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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』451号
2013年 3月 25日
『声と眼』
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またまた正副議長のたらい回し

 2月定例市議会は3月19日に閉会しました。
 議案の採決後に、正副議長から辞表が提出されました。政策会議と共産党、無会派の12名は辞表の受理自体に反対しましたが、飛翔と公明党の賛成で辞職が成立し、正副議長選挙が行われました。

《議長選挙》
鎌田(飛翔) 21票 飛翔16+公明5
石川(政策会議) 8票 政策7+無会派・田村
木村(共産党) 4票 共産4
 
《副議長選挙》
岡崎(飛翔) 21票 飛翔16+公明5
富澤(政策会議) 8票 政策7+無会派・田村
渡辺(共産党) 4票 共産4
 
 合併後は正副議長は1年交代。
−議長は飛翔の中の旧4市町で、地区のバランスというよりも組織維持のためのたらい回し、副議長は飛翔と公明で2人ずつ、4年目で正副議長8人の大量生産となりました。
人事の私物化と役職の分け合い優先では議会の責任は果たせません。

2月議会の全議案と各会派の賛否

いのまた和雄の一般質問


【一般質問】 子どもたちを放射能から守るために

 市では放射性物質検査器を鷲宮支所に設置して、市民が持ち込んだ飲食物の検査を実施しています。
10〜12月の検査は30件、1月7件、2月は4件を検査して、市内産のジャガイモなどから放射性セシウムが検出されています。
2月から検査時間を延長し、1回に2品目まで受け付けるなど改善しましたが、市民へのお知らせができていません。最近では検査依頼が少なくなっているので、市民に食品の放射能に不安を感じている場合は検査を呼びかけるようPRの強化を求めました。
さらに検査後には、パソコンから検出限界値や検出値を記録した測定結果を渡すように求めました。

給食食材の検査をもっと増やして

 鷲宮支所の検査器は、午前中に市民が持ち込んだ食品、午後に保育園や学校給食の食材を検査しています。
しかし市民からの検査依頼が減ってきているので、空いている曜日の午前中を使って給食の検査を増やすように提案しました。
市は答弁で、市民持ち込みの食品検査は週2日くらいに減らして、午前中にも給食食材の検査品目数を増やしていく方針を明らかにしました。

学校や保育園の放射線測定の充実を

 各総合支所で空間放射線量測定器を市民に貸し出しています。
昨年3月から1年間で284人が利用してきましたが、11〜1月は5人で利用が減ってきています。
一方で、環境課職員が学校や保育園などのホットスポットの放射線量測定をしていますが、年に2〜3回しか測定できていません。

 そこで、総合支所や教育委員会に配置されている測定器を、空いている日は各学校に貸し出して、自主的にホットスポットなどの測定を行ってもらうように提案しました。
測定器を学校や保育園に1週間くらいずつ順番に回して、自主的に測定してもらうようにすれば、先生方にも関心を持ってもらえるのではないでしょうか。

【一般質問】 指導主事の異常な勤務実態の改善を求める

 久喜市の教育委員会指導課には指導主事の先生が10人配置されています。
以前から、市役所4階の教育委員会は連日真夜中まで電気がついているので有名でした。
指導主事の先生方は、昼間はおもに各学校現場を回って研究指導をして、市役所に帰ってから指導案や報告書の作成などの事務的な仕事をしています。
しかし指導主事は校長や教頭になる前の先生が多く、一応「管理職」の身分なので超過勤務扱いにはならず、正確な勤務時間の記録もありません。
そこで昨年1年分の市庁舎の退庁記録簿を調べてみたら、とんでもない勤務実態が明らかになりました。
たとえば昨年11月は平日が21日間でしたが、ほとんどの指導主事の退庁時間は全て9時以降で、11時以降が18日間、午前0時以降が13日間、最も遅いのは午前2時48分でした。
年間を通していちばん遅かったのは3時48分退庁というのでは、もう異常と言うしかありません。
しかも身分は管理職ですから超勤手当も出ず、勤務時間簿がないので、教育委員会ではその実態すら把握できていませんでした。

 人数の割に仕事量が多すぎるか、市内の小中学校34校を担当する指導主事の人数が大幅に足りないかのどちらかと思われます。
ただし、単純に仕事量を減らしたのでは、久喜市の教育行政の質の低下につながりかねません。
今後、指導主事の先生方の勤務実態をきちんと把握した上で、仕事の内容や分担の見直し、指導主事の増員などを検討するべきであると指摘しました。

★連日12時とか午前1時なんていう勤務を続けていて、これまでよく過労死が出なかったものだ。指導主事には部下もいない。これも名ばかり・なんちゃって管理職か?★

放射能から子どもたちを守る会・久喜

1人で悩まないで、まず集まって、情報交換から始めませんか。
1人ひとりの思いを出し合いましょう。ご自由にご参加ください。

◆3月28日(木)午前10時〜
◆DVD「見えない雲」を上映する予定です。
 原発事故を題材にしたドイツ映画です。

◆ふれあいセンター久喜 2階 ボランティア室
次回:4月24日(水)、5月22日(水) 午前10時〜


問い合わせ 090-3547-1240(猪股)


久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』450号
2013年 3月 4日
『声と眼』
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法人税収入が当初予算の1.5倍!?

 2月議会に提案された一般会計補正予算案で、当初予算で計上していた法人税収入10億350万円に5億6660万円を増額して、最終的に15億7010万円にもふくらんだことがわかりました。
財政当局は『予算編成時には景気動向などを見ながら法人税収入を低めに見込んでいたのが、結果的に増収になった』と説明していますが、事実上「過少見積もり」だったと言わざるをえません。

 新年度の当初予算では、この法人税の大幅増収をふまえて歳入見積もりを行うべきですが、当初予算の法人市民税収入に計上されたのは11億3740万円にすぎません。
これは2012年度の収入見込額の15億円を大幅に下回る額で、実態とかけ離れています。
差額は“隠し財源”ではないかという疑問が出ています。

財政調整基金=市の貯金も大幅に増額

 市の貯金である財政調整基金は2012年度末で約45億円となりました。
財政当局は昨年2月議会では「2011年度末残高は35億4000万円だが、財政がきびしいので大幅に取り崩して12年度末には約20億円になる」と説明していたのですが、実際には逆に10億円も増えた計算になります。

 これまでも年度当初には財政調整基金を大幅に取り崩して、市の貯金がほとんどなくなったように見せておいて、年度末になると大幅に余った額を積み戻して財政調整基金は増え続けています。
市長も当局も「財政がきびしい」と言うのが口癖ですが、これほどに積立金を増やしておいて、『財政困難』と言ってもだれも信用しなくなります。

景気対策で急遽、大型補正予算
一方で、当初予算を減額はなぜ?

 景気対策のための政府の緊急経済対策で、急遽、2012年度に大型補正予算を組むことになりました。
もともと新年度予算で予定していた学校などの耐震化補強工事を前倒しして補正予算に計上した結果、2012年度の一般会計予算は合計12億300万円の増額となりました。
しかし年度末になって大型の新規事業を行うことはできませんから、補正予算に金額だけ計上したものの、事業の実施はすべて新年度に繰り越すことになる、“水増し補正”と言うしかありません。

 一方、市長は市議会初日に総額455億5300万円の2013年度一般会計予算を提案しましたが、多くの事業を前倒ししたため、3億5100万円を減額して実質452億160万円となりました。
しかし予算規模自体を縮小してしまったのは理解できません。

 新年度予算査定で財源不足という理由で先送りした事業がたくさんありますから、それらの事業に振り替えて予算化するべきではなかったでしょうか。
特に、2015年までに完了する計画になっている公共施設の耐震化を早めるべきです。

議員定数削減、「28名」案を提案

 久喜市議会の議員定数を削減する協議を続けてきましたが、全体の合意ができませんでした。

 そこで、政策会議は2月議会に「議員定数を28名とする」条例改正案を提出しました。
県内の各市議会の議員定数を調査して、人口20万人以下の市の定数は最大でも26名(新座、深谷、三郷、戸田、鴻巣)で、例外は3年前に合併した久喜と加須だけです。
現在の34名からできるだけ削減するため、「28名」を提案しました。
政策会議の石川、新井、内田、富澤、春山、園部、猪股の共同提案です。

 一方、飛翔と公明党は「30名」の案を提出してきました。
「30名」は「本市の現状等を総合的に判断」したとしていますが、“市民の手前、減らさざるを得ないが、できるだけ減らしたくない”というのがホンネのようです。
飛翔の山田、盛永、鈴木、梅田と公明党の足立の共同提案です。 

★久喜宮代衛生組合議会は、3月13日(水)に議案の提案と一般質問、26日(火)に議案質疑が行われます。主な議案は新年度予算、ごみ処理基本計画の策定など。朝9時開会、自由に傍聴できます。★

放射能から子どもたちを守る会・久喜

1人で悩まないで、まず集まって、情報交換から始めませんか。
1人ひとりの思いを出し合いましょう。ご自由にご参加ください。

◆3月28日(木)午前10時〜
◆DVD「見えない雲」を上映する予定です。
 原発事故を題材にしたドイツ映画です。

◆ふれあいセンター久喜 2階 ボランティア室
次回:4月24日(水)、5月22日(水) 午前10時〜


問い合わせ 090-3547-1240(猪股)

 生活保護が増え続けている
『声と眼』450号 2013/2/28

 市の新年度一般会計予算で、生活保護費は前年度比12.5%増の25億350万円が見込まれています。
生活保護世帯数は、2010年4月が772世帯(1140人)、11年は875世帯(1300人)、12年には990世帯(1454人)と毎年13%以上も増え続け、昨年12月には1042世帯(1537人)となりました。

久喜市、2012年度
生活保護の相談、申請、開始、受給世帯数の推移
相談 申請 取り下げ 却下 決定
保護開始
生活保護
世帯数
生活保護
人数
保護廃止
世帯数
2012 37件 22件 2件 1件 12件   946世帯 1391人 11世帯
37  28  2  1  25   960   1417  5  
41  30  4  7  23   977   1450  11   
31  19  3  1  24   990   1454  9  
41  19  3  0  12   993   1460  5  
  49  31    5  1   13  1000   1465   8  
  27   13  2  2    21  1010    1476  16   
  42   24   2  2   14  1007    1477  15   
  47   23  4  3    22  1019    1505   13   
  10 39   23   0  3   15  1022   1514   7  
  11 34   21  5  5  18  1030   1524  5  
  12 34   23   0  3   16  1042    1537   7  
2013                
                 
                 

高齢・障害・傷病者世帯が74%

 生活保護受給世帯の内訳では、約70%が1人暮らしです。
また約40%が高齢者世帯で、前年度よりも54世帯(15.6%)の増、傷病者世帯も約20%にのぼります。
高齢者や障害者、傷病者世帯の割合が高く、さらに母子世帯も増えています。

  世帯数 高齢者世帯 障害者世帯 傷病者世帯  母子世帯
単身者  732世帯 346世帯 104世帯  159世帯  
 2人以上  310世帯  54世帯  26世帯  84世帯  83世帯
  1042世帯 38.4% 12.5% 23.3% 8.0%

 受給者が、「働かないで生活保護を受けているのではないか」などと非難されることがあります。
しかし生活保護世帯全体の74%にあたる773世帯が、高齢者・障害者・傷病者世帯で、これらの内の約1割しか就労できていません。
日本全体の雇用者の中で非正規労働者が35%に達するといわれる中で、高齢や障害などで就労が困難だったり、働きたくても働けない世帯で生活保護が増えているのが現実です。
また母子世帯の約半数は職に就けず、働いても保護基準以下しか収入がないため生活保護を受けざるを得ない状況です。

 よく、在日外国人で生活保護を受けている人が多いと非難する人がいますが、久喜の在日外国人の受給者は実際には20世帯で、その内の17世帯は高齢者・障害者・傷病者と母子世帯です。
今は元気で働けていても、だれもが倒産や失業、高齢化や病気などで生活できない状態に陥る可能性があります。
生活保護はそうなったときにも安心して生きていける最後のセーフティネットです。


雇用状況は相変わらず厳しい

 市役所2階に開設されているふるさとハローワークの利用状況から、相変わらずきびしい雇用情勢がわかります。
毎月1000人以上の人が相談に訪れ、400〜600人が紹介状をもらって企業に面接に行っても、就職が決まった人は1割強の年間800人台にすぎません。
年間の企業の紹介件数も就職決定人数も減っているのが現実です。

【昨年1年間のふるさとハローワーク利用状況】

     検索 相談  求職  紹介  就職 
2012年  1月 1418人 1046人 159人 484人  54人
 2 1510 1054 179 526 65
 3 1605 1163 166 581 97
 4 1614 1121 136 616 53
 5 1820 1358 183 667 83
 6 1759 1224 154 609 74
   7 1631 1178 137 586 105
   8 1420  999 151 491 67
   9 1332  941 142 454 70
   10 1480 1031 157 500 66
   11 1365  960 131 500 71
   12 1165  880  98 376 68

検索…求人検索機で検索した人
相談…相談員に面接した人
求職…新規登録者数
紹介…企業への紹介状を発行した人
就職…就職が決まった人

★生活保護の不正受給をことさらに言いつのるのはためにする議論以外でない。それで制度自体を使いにくくしてしまってはなるまい。不正受給をきちんとチェックするのはむしろ大前提である。★

久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』449号
2013年 2月 12日
『声と眼』
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2月定例市議会の日程

2月 9:00 委員会 議会運営委員会 傍聴できます
12 9:00 【本会議】 開会、市長の施政方針演説、議案の上程、提案理由の説明 傍聴できます
24 9:00 【本会議】 各会派の代表質問  1年に1度の「日曜議会」!! 傍聴できます
27 9:00 【本会議】 一般質問(1日目)
(1)盛永 (2)岸 (3)田村 (4)石川 (5)内田 (6)齋藤 (7)春山
傍聴できます
28 9:00 【本会議】 一般質問(2日目)
(8)梅田 (9)木村 (10)富澤 (11)杉野 (12)井上 (13)鈴木 (14)戸ヶ崎
傍聴できます
3月 9:00 【本会議】 一般質問(3日目)
(15)鈴木 (16)石田 (17)渡辺 (18)猪股 (19)足立
傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(4日目)
(20)園部 (21)岡崎 (22)松村  (23)宮ア  (24)大谷
傍聴できます
9:00 【本会議】 議案に対する質疑 傍聴できます
9:00 委員会 総務財政市民常任委員会 傍聴できます
9:00 委員会 福祉健康常任委員会 傍聴できます
11 9:00 委員会 建設上下水道常任委員会 傍聴できます
12 9:00 委員会 教育環境常任委員会 傍聴できます
19 9:00 委員会 予算決算常任委員会 傍聴できます
19 【本会議】 委員会の審査報告、討論、採決 傍聴できます

2013年度予算の主な新規事業

 新年度一般会計予算で、
▲市役所耐震化工事2億8663万、
▲第2庁舎(旧幸手保健所久喜分室)改修1億9706万、
▲旧3町地区へのデマンドバス運行6262万、
▲出来野橋架け替え負担金6255万、
▲久喜駅東口大通り延伸工事の設計5330万、
▲東鷲宮〜青毛下早見線をつなぐ道路の測量440万、
▲太田小プール改築と久喜小プール設計2億2400万、
▲久喜中の校庭芝生化100万、
▲江面2小に市費で教員加配678万、
▲中央公民館にガスエアコンを導入6044万、
▲東公民館の駐車場拡張6044万、
▲栢間小と鷲宮小に学童保育施設を整備8764万
などが予定されています。

 予算要求で計画されていながら、見送りになった事業は、総合運動公園施設整備、青葉公民館の耐震補強、栗橋文化会館図書室整備事業などです。
中央公民館のLED照明、各総合支所のLED照明化や窓の断熱フィルムなどの節電対策も見送られました。
これらはあとあとの電気代や維持管理費を抑制するためにも、早期に実施すべきです。

小中学校の耐震化工事が進みます

 2012年度補正予算で、久喜小、太田小、青毛小の校舎と、青葉小体育館の耐震補強工事合計約5億円、鷲宮中学校の校舎耐震化工事1億2540万が計上されました。
また江面2小、砂原小の校舎耐震補強工事は、2013年度予算で設計費が計上されました。

★市の補正予算や新年度予算で、道路新設や耐震化を大義名分にした公共事業が目立つ。市債や国庫補助金の増額も大きい。安倍政権の超借金財政大盤ぶるまいの成果だろうか。★

2013年度一般会計当初予算・前年度比較
単位 千円

歳 入
2012年度予算 構成比
2013年度予算 構成比
前年度比増減
前年度比増減 %
1 市税 20,0億78,23万8 45.63% 20,2億78,72万2 44.52% +2億00,48万4 +1.00%
2 地方譲与税 4億72,00万0 1.07% 4億71,00万0 1.03% ▲ 1,00万0 ▲0.21%
3 利子割交付金 40,00万0 0.09% 38,00万0 0.08% ▲ 2,00万0 ▲5.00%
4 配当割交付金 30,00万0 0.07% 36,00万0 0.08% +6,00万0 +20.00%
5 株式等譲渡所得割交付金 7,00万0 0.02% 5,00万0 0.01% ▲ 2,00万0 ▲28.57%
6 地方消費税交付金 1,1億80,00万0 2.68% 1,2億30,00万0 2.70% +50,00万0 +4.24%
7 自動車取得税交付金 1億21,00万0 0.28% 1億08,00万0 0.24% ▲ 13,00万0 ▲10.74%
8 地方特例交付金 1億00,00万0 0.23% 92,00万0 0.20% ▲ 8,00万0 ▲8.00%
9 地方交付税 5,4億00,10万0 12.27% 5,4億62,60万0 11.99% +62,50万0 +1.16%
10 交通安全対策特別交付金 27,10万0 0.06% 24,80万0 0.05% ▲ 2,30万0 ▲8.49%
11 分担金及び負担金 3億76,13万9 0.85% 3億98,29万8 0.87% +22,15万9 +5.89%
12 使用料及び手数料 2億98,51万6 0.68% 3億12,14万4 0.69% +13,62万8 +4.57%
13 国庫支出金 5,2億84,43万5 12.01% 5,7億43,86万6 12.61% +4億59,43万1 +8.69%
14 県支出金 2,3億95,55万2 5.44% 2,5億09,08万1 5.51% +1億13,52万9 +4.74%
15 財産収入 49,96万2 0.11% 9,28万8 0.02% ▲ 40,67万4 ▲81.41%
16 寄附金 2,36万3 0.01% 2,35万4 0.01% ▲ 万9 ▲0.38%
17 繰入金 2,1億86,03万1 4.97% 2,3億64,34万5 5.19% +1億78,31万4 +8.16%
18 繰越金 4億00,00万0 0.91% 4億00,00万0 0.88% 0 0.00%
19 諸収入 1,1億38,06万4 2.59% 1,1億54,40万2 2.53% +16,33万8 +1.44%
20 市債 4,4億13,50万万0 10.03% 4,9億13,10万0 10.79% +4億99,60万0 +11.32%
合  計 44,0億00,00万0 100% 45,5億53,00万0 100% 1,5億53,00万0 3.53%
歳 出
2012年度予算 構成比%
2013年度予算 構成比%
前年度比増減
前年度比増減 %
1 議会費 4億20,28万3 0.96% 3億93,31万3 0.86% ▲ 26,97万0 ▲6.42%
2 総務費 5,0億16,12万1 11.40% 6,0億60,73万4 13.30% +1,0億44,61万3 +20.83%
3 民生費 16,9億06,91万3 38.42% 17,0億60,34万7 37.45% +1億53,43万4 +0.91%
4 衛生費 4,0億24,65万3 9.15% 3,7億69,16万6 8.27% ▲ 2億55,48万7 ▲6.35%
5 労働費 18,01万3 0.04% 18,27万5 0.04% +26万2 +1.45%
6 農林水産業費 7億68,23万8 1.75% 7億49,23万0 1.64% ▲ 19,00万8 ▲2.47%
7 商工費 2億85,79万1 0.65% 3億03,98万3 0.67% +18,19万2 +6.37%
8 土木費 4,3億57,67万0 9.90% 4,9億04,23万5 10.77% +5億46,56万5 +12.54%
9 消防費 2,2億70,36万3 5.16% 2,4億67,42万7 5.42% +1億97,06万4 +8.68%
10 教育費 4,1億35,32万8 9.40% 4,3億61,51万6 9.57% +2億26,18万8 +5.47%
11 災害復旧費 4 0.00% 4 0.00% 0 0.00%
12 公債費 5,5億84,00万1 12.69% 5,2億52,57万5 11.53% ▲ 3億31,42万6 ▲5.94%
13 諸支出金 1億12,62万2 0.26% 1億12,19万5 0.25% ▲ 42万7 ▲0.38%
14 予備費 1億00,00万0 0.23% 1億00,00万0 0.22% 0 0.00%
合  計 44,0億00,00万0 100% 45,5億53,00万0 100% +1,5億53,00万0 3.53%

政務活動費を月3万円に増額
『声と眼』449号 2013/2/4

 久喜市議会では「政務調査費」として、議員1人あたり月額2万円が会派単位で交付され、調査研究費、研修費、広報費、広聴費、資料作成費、資料購入費に支出されています。
昨年8月に国会で地方自治法が改正されて、名称を「政務活動費」に変更し、使途も拡大されることになりました。
従来は使途は規則で規定していましたが、今後は条例に明記することが義務付けられました。

 久喜市議会では代表者会議の協議で、これまでの政務調査費の支出対象に加え、要請・陳情活動費、会議費も認めることで合意しました。
交付金額も月額3万円に増額を決定しました。

 他市では人件費や事務所費、備品購入のための支出を認めたり、「その他の費用」として事実上何にでも使えるようにしている議会もあるようです。
久喜市議会でも飛翔が人件費や事務諸費の支出も認めるように主張していましたが、協議の結果、市民から疑問を抱かれることのないよう、できるだけ厳密に使途を限定することにしました。

 また現在は4半期ごとに使途報告書を提出し、議会内に政務調査費審査委員会を設置してチェックしています。
今後は議員による内部チェックでなく、市の監査委員と外部の監査機関に委託して監査してもらうことになりました。
これまでの政務調査費の使途項目
調査研究費 会派が行う市の事務、地方行財政等に関する調査研究及び調査委託に関する経費
研修費 会派が研修会を開催するために必要な経費、団体等が開催する研修会の参加に要する経費
広報費 会派が行う活動、市政について住民に報告するために要する経費
広聴費 会派が行う住民からの市政及び会派の活動に対する要望、意見の聴取、住民相談等の活動に要する経費
資料作成費 会派が行う活動に必要な資料の作成に要する経費
資料購入費 会派が行う活動に必要な図書、資料等の購入に要する経費
政務活動費で新たに認める使途項目
要請・陳情活動費 会派が政府省庁や国会などに要請、陳情活動を行うために必要な経費
会議費 会派が行う各種会議、団体等が開催する意見交換会等各種会議への会派としての参加に要する経費
久喜市議会では認めないこととした使途項目
× 人件費 会派が行う活動を補助する職員を雇用する経費
× 事務所費 会派が行う活動に必要な事務所の設置、管理に要する経費


議会への市民参加、通年議会も課題

 自治法の改正で、本会議でも公聴会の開催や参考人による意見陳述ができることになり、久喜市議会会議規則の改正を行います。
これまでも委員会の公聴会や請願審査などでの参考人制度がありましたが、久喜市議会ではほとんど活用できていません。
県内でも越谷市議会などでは委員会で参考人制度で市民が直接意見を述べてもらう機会を作ってきています。
久喜市議会でも議会への市民参加をもっと積極的に進めるべきです。

 また自治法の改正で「通年議会」の制度も導入されました。現在はほとんどの地方議会では2・6・9・11月の年4回、市長の招集による定例議会を開催しています。
年間を通した会期にすれば、本会議や委員会を必要に応じて開催できるようになります。
すでに三重県議会や四日市市議会などでは通年議会制度を実施しています。
久喜市議会でも公明党、共産党、政策会議が通年議会の導入を主張して、代表者会議で協議しています。

 久喜市議会は2月定例市議会の代表質問を日曜日に開催し、6・9・11月議会の委員会は菖蒲、鷲宮栗橋の各地区(支所など)で出前委員会を開催しています。
これに対して、飛翔が「インターネット中継が始まれば日曜議会は必要ない」、出前委員会は「傍聴者が少ない」からと、いずれも「廃止」を主張してきました。
しかしだれでもがインターネットを見られるわけではなく、小さなパソコン画面で見るのと議場で直接傍聴するのは雰囲気も違います。
また出前委員会の傍聴者が少ないのはPR不足も指摘されています。
新年度も継続して、協議を続けることになりました。


放射能から子どもたちを守る会・久喜

集まって情報交換して、1人ひとりの思いを出し合いましょう。

ご自由にご参加ください。
◆2月20日(水)午前10時〜
◆ふれあいセンター久喜 2階 ボランティア室


次回:3月28日(木)、4月24日(水) 午前10時〜
◇「放射能汚染地図」残部あります。

問い合わせ 090-3547-1240(猪股)

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