観る前は...嫌な予感がしていました。例えて言うなら「猿の惑星」がリメイクされたときの「がっかり感」が繰り返されるのではないかと。映像技術は進歩しても古典的名作の原作を超えることはできない、みたいな。それにエイブラムス監督談として「実はスター・トレックよりスター・ウォーズの方が好きだっ
た」とかの話もあったので。
しかし。観て良かったよ。エイズラムスは実はトレッキーだった、のかあるいはよほど研究したのか。感動したというか何か心があたたかくなったよ。
とことんオリジナル、初代テレビシリーズのお約束をうまく拾ってくれてて。あのブリッジの通信音?・・・じわっとくるよん。
ヴァルカン星がなくなっちゃったりなんやかんやで歴史が根底からくつがえってしまったのはなんか痛いが。
それでも感動した。あのオリジナルのスポック(レオナード・ニモイ)と若きザッカリー・クイントのスポックの本人どうしの会話。
あとね、パイク艦長役のブルース・グリーンウッドが非常〜にしぶくてかっこよかったよ。
マニアでない普通の人からすれば、「スタートレック」を観て感動した、というのは理解できないと思うけど... しかしあのエンドタイトルやら初代のテーマ曲やらオールド・ファンはくすぐられて涙したのであった。
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