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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』330号
2007年 2月 26日
『声と眼』
バックナンバー

 サリアビルの再開はどうなる?
ダイエーが不動産会社に売却

 2月13日、市議会全員協議会で、市長からサリアビル再開問題についての説明がありました。
 西口再開発ビル「サリア」は、1990年に完成、忠実屋が営業を開始しましたが、2002年には、ダイエーが撤退して閉鎖されました。その後、ダイエーはサリアビルを売却する方針を表明し、売却交渉が続けられてきました。
 サリアビルは久喜駅前の顔でもあり、市民からも再開を求められています。議会も特別委員会を設置してサリアビルの再生について検討し、『単なる商業ビルでなく、一部を公共的空間として活用し、久喜市が政策的な支援を行う』などの提言書もまとめ、市長に提出しました。
 しかしこの間、田中市長は一貫して、「ダイエーの責任で売却先を探し」、「商業ビルとしての再開」にこだわり、行政が財政的・政策的に支援して久喜市の政治的責任を果たすことについては拒否する姿勢をとり続けてきました。−久喜市がその役割を発揮しないとすれば、いずれはビルは第三者に売却されて、その後のサリアビルの活用に対して、久喜市はますます手が届かないものになってしまいます。また、商業ビルとしてのサリアの再開はきわめて見通しが暗く、遊戯施設、ゲームセンターなどの雑居ビル(?)、あるいはビルを解体して高層マンションか、などのウワサが飛び交っていました。実際、純然たる商業ビルとしては、採算的に立ちゆかないことは目に見えていたからです。

マンション+1階だけスーパー?

 市の説明によれば、ダイエーは昨年の11月頃に不動産会社の日本中央地所に売却方針を決定し、2月5日にダイエーの持つビル床の区分所有権の売買契約が成立しました。今後のサリアビルの再開については、『日本中央地所がビルの一部にスーパーを出店して暫定的なオープンを検討している』『その後のビルの再生計画は示されていない』。いずれは『現在のビルを中央地所の関連の事業で活用したい』、『2階以上は分譲マンション、1階がスーパー』などの話もあるそうです。
 全員協議会で、私は「そうした約束、構想が示されたということか」と確認を求めたのですが、市長らは「約束はない」「そういう話もあるということだ」と答えました。−どうやら、口約束でもない、ただ話の中で出たこと、あるいは、半分は久喜市側の希望的観測か期待まじりの話のようで、どのように「活用」されるかはまったくわからないということらしい…。そもそも『暫定再開』『マンションとスーパー』という話がどこで出された話かも確認できていません。
 埼玉新聞の取材に対して、市長が「市としては商業的な使い方をお願いしていきたい」、市関係者は「せめて1階から3階は商業店舗にして、久喜市の玄関口として人を呼び込んでほしい」と話したそうですが、“久喜市が行政としての責任も、何の役割も果たさないでおいて、期待が甘すぎるのではないか”という疑問の声も…。

 ▲2階以上がマンションというが、商業専用ビルとして建設されており、そのままマンションとして使えるのか。▲本当にマンション+スーパーで採算が合うのか、▲閉鎖されてから5年を経過して痛みも進んでいて、結局は全部を建て替えることになるのではないか。▲久喜市の玄関口に、税金を注ぎ込んで建設した再開発ビルなのに、1階だけスーパーでいいのか。などの疑問もあります。−市民からは、公共的なスペースを確保してほしいという声も出ています。

★久喜市長も当局も、サリアビルの再生について当事者としての責任を感じていないようで、他人事のような対応に終始しているのが、最大の疑問です。★

最近4年間の久喜市議会で、問題になった主な議案の賛否

 この4年間に、議会で問題になったり紛糾した主な議案に対して、議員一人一人がどのような態度を示したか。ー賛成、反対、退席(棄権)の行動で、各議員の政治姿勢を判断することができます。
◎提案した議員 ○賛成 ×反対 ▲退席。   議員名の後の○数字は当選回数、
2005年11月議会、新井議長の「×」は、賛否同数になって、議長裁定「反対」で否決になったものです。







大地 新政議員団 公明党 共産党 市民力21
議案の名前・内容 猪股
G
石川
B


@


@


@
岡崎
A


A


B


B


D


E


D
岡崎
A
戸ヶ

C
角田
D
柿沼
D
木村
A


E
砂川
F

B


C

D
松村
D


@


@


A
2003 6 否決 「有事法制3法」に反対する意見書 × × × × × ×






× × × × × × × × × × × × × ×
6 否決 30人以下の少人数学級の実現を求める意見書
…埼玉県知事宛
× × × × × × × × × × × × × × × ×
12 可決 下水道料金の値上げ × × × × × ×
12 可決 男女共同参画推進条例・修正案 議員提出 × × × × × × × × × × × × × × × × × ×
12 可決 久喜市・鷲宮町合併協議会に、幸手市を合流する × × × ×
2004 3 否決 生活保護「見直し」に反対し、
生存権を保障する制度の改善を求める意見書
× × × × × × × × × × × × × × × ×
3 否決 久喜市・幸手市・鷲宮町の合併に関わる住民投票条例・修正案 議員提出 × × × × × × × × × × × × × × × ×
12 否決 イラクに駐留する自衛隊の即時撤退を求める意見書 × × × × × × × × × × × × × × × × ×
2005 3 可決 2005年度一般会計予算 × × × × ×
3 可決 国民健康保険税条例の改正(大幅増税) × × × × × ×
3 否決 介護保険の改善と充実を求める意見書 × × × × × × × × × × × × × × × × × ×
6 否決 「障害者自立支援法案」の慎重審議を求める意見書 × × × × × × × × × × × × × × × ×
11 否決 久喜駅の鉄道輸送力増強等に関する決議 × × × × × × × × × × × × ×
11 否決 「障害者自立支援法」の撤回と、
真の障害者の全面参加と平等・自立を求める法の確立を求める意見書
× × × × × × × × × × × × ×
11 否決 個人住宅の耐震化に対する補助制度の拡充と
避難所の耐震化の教科を求める意見書
× × × × × × × × × × × × ×
2006 3 否決 議員定数条例の改正(16名案) × × × × ×






× × × × × × × × × × × × ×
3 可決 議員定数条例の改正(22名案) × × × × × × × × ×
3 可決 国民保護協議会条例 × × × ×
6 可決 市長らに対する損害賠償請求権の放棄 × × × × × × 除斥
利害関係者
9 可決 久喜市内の埼玉県の機関に国旗の掲揚を求める意見書 × × × ×
11 否決 議員定数18とする条例改正案・住民直接請求 × × × × × × × × × × × × × × ×
猪股 石川 春山 星野 荒井 岡崎 内田 福垣 新井 鈴木 木村 川瀬 岡崎

角田 柿沼 木村 稲木 砂川 須藤 松村 鈴木 井上

★「意見書」は、政府などに対して久喜市議会の意志を表明するもので、議員が提案する議案。議案の修正案は、市長の原案に対して、議員から提案することができます。★

久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』329号
2007年 2月 13日
『声と眼』
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13日から2月定例市議会が開会

2007年度一般会計予算案と前年比
2007年度 構成比(%) 2006年度 構成比(%) 増減比(%)
総 額 206億0200万 185億6700万 + 11.0%
収入 市税 116億7369万 56.8% 106億3581万 57.3% + 9.8%
地方譲与税 2億1600万 1.0% 7億2364万 3.9% ▲70.2%
地方消費税交付金 5億7900万 2.8% 5億8000万 3.1% ▲ 0.2%
自動車取得税交付金 1億8900万 0.9% 1億8500万 1.0% + 2.2%
地方特例交付金 1億1400万 0.6% 2億7400万 1.5% ▲ 58.4%
地方交付税 1億1500万 0.7% 9億0000万 4.9% ▲ 83.3%
分担金・負担金 2億4303万 1.2% 2億0819万 1.1% + 16.7%
使用料・手数料 1億5279万 0.7% 1億5230万 0.8% + 0.3%
国庫支出金 16億3096万 7.9% 12億3612万 6.7% + 31.9%
県支出金 9億3661万 4.5% 6億2485万 3.4% + 49.9%
繰入金 8億9448万 4.3% 8億1440万 4.4% + 9.8%
繰越金 2億5000万 1.2% 2億5000万 1.3% 0.0%
諸収入 5億4471万 2.6% 6億9318万 3.7% ▲ 21.4%
市債 28億3050万 13.7% 11億5930万 6.2% + 144.2%
合計 206億0200万 100.0% 185億6700万 100.0% + 1.9%
  
支出 議会費 2億3986万 1.2% 2億5175万 1.3% ▲4.7%
総務費 25億5821万 12.4% 24億8435万 13.4% + 3.0%
民生費 58億4443万 28.5% 53億4832万 28.8% + 9.3%
衛生費 17億5751万 8.5% 16億9028万 9.1% + 4.0%
農林水産業費 1億6405万 0.8% 4億4192万 2.4% ▲ 62.9%
商工費 9307万 0.5% 9295万 0.5% + 0.1%
土木費 30億9924万 15.0% 25億5114万 13.7% + 21.5%
消防費 9億2613万 4.5% 9億0937万 4.9% + 1.8%
教育費 24億6675万 12.0% 23億7159万 12.8% + 4.0%
公債費 33億4442万 16.2% 23億1350万 12.4% + 44.6%
合計 206億0200万 100.0% 185億6700万 100.0% + 11.0%
(約1億円以上の費目のみ、掲載しました。)

 新年度予算の主な新規事業は、
▲圏央道の側道整備事業で国への負担金4億円、
▲道合雨水排水ポンプ場改修費約6億円、
▲ひまわり保育園改築事業3億8753万円、
▲児童手当4億7152万円、新規に0〜3歳未満児に一律月1万円支給で約1億7000万円増、
▲子どもの居場所づくり、久喜小、東小、清久小に放課後子ども教室278万円、
▲江面小学校に学童保育を新規開設、久喜養護学校で2か所目の学童保育所開設で、運営費補助など約1000万円増などです。また、
▲06年度からの継続事業で南中学校校舎改築工事費5億7144万円も計上されました。
▲団塊世代の職員が今後大量に定年を迎え退職金の負担が急増しますが、県内市町村で共同負担しています。今年の負担金の拠出金額は約3億9366万円(5600万円増)となります。

 ◆歳入で市税収入が10億円増となっていますが、市民の所得が増えたわけではなく、国の所得税の減税分を地方税で増税となって税源移譲されたことによるものです。
◆一方、地方にとっては重要な財源である地方交付税が大幅に削減され、久喜市は今年度はほとんど見込めない状態です。

 ◆一般会計予算総額では約20億円の増額となっていますが、その内の10億円は10年前に発行した市債を借り換えるためのもので、実質は5.6%増にとどまっています。

 2007年度予算を歳出項目別に比較すると、民生費や教育費はひまわり保育園や南中の改築事業費を含めても1ケタ台の伸びにとどまりましたが、土木費が21%増と突出しています。
これは昨年度までは農林水産業費に入っていた集落排水事業が土木費に変更になったためにふくらんだのですが、その分を除いても土木費の伸び率が12%で最も高くなりました。

◆市の借金である市債が28億円に対して公債費が33億円で、新規の借入金よりも返済の方が上回っている状態です。


職員の給与構造改革

 市の職員給与の体系が「給与構造改革」で抜本的に改められることになりました。
これまでの職能給から、勤務成績評価が導入されることになり、評価によって昇級に大きな差が付けられます。


議員特権廃止キャンペーンで、新聞に意見広告を掲載しました

 全国の多くの市議会で政務調査費は領収書も必要なく、飲み食いやマイカーローンに充てられたり、会議に出るだけで日当が支払われたり…。
今、こんな税金のむだ遣いがクローズアップされています。
−久喜市議会ではこれまで、
▼政務調査費は領収書の添付を義務付けて使途も厳しくチェック、
▼会議の日当は2年前に廃止、
▼審議会委員等との兼任もなくすなど、議会改革を進めてきました。

▼さらに私は、衛生組合などの一部事務組合の議員に対して報酬を重複支給していることも問題だと考えています。
全国市議会議長会の永年勤続議員表彰制度・税金で宝石バッジの記念品!ももうやめるべきでしょう。
 本来、議員が持っている権限を使って市政に対するチェックを強めること、そして政務調査費による調査研究活動の成果を、市民のための政策提言や条例づくりに生かしていける議員と議会が求められています。

◆全国の市民派議員のカンパで、2月4日の新聞に意見広告を掲載しました。


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