THE LIVING SEA


 1995年発表  お勧め度 ★★★☆☆
アムネスティーの活動が生んだ美しい副産物

アルバム紹介 パラダイス&ランチ

映画『リヴィング・シー』は、ハワイ諸島の海底火山から、凍り付いたアラスカの入り江、
パラオ島の揺れる珊瑚礁、オレゴンの海岸の荒れ狂う波をドキュメントした作品で、
映像で海の美しさや重要性を伝え、理解を深める作品である。
映画のテーマは”フラジャイル”そして”ワン・ワールド”の歌詞の中に描かれている。
曰く”地球に存在する海洋は、唯一無二。我々一人一人が、誰であろうと何処に住んでいようと、
この海洋について、もっと学ぶべきであろう”という観念である。
楽曲的にはスティングが過去に発表したアルバムの中から選出されているが、
彼の作品に貫かれている人間賛歌、つまりは単なるラブ・ソングにとどまらない、
普遍的な愛情の形態、更にはユニヴァーサルな次元までおも感じさせる大いなる愛が、
かけがいの無い海洋に注ぐ愛情と相まって美しく結実している。
スティング音楽を再発見したかの様な感慨に包まれる。

収録曲
/ FRAJILE
/ WHY SHOULD I CRY FOR YOU /
/ COOL BREEZE
/ MAD ABOUT YOU
/ OCEAN WALTZ
/ ONE WORLD(NOT THREE)/LOVE IS THE SEVENTH WAVE
/ WHY SHOULD I CRY FOR YOU ?
/ SAINT AGNES AND THE BURNING TRAIN
/ TIDES
/ WHY SHOULD I CRY FOR YOU ?
/ ARRIVAL
/ JELLYFISH LAKE
/ FRAGILE(REPRISE)

ALL SONGS WRITTEN BY STING EXCEPT"ARRIVAL"AND"JELLYFISH LAKE"

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