☆NO69 主の日(わたしは全ての民をわたしのもとへ引き上げます。)
この絵は、「黙示録」の一部と聖霊の助けで構成されており、ヨハネが御霊を感じてパトモスという島で見たものが描かれています。
まず、天には玉座があり、その玉座に座っている方がいた。
その方は、外観が碧玉と赤メノウのようであり、玉座の周囲には虹がかかっていて、外観はエメラルドのようであった。
御座のまわりには二十四の玉座があり、玉座の上には白い衣を着た二十四人の長老が座っており、その頭には金の冠をかぶっていた。
玉座の前には、水晶のようなガラスの海があった。そして、王座の中央と王座の周囲に、四つの生き物がいた。
第一の生き物は獅子のようであり、第二の生き物は子牛のようであり、
第三の生き物は人のような顔をしており、第四の生き物は空飛ぶ鷲のようであった。
これらは、「主の日」に起こることの始まりである。それから、王座に座っておられる方の右手に巻物があった。
これは七つの印で封印された命の書であり、その書に名を記された者は、あの苦難の間、死ぬことがない。
だから、ヨハネはそれを見たいと言い張って、大いに泣いた。
そこで、屠られた小羊であるイエスがそれを開くことができたので、彼のために開いてくださった。
しかし、見よ、この後、一つずつ起こるべき幻が現れた。そして、天使が7つのラッパをそれぞれ鳴らすと、地上に災いがもたらされる。
そして、第六の天使のラッパが鳴ると、大河ユーフラテスに縛られている四人の天使が人類の三分の一を殺した。
騎兵の軍勢は二億人であった。そして、第七のラッパの音が響くその日には、神の奥義は、神のしもべである預言者たちに告げられたとおり成就する。
その預言者とは、モーセとエリヤである。すなわち7年の艱難の内、前半の三年半の艱難は彼らによる悔い改めの災いである。
それで、クリスチャンに危害が加わることはない。それからヨハネは、さらにもうひとりの力強い天使が天から下って来るのを見た。
彼は手に小さな書物を開いて、大声で叫んだ。彼が叫ぶと、七つの雷がその声を発した。
七つの雷が声を発したとき、ヨハネはそれを書こうとしたが、天から声がして、
「七つの雷が発したことを封じて、書いてはならない。」と言われるのを聞いた。
つまり、彼は七つの雷が発した言葉を聞いたが、それを書かなかったのである。そして今、ヨハネは天使から小さな書物を受け取った。
その本には彼の人生のすべてが書かれており、それは彼が神とともに長寿を全うすることを告げていた。
だから、彼はそれを見て喜び、「ありがたや!」と言ったので、彼の口は蜜のように甘くなった。
しかし、天使から「あなたはもう一度、多くの民、国、言語、王について預言しなければならない」
と言われたので、なすべきことを知って、彼の腹は苦くなった。
そして、この後ヨハネは、七つの雷が発した言葉を壺にいれて洞窟に隠すのではなく、神の言葉の中に隠すという知恵を働かせた。
そのためにイエスの言葉を集めたのである。そして、それを封印して自分の福音書の中に隠したのです。
マリヤ、イエスさまのことをたくさん彼に教えてくれて、ありがとう。あなたがいたから、ヨハネは福音書を書くことができたのです。
だから、それで、彼の福音書は、その本を作る目的であるこの言葉で始まっている。
「初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。」
ですから、今日、私たちはこの言葉を彼の福音書の中に見つけることができます。
では、早速その段落をお見せしましょう。それは彼の福音書第12章の27節から33節まで書かれています。
では、見ていきましょう。
イエスは言われました。
27節. 「今、私の心は騒いでいる。何と言おうか。父よ、この時から私をお救いください、と言おうか。
しかし、このためにこそ、わたしはこの時に至ったのです。
28節. 「父よ、御名の栄光を現してください。」その時、天から声が聞こえた。
「私は栄光をすでに現したし、またもう一度栄光を現そう。」
つまり、神はイエスを天に引き寄せ、今度はすべての人を天に引き寄せるのです。
29節.そばに立ってそれを聞いた群衆は、雷が鳴ったのだと言った。
ほかの人々は、「御使があの方に話したのだ」と言った。
これが神の奥義を解く鍵です。ある者は雷鳴と聞き、ある者は天の言葉と聞いたからである。
そして30節 イエスは答えて言われた。
「この声が聞こえたのは、私のためにではなくて、あなたがたのためにです。」
これは、神様がすべての信者に、いつ、どのように携挙が行われるかを教えてくださる言葉です。
そして31節。今、ちょうど天のその日に、イエス様は、「今がこの世の裁きです。今この世を支配する者は追い出されるのです。」と言われます。
32節.「わたしが地上から上げられるのなら、わたしはすべての人を自分のところに引き寄せます。」
これは、ヨハネが七つの雷の声で聞いた言葉である。
そして、ヨハネは、イエスが言われた言葉の後に、自分の言葉で封印し、彼がどのような死にかたをするかを示したのである。
完璧だ! 彼の仕事はこれで完了したのです。その完璧さ故、今まで誰も神の暗号を見つけられませんでした。
しかし、私たちは今、聖霊によってそれを見出すことができました。
このことは、神様はいつ携挙が来るかを前もって教えてくださるということです。だから、私たちはその準備をすることができるのです。
ところで、携挙は救命ボートのようなものだと思うのです。映画「タイタニック」を想像してください。
この物語によると、船が氷山に衝突したとき、すべての人が救命ボートに乗らなかったという。
保護が必要な女性や子供が優先されるその中で、船に残り自ら死を選ぶ人もいた。
映画では、ローズはすぐに救命ボートに乗ったが、彼女は男友達のジャックを助けるために船から降りた。
ローズにとっては、自分の命よりも彼を愛することが大切だったのです。
それと同じようなことが、この時にも起こるのではないでしょうか。
神を信じる人々は、神の声を聞いたとき、地上に留まるか、携挙を受けるかを選択することができるのです。
ヨハネによる福音書でも、イエス様は「自分の命を愛する者はそれを失い、
この世で自分の命を憎む者は永遠の命のためにそれを保って永遠のいのちに至るのです。」
とおっしゃっています。つまり、サタンと戦い、神の言葉を伝え、イエス・キリストの証しするために残される者がいるのです。
そこでイエスは、「もしわたしに仕えるなら、父はその人に報いてくださいます。」と言われたのです。
だから、彼らは王となり、千年間キリストと共に生きるのです。それゆえ、イエスは 「王の王、主の主 」と呼ばれるようになるのです。
さて、ここで『黙示録』に話を戻し、その中の携挙の場面についてお話ししましょう。
その時、ヨハネは天に大きなものが現れたのを見た。太陽をまとい、月を足の下に置き、頭には十二の星の花輪をつけた女である。
そして、子を宿していた彼女は、産みの苦しみで泣き叫んでいた。
見よ、大きな火のような赤い竜が、七つの頭と十本の角を持ち、その頭には七つの冠があった。
その尾は天の星の三分の一を引き寄せ、地に投げつけた。
そして、竜は子を産もうとしている女の前に立ち、その子が生まれるとすぐに食い尽くそうとした。
彼女は、鉄の棒ですべての国を支配する男の子供を産んだ。
そして、その子は神とその王座のもとに引き上げられた。
それから女は荒れ野に逃げ込んだ。そこには神が用意した場所があり、1260日の間、そこで養うようにと言われた。
その女とは、イエス・キリストの母マリヤである。そして、7年間の艱難の真中で、私たちをサタンから守ってくれるのです。
こうして私は、マリヤの乳の中で天に召される人々を、幻の中で見たのです。
なぜ私はそれを幻で見たのか、それは神が乳と蜜の流れる約束の地へ私たちを引き上げてくださったということを、今はまだ見ていないからです。
そして荒野はまさに乳と蜜の流れる約束の地です。
そして、その土地には、かつてイエス様が私たちに教えてくださった場所が用意されているのです。
マリヤ様!キリストの母であるあなたは、私たちを艱難から救ってくださるにふさわしい御方です。
人の子が幼い時にご自身の乳を飲ませたように、私たちを養ってくださるあなたのおかげで、私たちは再臨までそこに留まることができます。
ですから、私たち携挙を受ける者は皆、大声で「神をたたえよ!」と叫ぶのです。
そして、私たちの口はヨハネが経験したように、蜜のように甘くなるのです。
さて、天で戦争が起こりました。ミカエルとその天使たちは竜と戦った。
竜はサタンと呼ばれ、その天使たちとともに地上に追い出されたのであった。そして、龍は自分が地に投げ出されたのを見て、女を迫害した。
しかし、女は大鷲の二枚の翼を与えられて、荒野に飛ぶことができた。
そこで、竜はその口から水を洪水のように女の後に吐き出し、彼女を洪水で流そうとした。
ところが、地が女を助けたので、地は口を開いて、竜がその口から吐き出した洪水を飲み込んだ。
その後、サタンとその仲間はどうなったのか。
ヨハネが見ると、白い雲があり、その雲の上に人の子のような者が乗っていて、その頭には金の冠をかぶり、手には鋭い鎌を持っていた。
別の天使が大声で叫んだ 「取り入れる時が来たから、刈り取ってください。」それで、彼はそうした。
そして、もう一人の天使がその鎌を地に突き刺し、地のぶどうを集め、神の激しい怒りの大きなぶどう絞りに投げ入れた。
すると、ぶどう絞りは都の外で踏まれたが、血はそのぶどう絞りから流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、1600スタディオンに広がった。
さらに、天にもう一つのしるしがあった。七人の天使が七つの最後の災いを持っていたのである。この七つの災いによって、神の怒りは完全になる。
そして、四つの生き物の一つが、神の怒りのつまった七つの金の鉢を七人の天使に渡した。
それから、第六の天使がその鉢を大河ユーフラテスに注いだので、その水は干上がり、東からの王たちの道が整えられるようになった。
すると、竜の口から蛙のような三つの汚れた霊が出てきた。
彼らは悪魔の霊で、しるしを行い、地の王たち、全世界の王たちのところへ出て行って、全能の神のその大いなる日の戦いに彼らを集めようとするものである。
そして、彼らはヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所に彼らを集めた。
すると、第七の天使がその鉢を空中に注ぎ、天の神殿から、御座から、「完了した!」という大声がして、物音と雷鳴と稲妻とがあり、大きな地震があった。
さて、大いなる都は三つに分かれ、国々の町々は倒れた。
そのとき,すべての島は逃げ去り,山々は見えなくなった。
そして、非常に大きな災いがあった。天使は言った、「地の王たちは姦淫を行い、地の住民はバビロンの姦淫のぶどう酒に酔ったのです。」
バビロンとは、地上の王たちの上に君臨する大いなる都である。
そのとき、ひとりの力強い天使が大きな臼のような石を取りあげ、それを海に投げ込んで言った。
「大きな都バビロンは、このように激しく打倒されて、もはやなくなって消え失せてしまう。」
海で交易するすべての船長、すべての乗客、水夫、海で働く者たちも、遠く離れて立ち、バビロンの燃える煙を見て叫んだ、
「この大いなる都のような所がほかにあろうか。」
これらの後、ヨハネは、天の大群衆の大きな声がして、「アレルヤ!救いと栄光と誉れと力とが、われらの神、主のものである。」と言うのを聞いた。
そして、この後、大いなるバビロンは倒れた。
それから、太陽の中に天使が立っていて、大声で叫び、天の中を飛ぶすべての鳥に言った、
「来て、偉大な神の晩餐のために集いなさい、そうすれば、王、隊長、力ある者、馬、その他の者の肉を食べることができる。」
この後、神への冒涜の名に満ちた獣が捕えられ、偽預言者も一緒に捕らえられた。
この二人は生きたまま、硫黄の燃える火の池に投げ込まれた。
このように、3年半の間、大きな災いが続いたが、神の怒りは収まった。
そして、千年王国の到来である。しかし、千年が過ぎると、サタンはその牢獄から解放されるのです。アーメン!
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