秦野産天然砥石 とかわと 本文へジャンプ
活動指針



 秦野産天然砥石 とかわと の素晴らしさを後世に残すために、仲間と共に保存・普及活動を行っています。

 とかわと は丹沢に貫入した流紋岩が、熱水や圧力のために変質し、含有している粘土と微細石英により、砥石として刃物などが研げるようになったものです。
 近年、ダイヤモンド砥石などの出現により、天然砥石の とかわと は忘れ去られようとしています。
とかわと は、秦野市内の7世紀から10世紀にかけての住居跡から出土しており、古くから生活の中の道具として使用されたことがうかがえます。

 とかわと の保存・普及活動として、展示会、携帯用砥石刃みがきくんの製作講座をを中心として、存在を広めていきたいと思います。
 携帯用砥石刃みがきくんは、簡単に使用できる便利な砥石です。商標登録商品です。

 この活動は、すべて無償で行っております。

 この活動を行うに当たり、多くの方からご理解、ご協力をいただいております。
 戸川在住の桐山照夫氏は、父親の遺品である大切なナタ、とかわと、背負子を寄贈して下さいました。
 菩提にお住まいになられていた故相原 博氏は、購入されて実際に使用されていた とかわと を寄贈して下さいました。
 戸川三屋生産森林組合から、財産区内の とかわと の採取許可をいただきました。
 水無川に接する秦野ビジターセンターには、管理者のご協力で、 とかわと の常設展示ができました。
 秦野市教育委員会からは、とかわと に対する各種の情報をいただきました。
  とかわと の保存・普及活動を行っているメンバーの方々からは、専門的な知識をいただいております。

 このような皆様からのご理解、ご協力があるからこそ、とかわと の保存・普及活動を行うことができます。心から感謝を申し上げます。

                              チームを代表して 藤本節男