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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』459号
2013年 8月19日
『声と眼』
バックナンバー

9月定例市議会の日程
8月 27日 9:00 委員会 議会運営委員会 傍聴できます
9月 3日 9:00 【本会議】 開会、議案の条例、提案理由の説明 傍聴できます
6日 9:00 【本会議】 一般質問(1日目) 傍聴できます
9日 9:00 【本会議】 一般質問(2日目) 傍聴できます
10日 9:00 【本会議】 一般質問(3日目)  傍聴できます
11日 9:00 【本会議】 一般質問(4日目) 傍聴できます
17日 9:00 【本会議】 議案に対する質疑 傍聴できます
18日 9:00 委員会 総務財政市民常任委員会 傍聴できます
19日 9:00 委員会 福祉健康常任委員会(1日目) 傍聴できます
20日 9:00 委員会 教育環境常任委員会 傍聴できます
24日 9:00 委員会 建設水道常任委員会 [鷲宮総合支所] 傍聴できます
 24日  月  9:00  委員会 福祉健康常任委員会(2日目)  傍聴できます
24日 13:00 委員会 議会運営委員会 傍聴できます
10月 1日 9:00 【本会議】 委員会の審査報告、討論、採決 傍聴できます

10月からデマンドバスの運行開始

 市内循環バスは久喜地区だけで運行していますが、旧3町地区でも公共交通の実現を求める声が出ていました。
市内全域での公共交通の整備について検討した結果、10月から旧3町地区に「デマンドバス」の運行を開始することになりました。

 デマンドバスはいわば「予約制乗り合いタクシー」です。自宅や公共施設・医療機関などの乗降ポイントの間を利用できます。
運行は月〜土曜日の7時〜18時、運賃は1回300円、障害者や子どもは割引制度も適用されます。
菖蒲エリア、栗橋・鷲宮エリアをそれぞれ別々に運行し、車両はリフト付き10人乗りワゴン車と通常のタクシー型の2台です。
運行開始は10月22日からですが、利用するにはあらかじめ利用登録をしておく必要があります。
久喜市内に在住、在勤、通学する人ならだれでも登録して利用できます。

 菖蒲や栗橋鷲宮地区の住民は[自宅⇔乗降ポイント][乗降ポイント⇔乗降ポイント]、久喜地区の住民も運行エリア内の乗降ポイント間のどこでも予約して乗降できます。
デマンドバスは乗り合いで利用し、予約に応じてその都度、運行経路が変わるので、到着時間を明確に定めることはできませんが、1便ごとに1時間単位で運行します。

 久喜地区の循環バスとの乗り継ぎポイントの設置や乗り継ぎ割引制度なども検討すべきです。

栗橋南小、自校給食を守るべき

栗橋南小学校北校舎は老朽化のために、昨年6月から全面改築工事が実施され、7月17日に竣工式が行われました。

 式典の中で、PTA会長が特に南小への学校給食調理室の設置について触れ、『工事期間中は給食を鷲宮センターから配送させていただきたいという約束でした。
竣工式を迎えてもまだ給食室ができていませんが、自校調理方式の給食を望む声が圧倒的多数であり、自校方式の給食を提供していただきたい』という強い希望を述べられました。

 旧栗橋町の小学校の給食は全部が自校調理方式で行われてきました。
議会で南小の給食を試食したことがありますが、食材料や調理、食育などにもきめ細かな配慮がなされ、おいしいと評判でした。
調理室は取り壊された旧校舎にありましたが、新校舎には調理室が設置されていません。
工事期間中は暫定的に鷲宮の給食センターで調理した給食を配送してきましたが、今後の給食をどうするか、早急に結論を出さなければなりません。
子どもたちも保護者も地域の人々もこれまで通りの理想的な形の自校調理方式の継続を希望しています。
教育委員会はこのまま調理室を作らずに自校方式の給食をなくしてしまうのではなく、栗橋南小の調理室の建設を進めるべきです。

 久喜市の給食は、久喜地区が民間委託大規模センター、菖蒲と鷲宮は市直営の中規模センター、栗橋の中学校は民間センター委託です。
久喜と栗橋の中学校の給食を直営にしていくこと、鷲宮の老朽化したセンターを建て替えるかまたは自校調理方式に移行させていくことが、今後の課題です。


★栗橋地区小学校の自校方式は久喜市全体の学校給食がめざすべき形です。
なし崩し的にセンター化してしまうのは、子どもたちや保護者、地域住民の理解は得られません。★

「放射能から子どもたちを守る会・久喜」の集まり

『何となく心配だけど…』って一人で考え込んでないで、まず集まって、情報交換から始めませんか。
1人ひとりの思いを出し合いましょう。

  ◆8月29日(木) 午前10時〜
  ◆ふれあいセンター久喜2階・ボランティア室


          問い合わせ 090-3547-1240(猪股)

久喜の開票作業はなぜこんなに遅い?

 7月の参議院議員選挙で、久喜市の全国比例区の開票結果が出たのは午前2時28分で、所要時間328分でした。
蓮田市は日付が変わる前の午後11時53分(173分)で開票作業を終了しています。
もちろん久喜市の方が投票者数が多いのですが、その分だけ作業人数も多く配置しているのに、倍近くも時間がかかっているのはなぜでしょうか。

 早稲田大学マニフェスト研究所が、選挙事務改革調査を実施していて、国政選挙などで全国の自治体で開票事務にかかった時間と効率性ランキングを発表しています。
右の票は埼玉県内の各開票区ごとに比較してみたものです。

 久喜市は選挙区が2つに分かれているので開票作業も2か所で行いましたが、久喜・菖蒲地区開票所が県内14位(全国464位)、栗橋・鷲宮地区が県内22位(全国640位)でした。
それぞれ投票者数がほぼ同じ規模の蓮田市、坂戸市、鶴ヶ島市などと比較してみると、久喜市の開票作業がたいへん遅いことが分かります。
また開票作業の「効率性」で比較すると、久喜市の2つの開票区とも県内で下位にランクされています。
県内で効率性1位の行田市(約4万票を作業人数40人、約2時間半で開票終了。
開票作業効率6.82)に比べると、久喜市(同1.67、1.50)は作業効率が4分の1ということになります。

 開票作業の効率性は日常の事務事業の効率性や職員の仕事上の能率や工夫の度合いを反映しているとも言われています。
久喜市の開票が遅い原因を分析して、作業の効率化を進めるべきです。

2012/12 衆議院総選挙の開票時間比較
埼玉県内40市(54開票区)

所要時間
県内順位
投票総数 開票事務
従事者数
所要時間
(分)
開票
開始時刻
開票
終了時刻
効率性 効率性
県内順位
所要時間
全国順位
効率性
全国順位
1 鴻巣市(川里) 3,596 35 104 21:00 22:44 0.99 53 51 793
2 蓮田市 31,028 122 105 21:00 22:45 2.42 11 52 211
3 坂戸市 47,903 90 105 21:00 22:45 5.07 3 52 18
4 鶴ヶ島市 33,839 147 109 20:45 22:34 2.11 12 67 263
5 春日部市(庄和) 17,491 60 144 21:00 23:24 2.02 13 251 279
6 行田市 40,354 40 148 21:00 23:28 6.82 1 279 2
7 入間市 70,719 101 151 21:00 23:31 4.64 5 307 27
8 新座市 74,704 86 151 21:00 23:31 5.75 2 307 10
9 白岡市 23,818 84 151 21:00 23:31 1.88 18 307 323
10 ふじみ野市(大井) 23,235 91 159 21:10 23:49 1.61 32 367 444
11 飯能市 39,405 188 160 21:10 23:50 1.31 46 373 605
12 秩父市 32,050 79 163 21:00 23:43 2.49 10 406 202
13 本庄市 36,147 71 173 21:10 0:03 2.94 6 459 149
14 久喜市(久喜、菖蒲) 42,900 147 175 21:00 23:55 1.67 30 464 409
15 春日部市(春日部) 91,392 189 183 21:00 0:03 2.64 7 518 183
16 ふじみ野市(上福岡) 26,941 96 183 21:10 0:13 1.53 37 518 474
17 羽生市 25,064 53 185 21:00 0:05 2.56 8 525 193
18 八潮市 34,607 94 190 21:00 0:10 1.94 15 563 304
19 桶川市 35,957 108 191 21:00 0:11 1.74 23 586 371
20 狭山市 76,108 207 192 21:00 0:12 1.91 16 588 312
21 日高市 27,915 105 197 21:00 0:17 1.35 45 629 585
22 久喜市(栗橋、鷲宮) 30,262 101 200 21:00 0:20 1.5 41 640 499
23 吉川市 28,345 120 200 20:50 0:10 1.18 49 640 673
24 富士見市 49,045 140 203 21:00 0:23 1.73 25 665 379
25 朝霞市 60,315 189 205 21:00 0:25 1.56 36 671 467
26 加須市 52,817 52 210 21:00 0:30 4.84 4 691 23
27 さいたま市桜区 41,699 126 211 21:00 0:31 1.57 33 717 460
28 熊谷市(熊谷) 91,192 251 211 21:00 0:31 1.72 26 717 381
29 所沢市 166,023 503 211 21:00 0:31 1.56 34 717 462
30 和光市 37,005 116 211 21:00 0:31 1.51 40 717 489
31 三郷市 58,430 137 211 21:00 0:31 2.02 14 717 281
32 志木市 34,015 134 212 21:00 0:32 1.2 48 730 665
33 北本市 34,071 159 212 21:00 0:32 1.01 51 730 778
34 さいたま市西区 40,237 118 223 21:00 0:43 1.53 38 767 476
35 蕨市 34,725 100 223 20:50 0:33 1.56 35 767 466
36 さいたま市北区 68,223 157 228 21:00 0:48 1.91 17 793 316
37 上尾市 104,641 243 237 21:00 0:57 1.82 20 817 344
38 さいたま市大宮区 54,501 134 239 21:00 0:59 1.7 29 819 392
39 さいたま市見沼区 72,225 175 239 21:00 0:59 1.73 24 819 378
40 幸手市 26,037 107 243 21:00 1:03 1 52 828 785
41 さいたま市中央区 47,939 117 250 21:00 1:10 1.64 31 837 426
42 川口2 111,975 254 252 20:40 0:52 1.75 22 843 369
43 さいたま市南区 82,769 183 257 21:00 1:17 1.76 21 850 364
44 深谷市 66,368 180 258 21:00 1:18 1.43 43 851 535
45 さいたま市岩槻区 48,593 161 260 21:00 1:20 1.16 50 853 691
46 草加市 107,231 325 261 21:10 1:31 1.26 47 858 627
47 東松山市 44,546 107 275 21:00 1:35 1.51 39 865 486
48 戸田市 53,460 100 285 21:00 1:45 1.88 19 872 324
49 さいたま市緑区 51,962 133 286 21:00 1:46 1.37 44 874 575
50 さいたま市浦和区 76,058 173 294 21:00 1:54 1.5 42 880 502
51 川越市 157,145 209 295 21:00 1:55 2.55 9 881 195
52 鴻巣市(鴻巣、吹上) 55,211 109 295 21:00 1:55 1.72 28 881 386
53 川口1 138,434 264 305 20:40 1:45 1.72 27 885 385
54 越谷市 148,962 352 471 21:00 4:51 0.9 54 908 835

 上の表で、従事人数は開票作業に直接携わった人数。効率性は[投票総数÷時間÷人数]で、1分間に職員1人あたり何票を開票できたかを表す。

★開票作業の効率性、県内1位は行田市、以下、新座、坂戸、加須、入間、本庄、春日部、羽生、川越、飯能と続き、11位に蓮田市が入っている。久喜は30位と41位だった。★

久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』458号
2013年 7月29日
『声と眼』
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さくら保育園の移転新築が決定

 6月議会に、さくら保育園の移転・新築工事の契約議案が提出されて可決しました。
さくら保育園は老朽化が著しく、早急な建て替えが求められていましたが、現在地での改築が困難なため、清久工業団地の北側に移転して新築することになりました。
来年2月完成予定で、4月から定数を現在の60名から70名に増やし、0歳児保育も実施します。
新園舎は鉄骨平屋建てで建築面積1018u(敷地3000u)、床や壁はできるだけ木材を使用し、1歳・2歳・3歳児室は床暖房、全面LED照明、屋根上に太陽光発電システム、雨水貯留施設も設置します。
工事費は建築・電気・機械工事など全部で2億6900万円です。

「新」3学期制とは何か?

 市の学期制検討委員会は、旧久喜市の2学期制と旧3町地区の3学期制の統一について2年間にわたって検討を続け、5月に「3学期制での統一」の結論を出しました。
これを受けて、教育委員会は6月24日に「市立小中学校の学期制に関する方針」を議決し、来年4月から「市内の全小中学校で新しい学期制を実施する」ことを決定しました。

 新しい学期制の考え方として、「長期休業ごとに学期が区分され、評価が学期ごとに行われる3学期制のよさと、長期休業においても学習の連続性に配慮した取り組みが行われ、ゆとりある授業時数の中で体験的な活動や繰り返し学習が行われる2学期制のよさと生かした『新3学期制』を導入する」としています。
学期区分は1学期が4〜8月、2学期が9〜12月、3学期が1〜3月で、7月21日〜8月31日を夏休み、12月26日〜1月6日を冬休み、3月27日〜4月7日を春休みとして、事実上、久喜地区を以前の3学期制に戻すことになります。
さらに「新3学期制」では、今まで休みだった開校記念日に授業を行うことと、土曜日にも校長の裁量で授業を行うことができるようにすることが示されています。

 教育委員会では、「『新3学期制』は、豊かな教育活動と期待される評価の両立を目指した学期制」であり、「旧来のいずれの学期制とも一線を画するものである」と言っているのですが、何が「新しい」のかは明確にされていません。
また旧3町地区ではこれまでも3学期制を継続してきて、授業時数も確保できているのに、何かを変えなければいけないのか、単に休みを減らして授業時数を増やすことが「新3学期制」なのか、授業時数を増やせば「豊かな教育活動」が実現できるのかなど、多くの疑問の声が出ています。 

参議院選挙の投票結果・開票結果


7月21日投開票の参議院議員選挙比例代表区の久喜市の投票結果は次の通りです。
有権者の内の約6万人もが棄権してしまった! 政治への関心や信頼はどうしたら取り戻せるのでしょうか。
久喜市 全国
当日有権者数  128,183人 104,152,590人
比例区投票者数 67,644人 54,795,792人
比例区投票率 52.77% 52.61%
棄権者数 60,539人

各党の得票数(得票率)按分票は切り捨て

無効投票  1,180( 1,74%)
久喜市 全 国
得票数 得票率 得票数 得票率
自民党 22,772 34.26% 18,460,404 34.68%
公明党  10,076 15.16% 7,568,080 14.22%
民主党 7,564 11.38% 7,134,215 13.40%
維新の会 5,966 8.98% 6,355,299 11.94%
共産党   7,207 10.84% 5,154,055 9.68%
みんなの党 8,362 12.58% 4,755,160 8.93%
社民党 1,627 2.45% 1,255,235 2.36%
生活の党 1,457 2.19% 943,836 1.77%
新党大地 320 0.48% 523,146 0.98%
緑の党  404 0.61% 457,862 0.86%
みどりの風  459 0.69% 430,673 0.81%
幸福実現党  243 0.37% 191,643 0.36%
★「緑の党」が参院選に初登場。
きびしい結果に終わったが、組織や金とは無縁の一人ひとりの支援の輪の拡がりを感じた。
日本の未来を見据えた闘いにつなげていきたい。★

★参院選の開票結果確定時刻。久喜市は日付が変わった2時28分。蓮田市の23時53分よりも2時間半も遅かった。
久喜はいつも遅いのだが、作業の効率性に問題があるのではないか。★

市役所敷地内を全面禁煙の方向

 市役所庁舎内は完全禁煙で、庁舎の外の自転車置き場の隅に来庁者用喫煙場所、西側の車庫棟の前に職員用喫煙場所が定められています。
市はこれで「分煙」しているつもりのようですが、職員用は仕切りもなく、来庁者用も目隠しで囲っただけですから、自転車置き場に立ち寄る市民の所には否応なく煙が漂ってきています。

 完全分煙を実現するためには排煙浄化装置を設置した密閉された喫煙所を設けるべきです。
しかし市では喫煙所を作るには費用がかかるという理由で設置するつもりはなく、逆に現在の喫煙場所も廃止して市役所敷地内を全面禁煙にする方針です。
しかし単に敷地内禁煙にしただけでは、周辺道路上での喫煙がふえることになるのは目に見えています。
民間施設なら経営方針次第で完全禁煙にしてもいいでしょうが、市役所はそうはいきません。
安易に喫煙者を排除するのではなく、ちゃんとした喫煙所を設置するべきです。

猪股市議の一般質問 3

【一般質問】 衛生組合の焼却炉新設の取り組み

 久喜宮代衛生組合は今年3月に「ごみ処理基本計画」を策定して、現在の久喜宮代清掃センターの焼却炉を現在地(付近)で建て替えて2019年度には稼働させる計画を決めました。
そのためには今年度から地域住民の同意と用地確保、施設の基本計画の策定、来年度には環境アセスメントに着手して、3年後の2016年には工事に着工しなければなりません。

 久喜宮代清掃センターの焼却炉は1号炉は建設後38年、2号炉も33年を経過し、5年前に大規模改修をしたものの老朽化が進んでいて、焼却炉の更新はぎりぎりの事態に追い込まれています。

 しかし建設予定地である現在の焼却炉の周辺住民との話し合いは事実上ストップしており、近い内に住民合意が得られる保証はありません。
もう衛生組合事務局の対応にまかせておける段階ではなく、組合管理者である田中市長自身が直接住民との話し合いに乗り出していくことが求められています。
そこで市長の見解をただしたのですが、市長は宮代町長と協議しながらあくまでも予定通り進めていくと建前的な答弁に終わりました。
もしも新焼却炉の建設が進まなければ、衛生組合のごみ処理事業自体がパンクしかねませんから、市長の政治的責任が問われます。


【一般質問】 地域の清掃活動に、市が指定袋を配布

 昨年4月から、久喜地区では燃やせるごみと燃やせないごみは有料の「指定袋」に入れて出すことになりました。
それによって住民が近所の公園や道路などをボランティアで清掃した際のごみや落ち葉も指定袋に入れなければならなくなりました。
こうした公共の場所のごみについては、市が指定袋を提供することにし、さらに区長を通じても配布していますが、十分に理解されていない例もあったようです。

 地域の住民からは、公園や道路のごみを出すのにも指定袋を自分で買って出さなければならないのかという疑問の声が出ていました。
また区長さんから『市から配布された指定袋はゴミゼロ運動や道路愛護月間などの活動に使う』と説明されたという声もありましたが、これは誤解です。

 市では基本的に、住民の自主的な清掃活動に対しては、個人であっても申し出に応じて必要なだけの指定袋を配布することにしています。
また区長を通じて配布した袋も、ゴミゼロ運動の時だけでなく、日常的な清掃活動で使っていいと説明しているそうです。
住民や区長によって理解の仕方に差があるようなので、市では、公共の場所の清掃に橋が配布した指定袋を使っていただくよう、改めて周知を図っていくと答弁しました。

「放射能から子どもたちを守る会・久喜」の集まり

『何となく心配だけど…』って一人で考え込んでないで、まず集まって、情報交換から始めませんか。
1人ひとりの思いを出し合いましょう。

  ◆8月29日(木) 午前10時〜
  ◆ふれあいセンター久喜2階・ボランティア室


          問い合わせ 090-3547-1240(猪股)

久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』457号
2013年 7月 8日
『声と眼』
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市役所本庁舎の耐震改修工事の概要が固まった

 市役所本庁舎の耐震補強工事が来年1月から3年間の工事予定です。
この間、建設部は北青柳の“第2庁舎”に、教育部(教育委員会)は菖蒲支所の3階に移転する方針が明らかにされました。
工事の進捗に応じて各課の配置も変更されます。

 第2庁舎は旧幸手保健所久喜支所跡を県から譲渡してもらった建物で、1億6231万円かけて今年中に改修して庁舎として使えるようにします。
この第2庁舎も菖蒲支所も本庁舎から離れているので、業務が分散して市民に不便になるのではないかと心配の声も出ています。

新会派「市民の政治を進める会」を結成しました

7月1日、私はこれまでの会派・政策会議を退会し、「市民の政治を進める会」を結成しました。
会員は猪股と田村議員の2人、代表は猪股です。

 政策会議は合併前の大地を基盤に石川、富澤、新井議員など7人で構成し、市政への政策提案と議会改革をめざしてきました。
政治的立場や意見の相違を認め合い、議案の賛否でも会派拘束をしないので、たびたび賛否が分かれていました。

 それでも最近の政治の流動状況の中で、次第に政治的・政策的見解の違いが大きくなってきていたのも事実です。
そこで私は、さらに自由な立場で政治的見解を表明し活動を展開していくために、政策会議を退会することにしました。

 今後、新らな基盤に立って久喜市政と市議会の改革に向けて行動していこうと考えています。

 新会派「市民の政治を進める会」は、所属する議員がそれぞれの問題意識に基づいて自由な調査研究活動を進め、みずからの責任において行動します。
議案賛否では“会派拘束”をしません。

 「市民の政治を進める会」結成に伴って、議会の委員配分などが少し変わりました。

 新会派結成に伴って議会運営委員会の定数を1人増やして10人とし、市民の政治から猪股が入りました。
また、衛生組合議会議員の配分も会派人数に応じて変更となり、市民の政治の猪股は継続、飛翔は1名減、政策会議から2名を選任することになりました。

2013年 6月定例市議会・全議案と各会派の賛否

賛成 ×反対  提案した会派
【議員名】は討論に立った人
市民の政治を進める会
(猪股・田村 2名)
共産党
(4名)
公明党
(5名)
政策会議
(6名)
飛翔
(16名)
可決 一般会計補正予算
可決 下水道事業特別会計補正予算
可決 農業集落排水事業特別会計補正予算
可決 水道事業会計補正予算
可決 市税条例の改正
可決 国民健康保険税条例の改正
可決 久喜市立体育施設条例の改正(指定管理者の導入)
可決 栗橋B&G海洋センター条例の改正(指定管理者の導入)
可決 児童福祉審議会条例の改正(子育て支援計画の審議事項拡大)
可決 後期高齢者医療条例の改正(延滞金利息の引き下げ)
可決 介護保険条例の改正(延滞金利息の引き下げ)
可決 インフルエンザ緊急事態派遣手当の新設
可決 交通安全対策会議条例の改正(条文整理)
可決 道路占用料条例の改正(太陽光発電施設等の占用料を定める)
可決 久喜市教育振興基本計画の策定 ×
【杉野】
 可決 友好都市の提携(野辺地町)
 可決 消防団の消防ポンプ車の購入契約
 可決 市職員の給与特例の条例(9か月間、平均5%の引き下げ) ×
【木村】
 可決 さくら保育園の新築工事契約
可決 人権擁護委員の推薦(瀬田房子氏)
可決 人権擁護委員の推薦(岡野晴子氏)
可決 人権擁護委員の推薦(中村喜美子氏)
 可決 人権擁護委員の推薦(板東惠子氏)
議員提出議案(全会派の共同提案)
可決 市議会会議規則の改正(条文整理)
可決 市議会委員会条例の改正(議会運営委員会の定数を1名増⇒10名へ)
請     願
否決 年金2.5%削減中止を求める意見書提出を求める請願 ×
【石田】
× ×  ×
議員提出議案・政府への意見書
年金2.5%削減中止を求める意見書 《請願が不採択となったので、議決不要。採決せず》

猪股市議の一般質問

【一般質問】 使いやすい市庁舎への改修を

 市役所本庁舎は1980年に建設され、防災対策として大規模な耐震補強工事が必要です。
市では1月から着工し、通常業務をしながら土日を中心に3年間の工事予定です。
これまでにまとまった改修の設計方針では、建物の基礎と各階の壁や柱の補強、鉄骨ブレースの設置などの補強工事の他、エレベータの耐震対応、各階に多目的トイレの設置、全面的なLED照明化、非常用発電設備、屋上防水工事と太陽光発電システムの設置などで、費用は約13億円を予定しています。これによって庁舎の耐用年数を40年延長することができるとしています。
しかし現在の庁舎を、今後数十年も使い続けていく方針であれば、耐震改修に合わせて職員にも市民にも使いやすい庁舎への改善も進めるべきではないでしょうか。
たとえば、今どきのオフィスはOAフロアや、空調は各部署・会議室ごとに温度などを調節できるのがあたりまえです。
また不特定多数の市民が利用するのですから完全分煙のための排煙・浄化装置付きの喫煙スペースの設置も必須ではないでしょうか。

市は最低限の耐震改修工事ですませる方針ですが、将来的に使い続けられる、使いやすい市庁舎という考え方を取り入れるように求めました。 


【一般質問】 小型家電リサイクルの推進を


 小型家電リサイクル法が4月に施行されました。
レアメタルなどの再資源化促進のために、各自治体で携帯電話やデジカメ、ゲーム機、電話機などの家電製品回収制度を作っています。
久喜市でも積極的に回収に取り組んでいくべきです。

 今のところ久喜市では独自の回収は実施しないで、久喜宮代衛生組合で燃やせないごみを回収した中から小型家電を取り出す“ピックアップ回収”方式で進めていく考えです。
しかし衛生組合まかせではなくて、市としても積極的に小型家電回収の取り組みを進めるべきではないでしょうか。

 たとえば、使えなくなった小型家電の回収箱を、市役所や公共施設に設置したり、市民祭などのイベントで回収コーナーを設置してはどうでしょう。
市民は衛生組合のごみ収集に出してもいいし、公共施設の回収箱に入れたりイベントの際に持ってくるなど、多様な回収の仕組みを作っていけば、小型家電リサイクルの効果がさらに上がるのではないでしょうか。
衛生組合と市が協力して、いろいろな回収方式を組み合わせて実施していくよう提案しました。

【一般質問】 東電への賠償請求を強めるべきだ

 東電福島第1原発事故の対策で、市は市内の放射線量測定、除染作業、学校給食の放射性物質検査等に、2011年度までに1140万円の費用を負担しています(総費用2500万円の内、国からの交付金1360万円を差し引いた額)。
久喜市は東電に対して昨年7月に賠償請求しましたが、これまでに東電から65万円が賠償されたに過ぎません。

 市の算定によると、2012年度には新たに630万円の負担をしています(総費用750万円の内、国の交付金120万円を差し引いた額)。
放射能対策に要した費用は、市民の負担ではなく、すべて東電に賠償させるべきです。
これまでの未払い額も含めて、市が負担させられてきた費用の全額を、東電が賠償するよう交渉を強めていかなければなりません。
市当局としても、埼玉県や他市町とも協力して請求していく方針を明らかにしました。

★東電は学校給食の放射能検査費用しか賠償の対象にしていないのだが、事故の加害者側が賠償基準を作るってのは変だろう。
放射線量測定や除染の費用なども当然賠償するべきだ。★

「放射能から子どもたちを守る会・久喜」の集まり

『何となく心配だけど…』って一人で考え込んでないで、まず集まって、情報交換から始めませんか。
1人ひとりの思いを出し合いましょう。

  ◆7月24日(水) 午前10時〜
  ◆ふれあいセンター久喜2階・ボランティア室


次回:8月29日(木) 午前10時〜

          問い合わせ 090-3547-1240(猪股)

◇近所の公園のヤマモモがたくさんの実をつけました。
毎年、楽しみにしている人も多く、私もその1人…。
でもちょっと心配だったので、市の放射性物質検査に申し込み、結果は「不検出」。

ジュースにしておいしくいただきました。


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