千葉・洲崎沖のイサキ釣り。 15,06,22 会社員時代の関係から子会社の釣りクラブのメンバーになって20年近くになる。 当時バリバリの若手の釣りキチ達も次々に定年となり、最盛期には30人を超える 会員たちがいたが、今では10人も集まれば御の字になっている。 全員が定年退職しているがしぶとく10数人が常連として参加していて、今でも 昔仲間が月一回の釣り例会を楽しんでいる。幹事役のS君は退職したメンバー への連絡網が大変だとこぼしているが、世話好きの彼は毎月釣り物の選択や 船宿の予約、メンバーへの連絡と参加者の確認、当日の会費の徴収、釣り座 の席決め、年末には忘年会の準備と年間優秀者の表彰などなど、忙しく幹事役 をこなしてくれる。彼がいなければこの会は存続できない。 毎年恒例になっている千葉の1泊釣りイベントが6月20〜21日に行われ参加 してきた。館山の近くの洲崎の釣り宿「北山丸」に泊まり、翌朝5時出船でイサキ を狙う計画である。 洲崎沖は釣り師たちが多く集まるメッカのような好漁場で、この日も熱心な釣 り客が朝早くから船宿に集まっていた。予報では、曇り時々小雨になったり、曇 り時々晴れになったり、梅雨時のはっきりしないヤキモキさせる天気だったが、 当日には雨も降らず風もなく波も穏やかな釣り日和だった。 参加者は9人。前夜からアルコールと新鮮な刺身の舟盛りに舌鼓を打ち、釣 りの話で大いに盛り上がった。これもまた昔仲間ならではの楽しいひと時である。 さて釣果だが、房総のイサキは30センチを超える大型が多く、外道にはメジナ とウマズラが釣れると船宿の女将が言う。船長は、まだ海水の温度が低くて魚 の活性がいまいちだと云っていたが、開始早々からヒットが続き、全員10〜20 匹の大型イサキを釣り上げて船中は活気がみなぎった。みな満足していた様 子だが、好事魔多し、私だけが5匹しか釣れず、9人中の最下位となった。 イサキ釣りの最も大切なポイントは棚どりだが、棚どりは勿論のこと、イサキ 釣りのノウハウを熟知している筈の私が不本意な結果になった原因が今でも 明らかではない。兎に角ダントツのビケだった。まあ釣りとはこんなものかもし れない。最近のタイ釣りも2度も続けて丸坊主だったし、アジ釣りも貧果だった し、このところ釣りには少々自信喪失となっている。 来月には太刀魚釣りが大好きな学生時代の友人との釣りが待っているし、 能登・七尾でのメバルと鱈の釣りがあるし、孫が待っているアジ釣りにもいか ねばならない。なんとかスランプを克服して良い釣果になる良いきっかけが欲 しいものだ。 貴重な5匹のイサキは大型の2匹を刺身に、残りを塩焼きにした。外道のメジ ナは刺身とバタ焼きに、沢山釣ったウマズラは叩いてすり身の団子にした。み そ汁の具にしてもいいし、唐揚げでもいいので、小分けにして冷凍しておいた。 |