1.1.3 生物生産システム工学     

 

 生物生産は,

  1. 植物・動物などの生物を対象とすること,
  2. 水・土壌・天候などの自然環境のもとで作業を行うこと,

c) 人間の生活環境におよぼす社会的生活的影響が大きいことなど,

ほかの産業に比較して複雑多様かつ微妙で,苛酷な環境下で生産を行い,また人間の生存に不可欠な食物を生産することが特徴である.

 このような複雑多様なシステムには単なる部分的解析でなく総合的な把握が必要であり,システムアプローチあるいはシステム工学的手法の適用が最も期待される分野である.

 生物生産におけるシステムアプローチが生物生産システム工学(bio-production systems engineering)であり,その発展の歴史は短いがこの学問分野はこれから成長期に入るといえよう.

 

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