1.4.3 コンピュータ     目次へ

 

 現在ではコンピュータという言葉は,それを知らない人は居ないほどポピュラーになってきたが,現在のようなディジタルコンピュータが広く用いられるようになってから日は浅い.

 40年ぐらい前にはコンピュータといえばアナログコンピュータをさしており計測制御等の研究用に使用され,一般の計算には機械式計算機が使われていた.

システム工学では複雑多様なシステムを対象とするので,その解析,計画のためには膨大な計算が必要であり,システム工学はコンピュータと二人三脚で発展してきた.これからもニューロコンピュータ(neural computer:人間の頭脳の神経系に似た機能をもつコンピュータで学習知能を特徴とする)などの新しいコンピュータの出現によりシステム工学はますます進展することが予想される.

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