鶏飯。        09,07,09

  最近若者などに人気の”鶏飯”が今月の料理。私などは聞いたこともない食べ物だが、奄美大島に古くから
 伝わる郷土料理で、米が貴重だった時代に、薩摩藩からやってきた役人をもてなすために作られた料理とい
 われている。ごはんに具を載せて、熱い鶏のスープをたっぷりかけて食べると、食欲がなくてもあっさり、さら
 さらと何杯でも食べられる、というのが売りである。成る程、食べてみるとあっさりとしていて大変おいしい。
 ビビンバにスープをかけた茶漬け風ぶっ掛けごはん、といえば想像がつくというものだ。これならこれから向
 かう暑い夏には便利な食べ物で、少し手の込んだお茶漬け風に手軽に食べられそうだ。


 手前が出来上がった鶏飯。これに右側の
 スープをかけて食べる。奥側は刻んだ具。

 具。・・・・鶏ささみ、干ししいたけ、にんじ
 ん、卵、奈良漬、万能ねぎ、レモンの皮、
 紅しょうが。

 スープ。・・・・水、ささみのゆで汁、削りが
 つお、チキンスープストック、酒、薄口醤
 油、塩。