☆NO54、ラケルのように。(インマヌエル!)
その後、彼らはエリコから旅をしました。そこから急な上り坂になりました。
夕方になって、まだベツレヘムには少し距離があったとき、マリヤは酷い陣痛に苦しみました。
マリヤはヨセフに、喘ぎながらこう言いました。
「私はラケルのように死にかけているわ。ああ! 私の赤ちゃんの名前は、ベンオニ(苦しみの子)にして、そのほうが、今の私にふさわしいの。
母の顔も見ることもない、悲しみの子だから。私が死んだらベツレヘムに埋葬してください。
ヘブル人として死んだら幸せです。なぜなら私もアブラハムの子供だから。」
ヨセフはそれを聞くと、大声で言いました。
「いや! マリヤ、あなたは生きなければなりません。私たちの息子の名前はイエスであることを覚えておいてください。
その名は聖霊によって命名されています。そして、この山道は危険ですが、私たちは皆安全です。なぜなら、わたしたちは救い主と一緒です。
私たちは神と共に旅をしているのです。だから、あなたは決して死ぬことはありません。神と共に、神と共に!」彼は叫んで、何度も彼女を励ましました。
ヨセフの話は真実でした。山に大雨が降ると、洪水となって下にいる人々を押し流しました。
また、この山道は盗賊の道でした。そしてイエスはそこで起こった、「良いサマリア人」という名で、世界中になじみがある話をしています。
その後、彼らはベツレヘムに近づいた時に宿を見つけました。
しかし、彼らの泊まる部屋は無く、彼らは馬と一緒に納屋で一晩すごし、イエスはそこで生まれました。
この物語は世界中でよく知られています。多くの人々は通常ベツレヘムでの幸せなクリスマスシーンを想像するかもしれません。
しかし、この絵は、現実は非常に厳しく、神は彼らと一緒にいなければならなかったことを物語っています。
主よ、ここまで、導いてくれたことを感謝します。アーメン
。
(50号キャンバス1167ミリ×910ミリ)2020年1月
☆