千葉・富浦港の鯛・アジ釣り。   10,10,24

    会社時代の釣り同好会の企画で、毎年恒例の千葉・富浦港での釣りイベントに参加した。参加者は10名。
   土曜日の朝早く久里浜港からフェリーで千葉に渡り、その日の朝9時過ぎから17時まで鯛とアジを釣り、船宿の
   ”ぜんべい”に1泊して船宿料理で小宴会をやり、翌朝フェリーで帰宅するという例年通りのスケジュールです。
    当初は鯛とイサキの予定だったが、イサキが挙がっていないということで急遽アジに変更になった。
    鯛は「朝まずめ」か「夕まずめ」に食いが立つものだが、時間的に少しずれるのは致し方ない。結局鯛を釣った
   のは私一人だったが、せいぜい600G程度の小型サイズだった。この辺で釣れるアジは中大型の平アジ、金ア
   ジで、船長によれば1匹1000円程になる高級魚だという。同じ東京湾でも横須賀近海で釣れるオオアジは俗称
   ”のどぐろ”といって味は不味い。家族、特に孫などは刺身一切れ食べて”ジジ、不味い!”と言って後は口にし
   ない不人気のアジだが、千葉のオオアジの味はどうだろう。
    この日の釣果は鯛1匹、アジ11匹、中サバ2匹(沢山釣れたが全て海中投棄)だった。成績は10人中4位。船
   宿の小宴会では酒好きの連中が2次会だと言ってタクシーで館山に出かけていったが、私は医者にアルコール
   を止められているので、なんとも寂しい夕食になった。部屋で一人でプロ野球のクライマックスシリーズ(巨人が
   投手陣の崩壊で中日に惨敗。)を見て早々と就寝した。
    この所体調が優れず、血糖値は上昇するし、腰が痛くて散歩もままならない。医者にアルコールを止められて
   最近のいくつかの仲間との集まりも全てお断りしているし、整骨院に毎日通う有様だ。せめて酒抜きの釣りぐら
   いは参加しようと参加を決めたのだが、何ともしまらない夜の宴会となってしまった。

    翌々日に娘と孫達に刺身と焼き魚を食べさせた。鯛は小型なのでこれも焼き魚にした。次女のすずの2歳の
   誕生日が近いので、鯛の焼き魚はちょうど誕生祝にもなる。孫二人はアジの刺身を”ウマイ、ウマイ”と言って
   沢山食べてくれた。タイも食べたがどうもアジの刺身に軍配が上がったようだった。やはり千葉の大アジは”の
   どぐろ”と大分アジが違うようだ。孫の味覚は何より正確で正直だ。小さいうちから口が肥えては大きくなったら
   さぞかし思いやられることだろう。