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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』 630号
2022年 4月22日


630号ファイル

 『声と眼』
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梅田市長の公約の行方に注目です

 梅田市長が多くの選挙公約をどのように進めていくのか、きちんと監視していかなければなりません。
(1)『久喜市役所本庁舎は移転しない』という一方で、市長は市議会で現庁舎が狭いなどの課題を解決するための『施設整備を検討する』とも言っています。
現庁舎の増築なのか、別の施設を作るのか、それはどこなのかはわかりません。
また、公共施設の縮小・統廃合を明記した「個別施設計画」そのものを白紙撤回すべきです。
(2)『理科大跡地に看護専門学校を誘致』と公約しました。売却か、譲渡か、誘致の条件は明らかにされていません。
理科大跡地にはこれまでにも多額の税金が投じられていて、さらに補助金を出すことはないのでしょうか。
将来的に理科大撤退の二の舞になってはなりません。
(3)『子ども医療費の無料化』は、2月議会まで市としてやる考えはないと言っていたのに、180度の方針転換です。
信用していいのでしょうか。
(4)他にも盛りだくさんな新規公共事業のオンパレードですが、人口減少の時代にすべて実現していけるのでしょうか。

市長選挙の開票結果
投票者数 6万1514人
  投票率 48.52%
当選 梅田修一 3万1345
井上忠昭 2万2820
渡辺 優 5618

★市長選挙で私は井上候補を応援したが、残念ながら敗れた。
梅田市長が、市民に評判の悪い政策を選挙直前に引っ込めて、口当たりの良い公約だけを並べ立てたことが功を奏したようだ。★


市議会の会派構成はどうなる?

 新しい議会の会派は、公明党5名、共産党3名(1名減)、市民の政治を進める会2名(1名が引退)、無会派1名は固まっています。
残りの16名が一つの大会派にまとまるのか、複数会派に分かれるのか、水面下での駆け引きが続いているようです。

 市長選挙で梅田市長を支援した議員と批判的だった議員、井上氏を応援した議員、どちらにも積極的には動かずにあいまいな態度に終始した議員もいます。
いろいろな立場の議員たちが、どのように会派を構成していくのかが注目されます。

 4年前には結局は、市民の政治を進める会、公明、共産、無会派1名以外は、14名全員が最大会派の「新政久喜」にまとまってしまいました。
政治的立場や政策に関係なく大会派にまとまるというのは市民感覚からは理解できません。
役職の配分のために政策の違いなどは関係ない、数の力がすべてということだったようです。
今回はどうなるでしょうか。

 4月28日が会派結成届けの提出期限で、5月9日に議会の役職や委員会の配分方法が協議されることになっています。
初議会は5月16日で、議長選挙の後、委員会の選任などが行われます。


久喜市議会議員選挙の開票結果(4月17日投票)

投票総数  60,565
有効投票数 60,565
無効投票数  951

小数点未満四捨五入
年齢 政党 期数 地区 得票 2018年 増減
1 当選 貴志信智 35 現② 久喜 9580 7584 1996
2 当選 川内鴻輝 29 現① 鷲宮 4015 6309 ▲ 2294
3 当選 宮崎亜希 43 新 久喜 2889 -- --
4 当選 成田ルミ子 55 自民党 現② 久喜 2484 1533 951
5 当選 新井 兼 43 現② 鷲宮 2309 1937 372
6 当選 猪股和雄 71 現⑫ 久喜 2266 1988 278
7 当選 丹野郁夫 46 公明党 現② 鷲宮 1856 2048 ▲ 192
8 当選 春山千明 59 現⑤ 久喜 1839 1470 369
9 当選 瀬田博文 57 新 菖蒲 1816 -- --
10 当選 樋口智洋 43 新 久喜 1815 -- --
11 当選 奈良政宏 44 新 栗橋 1784 -- --
12 当選 石田利春 74 共産党 現④ 栗橋 1754 2288 ▲ 534
13 当選 園部茂雄 61 自民党 現④ 久喜 1730 1207 523
14 当選 斉藤広子 60 公明党 現③ 久喜 1703 1927 ▲ 224
15 当選 岡崎克巳 62 公明党 現⑥ 久喜 1690 2053 ▲ 363
16 当選 山田正義 59 公明党 新 栗橋 1660 -- --
17 当選 大橋きよみ 58 公明党 現① 久喜 1641 1744 ▲ 103
18 当選 瀬川泰祐 48 新 栗橋 1630 -- --
19 当選 渡辺昌代 60 共産党 現④ 久喜 1567 1921 ▲ 354
20 当選 上篠哲弘 54 現⑥ 鷲宮 1473 2003 ▲ 530
21 当選 盛永圭子 74 現⑥ 菖蒲 1443 1649 ▲ 206
22 当選 田村栄子 78 現④ 栗橋 1420 1242 178
23 当選 柿沼繁男 75 現⑨ 栗橋 1382 2151 ▲ 769
24 当選 川辺美信 58 現③ 久喜 1351 1749 ▲ 398
25 当選 杉野 修 68 共産党 現⑥ 鷲宮 1308 1749 ▲ 441
26 当選 大谷和子 55 元④ 鷲宮 1296 1018 278
27 当選 榎本英明 59 新 菖蒲 1082 -- --
28 斉藤常明 58 新 菖蒲 1061 1139 ▲ 78
29 平間益美 67 共産党 現② 久喜 1048 1437 ▲ 389
30 小林 保 43 新 久喜 973 -- --
31 亀田 剛 34 新 久喜 700 -- --

有権者数 投票者数 投票率
126,787 61,516 48.52%

猪股の選挙スタイル
街頭演説189か所

 私にとって13回目の選挙です。
大きな組織や団体の応援に頼るのではなく、これまでと同じに市民運動・住民運動で連携してきたり、『声と眼』の活動を評価してくれた方々が、ボランティアで集まって支持を拡げてくれました。

 私は毎朝5時半から8時まで久喜駅頭に立ってあいさつし、9時から夕方まで宣伝カーに乗って市内を走り回りました。
“ウグイス”は頼まないで、他市の友人の議員たちが応援に来てくれた以外は、ほとんど1人で訴え続けました。

 最近の選挙は自転車で走ったりして“顔を見せる”運動がはやっていますが、私はこまめに街頭演説を行って、考え方や政策などのお話を聞いてもらう活動に徹しました。
7日間で189か所で演説し、聞いてくれたたくさんの方々から『応援します』と言っていただきました。


選挙にいくらかかったか
猪股和雄の収支報告

 候補者は選挙後15日以内に収支報告書の提出が義務づけられています。私は4月20日に久喜市選挙管理委員会に提出しました。

  ■猪股の収支報告書の概要■
【収入合計】   31万9546円
★寄付(15人)     18万5000円
 自己資金 13万4546円
【支出合計】   59万6346円
●事務員報酬(3人)  7万0000円
(内、2人分6万円は寄付扱い)
●ポスター貼り委託費  14万3055円
●通信費(切手代)    4200円
●ポスター印刷代*   27万6800円
           (公費負担)
●選挙はがき印刷代  2万4200円
●広告費(写真撮影代) 3万0000円
●文具費(ファイル)      846円
●食料費       2万8828円
●雑費(バッテリー等) 1万5990円

■収支報告書に含まれない費用■
●選挙カーの費用    15万8245円
 運転手人件費*    8万7500円
 レンタカー(7日間)* 5万2745円
 告示前後の期間分   1万3200円
 ガソリン代(35リッター)   4800円

*レンタカー(7日間)費用と運転手の人件費は公費負担です。
 レンタカーの告示前の期間は自己負担です。
ガソリン代も申請すれば公費負担してもらえますが、私は自己負担しました。

■猪股の選挙費用の総収支■
選挙カーを含む総支出  75万4591円

★寄付金    18万5000円
公費負担(*)   41万7045円
自己負担合計 15万2546円

★私の選挙費用は最小限ですませることができました。
みなさんからの寄付やボランティアで助けていただいて、自己負担は約万円ですみました。
本当に感謝です。★






久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』 629号
2022年 4月4日


629号ファイル

 『声と眼』
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梅田市政がもたらしたもの 責任は
『声と眼』629号 2022/3/31

 4年前に梅田市長は『学校給食センター建設を一度立ち止まって再検討』と公約したのに、選挙が終わると前市長の計画をそのまま復活させました。
その間に建設費が当初計画の34億円から約2億円も膨らみ、国からの4億8000万円の補助金も来なくなって、市に7億円近い損害を与えました。

 理科大跡地も、生涯学習+子育て支援センターの計画でしたが、『民間活力の導入』を掲げて事業をストップさせました。
右往左往している間に校舎の老朽化が進み、結局は建物は使えなくなりました。
これまでに校舎の改修工事、コンサルタントへの調査委託などに費やした税金は約6億円にものぼります。
これらがすべて“ムダ金”と化しました。

 そして選挙向けに、今度は看護学校の誘致を公約していますが、売却するのか、譲渡なのか、あるいは市が補助金を負担するつもりでしょうか。

 市長は市役所の移転新築、障害者施設の民間譲渡、公共施設統廃合などの「公共施設個別施設計画」を推進してきました。
“選挙に不利”と見て取って一部を『取りやめ』に追い込まれましたが、この間の市政の混乱の責任をどう考えているのでしょうか。
「個別施設計画」の策定に使った3000万円の税金も“ムダ金”に終わりました。
それでも市長は計画が間違いだったとは認めていません。
本庁舎が狭いので別に施設整備が必要とも言っているので、選挙が終わったらやっぱり復活させるのではないかと疑われています。

 市長は選挙公約に、またまた大規模公共事業を並べています。
人口減少に向かう中で、それらが全部できると本当に考えているのでしょうか。

今、久喜市政の課題は何か

 最近の久喜市政は、財政優先、大規模化・効率優先に陥っていないでしょうか。政策決定機関としての市議会の再生が課題です。

STOP! 気候危機・地球温暖化

★地域からCO2排出ゼロ、再生可能エネ100%へ!
☆新ごみ処理施設で、プラスチック全量焼却ストップ! プラごみの削減・資源化を進めよう。
★ごみ減量、できるだけ燃やさないごみ行政を。

安心して子どもを産み育てられるまち

★子どもたちのいのちを育む“食”-。学校給食食材の地産地消、アレルギー代替食の推進を。
☆潜在化する保育園待機児童! 学童保育もパンク寸前! 待機児童ゼロへ、施設増設を急げ。

障害者も高齢者もみんなが暮らしやすく

☆障害者が地域で生きていけるまちへ。施設増設も。
★学校や公共施設、道路のバリアフリー化推進を。
☆年を取っても地域で暮らせるように-介護保険制度をもっと使いやすく、在宅医療・ケアを進めよう。
★安全に歩けるまち、歩行者と自転車の分離、市街地の主要道路に自転車レーンの整備を進めよう。

議会も行政も、主権は市民にある

☆行政情報はすべて市民のもの! 情報隠しや墨塗り拡大を許さず、情報公開を徹底させよう。
★市議会を変える! 市政のチェック機能を強め、市民に根ざして政策提言を続けます。


市民の政策を提言してきました
-4年間の政策実現の成果-

 議員の仕事は市民の皆さんから寄せられた課題を、市の政策として実現することです。私は自治体議員政策情報センターなどの市民派議員ネットワークに参加しています。全国の情報力や政策研究を活かして、久喜市議会で政策提言を続け、実現してきました。

●市議会気候非常事態宣言を提案、可決
●久喜市で「2050年ゼロカーボン宣言」を実現
●久喜市パートナーシップ宣誓制度を実現
●コロナ自宅療養者に市で支援物資
●審議会等の女性委員比率を引き上げ
●「性的マイノリティ」と呼ばれる方々の人権啓発
●学校や公共施設の“だれでもトイレ”の設置拡大
●東鷲宮駅前広場のムクドリ対策
●青葉グラウンドのごみ箱撤去
●久喜駅東口の喫煙所の移設
●青毛堀遊歩道にベンチを増設
●街路樹剪定方法の改善
●災害発生時に福祉避難所の早期開設方針を決定
●福祉避難所の増設と開設訓練
●市役所本庁舎の自動販売機のペットボトル削減
●会議等でのペットボトル提供廃止
●市立中学校の制服(スカート・ズボン)選択制を実現、プールでのラッシュガードの着用も
●危険な外来植物の駆除推進
●学校給食のアレルギー対応給食の拡大
●学校給食食材の地産地消の推進
●久喜駅前広場の放置自転車の撤去推進
●外国籍の児童生徒の調査と就学促進
●夜間中学校の紹介と支援
●障害者施設・くりの木の増築
●市長交際費支出の見直しと削減
●市職員の障害者採用の対象を拡大、受験資格も拡大
●行政文書の不要な性別記載を削除
●新生児聴覚検査の助成制度を実現
●いきいきデイサービスの設置と定員拡大
●久喜市議会で「通年議会制度」を実現
●当事者や保護者とともに、障害者施設の民間譲渡計画を撤回させました。

 これまでにも、公共施設への太陽光発電や雨水貯留システムの設置、久喜駅前に期日前投票所の設置、障害者や高齢者のおもいやり駐車場、災害時要援護者支援制度、市の政策審議機関の審議公開などを実現させてきました。
 今、難病患者やがん患者への行政サポート、性的マイノリティと呼ばれる方々の人権、街路樹管理政策の改善などを提案しています。

★久喜市路上喫煙防止条例、久喜駅周辺の分煙化と喫煙所の設置も、猪股の提言で実現しました。
久喜駅東口の欠陥喫煙所も移転させることができました。
西口喫煙所は廃止を求めています。★


政治を変える“力”

 この国の政治を見ていると、ともすればあきらめ気分に追いやられます。
しかし私たちは、国家の視点よりも地域と生活・草の根からの住民の発意をこそ大切にしたい。
国の政党系列や組織や団体にしばられない、市民の力をこそ信じたい。
私たち自身のために、子どもたちの未来のために、久喜で市民自治に立脚した市民の政策を実現したい。

 憲法をくらしに活かしていく政治、貧困と格差の社会を変える政治、安心して子供を産み育て、安心して老いることができる政治、地球と地域の環境を守り循環型社会を実現する政治、市民の生活に根ざした発想をこそ大切にしたい。

 私は、全国の市民派地方議員と市民が共同してつくった“緑の党”、政策ネットワーク“地方自治政策情報センター虹とみどり”に参加しています。
市民派・緑派の議員や市民のネットワークで、地域から政治を変える営みを続けます。

なぜ点訳ボランティアを?

 私の原点は障害者の人権を実現する運動でした。

 そして30数年前、一人の全盲児童が地域の小学校に入学した時に、点字サークルを作って教材保障などの支援の活動を続けました。

どんな障害を持っていても、地域の子どもたちと共に育っていける環境を作るのは社会の責任です。

 視覚障害者のガイドヘルプ、重度障害児の介助、精神障害者の社会参加を支援する活動もしてきて、いろんなことが見えてきます。

人権の問題、差別の問題、タテワリ行政、健常者中心に作られた街のあり方…。
人は年をとればみな多かれ少なかれ障害を持つようになります。
私たち自身の問題なんです。

行動の力はどこから?


 議員は、上から目線で「市民のみなさんのためにやってあげる」のではなく、市民とともに行動するんです。
久喜でも、これまで市民自身が発言し行動して行政を動かしてきました。
学童保育の公設化、まちのバリアフリー化、障害児のインクルージョン(包括教育)、放射能から子どもたちを守る取り組み、

障害者が地域社会で生きていく権利、性的マイノリティと呼ばれる方々の人権も、当事者の行動こそが成果を上げてきました。
そうした市民の声と力を強めていくことも議員の大切な役割の一つです。

身近な市政への第一歩は市民の皆さんへの情報発信からです。
『声と眼』を配っていて、「いつも読んでます」と声をかけられると力がわいてきます。

★歳で初当選から数年。市議会で年間発言回数トップ、政策提言と実現力もトップ。
ホームページ閲覧数168万回。
駅頭や地域で『声と眼』を配り続け、もうすぐ650号!★







久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』 号外
2022年 春


2022春 号外ファイル

 『声と眼』
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市民の政策を提言してきました
-議員の最も大切な仕事です-

 日ごろ、市民の皆さんからたくさんの意見や要望が寄せられます。
議員の仕事はそれらの市民の声を、市の政策課題として整理して実現することです。

 私は市民派議員ネットワーク自治体議員政策情報センター虹とみどり、地方政治改革ネットに参加しています。
全国の情報収集力や政策研究を活かして、久喜市議会で政策提言を続け、実現してきました。

-4年間の政策実現の成果は-
地球環境も、身近な生活環境も

●「市議会気候非常事態宣言」を提案して可決しました。
●久喜市で「2050年ゼロカーボン宣言」を提言し、実現しました。
●市役所本庁舎の自動販売機のペットボトルを削減させました。
●街路樹剪定方法の改善を推進しました。
●危険な外来植物の駆除を推進しました。
●会議等でのペットボトル提供を廃止させました。
●久喜駅前広場の放置自転車の撤去を推進し徹底させました。
●東鷲宮駅前広場のムクドリ対策を実施させました。
●青毛堀さくら通り遊歩道にベンチを増設。ウオーキングの距離表示も復活しました。
●久喜駅東口の喫煙所の移設を求め、現在工事中です。

地域でともに生きる、人権を守る

●「性的マイノリティ」と呼ばれる方々の人権を守るよう提言し続け、久喜市パートナーシップ宣誓制度を実現しました。
●学校や公共施設に“だれでもトイレ”の設置を進めました。
●市立中学校の制服(スカート・ズボン)を選択できるように提案して実現しました。プールでラッシュガードの着用も認めることになりました。
●行政文書の不要な性別記載を削除させました。
●コロナ自宅療養者に市で支援物資を届けるよう提案して実現しました。
●審議会等の女性委員比率の引き上げを進めました。
●外国籍の児童生徒の不就学の実態調査と、就学を促進させました。
●川口市の夜間中学校の紹介と支援方針を実現しました。
●新生児聴覚検査に対する助成制度を実現しました。
●いきいきデイサービスの増設と定員拡大を進めました。

障害者が地域で生きる権利

●災害発生時に福祉避難所を早期に開設するよう提言し、市も方針を転換しました。
●福祉避難所を増やすとともに開設訓練も実施しました。
●市職員の障害者採用の対象を精神障害者にも拡大しました。受験資格の欠格条項もなくしました。
●障害者施設・くりの木の作業室や障害者用トイレの増築を実現しました。
●市長が障害者施設の民間譲渡と公的サービスの廃止を強行しようとしましたが、当事者・保護者とともに計画を撤回させることができました。

安心安全な学校給食を

  学校給食の理想は自校調理方式です。梅田市長のもとで巨大給食センター建設が強行されてしまいましたが、地道に改善を求めてきました。
●学校給食食材の地産地消の推進を求め、久喜市産食材の利用割合の目標を引き上げました。
●早期にアレルギー代替食を提供するように求め、2年目から実現することになりました。
●少しでもできたての給食を子どもたちに届けるために、調理終了時間を後ろにずらせるように提言しています。

引き続き、議会改革も

●久喜市議会で「通年議会制度」を実現、新年度から実施することになりました。
●市長交際費支出を見直し、削減させました。

★26歳で初当選から45年。
市議会で年間発言回数、政策提言と実現力もトップ。
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駅頭や地域で『声と眼』を配り続け、もうすぐ650号!★


私が提言・実現してきた これまでの政策の成果

 市議会では政策を提言して実現させる取り組みを続けてきました。
私の最近20年間のおもな成果です。

【2014年~2018年】

●久喜駅前に選挙の期日前投票所の設置を実現。
●久喜市手話言語条例の制定を提言して実現。
●久喜駅周辺などにエスコートゾーン(視覚障害者誘導標示)を設置。
●久喜市街路樹管理指針を策定。
●市の管理職の「イクボス宣言」を実施させ、男性職員の育児休業を促進。
●小中学校の部活動の大会参加の補助の拡大。
●保育料の算定で寡婦控除を未婚・非婚の一人親家庭にも適用。
●衛生組合の防災計画、災害対応マニュアルを作成。

【2010年~2014年】

●公共施設の電気購入契約を、東電から新電力に変更(その後、4年間で電気料金1億5000万円の財政節減効果)。
●東電福島第1原発事故の放射能被害に対して、地域のホットスポットや学校給食などの食材検査を拡大。
●公共施設の太陽光発電システム、雨水貯留システムの設置を推進。
●防災無線情報のメール配信を実現。
●障害者や妊産婦などを対象にした思いやり駐車場制度を実現。
●小中学校の2学期制から3学期制に変更。
●合併後の各地区の学童保育の改善。
●久喜市路上喫煙禁止条例を提言し、久喜駅前広場等を指定。

【2007年~2010年】

●議会基本条例を制定。
●高齢者や障害者など、災害時要援護者支援制度を実現。
●市の予算編成過程の公開を実施。
●障害児学童保育助成制度を導入。
●選挙開票事務の迅速化を推進。
●市内循環バスの障害者無料の対象を精神障害者にも拡大。
●福祉タクシー利用料補助を拡大。

【2003年~2007年】

●市の政策審議機関等の公開条例を議員提案して可決。
●小学校区ごとに学童保育所設置。
●放置自動車対策条例を制定。
●議員をはじめ非常勤特別職職員の「日当」を廃止。
●学校の動物飼育の環境改善。
●市役所窓口のローカウンター化、イスを設置。
●申請書類等の不要な性別記載欄を削除。
●「総合福祉条例」を実現。
●審議会等委員の公募および女性委員の割合の引上げ。
●自治基本条例、市民参加条例を提案して実現。

【1999年~2003年】

●議会改革・活性化を推進。
●手話通訳者派遣事業を実現。
●ガイドヘルパー派遣制度を実現。
●空き地の雑草対策条例を実現。
●久喜市の障害者雇用、別枠採用試験を実施。
●公共施設での“できるだけ農薬を使わない”樹木管理、除草対策を推進。
●高齢者徘徊探索システムを導入。
●視覚障害者あての公文書の点訳を実施。
●小中学校の男女混合名簿化を提言して実現。


★歳で初当選から40数年。
市議会で年間発言回数、政策提言と実現力もトップ。
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久喜市政に何が求められているか

  昨年、市長が「公共施設個別施設計画」で公共施設の大幅な統廃合計画を発表しました。
4年前の市長選では触れてもいなかったのに、市役所新庁舎の移転と保健センター等との複合施設の建設、障害者施設の民間譲渡と市の公的サービスの廃止、市内の集会所等の地元譲渡を打ち出しました。
市民や障害者・保護者らから反発の声が噴出しても、市長は強行する構えを崩しませんでした。
ところが4月の市長選が迫ってきて、市長はとうとう市役所の移転と障害者施設や集会所の民間譲渡計画の撤回に追い込まれました。

 そもそも公共施設の統廃合計画を、議会や当事者らの声も聞かずに一方的に「決定」して強行しようとしたこと、そして市民の反対が強いのを見て、選挙対策で簡単に取りやめてしまうという、梅田市政の恣意的な政治手法そのものが、政治家としての資質に欠けると言わざるを得ません。
なぜ急に方針転換を図ったのか、説明責任も果たされていません。

 広く市民の声を聞き、市民に寄りそっていく(口先だけでなく)政治姿勢が求められています。

市長の政策転換の内実を疑う

 市長は、市役所の現本庁舎を引き続き使用すると表明しましたが、市内4か所の保健センターや子育て支援施設等の統廃合方針はそのままです。
また現庁舎が狭いので別の施設整備を検討するとも言っていますが、現庁舎の近接地に建てるのか、まったく別の庁舎なのかはあいまいにしています。

障害者が地域で生きていくために

 市長は、障害者施設の民間譲渡を取りやめたものの、老朽化した施設は更新の際に集約化(統廃合?)するとも言っています。
久喜市政に求められているのは、高齢者や障害者らがともに生きていける共生の社会を地域で実現していく政治です。


★市長選と市議選は4月10日告示、17日投票。市長選は実質的に 梅田市長(現職)と、井上議員(元議長)の闘いになりそう。
市議選は定数に31名が立候補する見込みです。★