FROM THE EAST
ベンガル湾からの熱い風の吹く、だだっ広いダムダム空港をインドヘの最初の入口とするなら、まずインドーきぴしい税関吏との対決から旅が始まる。
空港から市内まではリムジンバスで5ルピー、タクシーでは20ルピーが相場である。ホテルは 安いホテルが集まっているサダスストリートで選ぼう。そこならどのタクシーの運ちゃんでも知っている。
ドライブは約30分、緑の平野を走る快適なハイウェイをしばらくゆき 突然雑踏の中へ入る。
溢れんばかりの人と物と、それをつつむコパルケーキの燃える匂いと土埃。
この鮮烈な光景を日にすると、いやでもインドヘ、そしてカルカッタヘやってきた、という実感がわいてくる。
FROM THE WEST
西の、乾いた大地のかなたから列車でやってくるのなら、車窓の景色がココナツとヤシの緑に変わり始めたころにカルカッタが近いことを意識する。
ここまで鉄道旅行を続けてきているのなら、いまさら駅の混雑や客引き驚くくことはないだろうけれども、ここカルカッタのハウラー駅、シールダー駅前では、タクシーなどの他、本物の人力車や馬車が客を待っている。
とくに人力車の寄引きがしつこく寄ってくるけれども、ホテル街まではけっこう離れているからタクシーかバスを利用しょう。