料理教室 よもやま話                          06,08,22

    本格的に魚釣りを再開してから4年、釣った魚を自分で料理する事が魚の供養になると思い横浜の料理教室に
  通い始めてから3年が経った。魚を上手に捌く事を目的に料理教室通いを始めたが、教室では当然魚だけでは
  なくほかの料理も習うことになる。初めは見よう見まねの料理初心者だったが、3年も通ううちにいつの間にか
  生徒の中ではベテランの域に入っていた。和風基本料理12ヶ月、洋風・中華基本料理12ヶ月、そば打ち12ヶ月、
  の3コースをマスターし、料理のレパートリーもいつの間にか36ヶ月×3種類/月=約100種類になり、習った料
  理を基本にアレンジすればかなり沢山の料理をマスターした事になる。今では毎月の釣り同好会で釣ったいろ
  んな魚を捌いて魚料理を作ることは勿論、気が向けば手打ちソバを打ったり少し凝った夕食を作って食卓を賑
  やかにしたりして家族に喜ばれている。私も変われば変わったものだ。つい4年前の企業戦士のころにはとて
  も考えられない最近の変貌振りだ。ゴルフや釣りなどのアウトドアスポーツ、囲碁や読書、パソコンなどのインド
  アカルチュアに加えて、「料理」という趣味が次第に比重を増してきたようだ。近くソバ打ちのコースが終了する
  ので次は何のコースに挑戦するか今楽しみながら思案中のところ。料理教室通い3年間のレパートリーを整理
  したので区切りにためにこれを公開します。これらの料理のほとんどは教室での実習後に自宅で復習・再現し
  ており、家族にも一応の評価を貰っていると自負している。


              
                                追記:   
  釣りを「趣味」とするのであれば次の5つのことをマスターしなければならないと葉山釣友会の市原さんに指導
  された。@何時、何処で、何を釣るかを計画すること。(情報活動) A事前に釣る魚の特性に合った仕掛けを
  作ること。(魚との勝負は既に始まっている。) B釣る事。 C自分で料理する事。 D食べて供養する事。
  この5つ。釣りを始めた最初はB釣る事、とD食べる事、の2つだけだったがようやく最近は@〜Dまでをマス
  ターできるようになった。
  ただ、昨年末に惜しくも他界した畏友・島君はこの5つのほかに、E魚拓作り、を加えるべきだと卓見を述べ、
  彼の所蔵する実に芸術的なメバルのカラー付き魚拓を私にプレゼントしてくれた。今年は彼からその魚拓作り
  の奥義を伝授してもらうことにしていたが、昨年末突然脳溢血で倒れ、1月初めに発病わずか1週間であっとい
  う間に他界してしまった。今私の机には、彼が発病直前に書いたであろう今年の年賀状とメバルの魚拓が飾っ
  てあり、机に向かうたびに在りし日の彼の生粋の会津っぽの面影を偲んでいる。彼とは、藩主松平容保の立
  場からの会津藩の苦悩、「柴五郎の手記」に記されている会津藩士としての苦悩、という藩主・家臣それぞれ
  の立場からの「会津藩受難論」を語り合う約束をして関係文献を交換したばかりの突然の出来事だった。
  彼の遺言になっってしまった「魚拓つくり」にもそのうち挑戦しなくちゃ彼に申し訳が立たない
・・・・。

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