手元にある Futaba CHALLENGER と PCM1024Z 送信機の両方でテストしてきたので Futaba の 送信機を使うなら問題ないと思う。実験当初は JR の送信機を使ったが、パルス配列に違いがあるので、受信機は正常に動作しない。スピードコントローラ(ESC) は Futaba の送信機を使う場合 Throttle を Reverse に設定する。 JR の送信機ではそのままで動作すると思うが確認はしていない。赤外線受信機もスピードコントローラも 5V の電源で動作する。リチウムポリマ電池 1 cell を前提にしているので電源の供給には DC-DC コンバータを使っているが、 2 cells で使う場合には市販の ESC を使うか、 micro02 スピードコントローラに 5V のレギュレータを追加してもいい。
PIC の入力は赤外線受光素子を接続できるように負論理入力となっているが、RF 受信機の多くが負論理のシリアルパルスを使っているので、一般に出回っている小型の受信機を改造してマグネットアクチュエータを使えるようにすることも可能である。既に SHR-RX72 と RX5-2.3 受信機を改造して使っている。 GWR-4P の改造記事も WEB で見かけた。
マグネットアクチュエータ出力は PIC のポートをパラレルに使うことで出力を最大限に使えるようにしてある。 1 ポートの許容電流が 25mA なので 2 ポートで最大 50mA となるが、実際にはそこまで流せない。ポートの電圧降下を考慮するとコイル抵抗 100Ω ぐらいが下限になる。いままで 120〜180Ω のコイルで実際の飛行を行ってきたがトルクに不足を感じがことはなかった。
マグネットアクチュエータの分解能は左右各 14 ステップ。スピードコントローラ(ESC) は 36 ステップの分解能を持つ。 ESC は安全のため一定時間信号が途絶えると出力が OFF になるようにプログラムしてある。送信機の赤外線ユニットについては既に公開しているが改めてここにまとめてみた。
2 CHANNEL DECODER WITH MAGNET ACTUATOR DRIVER | rx-ft10.hex for 12C509A |
SPEED CONTROLLER (ESC) | micro02.hex for 12C509A |
INFRARED TRANSMITTER MODULE FOR FUTABA | 38khztx4.hex for 12C509A |
赤外線送受信機についてのテストはまだまだ続けていく予定だが、プログラミングの勉強がなかなか追いつかない。 3 チャンネルの赤外線受信機についてもテストを行っている。赤外線受信機については今後いろいろなインドアプレーンに搭載でき方向でテストを重ねていきたいと思っている。