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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』 687号
2025年 3月 10日


687号ファイル

 『声と眼』
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【代表質問】 市長の施政方針に対する代表質問

2月24日、「市長の施政方針に対する代表質問」を行いました。
猪股のおもな質問と市長の答弁です。

市役所本庁舎の増築・新庁舎計画は

◇市長は昨年、市役所の増築(新庁舎)の検討のため、本庁舎整備推進室を設置しましたが、これまでの検討経過と、今後の計画を市民参加で進めるよう求めました。
市長は『2026年度に基本構想をまとめる予定だが、現時点で報告できるものはない。
市民参加の進め方については検討していく』と答弁しました。

⇒ その後の議会審議で、総務部長が『市民参加の検討委員会は作らない』と、市長答弁を事実上修正しました。

◇市は公共施設を大幅に縮小していく計画ですが、東町集会所や鷲宮東コミセンは住民からの存続の声が強く、市長も存続を約束しました。
早期に議会に正式に提案するべきですが、市長は『適切に判断していく』とお役所的な答弁に終始しました。

◇総合運動公園に25年度にスケボーパークや3×3バスケコートを整備する計画ですが、隣接の産廃の山の処分問題が絡んで整備が遅れています。
市長は『整備スケジュールを見直し、お知らせしていく』と述べただけで、見通しは示されませんでした。

【代表質問】 小中学校校舎改修の見通しを示すべき

◇小中学校の外壁や屋上防水の改修は緊急の課題ですが、新年度予算でも改修費が付いていない学校があります。
改修計画について、市長は『完了の見通しは示せないが、早期完成をめざす』と答えました。


災害発生時に福祉避難所早期開設を

◇災害発生時に福祉避難所を久喜地区の2か所だけ早期開設する予定です。
高齢者や障害者を1人でも取り残さないために、もっと増やすべきですが、市長は『各地区で早期開設する方針には至っていない』と答弁しました。
また災害時にいち早く避難や安否確認をする、災害時要援護者の登録者が年々減ってきています。
登録の拡大についても、『民生委員やケアマネの協力を求める。当事者や家族に対し、登録の必要性を伝えていく』という答弁だけでした。

市内循環バスのエリア拡大と台数の増

◇市は市内循環バスの運行エリアを、東鷲宮や南栗橋方面へ拡げる構想を公表しています。
しかし市長は『運行台数はこれまでと同じ4台でいく』という考えです。
これでは路線ごとの運行便数が減ってしまって、かえって不便になるのではないでしょうか。

◇圏央道の側道は川などで途切れています。
市内の側道を整備していくよう求めましたが、市長は『まずは現在までに着手している都市計画道路の整備を進めていく』という答弁でした。
今のところ、側道の整備計画を策定する考えもないようです。

プラスチック全量焼却は見直すべきだ

◇29年度に稼働を開始する新ごみ処理施設で、現在のプラスチックの分別・リサイクルを継続するよう求めましたが、市長は『プラは全量焼却する』と答弁し、焼却方針を変更する考えはまったくありません。

核兵器禁止条約のオブ参加へ行動を

◇市長は施政方針で、原水爆被害者団体協議会のノーベル賞受賞を評価すると述べました。
核兵器禁止条約締約国会議に、日本のオブザーバー参加を働きかけるよう求めました。
『平和首長会議の一員として、加盟都市と協働して国へ呼びかけていく』と答えましたが、政治家としてみずから国に対して提言すべきです。


★私の代表質問に対する市長の答弁は、結論だけを述べ、言質を取られないように、お役所的な文章を読みあげただけ。政治家としての市長の言葉が感じられなかったのは、残念という他ない。★

市役所4時半閉庁の見直しを求めた

◇市長は7月から市役所4時半閉庁とする方針を発表しました。
『この時間帯に来庁する市民は少ない。諸手続はマイナカードでコンビニでもできる』と説明しています。
しかし実際にはマイナカードでできない手続きの方が多く、福祉などすべての行政の相談や電話での問い合わせも4時半以降は受け付けないというのは、明らかには市民サービスの切り捨てです。

 私は代表質問で、『周知期間が短すぎる。パブリックコメントなどで市民の意見も聞いて、段階的に実施するなど、方針を見直すべき』と要求しました。
市長は『パブリックコメントや段階的な実施は考えていない。市民には短縮した時間内で来庁するよう促していく。再検討は考えていない。』と答弁しました。
一方的に決定して強行する考えでしょうか。

 市役所は最大限の市民サービスを提供する義務があります。
時間外勤務を減らしたいなら、職員を早番と遅番に分けて勤務態勢を工夫すればいいのです。

 県内では志木市だけが4月から開庁時間短縮を計画していますが、他市の実施状況を検証した上で、市民の理解を得ながら進めるべきではないでしょうか。

市の財政調整基金「大幅減」って本当?

◇市長は施政方針で「財政困難」を強調して、市の貯金である財政調整基金が24年度末の40億円から、来年には24億円に急減すると言っています。
しかしこれまでも毎年「減る」「減る」と言っておきながら、年度末には同程度の積立ができていたのが現実です。
代表質問で、市長のホンネでの財政見通しを質しましたが、明確な答弁はありませんでした。

議員によるハラスメントアンケート

  久喜市議会で12月に、全議員と全職員を対象にして「市議会議員からのハラスメントに関する実態調査アンケート」を実施しました。
兵庫県や各地の行政、市議会などで「パワハラ」が問題となっています。
久喜市議会でも議員が先輩議員からいやがらせと思われる言動を受けたり、職員が議員に呼び出されて怒鳴られたらしいという“ウワサ”は流れていました。
また勤務外で議員に飲食に誘われて断れなかったという話もたびたび聞こえてきていました。
アンケートを集計した結果、「ハラスメントを受けた」「聞いたことがある」などの回答も多く、代表者会議で今後の対応方針を協議しています。

 アンケート結果は、個人情報を削除した上で市長や職員に公表します。
ホームページやマスコミには集計結果の表(グラフ)だけを掲載し、具体的なハラスメントの記述等は公表しないことになりました。

県内では川越市、東松山市、宮代町などで「ハラスメント防止(根絶)条例」が制定され、相談や申立てがあった場合の手続き、調査や公表などを定めています。
久喜市議会でも議員を対象にした研修や、「ハラスメント防止条例」を策定する必要があるかどうかなどについて検討していきます。

★議員のハラスメントアンケート回答は、外部には集計表だけを公表することになった。
市民の政治を進める会は『個人名を除きすべての回答を公表すべき』と主張したが、他の会派は『集計表だけ』と。★



【2月市議会】 交通安全の路面標示 やっと補修へ

 市内の多くの道路で横断歩道やセンターライン、停止線などの路面標示が消えて見えなくなっています。
市が永年にわたって維持補修費を削減し続けててきたためで、これでは歩行者や車の安全を守ることができません。
やっと2024年度は青毛・青葉・栗原地区、25年度は本町小・北小の学区など、計画的に路面標示の補修を進めることになりました。

青葉平沼落し 急勾配の危険な橋 改修を

 青葉3・4丁目、5丁目の平沼落し堀川には歩行者・自転車専用の橋がかけられていますが、いずれもたいへんな急坂になっています。
青葉の住宅地が造成されてから50年たって、地区全体が最大で1mも地盤沈下しました。
橋だけは岩盤まで支持杭を打っていたので元の高さで残ったため、あんな急勾配になってしまいました。
市は16年前に「急勾配につき自転車の通行はご遠慮ください」という看板を出しましたが、高齢者が自転車を降りて上ろうとしても登り切れなくて途中で止まってしまいます。
シルバーカーを押して上るのも一苦労です。
自転車で勢いを付けて登っている人もいますが、たいへん危険な状態です。
特に高齢者などが転倒してけがをする事故が何度も起きています。

 議会でも20年以上も前から改修を求めてきましたが、市では看板を出しただけで済ませています。
昨年11月にも自転車で転倒して救急車で運ばれた方がいましたが、本来なら「市の道路安全対策の不備」が原因なのですから、市で治療費や損害賠償を負担すべき事案ではないでしょうか。
市は『注意喚起の看板を出しているんだから、それで転んだら自己責任だ』と言うのでしょうか。

 青葉大通りのバス通りの橋は、急勾配で車が事故を起こしかねないという理由で16年前に切り下げられました。
その時に他の人道橋もすべて切り下げて安全の確保を図るべきでしたが、歩行者しか通らないという理由でそのまま放置されてきました。 

【参照ブログリンク⇒急勾配の危険な橋】

青葉2丁目の橋も急勾配で危険

 こちらは青葉2丁目・天王新堀の橋です。
やっぱりたいへんな急勾配で、高齢者はフェンスにつかまりながら上り下りしています。
シルバーカーも登れません。
早急に改善が必要です。