今年最後を飾る爆釣。 16,12,20 ポカポカ陽気が続くので今年最後のアジ釣りに出かけた。今月初めに骨折 後1か月ぶりに試し釣りに出掛けたが、痛みもなく無事に太刀魚とアジを釣れ たので、自信を持って釣りに出かけた。これが今年最後の釣り納めである。 1年間お世話になった船宿に、田舎から送られてきた江刺リンゴを持参して、 船宿の親父と女将さんに差し上げたら、いたく喜ばれた。今年最後の出船は アジの釣り客がたった3名だけだった。 原油高騰の折り船長は赤字覚悟の出船なので恐縮したが、同僚船のタチ 船にはなんと片側8人、右舷左舷合わせて16人という大盛況。このところタチ は指4本から5本という大型が良く釣れるので、釣り客はネットで調べて直ぐに やってくる。今や釣りもネット情報時代である。 我々アジ狙いの3人はのんびりしたもので、お祭りもなくのびのびと釣ること が出来た。天気がよく風も波もない釣り日和だからいう事はない。おまけに 竿をおろすと釣れるは釣れるは、20〜25センチ前後の背筋が金色に光る惚 れ惚れとする幅広の金アジがよく食いついた。これが釣りたかった。 東京湾でも猿島周辺のこの金アジは、味が絶品で他の場所のアジとは比 べ物にならない珍品だ。これがなんと午前中だけで61匹も釣り上げた。まだ 足腰に不安があるのに年甲斐もなく夢中で釣りに没頭した。肋骨と腰骨の 痛みはこの時だけはすっかり忘れていた。現金なものである。 持参したクーラーが満タンになり大満足で帰宅した。午前アジだから午後 1時には帰宅出来る。釣りから帰った後の手順は、いつもの事だが、まず 風呂場で釣り道具を洗ってベランダに干し、湯船につかって少しうとうとして 疲れを癒し、風呂上りの後また一眠りをする。魚の調理は翌朝の仕事だか ら21時には布団に入る。このルーチンはほぼ崩れない。 この日も翌朝4時に起きだして台所に立った。61匹のアジは皆手頃の大き さだが、それを大中小の3つに分けて、刺身、塩焼き、フライ、用に仕訳け 調理した。この日は横浜に出掛ける予定があるので半分の30匹は未調理 のままにしたが、なにせ数が多すぎて苦労する。 横浜から帰宅したら、娘が刺身用と塩焼き用を沢山持ち帰ったらしいが、 きっとそのうち孫から”美味しかったよ〜”と電話が来るだろう。私の釣りの 楽しみは、釣ることは勿論だが、孫の喜ぶ顔を見たいというのが目的にす り替わっている。 今年は25回の釣行だったが、これと云ってビッグなニュースはなかった。 来年も同様に地味な釣りになるだろう。マグロやカツオのような大物釣りは 体力的にもう無理だ。孫が喜んでくれればそれだけで私は大満足であり 望外の幸せなのである。 ところで昨夜の夕飯は、酢飯を作り、たっぷりのアジの刺身を醤油、みり ん、酒に漬けてヅケを作り、、油揚げ、椎茸、かんぴょうを甘辛く煮付けて、 大葉、白ごま、海苔、錦糸卵をまぶして散らし寿司にした。すし桶にきれい に飾ったら、何とも豪華で美味しい散らし寿司になった。うっかりしてつい 写真に撮るのを忘れてしまった。 残念! 今年の残りのイベントは、葉山釣友会の恒例の「魚供養」が町内のさる 寺で開かれてそのあとスナックで「直会」がある。また子会社の釣り同好会 の忘年会がある。今年はたまたま同じ日にぶつかったので、少々しんどい がハシゴにならざるを得ない。これで今年の釣りイベントはお仕舞。 |