久し振りの釣り。  15,09,11

   猛暑のせいで釣りは控えていたが、台風一過の好天なのと、幹事の「タイが佐々木さんを
  呼んでるよ!」の殺し文句にほだされて、遂に重い腰を上げて釣りに出かけることになった。
  昼の釣りはほぼ2か月ぶり。K社釣り同好会がいつも使う船宿の、通称”鶴ちゃん”こと鶴蒔
  船長が独立して新しく立ち上げた「佐島港 鶴丸」を利用した記念の第1回釣り大会となる。

   狙いは当初はマグロ・カツオだったが、今年は不漁との事で急遽タイ・ワラサに変更した。
  参加者は9名。一昨日までの集中豪雨が去り朝から無風快晴ベタなぎの釣り日和だった。
  まだ関東北部や東北各地では豪雨の被害が続出しているのに釣りに興ずるのは心苦しい
  が勘弁してほしい。

   タイは今年初めての挑戦。去年は3回挑戦したが、いずれも坊主だったので、タイを釣る
  感触は忘れてしまっている。一昨年、「タイ暖簾」と称して船宿の女将が写真を撮ってくれた
  大漁6枚の釣果が遠い昔のようだ。

   タイ釣りは坊主が当たり前で釣れたら幸運と思わなければならない。この日はキロオーバ
  ーが少なかったが船中11匹だから大漁だったと云える。台風の後の荒食いとはよく言った
  ものだ。私は1`弱のタイ1匹とイナダ2匹、サバが多数釣れたが2匹だけ持ち帰って残り
  はすべてリリースした。まずまずの釣果だった。

   坊主は2人だからほぼ万遍なく行き渡った。トップは常任幹事のS君。彼はいつもタイは
  坊主が多いので、竿ガシラになって大喜びだった。鶴ちゃん船長と中乗りさんのコンビが
  大変親切で好感がもてたので、来月もまた鶴ちゃん船にお世話になることになった。

   久しぶりの釣りなので、体力に多少不安を抱えながらの出船だったが、現金なものでタイ
  が釣れたら途端に元気になって仲間と興じる、至って単純な老釣り師であった。


   帰宅してあれこれ調理を思案中だが、タイは刺身か塩焼きか鯛めし、ワラサに近い大き
  なイナダ2匹は刺身と味噌漬けに、サバは塩焼きとしめ鯖と味噌煮くらいだろうか、孫達が
  喜んで食べてくれる顔が見たい。