秋刀魚料理2種。             08,09,08

  9月の料理教室は今が旬のさんま料理。さんまと言えば秋の味覚、七輪で塩焼きにして、もうもうと
 煙を立てれば、これはもう絶品の庶民の味で、佐藤春夫ならずとも幼い頃が懐かしい。しかし今年は
 原油高の影響で、ご多分に漏れず秋刀魚漁も減漁せざるを得ず値も昨年以上のようだ。
 ともあれ今日の秋刀魚は北海道産の新鮮なもの。鮮やかな銀色の肌と黒い目玉、くちばしの黄色が
 それを証明している。この素材を使っての2種は、@さんまの両づま焼き、Aさんまのつくねバーグ。
 さんまの両づま焼きは秋刀魚の塩焼きを少し上品にひと手間かけた焼き物で、さんまのつくねバーグ
 はこれもイワシでよくやる定番のハンバーグの類。1人前が脂の乗った秋刀魚2匹なので少々食傷
 気味だったが、いつもの定番の塩焼きとは一風変わった美味しい料理だった。
 @さんまの両づま焼き。
 3枚におろして塩、酒につけた身を内側に
 巻き込んで串を打って焼く。両端を折るの
 で「両づま折り」という。みょうがの甘酢漬
 けが添え物。

 Aさんまのつくねバーグ。
 3枚におろしてたたきを作り、ミソ、木綿
 豆腐、えのき、ネギ、ショウガのみじん切り
 と片栗粉を混ぜて団子を作ってフライパン
 で焼く。