害者半額制度を設けるべきである。

3.2月定例議会以降、公共施設の分煙政策・禁煙政策をどう進めてきたか。

(1)学校の敷地内全面禁煙など、実施した取り組みを具体的に明らかにされたい。
(2)庁舎内分煙はどのように進んだか。
 現在、喫煙できるとしている部屋(場所)はどこか。市長室、助役室は例外扱いか。

4.ふれあいセンター、中央公民館で市民カードによって住民票の写し等の交付を受けられる時間を拡大すべきだが、どう考えるか。

 現在は午後5時15分までだが、開館時間の午後9時まで利用できるようにすべきである。これまでできない理由、利用可能にするために必要な条件は何か。

5.菜種油や廃食油からクリーンエネルギーとしてのバイオディーゼル燃料を作り、地域で使っていくシステムの構築に向けて

(1)ディーゼル車は一時は大気汚染の現況として排撃されたが、石油(軽油)でなく、植物油や廃食油を精製したBDFを使ったディーゼルの見直しが進んでいることについて、認識を伺いたい。
(2)一部の自治体で実用化もされているが、そのためには、原料となる廃食油の収集、精製、消費(地域のディーゼルエンジンへの使用)のシステムを確立しなければならない。
 このシステム構築へ向けて、研究・検討を行う考えがないか。
(3)地域の廃食油収集システムについて、どう考えるか。
 地域におけるBDF使用の可能性について、どう考えるか。

6.「国民保護計画」策定の前提および軍隊との関係について、市長および当局の認識と見解を問う。

(1)「武力攻撃事態」をあらかじめ想定した上で、「計画」を策定し、「訓練」を行うということは、久喜地域が戦場になることを想定していることを意味するが、市長はそのような認識に立つか。
(2)市の「計画」原案では、避難計画や避難所の設置において、自然災害と武力攻撃災害とを区別せずに計画しているようだが、そのような認識か。自然災害への対処と武力攻撃災害への対処とを区別する必要はないと考えるか。
(3)「計画原案」には、住民の避難誘導、救援、武力攻撃災害の応急の復旧、について、自衛隊の部隊等の派遣要請を行う、自衛隊の部隊長に対し、避難誘導を行うよう要請する、等の計画が明記されているが、住民の避難誘導はあくまでも文民によって行われなければならないという、ジュネーブ議定書の趣旨に反することになると考えるが、認識と見解を伺う。
 軍事行動と避難誘導を、軍隊に依存することは、かえって市民の安全を脅かすことになると考えるが、認識と見解を伺う。


久喜市議会2006年 2月定例市議会
いのまた和雄 一般質問

1.住民基本台帳の営利等の目的による大量閲覧に対して、久喜市としての規制対策を講ずるべきである。

(1)国会において、住民基本台帳法の改正によって、閲覧の規制が行われる見通しであるが、その前段で駆け込み的な大量閲覧が行われる恐れが指摘されている。
 2005年度において、大量閲覧の実態を明らかにされたい。特に営利(営業)目的などの実態をどう把握しているか。前年度との比較も明らかにされたい。
(2)法で規制が決まるまでの間、また駆け込み的な大量閲覧を防止するため、営利目的の閲覧を規制できる具体的な措置を講ずべきである。具体的には以下の方法が有効である。
ア.特定の目的以外の閲覧を規制する
イ.または、閲覧方法を、原則として「閲読」とする
 これらは「要綱」によって規制が可能であり、多くの自治体で実施している。
久喜市においても、法による規制までの間、こうした対策を講ずるべきである。
(3)選挙人名簿の大量閲覧についても、本来の目的以外の閲覧を規制すべきである。
ア.大量閲覧の実態と、その目的別内訳を明らかにされたい。
イ.本来の趣旨である、政治活動以外の閲覧について、規制すべきであるが、対応を伺う。

2.小学生全員に配布している防犯ベルが、故障、電池切れなどで正常に作動しないものが出てきている。

(1)実態をどのように把握しているか。
 全機についての動作確認をどのように行っているか。
(2)電池交換や故障修理の責任、負担、役割分担を、改めて確認されたい。
(3)故障の場合、即時、交換すべきだが、各学校に予備の防犯ベルは何台ずつ置いているか。
(4)定期的な動作確認を行うべきである。
 また、電池交換の負担や故障の際の交換、修理の責任の所在について、学校や保護者に周知すべきである。

3.『広報くき』など、公共的広報紙を、横書き、左開きに統一すべきである。

(1)現在、『広報くき』が縦書き・右開き、「久喜市議会だより」が横書き・左開きであるが、その他の広報紙は、縦書き、横書き・左開きなどが混在しているのが現実である。
 公的文書(通知、連絡、計画なども含めて)が原則として横書きに統一された今、広報紙も横書き・左開きに統一すべきである。
(2)現在のさまざまな方式の混在は、読みやすさ、閉じやすさ(保管)などの点で問題がある。早急に改めるべきである。方針を伺う。

4.久喜市行政として、「禁煙行政」を進めるべきである。

(1)不特定多数の市民が利用するすべての公共施設について、分煙、禁煙の状況を明らかにされたい。
 分煙(各階ごとにか、施設内1か所か)
禁煙(施設内禁煙か、敷地内禁煙か)
(2)市立小中学校について、分煙、施設内禁煙、敷地内禁煙、一部禁煙(校長室など)の取り組みを明らかにされたい。
(3)小中学校においては、敷地内禁煙とすべきである。
(4)その他の公共施設においても、敷地内禁煙または施設内禁煙を基本とすべきである。
 「原則」としてめざすべき方向をどう認識しているかを明らかにされたい。
 「原則」を踏まえて、当面の対策(分煙の強化または施設内禁煙)をどう進めていくか。
(5)分煙を残さざるを得ない場合でも、その判断基準を明確にすべきである。どう考えているか。
(6)職員に対する禁煙教育(政策)をどう進めていくか。
(7)医師会などとも協力して、市民的な禁煙政策(禁煙運動)をどう進めていくべきである。

5.市の公共施設での、市民の忘れ物、落とし物の取り扱いについて、改善すべきである。

(1)市役所本庁舎、公民館、ふれあいセンター、文化会館、体育館、保健センターなど、市の公共施設で、忘れ物、落とし物を、現在どのように扱っているか、実態を明らかにされたい。
ア.記録、台帳の整備、保管、問い合わせに対する対応、処分の方法を、施設ごとに明らかにされたい
イ.現金(財布など)の件数と金額、物品の件数、種類別内訳、取り扱いの方法
ウ.拾得者の記録、法に基づいた拾得者への交付状況
(2)公民館では、忘れ物等をロビーのダンボール箱に詰め込んで放置している。
 これでは“ごみ”扱いであり、きわめて不適切な扱いをしているが、直ちに改めるべきである。
 これまでに、忘れ物とはいえ、市民の財産を市の過失で紛失してしまったことも考えられるが、その責任をどう考えているか。見解と、久喜市、教育委員会の姿勢を伺いたい。

6.久喜市の道路行政が大きな転換点に立ち至っていることについての認識、今後の方針についての見解を伺う。

(1)これまでに、都市計画道路を中心とした主要道路(市道)の整備は一段落しつつある。
 東停車場線の整備は当面、緊急の整備の状況にはないという現状認識について伺う。
(2)今後の道路行政は、維持管理や指導の再整備・改善にシフトすべきという方向性について、認識を伺う。
(3)市道1号線(六間道路)を再整備すべきである。
 特に“車優先から歩行者優先への転換”の取り組みを進めるべきであり、その観点から、市道1号線において、車イスで歩ける歩道整備、車道幅の縮小、ポケットパークの整備など、新しい道路のあり方を実現する計画構想づくりを進めることについて、見解を伺う。
 (新設の都市計画道路においてはこれまでにも取り組まれてきているが、既存のメイン道路の再整備に着手すべきである)。

7.幸手総合病院の移転に関して、「財政支援要請」について、見解を伺う。

(1)用地費、建設費、施設整備費、周辺整備費を含めた150億円について、その内容をどのように分析しているか。
(2)「財政支援要請」の50億円の内容について、どう認識しているか。
 ほぼ、用地費と周辺整備費に当たる分の支援と考えられるがいかがか。
(3)用地買収、周辺整備を行う主体はどこか。
(4)50億円支援後、また、開院(平成23年)後の運営に対する財政支援はありうるか。
 どう考えるか。


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