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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』442号
2012年 9月 10日
『声と眼』
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【9月市議会】 子ども医療費の無料拡大などの議案が提案された

 9月4日から定例市議会が開会されました。昨年度の一般会計、特別会計などの決算認定など32議案が提案されました。

 提案された主な議案は−、

◆すみれ保育園の改築に伴い、定員を現行60人→70人へ拡大、
◆子ども医療費の支給対象範囲の拡大。現在は入院は中学生まで、通院は小学生だけが無料ですが、来年4月から入院・通院とも中学生まで支給します。
◆江面2小はこのままでは複式学級になりますが、市費で教師を雇用して学年単位のクラス編成を維持します。


【訂正】 駅前や地域に配布した『声と眼』で、「現在は通院は入院は中学生まで、入院は小学生だけが無料ですが」と書いてしまいました。
「入院」と「通院」を、逆に入れ違えたものです。 次号で訂正記事を掲載します。


久喜市環境基本条例を制定へ

 旧久喜市の環境基本条例は合併により失効しています。
旧条例は自然環境の保全に主眼が置かれていましたが、新条例は地球温暖化の防止、循環型社会、生態系の保護などの観点から、「市はすべての施策の策定及び推進にあたっては、環境への配慮を優先」するとしています。
合併で廃止されていた環境監査委員会も設置されます。

下水道料金改定で6.4%の値上げ

 下水道使用料は合併時に統一できず、合併前の4市町の料金表を適用していました。来年4月から統一し、全体で6.4%の値上げになります。また、農村集落排水は久喜と菖蒲だけで整備していますが、料金統一で14.4%の値上げになります。
 下水道整備が早くから進められていた旧久喜市に比べて、栗橋・鷲宮地区は下水道料金がたいへん高かったのですが、今回の料金統一で大幅な値下げになります。一方、久喜や菖蒲地区では、これまで従量単価の段階区分を細かく設定して一般家庭の使用料負担を低く抑えてきました。今回の改定案原案では、基本料金を上げたに加え、段階区分を8段階から6段階に減らしたために、特に一般家庭で値上げ幅が大きくなっています。

★市長の下水道料金値上げ案に対して、議会で、一般家庭の料金水準を抑えるための修正案を提出する予定です。★
新料金 旧久喜市 旧菖蒲町 旧栗橋町 旧鷲宮町
基本料金800円/10m3 基本料金700円/10m3 基本料金800円/10m3 基本料金950円/10m3 基本料金750円/8m3
排水量
m3
従量単価 使用料
(円)
従量単価 使用料
(円)
差額 改定率
従量単価 使用料
(円)
差額 改定率
従量単価 使用料
(円)
差額 改定率
従量単価 使用料
(円)
差額 改定率
円/m3 税込 円/m3 税込 ▲は値下げ 円/m3 税込 ▲は値下げ 円/m3 税込 ▲は値下げ 円/m3 税込 ▲は値下げ
10 0 840 0 735 105 14.3 0 840 0 0 0 997 ▲157 ▲15.7 100 997 ▲157 ▲15.7
20 90 1785 80 1575 210 13.3 85 1732 53 3.1 110 2152 ▲367 ▲17.1 100 2047 ▲262 ▲12.8
30 90 2730 90 2520 210 8.3 90 2677 53 2.0 110 3307 ▲577 ▲17.4 100 3097 ▲367 ▲11.9
40 110 3885 100 3570 315 8.8 95 3675 210 5.7 130 4672 ▲787 ▲16.9 100 4147 ▲262 ▲6.3
50 110 5040 100 4620 420 9.1 95 4672 368 7.9 130 6037 ▲997 ▲16.8 100 5197 ▲157 ▲3.0
100 120 11340 120 10920 420 3.8 100 9922 1418 14.3 150 13912 ▲2572 ▲18.5 120 11497 ▲157 ▲1.4
150 120 17640 130 17745 ▲105 ▲0.6 110 15697 1943 12.4 150 21787 ▲4147 ▲19.0 150 19372 ▲1732 ▲8.9
200 120 23940 130 24570 ▲630 ▲2.6 110 21472 2468 11.5 150 29662 ▲5722 ▲19.3 150 27247 ▲3307 ▲12.1
300 150 39690 130 38220 1470 3.8 110 33022 6668 20.2 150 45412 ▲5722 ▲12.6 150 42997 ▲3307 ▲7.7
400 150 55440 140 52920 2520 4.8 120 45622 9818 21.5 150 61162 ▲5722 ▲9.4 150 58747 ▲3307 ▲5.6
500 150 71190 140 67620 3570 5.3 120 58222 12968 22.3 150 76912 ▲5722 ▲7.4 150 74497 ▲3307 ▲4.4
1000 150 149940 140 141120 8820 6.3 120 121222 28718 23.7 150 155662 ▲5722 ▲3.7 150 153247 ▲3307 ▲2.2
2000 180 338940 160 309120 29820 9.6 130 257722 81218 31.5 150 313162 25778 8.2 150 310747 28193 9.1
3000 180 527940 160 477120 50820 10.7 130 394222 133718 33.9 150 470662 57278 12.2 150 468247 59693 12.7
5000 180 905940 160 813120 92820 11.4 130 667222 238718 35.8 150 785662 120278 15.3 150 783247 122693 15.7
★市長の下水道料金値上げ案に対して、議会で、一般家庭の料金水準を抑えるための修正案を提出する予定です。★

 東電の回答書は“無責任”そのもの


 久喜市は7月30日、東電に対して「福島第1原発事故に関わる対策の要望」「事故に起因する経費の請求書」を提出しました。これに対して東電から9月3日に回答がきました。

回答書の概要は、(1)久喜市が原発事故対策に支出した経費の補償に対しては「必要な賠償基準を定めた上で、原因者として責任と誠意を持って対応」する、
(2)市が実施している放射能対策に、東電が人的・物的に対応するよう求めたのに対しては「大変困難な状況」である、
(3)市の除染作業などによって生じた汚染土壌等の処分については「(放射性物質汚染対処特別措置法の)枠組みのもとで…できる限り協力してまいりたい」というものです。
結局、現在の段階ではいずれの要求にも答えられない、地域の放射能対策に東電としては直接には対応しない、今後のことは何も決まっていない、「法律の枠組みのもとで」決められれば対応するということになります。

 市民が行っている放射能想定や民間の除染作業や汚染土壌の処分に対しても、「人的・物的支援は大変困難」「法律の枠組みのもとでできる限り協力していく」という回答で、市民の放射能被害や不安に対して、東電として積極的に応えようとする姿勢はまったく見られませんでした。

 また市は、市民の不安を解消するために東電が積極的に説明するよう求めていました。
東電からの回答は“定例記者会見や発表、東電のホームページで情報提供している”というもので、東電が原因企業としての責任をどう考えているのか、たいへん疑問だと言わざるをえません。

 給食1食分丸ごとの放射能検査

 市で学校と保育園の給食食材について放射性物質検査を実施しています。
宮代町役場に設置された検査器で週1回、各地区で翌日に調理する食材を順番に検査し、結果をホームページに公表しています。
各地区平均して月1回、3検体だけの検査ですが、今後は回数と品目の増が課題です。

 6月議会の一般質問で“1食分丸ごと”の検査を求めました。
市ではさっそく7月9日に鷲宮センターのおかず丸ごと、9月3日に栗橋地区の中学校の給食1食分丸ごとの検査を実施しました。

 これまでの検査のいずれも放射性物質は“不検出”となっています。
今後、久喜市にも検査器が設置される予定になっているので、検査体制や精度を大幅に改善充実していくよう求めます。

  学童保育施設の建築を延期


 久喜市は1小学校区1学童保育を基本に学童保育施設の整備を進めていますが、今年度に予定していた栢間小、鷲宮小の施設整備は来年度に先送るすることになってしまいました。

 栢間小学校は正門前のJAの古い建物を借りて学童保育を実施していますが、新たに学校敷地内に学童保育施設を建設する予定です。
また鷲宮小学校も旧校舎を撤去して学童保育施設を建築する予定で、当初予算で校舎撤去比1000万円と、両校とも2828万円の施設建築費を計上していました。

 しかし9月4日に開かれた市議会全員協議会で市長から施設建築を来年度に延期すると発表されました。
福祉部長が「地質調査等の予算を計上してなかった」と説明しましたが、行政内部の連携不足と手続きミスが原因のようです。

 現在、鷲宮児童館の学童保育に鷲宮小と上内小の児童が通っています。
上内小では空き教室を改修して予定通り来年4月から学童保育を開設します。
鷲宮小はもう1年、児童館の学童保育施設に通うことになりそうです。

9月の「放射能から子どもたちを守る会・久喜」の集まり

放射能から子どもたちを守る会・久喜
 子どもたちに内部被ばくをさせないために!
安全なものを食べさせたい。
 市による給食食材の検査結果をどう見たらいい? 
  市の放射性物質検査器をどう活用するか。
    集まって、1人ひとりの思いを出し合いませんか。
    ご自由にご参加ください。

  ◆9月27日(木)午前10時〜
  ◆ふれあいセンター久喜 2階 視聴覚室

今、話題のDVD『内部被ばくを生き抜く』
             (鎌仲ひとみ監督)も上映します。

          -----------------------------------
次回:10月24日(水)、11月15日(木) 午前10時〜
          問い合わせ 090-3547-1240(猪股)



久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』441号
2012年 8月 20日
『声と眼』
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9月定例市議会の日程

8月
21 9:00 代表者会議 傍聴できます
28 9:00 委員会 議会運営委員会 傍聴できます
9月
9:00 【本会議】 開会、議案の条例、提案理由の説明 傍聴できます
9:00 【本会議】 一般質問(1日目) 傍聴できます
10 9:00 【本会議】 一般質問(2日目) 傍聴できます
11 9:00 【本会議】 一般質問(3日目) 傍聴できます
12 9:00 【本会議】 一般質問(4日目) 傍聴できます
14 9:00 【本会議】 議案に対する質疑 傍聴できます
14 9:00 委員会 予算決算常任委員会 傍聴できます
18 9:00 委員会 総務財政市民常任委員会 傍聴できます
19 9:00 委員会 福祉健康常任委員会 傍聴できます
20 9:00 委員会 教育環境常任委員会 傍聴できます
21 9:00 委員会 建設水道常任委員会 [鷲宮総合支所] 傍聴できます
25 9:00 久喜宮代衛生組合議会議会運営委員会 傍聴できます
28 9:00 委員会 予算決算常任委員会 傍聴できます
28 【本会議】 委員会の審査報告、討論、採決 傍聴できます

東電に要望と請求書を提出

 私は6月議会の一般質問で、放射能対策の実施を東電が行うよう要求することと、これまでの経費を東電に請求するよう求めました。

 市はようやく7月30日、宮代町、久喜宮代衛生組合とともに、東京電力株式会社・廣瀬直巳代表執行役社長に対して、東電福島第1原発事故の放射能対策に関する要望とこれまでに支出した費用の請求書を提出しました。

 「東京電力福島第一原子力発電所事故に起因する一連の対策に係る要望」では、市に関わることとして、
「(1)東京電力福島第一原子力発電所事故に起因して、久喜市が行った対応に要した費用及び今後要する費用について、全額を補償すること、
(2)久喜市が実施する諸々の放射線対策等について貴社においても、人的、物的な対応及び支援を、積極的に行うこと、
(3)久喜市が実施する除染により生じる汚染土壌等の処分などについて、貴社が速やかに対応をすること」、

さらに市民および事業者に関することとして、
「(1)市民等が行う放射線量測定などについて、貴社が積極的かつ直接に支援等をすること、
(2)市民等が行う除染により生じる汚染土壌等の処分などについて、貴社自らが速やかに対応すること、
(3)放射線量測定及び除染作業等については、対象となる土地が民有地等であっても、貴社自らが積極的かつ直接に対応をすること、
(4)市民等の不安を解消するために、広報その他の活動を、貴社自らが積極的に実施すること」を要求しています。
またこれらの要求に対して、東電の回答も求めています。

市が負担した費用1140万円を請求

 市は地域の放射能対策をこれまで税金を使って実施してきましたが、本来はすべての放射能対策は東電の責任で東電自身が実施すべきです。
今回、第1回分の請求として、事故発生から2012年3月までに市が放射能対策のために市が負担した一切の経費1140万7462円を東電が負担するよう求めました。
今年4月以降に要した経費は今後改めて請求することにしています。

 市がこれまでに支出した費用総額は2504万円ですが、国から1364万円が交付されたので、市が実際に負担した金額は差し引き1140万円となりました。(いずれも人件費を含んだ金額です)。


★越谷市などの県東部6市町は、すでに昨年12月に東電に放射能対策の要求書を提出し、5月には費用の請求書を出している。久喜市の対応がなぜこんなに遅いのか。★


久環第478号
平成24年7月30日

東京電力株式会社
 代表執行役社長 廣瀬直巳様

久喜市長 田中暄二

東京電力福島第一原子力発電所事故に起因する一連の対策に要した経費の請求について

 本市においては、昨年3月に発生した福島第一原子力発電所事故やその後の電力不足に起因する、放射性物質による汚染対策や計画停電への対応等、市民の安全安心を確保するための様々な取り組みを実施するとともに、現在においても実施しているところです。 これらの取り組みを行うにあたってば、止むを得ず市民にご負担いただいた税等の公金から支出しております。
 しかしながら、これらの対策に要する経費は、この度の事態を招いた貴社の責任のもとに、全ての負担をされるべきものであると考えざるを得ません。
 ついては、事故発生から平成24年3月31日までに本市が支出した放射能汚染対策等に要した費用として、別紙金額を請求いたします。
 なお、平成2.4年4月1日以降の対策に要した費用については、別途請求をさせていただきます。



東京電力福島第一原子力発電所事故に起因する一連の対策に要した経費
【第1回目、平成23年3月から平成24年3月末までの支出分】

(単位:円)

人件費を含めない額 人参費を含んだ額 特別交付税(震災,分),震災復興特別交付税及び
災害救助費繰替支弁金による補填を受けた額
差引(請求額)
放射線量測定  1,804,477 5,011,151 1,788,885 3,222,266
放射性物質検査 2,353,470 2,353,470 0 2,353,470
小計 4,157,947 7,364,621 1,788,885 5,575,736
除染(放射能低減対策)作業 1,893,569 2,044,049 1,893,569  150,480
その他 3,670,805 15,639,555 9,958,309  5,681,246
合計 9,722,321 25,048,225 13,640,763 11,407,462

※今回(第1回目)の請求額  11,407,462円


久喜宮代衛生組合の「要望書」と「請求書」

 久喜宮代衛生組合は、焼却灰の検査費用(委託料)など226万8531円を請求しました。

久宮衛庶第1154号
平成24年7月30日

東京電力株式会社
 代表執行役社長 廣瀬直巳様

久喜市長 田中暄二

東京電力福島第一原子力発電所事故に起因する対策に要した経費の請求について


 本組合は、久喜市及び宮代町のし尿及び塵芥の処理を行うため設立された一部事務組合ですが、昨年3月に発生した福島第一原子力発電所事故に起因する、放射性物質による汚染対策等、域内住民の安全安心を確保するための様々な取り組みを実施するとともに、現在においても実施しているところです。
 これらの取り組みを行うにあたっては、組合構成市町の久喜市と宮代町から支出されている負担金から支出を行っていますが、この負担金は、市民や町民にご負担いただいた税金です。
 本来、これらの対策に要する経費は、この度の事態を招いた貴社の責任のもとに、全ての負担をされるべきものであると考えざるを得ません。
 つきましては、事故発生から平成24年3月31日までに本組合が支出した放射能汚染対策等に要した費用として、別紙金額を請求します。
 平成24年4月1日以降の対策に要した費用については、別途請求させて頂く予定です。



東京電力福島第一原子力発電所事故に起因する対策に要した経費
【第1回目、平成23年3月から平成24年3月末までの支出分】

(単位:円)

支出金額 国庫補助金による補填を受けた額 差引(請求額)
放射性物質検査  2,434,325 535,500 1,898,825
放射線測定機器購入費 333,375 0 333,375
給与費(時間外勤務手当て) 1,821 0 1,821
給与費(その他) 34,510 0 34,510
合計 2,804,031 535,500 2,268,531

※今回(第1回目)の請求額  2,268,531円


放射能から子どもたちを守る会・久喜
8月定例会のお知らせ

 子どもたちをとりまく放射能はどうなっているか。
学校や保育園、ホットスポット、プール、給食食材の検査結果をどう見るか。
内部被ばくを防ぐにはどうしたらいい。子どもたちに安全なものを食べさせたい。
政府の食品“新基準値”って?
食べても『健康に影響はほとんどない』って、どういうこと?

 集まって情報交換しながら、不安や疑問をを出し合いませんか。
ご自由にご参加ください。

◆8月23日(木)午前10時〜
◆ふれあいセンター久喜 2階 ボランティア室


今後の予定/9月27日(木)、10月25日(木) いずれも午前10時〜
問い合わせ/090-3547-1240(猪股)


福島第一原発事故の放射能汚染地図


地図をクリック

  この汚染地図の作者は、「放射能対策に正解はありません。放射能と銅折り合いをつけるかは、個人の事情によって異なります」と記しています。
私たちは、放射性物質の分布と地域の放射線量を知った上で、自分で判断しなければなりません。

 地図の説明では、昨年3月11日、東電福島第1原発事故によって放出された放射性物質の拡散の経過は−、
 12日以降、仙台湾を越えて女川へ、15日にはいわき、水戸、福島、西方の那須、郡山、群馬、栃木北部山地に達し、21日には南へ向かって首都圏東部に達し、21〜23日の強い雨とともに地上に降下、茨城、千葉東京の一部を汚染しました。

 この地図の説明には、下のように書かれています。

 埼玉県内では、吉川、三郷、八潮、草加などが比較的放射線量が高く、久喜市や県中央部は放射線量が低い地域になっています。

 土やアスファルトの上は風雨で流されて低くなりがちで、逆に雨どいや軒下、側溝などは局所的に高くなるとも記されています。



★群馬大学・早川由紀夫教授が作製した放射能汚染地図を分けてもらいました(左は一部です。原図はA2版・カラー両面印刷です)。ご希望の方はご連絡ください。★

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