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【9月市議会】一般会計決算と補正予算に反対しました 9月30日の本会議で議案の採決が行われ、市民の政治を進める会は2019年度一般会計決算、今年度一般会計補正予算、個人番号利用条例の改正(マイナンバーカードの利用事業を拡大)に反対しました。理科大跡地活用見直しは失敗に終わった 理科大跡地の活用方針は紆余曲折をたどって、いまだに見通しが立っていません。当初、前市長が市民参加で生涯学習や子育て支援の拠点にする計画を策定しました。梅田市長はこれを見直して専門学校や市民レストラン、インキュベーションセンターなど民間収益事業の導入を打ち出し、昨年度には一部校舎の改修を進めようとしました。 議会が計画に疑義があることからストップをかけたため、市長はコンサルタントに事業の実現可能性の調査を委託していました。 2月に提出された調査報告書では、民間の収益事業の導入は困難という結論で、進出を希望する事業者もいませんでした。 結局、この間の調査検討の労力も費用もすべてムダ遣いだったことになります。 しかも校舎や施設は2年間、事実上の空き家状態になっていたため老朽化がいっそう進みました。 これから改修費用をかけたとしても利用は困難で、警備費などの管理費が年間6700万円もかかっており、もはや取り壊さざるを得ない状態です。 市長は理科大跡地校舎を公共施設には使わない考えを明らかにし、生涯学習センターと教育委員会は、来年度に鷲宮支所を改修して移転させる予定です。 こうした理科大跡地の活用見直しの調査費用も、3億円とも言われる校舎取り壊し費用なども、本来なら必要のなかったムダな支出と言わざるをえません。 また今年度一般会計補正予算には鷲宮支所の改修工事を行うための設計費用が計上されていますが、これも当初の計画で進めていれば必要なかった支出です。 理科大跡地校舎活用計画の二転三転による財政のムダ遣いは認められません。 |
2 【一般質問】子どもの尿中コチニン検査の実施を たばこのニコチンが体内で分解されてコチニンという物質になって尿といっしょに排出されます。子どもの尿中コチニン検査を行うことで受動喫煙の影響を調べることができます。 熊谷市では小学校4年生の希望者に実施し、家庭などでの受動喫煙を減らす効果を上げています。 教育委員会で実施していくよう求めたのに対し、教育部長が『健康子ども未来部と協議していく』と答弁しました。 6月議会では健康こども未来部長がこの検査が受動喫煙防止に有効であると認めた上で、『教育委員会と相談する』と答弁していたので、行政の内部で押し付け合いをしているのが実態のようです。 早急に実施に向けた具体的な検討を進めるべきです。 【一般質問】 点字ブロック上に車を置いてはいけない 久喜駅西口広場の点字ブロック上に、しばしば荷物搬入のトラックや樹木剪定の作業車が駐められていることがあります。駅構内の店舗や運送業者、市が剪定を委託する業者などに、点字ブロックの上に絶対に車を置かないよう、指導を徹底するように求めました。 参照⇒【「変」だ】 点字ブロックの上に置かれた車の写真 【一般質問】 2050年CO2排出量実質ゼロの表明を 2015年のパリ協定で地球の気温上昇を産業革命前よりも2℃未満、できれば1.5℃未満に抑えることが約束されました。2030年までにCO2発生量を40%削減、2050年までに森林等によるCO2の吸収量を差し引いて実質ゼロにすることが求められています。 久喜市では2030年までに温室効果ガス28%削減の目標を掲げていますが、これでは2050年実質ゼロには届きません。 早期に「CO2排出実質ゼロ」を表明して、全国の自治体と歩調を合わせて地球温暖化対策を進めるよう求めました。 梅田市長が『現在のところCO2排出実質ゼロを表明することは考えていない』、環境経済部長も『現在の目標の引き上げは考えていない』と答弁しました。 どうやら現在の目標以上の削減はムリだと思い込んでいるようです。 これまで市内でも太陽光発電の拡大や省エネルギーの取り組みで、温室効果ガス排出量の削減が進んできました。 環境省の調査で、久喜市地域では2013年からの3年間で約8%が削減できたことがわかっています。 したがって市民と行政が積極的に取り組んでいけば、2030年までに40%の削減は十分に可能です。 市長は市民の先頭に立って、温室効果ガス排出のいっそうの削減を呼びかけるべきです。 ★世界中の国々や都市、全国各地の自治体が「2050年CO2排出実質ゼロ」を表明しています。 10月8日までに158の都道府県・市町村が参加し、県内ではさいたま市と秩父市が表明しました。★ 【参照⇒環境省のホームページ「CO2排出実質ゼロ表明自治体」へリンク】 |
市の急患診療所は休診! 実際は閉鎖? 休日夜間急患診療所(本町5丁目・中央保健センター併設)は“10月から休診”とすることが決まっています。 |
【9月市議会】 コロナ検査体制の拡充を国に求める 市民の政治を進める会は政策の会、公明党、共産党、無会派議員と協力して意見書案を提出しました(提出者/川辺議員)。9月議会最終日の30日に、質疑、討論の後、可決される見通しです。
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★昨年、久喜市へのふるさと納税寄付は558件、640万円で、前年より%減と低調でした。 市外の自治体へ寄付した市民は4179人で市民税控除額は1億7394万円にのぼりました。★ |
1 【一般質問】 『プラ分別廃止・全量焼却』方針撤回を 久喜市ではこれまで容器包装プラスチックを資源として分別回収してきましたが、新ごみ処理施設では“プラ分別を廃止して全量を焼却する”方針を決めました。市は焼却炉で発電するので『熱回収で、これもリサイクルだ』と言っています。 容器包装リサイクル法は市町村に「容器包装廃棄物の分別収集に必要な措置を講ずるよう努めなければならない」と定めています。 また国の循環型社会形成推進基本計画には「使用された資源を徹底的に回収し、何度も循環利用することを旨として、プラスチックの資源循環を総合的に推進する」と書かれています。 資源循環の優先順位は、 (1)発生抑制(リデュース)、 (2)再使用(リユース)、 (3)再生利用(リサイクル)で、 4番目に「リサイクルできずかつ、燃やさざるを得ない廃棄物を焼却する際に発電や余熱利用を行う」と明確に規定しています(下図)。 久喜市の新方針は、容器包装リサイクル法にも循環型社会推進計画にも明らかに違反します。 しかもプラを焼却するために焼却炉を大型化し、CO2の排出量も倍増します。 循環型社会の推進に逆行するプラスチック全量焼却の新方針は撤回すべきです。 環境経済部長は『分別回収しても、リサイクルされていないものもある。 市民の分別の手間や分別にかかる費用負担を減らすために全量を焼却する』『熱回収も資源の有効利用の方法である』と答弁しました。 これまで市民の努力で分別回収した容器包装プラの65%もが再資源化・再商品化できているのに、その分も含めてすべて焼却してしまおうというのは許されません。 さらに環境省が作成した左下の図についても『初めて見た』、『資源循環の優先順位の3番目の再生利用と4番目の熱回収が逆になっても問題はない』という驚くべき発言も飛び出しました。 引き続きプラスチックの分別収集とリサイクルの推進を求めていきます。
★9月議会で、レジ袋有料化によるプラごみ削減効果を聞いた質問に、部長が「衛生組合で燃やせるごみといっしょに収集している」と答弁。 これは間違いで、レジ袋は資源として分別回収しているのを知らなかったらしい。★ 【一般質問】 街路樹の丸太棒剪定を改善すべき 市内のあちこちで街路樹のおかしな剪定方法が見られます。今年7月には栗原のサルスベリが、横に細い枝が出てきて通行のじゃまになるというので、まるで丸太棒のようにされてしまいました。 市が定めた街路樹剪定指針では、このサルスベリは4mくらいの高さで枝を伸ばすことになっていますが、毎年丸太ん棒剪定を繰り返しています。 もっと樹木の自然な樹形を活かして、剪定方法を見直すように求めました。 【参照⇒「変」だ 丸太ん棒にされたサルスベリは、その後どうなったか】 【一般質問】 視覚障害者への通知に点字文書を 市役所から視覚障害者に通知や書類を送付する際に、活字文書だけでは読むことができません。家族や知り合いに読んでもらう前に紛失してしまうこともあります。 そこで視覚障害者で希望者には封筒に点字シールを貼ったり、点字文書を同封したりしていますが、すべてには対応できていません。 昨年度に点字文書を送った実態を明らかにするよう求めました。 福祉部長の答弁で、参院選の投票方法、市県民税税制改正の通知、納税通知書、循環バス時刻表、国保と後期高齢者医療保険証、特定健康診査のお知らせ、狂犬病注射の通知、プレミアム商品券パンフレットと購入引換券、障害者パソコン講座のお知らせ、福祉タクシー券・燃料券の案内、後期高齢者医療保険料や介護保険料の通知、保健事業日程表などを点訳して送付したことがわかりました。 今後も、市役所の各課で視覚障害者に通知等を送る際には必ず点字文書を同封するように求めました。 |
【9月市議会】 2019年度決算 地方交付税、市税収入などが増収 9月定例市議会に、昨年度の一般会計決算が提案されました。
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【9月市議会】 小中学校改修など第6次補正予算 第5次補正予算までに、市は財政調整基金約31億円を取り崩す予定でしたが、国の地方創生臨時交付金9億8277万円の交付が決まったので、基金取り崩し額は21億円に減額されました。 補正予算のおもな事業は、 ◇新型コロナで医療機関や薬局が休業や診療縮小となった場合に、継続・再開するための補助金361万円 ◇休日夜間急患診療所スタッフに謝礼(1人1日3000円)を支給。 ◇路線バスの継続運行を確保するために、朝日バス・大和バス・中田観光バスに支援金240万円 ◇鷲宮総合支所に生涯学習施設を整備するための改修工事設計費431万円 ◇砂原小学校の児童が通う鷲宮中央学童保育は定員60人を大きく超えています。新たな保育室を整備する工事費等398万円 ◇江面小学校(江面1小と2小が来年統合)の開校準備の工事費等376万円。耐震改修費1470万円 ◇菖蒲中学校(22年に菖蒲南中と統合)の大規模改造工事設計費1210万円 ◇青毛小学校プール改修工事6886万円。 |
財政調整基金積立額(2018年度末)県内40市の比較
★財政調整基金は目的を定めない市の貯金。 久喜市ではこの他に、ごみ処理施設整備基金13億円、市民の森整備基金4億円等々、特定目的の基金もあり、20年度当初の基金総額は76億円。★ |
【9月市議会】 小中学校改修など第6次補正予算 コロナ対策事業の拡大などで一般会計総額は720億7802万円にふくらみました。第5次補正予算までに、市は財政調整基金約31億円を取り崩す予定でしたが、国の地方創生臨時交付金9億8277万円の交付が決まったので、基金取り崩し額は21億円に減額されました。 補正予算のおもな事業は、 ◇新型コロナで医療機関や薬局が休業や診療縮小となった場合に、継続・再開するための補助金361万円 ◇休日夜間急患診療所スタッフに謝礼(1人1日3000円)を支給。 ◇路線バスの継続運行を確保するために、朝日バス・大和バス・中田観光バスに支援金240万円 ◇鷲宮総合支所に生涯学習施設を整備するための改修工事設計費431万円 ◇砂原小学校の児童が通う鷲宮中央学童保育は定員60人を大きく超えています。新たな保育室を整備する工事費等398万円 ◇江面小学校(江面1小と2小が来年統合)の開校準備の工事費等376万円。耐震改修費1470万円 ◇菖蒲中学校(22年に菖蒲南中と統合)の大規模改造工事設計費1210万円 ◇青毛小学校プール改修工事6886万円。 |
コロナ対策 医療機関等支援5900万円 8月31日の議会初日に、新型コロナに対応する医療機関や福祉施設等に対する緊急支援事業の第5次補正予算が提案され、可決されました。支援対象は医療機関237か所に3200万円、介護施設205か所に1610万円、障害者施設151か所に1074万円、総額で5900万円で、全額を商工会の商品券で支給することになっています。 医療機関や福祉施設への緊急支援としては評価できますが、問題点もあります。 施設や医療機関に対する支援なのか、それぞれの施設等に働く従事者に対する支援なのか明確でありません。 市ではそれぞれの施設で決めればよいとしていますが、ある施設では施設の消耗品や設備に使い、ある施設では従事者に商品券を分配するというのでは、施設間で不公平感が生まれる怖れがあります。 施設の運営に対する支援と、従事者の生活に対する支援とを分けて支給するべきではないでしょうか。 |