ポアレ、パスタ、ビシソワーズ。         10,06,24

    一週間のほとんどの夕食が外食だった頃、お客と食べる食事は和食7割、洋食3割ぐらいの割合だったように思う。
   帰宅は毎日深夜で、就寝は12時前が一度もなかった。つい10年前までの私のハードな日課だったが、今にして思
   えば遠い過去の思い出である。元来、「片仮名」よりも「漢字」の食材の食事が好みだったが、そんな訳で、聞いたこ
   とのない洋食も何とかこなして舌になじんだものである。

    この日の料理教室は片仮名が羅列した料理で、白身魚のポアレ、アンチョビとクレソンのパスタ、グリーンアスパ
   ラのビシソワーズという3種類の料理。ポアレとパスタは定番の料理なので特段の解説はいらない。ビシソワーズと
   いう聞いたことのないスープを紹介しよう。
    @薄切りにしたタマネギをバターで炒め、A銀杏切りにして水にさらしたジャガイモ、水、スープの素を加えて7〜8
   分煮て粗熱を取り、Bこれに茹でて小口切りにしたアスパラと牛乳を加えてミキサーにかける。C漉して鍋を中火に
   かけ、塩コショウで味を調えて、D沸騰直前に火を止めて冷やす。E器に注ぎ、生クリームとアスパラの穂先を飾っ
   て終わり。以上である。さっぱりとした喉ごしの良い冷たいスープで、これから暑くなる季節にはうってつけのスープ
   だった。「ビシソワーズ」とは何語でどんな意味なのか、先生の話を上の空で聞いていたのでとうとう聞きそびれてし
   まった。
  これがアスパラのビシソワーズです。

  そのほかの料理
  @白身魚のポアレは、白身魚(鯛、鱸)に塩コショウをして
  オリーブ油で焼き、輪切りにしてオリーブ油で焼いたナス
  と、トマトとバジルのソース(1センチ角のトマト、みじん切
  りのタマネギ、バルサミコ酢、塩コショウ、オリーブ油)を
  添えバジルを飾る。

  Aアンチョビとクレソンのパスタは、オリーブ油でにんにく、
  赤唐辛子を炒め、アンチョビ加えて細かくつぶし、茹でた
  スパゲッティを加えて強火にし、ゆで湯を3〜4回に分け
  て加え、クレソンとブラックオリーブを混ぜて火を止めて
  出来上がりである。