いのまた和雄トップページへ | 『声と眼』のページへ | テーマ別目次へ | 市民活動のページへ | メッセージのページ |
久喜市議会議員 いのまた和雄 市政報告『声と眼』556号 2018年 8月 20日 |
『声と眼』 バックナンバー |
---|
6月市議会の日程 |
済生会病院の「一部機能」を残すには 7月4日、梅田市長が済生会栗橋病院を訪れて、加須の新病院と栗橋病院再整備案の構想について病院長と意見交換を行いました。 |
学校や通学路のブロック塀の安全対策 教育委員会はそのすべてを撤去する方針で、今月中に工事を発注します。 その後、9月議会に補正予算を計上してフェンスなどを設置していく予定です。 またすべての小中学校に指示して、通学路を調査したところ、ブロック塀が198か所あることがわかりました。 その中で傾いていたりひびが入っていたりして危険と思われる箇所が、各学校から36か所も指摘されていて、その他にも問題のありそうなケースが見つかっています。 公共施設に設置されているものは市で対応することになりますが、ほとんどは民間住宅や空き地の塀などです。 それらは市が直接改修することはできないので、建設部建築審査課で対応を検討することになりました。 今後、個別に所有者に協力を求めていくことも必要になってきます。 すべてのブロック塀の安全性の確認を 17日、市役所で建築審査課の課長から、今後の対策の進め方について説明してもらいました。それによると、198か所のブロック塀のそれぞれの状況から判断して、緊急性の高いものから優先順位を付けて対応していくとしています。 とりあえず仕分けした結果は、 (1)傾いている、ひびが入っているなど、問題がある 29か所 (2)経年劣化が見られる 48か所 (3)特に問題は見られない 95か所 緊急性の高い(1)の箇所から、8月中には所有者に働きかけるなど、具体的な対策に動き出したいとのことでした。 経年劣化が見られる(2)の箇所について、どのように対応していくかは、これから検討していく方針です。 これまでのところ、建築審査課の職員は現地のブロック塀の状況を確認していません。 また教育委員会(学務課)では、職員が手分けして198か所を全部見て回っていますが、塀の外側から目視で判断しているだけです。 したがって、現時点で特に問題が出ていなくても、古いブロック塀などは、鉄筋が入っているか、後ろの「控え壁」が規定通りにあるかどうかなどを、現場に行って1か所ずつ確認していく必要があります。 課長には、それぞれのブロック塀の安全性を確認して対策を取っていくために、具体的な計画を立てて進めるよう求めました。 |
★東海第二原発(茨城県東海村)は建設からすでに40年! さらに20年期間延長の申請が提出された。 再稼働に反対し廃炉を求める意見書を出すよう、市民の皆さんで9月議会に陳情書を提出します。★ |
市長交際費 県内3位、なぜこんなに多い?
2017年度の久喜市の市長交際費支出は、総額で159万7600円にのぼりました。 交際費支出基準の見直し、節減を求める 梅田新市長はこれから、前市長の交際費の使い方を踏襲するのでしょうか、基準を見直して支出の節減を進めていくのでしょうか。
|
久喜市議会議員 いのまた和雄 市政報告『声と眼』555号 2018年 8月 1日 |
『声と眼』 バックナンバー |
---|
新ごみ処理施設の付帯施設は見直し 市は、新ごみ処理施設を久喜菖蒲工業団地隣の菖蒲町台地区に建設する計画で、今年から「施設整備基本計画」の策定と生活環境影響調査(環境アセスメント)に取りかかることになっています。現在の久喜宮代清掃センターの1号炉は1975年建設で、全国的にも最も老朽化した焼却炉です。新施設稼働予定の2023年まで遅れは許されない状況です。 これまでに策定されたごみ処理施設整備基本構想では、付帯施設として「余熱利用施設」について、市民の意見を考慮しながら検討を進めることになっています。 前市長は市長選挙の公約で『余熱を利用した健康増進施設(歩くプール・浴場・トレーニング室等)』を掲げていました。それに対して梅田氏は『鷲宮や菖蒲に温水プールがあるのに、新たな施設は必要か』『全国のごみ処理施設に併設の温浴施設は赤字』などと批判していました。 梅田新市長は、隣接地に計画している市民の森・緑の公園と余熱利用施設を一体的に整備して『魅力ある集客施設をめざす』ために、7月にプロジェクトチームを発足させたことを明らかにしました。 来年8月までに検討結果をまとめてパブリックコメントを行い、20年2月に『集客施設基本的方針』を決定する予定です。 市長がはたして『温水プールなどの余熱利用施設』を撤回するのか、前市長の公約を復活させるのか、あるいは新たな発想で集客施設を構想するのか、ホンネは見えていません。 3年後に予定しているごみ処理施設着工まで、時間的余裕はありません。 |
幸手と杉戸から共同処理の申し入れ 7月5日に、幸手市と杉戸町から『ごみ処理広域化』の申し入れがありました。現在は杉戸町にある焼却炉で処理している両市町の燃やせるごみを、久喜市の新施設でいっしょに処理することを協議したいという内容です。 市では協議を行うかどうかも含めてこれから検討することになります。 しかしこれまですでに、久喜市と宮代町のごみの量の推計をふまえて処理施設の規模や財政計画などの検討も進めてきており、これを一からやり直すとなると新施設の稼働も大幅に遅れてしまいます。 久喜宮代清掃センターの焼却炉がさらなる稼働期間の延長に絶えられるのかどうか、炉を延命させるためには数億円の改修費が必要になります。 そうしたリスクを被っても、今から幸手などとの協議を始めるのか、早急に結論を出さなければなりません。 |
あおば保育園の新築移転計画も見直し あおば保育園も1977年開設で老朽化が著しいため、早急な建て替えが課題になっています。市は団地内の地域交流センターを移転させ、跡地に新園舎を建築して2020年4月に開園する計画を進めていました。 しかしこの事業も新市長の見直し対象とされ、今後『新たな施設整備について検討を行う』考えが示されました。 これまでの議会審議でも、地域交流センター跡地にあおば保育園を移転させることには疑問の声も出ていました。 地域交流センターへの進入路が狭いことや、駐車場が団地商店街と共用なので、車での送迎が危険だという指摘もありました。 また現在のあおば保育園の敷地よりも若干狭くなるという問題もあって、見直しを進めることになりました。 当局は、あおば保育園の新築移転の方針は変えないで新たな移転先を検討し、早ければ1年遅れでの開園をめざしたいとしています。 見直しにあたっては、地域交流センターや青葉公民館などの他の公共施設の建て替え、統廃合も合わせて検討することや、あおば保育園の定員を現在の90名から110名に拡大する方向でしたが、増やす必要があるのかどうかも含めて再検討する考えです。 しかし久喜市では今年、89名もの待機児童が出ていますから、早急な移転・新築とともに定員拡大も不可欠です。 |
★5・6月の2か月間で、梅田新市長の市長交際費支出は26万円を突破。 人口120万のさいたま市長の14万円の倍近い。 昨年5・6月の前市長の20万円というのも多かったが、ちょっと考えてはいかがか。★ |
選挙の公費負担の金額が多すぎる 4月の市議会議員選挙の各候補者の選挙費用の収支報告書と公費負担額が公表されています。最高額は148万円、最少額は約40万円でした。すべての支出内訳や領収書等は選挙管理委員会で閲覧できます。 選挙費用の内、宣伝カーやポスターの経費は公費で負担されます。 上限額は、選挙カーレンタル代11万600円、運転手の人件費8万7500円、ガソリン代5万2920円、ポスター印刷費55万3600円です。 選挙カーレンタル代は業者によって大きく差があり、10万円以上を請求した人が11名で、その内の7名は限度額いっぱいの契約でした。 6名は6万円以下、3名は自分の車を使うなどして請求しませんでした。 運転手も8名はボランティアを使って公費負担なし。 ガソリン代も11名が請求せず、自己負担しました。 ポスター印刷代に50万円も必要? ポスター印刷代は11名が50万円以上、その内の6名は限度額ピッタリを請求しました。逆に11名は30万円以下で済んでいます。私はデザイン料を含めても20万円かかりませんでした。 関係者の話では、デザイン料などは値段があってないようなものなのでいくらでも高く請求できるといいます。 公費負担の最高額は77万4290円でした。7名が70万円以上を請求したのに対し、最低額は約20万円で、大きく差が開いています。 議員は普段から税金の使い途をきびしくチェックするのが仕事で、議会では当局に対して経費節減を主張しているはずです。 自分たちの選挙の公費負担も限度額いっぱいまで使うのでなく、できるだけ安い業者と契約して費用を抑え、市の支出を減らすべきではないでしょうか。 ★全候補者31名の公費負担請求額の合計は1634万円超にのぼった。 特にポスター印刷代は半数の16名が35万円以下ですんでいるのだから55万円も必要ない。 限度額を大幅に引き下げていいのでは?★ |
得票 順位 |
候補者名 | 政党 公認 |
得 票 数 |
選挙費用 | 公費負担額=税金からの負担分 ( )は上限額 :円 | 公費負担順位 |
|||||
支出合計(円) |
レンタカー限度額 110,600 |
運転手限度額 87,500 |
ガソリン代限度額 52,920 |
ポスター限度額 553,600 |
公費負担合計 |
||||||
16 | 当選 | 並木隆一 | 1,846 | 1,057,508 | 110,600 | 87,500 | 22,590 | 553,600 | 774,290 | 1 | |
30 | 鈴木健志 | 642 | 1,095,018 | 110,600 | 77,000 | 11,878 | 541,836 | 741,314 | 2 | ||
17 | 当選 | 宮崎利造 | 1,768 | 1,201,185 | 110,600 | 87,500 | 8,992 | 519,000 | 726,092 | 3 | |
22 | 当選 | 成田ルミ子 | 1,533 | 1,167,303 | 75,600 | 84,000 | 11,508 | 553,600 | 724,708 | 4 | |
10 | 当選 | 上条哲弘 | 2,003 | 1,084,249 | 75,600 | 84,000 | 7,270 | 553,600 | 720,470 | 5 | |
23 | 当選 | 春山千明 | 1,470 | 784,457 | 105,000 | 87,500 | 0 | 523,152 | 715,652 | 6 | |
4 | 当選 | 鈴木松蔵 | 自民 | 2,445 | 1,480,903 | 110,600 | 87,500 | 22,440 | 485,784 | 706,324 | 7 |
18 | 当選 | 川辺美信 | 社民 | 1,749 | 1,324,142 | 105,000 | 87,500 | 10,157 | 495,000 | 697,657 | 8 |
29 | 大谷和子 | 1,018 | 957,175 | 75,600 | 87,500 | 6,865 | 519,000 | 688,965 | 9 | ||
31 | 江本 翔 | 626 | 653,867 | 31,318 | 87,500 | 11,472 | 553,600 | 683,890 | 10 | ||
9 | 当選 | 井上忠昭 | 2,017 | 945,560 | 56,700 | 84,000 | 14,152 | 519,000 | 673,852 | 11 | |
2 | 当選 | 川内鴻W | 6,309 | 803,948 | 0 | 87,500 | 11,280 | 553,600 | 652,380 | 12 | |
12 | 当選 | 新井 兼 | 1,937 | 1,072,199 | 0 | 87,500 | 10,845 | 553,600 | 651,945 | 13 | |
1 | 当選 | 貴志信智 | 7,584 | 1,090,594 | 60,480 | 87,500 | 16,634 | 467,100 | 631,714 | 14 | |
6 | 当選 | 柿沼繁男 | 2,151 | 783,158 | 83,160 | 77,000 | 0 | 366,206 | 526,366 | 15 | |
14 | 当選 | 渡辺昌代 | 共産 | 1,921 | 398,700 | 110,600 | 77,000 | 16,744 | 288,420 | 492,764 | 16 |
24 | 当選 | 平間益美 | 共産 | 1,437 | 592,553 | 105,000 | 77,000 | 11,808 | 288,420 | 482,228 | 17 |
5 | 当選 | 石田利春 | 共産 | 2,288 | 460,292 | 105,000 | 77,000 | 9,255 | 288,420 | 479,675 | 18 |
26 | 当選 | 園部茂雄 | 1,207 | 501,013 | 60,480 | 84,000 | 18,000 | 292,000 | 454,480 | 19 | |
3 | 当選 | 平沢健一郎 | 2,633 | 850,130 | 110,600 | 87,500 | 18,120 | 218,229 | 434,449 | 20 | |
20 | 当選 | 大橋きよみ | 公明 | 1,744 | 1,423,674 | 75,600 | 0 | 0 | 332,160 | 407,760 | 21 |
13 | 当選 | 斉藤広子 | 公明 | 1,927 | 761,969 | 60,480 | 0 | 0 | 332,160 | 392,640 | 22 |
8 | 当選 | 丹野郁夫 | 公明 | 2,048 | 933,441 | 60,480 | 0 | 0 | 332,160 | 392,640 | 22 |
7 | 当選 | 岡崎克巳 | 公明 | 2,053 | 750,133 | 56,700 | 0 | 0 | 332,160 | 388,860 | 24 |
15 | 当選 | 長谷川富士子 | 公明 | 1,866 | 1,091,018 | 56,700 | 0 | 0 | 332,160 | 388,860 | 24 |
11 | 当選 | 猪股和雄 | 1,988 | 484,446 | 56,700 | 87,500 | 0 | 193,760 | 337,960 | 26 | |
21 | 当選 | 盛永圭子 | 1,649 | 1,095,018 | 86,940 | 87,500 | 16,241 | 141,998 | 332,679 | 27 | |
27 | 当選 | 田中 勝 | 1,205 | 1,047,970 | 56,700 | 87,500 | 12,662 | 141,998 | 298,860 | 28 | |
19 | 当選 | 杉野 修 | 共産 | 1,749 | 1,138,947 | 0 | 0 | 0 | 288,420 | 288,420 | 29 |
25 | 当選 | 田村栄子 | 1,242 | 426,884 | 110,600 | 0 | 0 | 143,865 | 254,465 | 30 | |
28 | 斉藤常明 | 1,139 | 740,997 | 60,480 | 0 | 0 | 141,998 | 202,478 | 31 | ||
平均⇒ | 909,627 | 73,675 | 62,774 | 8,675 | 382,129 | 527,253 | 平均 | ||||
全候補者31名の公費負担支出額の合計は、1634万4837円 |
公職選挙法に基づく収支報告の支出項目の中に、候補者カーのレンタル代、運転手の人件費、燃料代は含まれていません。 |