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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』247号
2003年3月31日

久喜市・鷲宮町合併協議会設置を可決

 久喜市と鷲宮町の合併協議会を設置する議案は19日に集中審議、20日の採決で可決されました。
 合併協議会は、両市町の首長と助役、議長、他に議員が2名ずつ、“学識経験者”として住民から4名ずつ(内1名ずつは公募)、県からの派遣職員1名、合計19名で構成します。会長は久喜市長、事務局は鷲宮町役場に置きます。

合併協議は完全公開で
最終的には住民投票を要求

@私は特に、協議会の会議や事務事業情報の完全公開を強く要求。当局も、協議会規約に「会議は原則公開」を明記して協議会と小委員会も公開。また事務事業については久喜市の情報公開条例を準用する形で情報公開していくと答弁しました。
A今後2年間で両市町の事務事業の突き合わせと調整を行っていくことになりますが、協議に入る前に、《現在の久喜市のサービス水準を低下させない。現在の久喜市の市民負担を引き上げない》ことを、市民に公約すべきであると要求しましたが、当局は『できるだけサービスを下げないように取り組んで行くが、すべてについて約束はできない』と、逃げの答弁に終始しました。
B当局は来年夏頃に《全住民アンケート》で住民の意思を確認するとしていますが、私は、最終的な市民意思の確認を《住民投票》によって行うべきであると主張しました。


3月定例議会、全議案と各会派の賛否

久喜市議会 本会議、各議員の質問・討論の回数等の調査
4年間の合計発言回数

議員はみずからの責任を果たしているか

 

議員の仕事の第一はやはり議会での発言です。
 議会本会議での発言は主に次の3つがあります。@一般質問=市政の課題や政策、地域と市民の要求実現を求めます。A議案に対する質疑=当局や議員が提案する条例や予算案に対して、問題点をただしたり、修正や改善を求めていきます。B討論=議案の採決にあたって、賛成・反対の理由やみずからの態度を表明します。
 ほとんど発言しない議員は論外! 4年間まったく本会議で発言しない人もいます。一般質問は何を聞いてもよいので、18名の議員が各々の得意分野で質問しました。議案質疑は半分くらいの議員で、ほとんどの人は4年間で10回以下。討論となるとさらに少なくなってしまいます。
 議会は執行部に対するチェック機関ですから、予算や条例案などの議案に対する質疑や討論をもっと活発化しなければ…。

 G執行部が出してくる議案について勉強をちゃんとしていないと、議案質疑や討論はなかなかできないものです。



久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』246号
2003年3月24日

★国連憲章違反のイラク先制攻撃ー
☆ブッシュはイラク侵攻をやめろ!
★爆撃で殺され傷つく民衆がいるー
☆イラクの子どもたちを殺すな!
★小泉首相はイラク攻撃支持をやめよ!
☆日本政府は平和的解決の努力を!
「サダムを捕まえるために、この少女を殺したいですか」

“STOP THE WAR ON IRAQ”

アメリカ・ブッシュ大統領はついに、イラクへの一方的な攻撃を開始してしまいました。戦争の20世紀から平和の21世紀への希望は、アフガン侵攻に続いてもろくも打ち砕かれました。
 しかし、1月18日、そして2月15日に世界中60か国、1200万人もの人々が“NO! WAR”と声をあげ、平和を求めた力。3月21日にも東京など全国各地、また世界各国で反戦集会やパレードが繰り広げられました。私たちはこうした民衆の力によってこそ、平和を取り戻すことができることを信じます。

市長が『戦争反対』を首相に要望。市議会は…

20日までに、県内で久喜、岩槻、川口市長ら10市長が首相に『戦争反対』の要望書を提出、26市町議会で平和決議や意見書が採択されています。
 久喜市議会でも20日、『アメリカのイラク攻撃は許さず、国連の枠組みの中での平和的解決を求める意見書』を出しましたが、反対多数で否決という驚くべき結論ー。意見書採決にあたって、猪股、渋谷、木下、石川の4人が賛成討論をし、“反対”の意見や討論はいっさいなかったにもかかわらず、否決!! 多くの市民が“戦争反対”の声をあげているのに、自分の意見をいっさい語らずに、戦争反対の意見書に“反対”するとは、あまりに無責任で、政治に関わる資格なしと言わざるをえません。

イラク攻撃反対の意見書に
賛成した議員は9人
大地=猪股・石川、
共産党=砂川・木村・木下、
市政会=渋谷・岸・須藤、
無会派=後上
イラク攻撃反対の意見書に
反対した議員はこの人たち
公明党=角田・戸ヶ崎・岡崎・柿沼、
新政議員団=町田・金沢・木村・川瀬・鈴木・小河原・新井・福垣・内田、
新政会=原・岡崎
  「平和政党」を自認してきた公明党も、元社会党の原議員も…、情けない!?!?!?


久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』245号
2003年3月10日

久喜・鷲宮だけ合併で見切り発車

 4日に開かれた市議会本会議に、市長が「久喜市と鷲宮町の合併協議会の設置」の議案を提出しました。当初は「地方分権時代を担う自立した都市、3市6町、人口30万の中核市」を掲げたものの、他の市町は次々に別の枠組みを選択、ついに1市1町だけしか残らなかったというのが実状です。
◆栗橋町は栗橋駅を挟んだ大利根町との合併へ。
◆宮代町・杉戸町は、春日部市・庄和町との合併枠を選択。中核市をめざしています。
◆幸手市は茨城県五霞町との合併協議会設置を2月24日に議会で可決し、市の意志が明確になりました。▼一方で市民から7432名の『幸手・久喜・鷲宮』の2市1町の合併を進める署名が出されましたが、久喜や鷲宮はこの枠組みでの合併は検討したこともなく、今からの切り替えは不可能です。
◆蓮田市と白岡町もこれまでの行政的結びつきの強かった1市1町を基軸として、菖蒲町にも呼びかけています。
◆菖蒲町は、議会で“蓮田・白岡派?”が住民投票条例を提案して可決。4月27日に『久喜・鷲宮』か、『蓮田・白岡』かの住民投票が行われます。

借金増やして、何のための合併?

 “新市の将来像”は1市1町の現状の単純な足し算。“合併のメリット”も財政効率だけで、どんなまちづくりをめざすのか、理念が希薄です。
市長らは、次の合併に備えて、とも言うのですが、いったん小さく合併すれば、10〜20年間は行政や市民生活の安定をめざすのが常識です。…今より少しでもも大きくなればそれでいいという考え?
 1市1町の合併でも、10年間に239億円の合併特例債が発行でき、その70%は地方交付税で措置されるので財政も有利だというのですが、残りの30%=71億円はまるまる借金となります。しかも政府財政も破綻状態ですから、他の交付分が削減されることは明らかです。
 合併特例債の大半は、新しい市役所や施設、道路などに支出して、公共事業バブルが再現されることになります。こんな甘い話に乗ったら将来の市民負担が増えるだけ…。たいへんなことになります。

合併で、衛生組合のごみ行政も危機

 久喜宮代衛生組合で“日本一のごみ行政”を進め、生ごみ全量堆肥化事業もスタートしましたが、衛生組合の存続が危ぶまれています。宮代町長は『衛生組合は当面存続』と言いながら、そこでのごみ処理は現在の久喜市と宮代地域のごみだけに限ることを条件にしています。久喜・鷲宮で合併するなら、現在のごみ政策を新市全域に広げるのは当然のことなのに、“旧久喜市分だけ”を条件にしてくるのは、衛生組合の解消が宮代町長の本音でしょう。しかも“新春日部市”が、人口の1割にも満たない旧宮代地区だけのために、将来ずっと衛生組合を存続させる保障はありません。
 07年度までに焼却炉を建て替える計画でしたが、新設炉建設予定地は久喜市地内とはいえ宮代町との境界付近です。宮代と別の自治体になるのに、ここに建設を強行しようとすれば、特に宮代側の付近住民から大反発が予想されます。
 そうなれば久喜市にとってはごみ処理施設がなくなるわけで、合併計画以前に、この解決方針を示すのが先決のはずです。

議会での合併問題に関する審議予定
【久喜市議会】
▼19日(水)合併問題の集中審議、
▼20日(木)合併議案の採決
【衛生組合議会】
▼17日(月)一般質問、
▼28日(金)議案質疑と採決

★地方から政治を変えよう・みどりの流れで政治を変えよう・中村敦夫講演会/3月日(金)夜6時〜/春日部福祉センター/連絡先=猪股★


市内に続々と大型店進出ー青毛の住宅地にもスーパーが
“生活環境悪化は困る”…住民の意見の反映は?

 最近、久喜市内に大型店の進出が相次いでいますが、今度は青毛2丁目の県道沿い、けやき通りの交差点付近に“マルエツ”が出店する計画。『大規模小売店舗立地法』という法律に基づいて、2月末に埼玉県に正式な届け出が出されました。
 今年11月開店。店舗面積約1500u、駐車場76台、24時間営業のたいへん大きなスーパーです。
 地元近隣に住む私たちにとっては、“便利”になる反面、心配なこともたくさん出てきます。

いちばん心配なのは交通事故

◆24時間営業で近所に騒音やごみをまき散らすのでは?
◆駐車場の排気ガス対策は?
◆夜中の“たまり場”になるのでは? などの心配があります。
◆いちばん問題になってくるのは、車の出入りによる交通事故です。大売出しなどの繁忙期だけは交通誘導員を置くというのですが、それでだいじょうぶとはとても思えません。県道幸手久喜線の混雑を避けて、たくさんの車が裏側の住宅地側を抜けるようになるでしょう(ここは通学路なのに!!)。 【★1】の交差点では今でも交通事故が多発しています。
◆また、大売出しの時期や休日などには、住宅地の中の道路に路上駐車がずらっと並ぶことになるのではないでしょうか。
【★2】は荷物やごみの搬出入の作業場所とされていて、1日20台以上のトラックが出入りする計画です。でもここは保育園の目の前…。建物の設計にあたってまったく配慮しないのでしょうか。
◆ごみの搬出作業は夜間に行うそうです。騒音も心配です。

●昨年、青葉5丁目に酒の量販店ヤマヤが出店したときには、付近住民との話し合いで住宅地側の車の出入りはしないことになりました。
●青葉4丁目のマルヤ(現在はコスモ)のときにも話し合いで、住宅地側に出入り口を作らず、駐車場の目隠しや植栽などをさせました。

@出店計画は埼玉県のホームページに公表されています。【私のホームページからも見られます】
A4月頃に、マルエツが「地元説明会」を開きます。説明会は周辺500m以内の住民に周知することが義務付けられています。
B6月までに住民は埼玉県に対して、「生活環境の保持のため配慮すべき事項について」意見を出すことができます。
C久喜市も住民の意見を聞いて意見書を出します。久喜市は市役所内に「庁内連絡会議」と、地域住民代表も含めた「立地協議会」を設置して協議します。
Dこれらの手続きを経て、埼玉県の「意見」「勧告」、出店者との協議が行われます。
 地域住民が意見を出す方法は、▼市や県に直接、申し立てをする、▼「立地協議会」に代表を出して意見を反映させる、▼地元説明会で意見を言う、などの方法があります。まずは近隣住民の間できちんと話し合いをして、住民の生活環境を悪化させないために、まとまって意見を言っていく必要があります。

★マルエツ出店を考える会で、久喜市商工課長から、今後の手続き等の説明をしてもらいます。問い合わせは猪股へ。★



久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』244号
2003年2月17日

市議会各会派の政務調査費報告書

 議員1人あたり月額2万円の“政務調査費”が会派ごとに、年間4期に分けて交付されています。使途は厳密に制限され、使い途の報告書と領収書の写しを提出することが義務付けられています。各会派の第3期分(10月〜12月)の報告書の概要を掲載します。もっと詳しい内容や領収書等は議会事務局で閲覧できます。

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 石川議員の議会報告書で『政務調査費の使い途を、報告書などで公表しているのは自分(石川)だけだったらしい』と書いているが、これは彼のカン違い。私のホームページの【議員のお金のページ】に、猪股の分も含めて、“大地”の支出明細書がすべて掲載してあります。


3月定例市議会   いのまた和雄の一般質問

今議会での私の一般質問は2月28日(金)午前中です。私が通告した質問事項は7項目。その概要をお知らせします。



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