千葉・洲崎のイサキ釣り。  16,06,19

   K社釣り同好会の恒例の1泊釣り研修会が千葉で行われ参加した。
  参加者は9名とだんだん減ってきている。高齢化の進展に例外はない。
  釣りには体力と持久力と根気がいるのでやむを得ずドロップアウトする
  のだろう。かく云う私も寸前のところで踏みとどまっている。参加者の中
  では勿論私が最高齢者になっていて、荷物運びやら船に乗船・下船の
  時にも皆さんが手助けしてくれる。

   漁場は千葉館山の洲崎湾で、ここ数年同じ船宿にお世話になってい
  る。船宿の女将とも気心知れた親しい会話に話も弾む。船宿の夕食に
  は豪華な刺身の盛り合わせやイサキの塩焼き、伊勢海老などが並び、
  酒の勢いもあって釣り自慢の話題が華やかに続いた。

   ここ洲崎湾は東京湾から太平洋に抜ける突端の、黒潮と親潮が合流
  する海域に近いので、豊富な魚が獲れる漁場として釣りキチには名高く、
  いつも魚影が濃い。この所潮の温度が上がってきてイサキが良く釣れる
  と前評判も上々だった。

   翌日の朝5時に出船。波も風もなくこの所の梅雨の季節にしては上々
  の釣り日和。1投目から良型のイサキが上がり始めた。30センチもあ
  るイサキの引きは強い。周りの仲間も次々に釣り上げ、船内は活気に
  満ちた。

   予め配られた回覧文には、コマセのドカ撒き厳禁、ポロポロと少しづ
  つ撒くこと、というお触れがあったのでそれに忠実に従ったのに、どうも
  周りはガンガン撒いている様子で、魚がそちらばかりに釣れる。おまけ
  にイサキ釣りの不慣れもあって、タナ取りが上手くいかなく、ポイントに
  正確にビシが落ちない。

   また4本バリの仕掛けの扱いが上手くいかず手前マツリが多く、トラブ
  ル続きで手返しロスが多かった。それやこれやで結局数が伸びず、15
  匹の釣果にとどまった。竿頭のH君は何と55匹という大釣果で私のほ
  ぼ4倍という凄腕を見せつけた。私の釣果は惨めだったが、それでも写
  真のような30センチ前後の良型ぞろいで、数はともかく満足した釣りだ
  った。

   船宿で食べたイサキの刺身とタタキ、塩焼きは抜群の美味しさだった
  ので、女将に漁師料理のコツを教えてもらった。私の料理のノウハウが
  増えたので早速実践してみる。


   

  葉山の釣友会がこの日に行われたので、やむを得ず私は千葉のイサキに
 行った。釣友会の会長と、ヒラメとイサキを交換しようと決めていたが、早速
 電話があり、ヒラメを3枚つったと連絡があった。ヒラメ1枚とイサキ2匹を交
 換した。明日辺りはヒラメとイサキの刺身料理でも作ってみよう。