☆NO53、輝き。(もう戻れない)
救い主の母を決める時が来ました。その瞬間、マリヤは引き返すことの出来ない一線を超えました。そして、マリヤは神の声を確かに聞きました。
「私は彼の父となり、彼は私の子となる。」
ヘブライ人への手紙にこう書かれています。
「神の言葉は生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、魂と霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろの考えやはかりごとを判別することができます。
造られたもので、神の前で隠れおおせるものは何一つなく、神の目には、すべてが裸であり、さらけ出されています。
私たちはこの神に対して弁明するのです。」だから、マリヤは神の子を生むために彼女の若い肉体を差し出します。
そして、彼女自身が、神の母になることを、神の前で証明するのです。
マリヤはかつて、力ある方が彼女のために大きなことをしてくださると、祈りました。
神はその言葉どおりマリヤを訪れ、神はマリヤの祈りのとおりにマリアの中に入られた。だから彼女は今、その希望を果たします。
身体をひねったポーズ、コントラポストは古くから用いられ、この「輝き」は理想的な女性の美しさを表しています。
それゆえ、この絵は感覚的で肉感的な印象を人々に与えると思われるかもしれません。
しかし、私はそれが神に似せて造られた魅力的な女性の象徴であり、偉大な母でもある彼女のために必要なものだと思いました。
さらに聖書的に、この絵は聖母マリヤの純潔をも表しています。
私はマリヤの体を突き刺す光の束を描きました。そしてそれは妊娠の象徴であり、それはまた彼女がまだ処女であることを表しています。
又、彼女を包み込む黄金のコンパスは、人間を設計した神のコンパスであり、又、彼女から生まれるイエスが人類を暗闇から光の道へと導く羅針盤でもあります。
マタイは、すべて預言者を通して、主によって語られたことが成就すると言いました。
彼はイザヤ書から引用して、「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。
その名はインマヌエル(神はわたしたちとともにおられる)と呼ばれる。」と言いました。
イエスは私たちに永遠の命を与えてくださるので、イエスを産む彼女には若いオリーブの冠がとてもよく似合うのです。
ここまで、導いてくれた神に感謝します。アーメン。
キャンバス。800ミリ×1240ミリ 2019年11月
2022年11月21日、オリーブの冠を追加。☆